JP2598608Y2 - 枚葉印刷機フィーダ第一サッカーの振れ防止機構 - Google Patents
枚葉印刷機フィーダ第一サッカーの振れ防止機構Info
- Publication number
- JP2598608Y2 JP2598608Y2 JP1993046413U JP4641393U JP2598608Y2 JP 2598608 Y2 JP2598608 Y2 JP 2598608Y2 JP 1993046413 U JP1993046413 U JP 1993046413U JP 4641393 U JP4641393 U JP 4641393U JP 2598608 Y2 JP2598608 Y2 JP 2598608Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soccer
- sheet
- printing press
- fixed guide
- fed printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、枚葉印刷機の高速化に
対応し、給紙を安定化させるために改良された枚葉印刷
機フィーダ第一サッカーの振れ防止機構に関する。
対応し、給紙を安定化させるために改良された枚葉印刷
機フィーダ第一サッカーの振れ防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】枚葉印刷機のフィーダは図2に記す、上
下運動する第一サッカー15で用紙を吸着し、水平方向
に運動する第二サッカー16で用紙をフィーダテーブル
17を通して印刷部へ送り出す機構となっている。ここ
で第一サッカー15は正しく上下運動するために、図3
に示すように第一サッカーに付設した樹脂板19と二点
鎖線で示したサッカーの水平方向の振れを止める役割を
果たすアルミニウムの固定ガイド18とから構成された
振れ防止機構を備えているのが一般的であった。しかし
ながら、これらの振れ防止装置を構成する材料におい
て、サッカーの上下運動により樹脂板19とアルミニウ
ムの固定ガイド18との間では摩擦による樹脂板19の
熱膨張、紙粉混入、アルミニウムの固定ガイド18の樹
脂板19との接触面に発生する傷により摩擦抵抗が増大
する。これらの結果、サッカーの上下運動が不均一とな
り、給紙不良により印刷機が停止するという欠点があっ
た。
下運動する第一サッカー15で用紙を吸着し、水平方向
に運動する第二サッカー16で用紙をフィーダテーブル
17を通して印刷部へ送り出す機構となっている。ここ
で第一サッカー15は正しく上下運動するために、図3
に示すように第一サッカーに付設した樹脂板19と二点
鎖線で示したサッカーの水平方向の振れを止める役割を
果たすアルミニウムの固定ガイド18とから構成された
振れ防止機構を備えているのが一般的であった。しかし
ながら、これらの振れ防止装置を構成する材料におい
て、サッカーの上下運動により樹脂板19とアルミニウ
ムの固定ガイド18との間では摩擦による樹脂板19の
熱膨張、紙粉混入、アルミニウムの固定ガイド18の樹
脂板19との接触面に発生する傷により摩擦抵抗が増大
する。これらの結果、サッカーの上下運動が不均一とな
り、給紙不良により印刷機が停止するという欠点があっ
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、これらの問
題を解決するために、枚葉印刷機のフィーダ第一サッカ
ー振れ防止機構において、樹脂板の熱膨張、紙粉混入、
及びアルミニウムの固定ガイドに発生する傷による摩擦
抵抗の問題を解消し、サッカーの上下運動を安定化さ
せ、給紙不良を減少させることを目的とする。
題を解決するために、枚葉印刷機のフィーダ第一サッカ
ー振れ防止機構において、樹脂板の熱膨張、紙粉混入、
及びアルミニウムの固定ガイドに発生する傷による摩擦
抵抗の問題を解消し、サッカーの上下運動を安定化さ
せ、給紙不良を減少させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、枚葉印刷機のフィーダ第一サッカー振れ防止用固定
ガイドをアルミニウムから、傷の発生しにくい帯鋼金属
材とし、当該固定ガイドと上下動をもって当接する支持
板8の先端部に図4に示すようにころ支持金具9、ころ
の固定の軸10、回転するころ11を装着したものであ
る。
に、枚葉印刷機のフィーダ第一サッカー振れ防止用固定
ガイドをアルミニウムから、傷の発生しにくい帯鋼金属
材とし、当該固定ガイドと上下動をもって当接する支持
板8の先端部に図4に示すようにころ支持金具9、ころ
の固定の軸10、回転するころ11を装着したものであ
る。
【0005】
【作用】枚葉印刷機のフィーダ第一サッカー振れ防止用
固定ガイドをアルミニウムから帯鋼金属材に代替し、当
該固定ガイドと上下動をもって接する支持板の先端部に
ころを装着することにより、サッカーはころを介して固
定ガイドと接触するため、両者の接触面積が小さくな
り、また、固定ガイドとして帯鋼金属材を用いたので、
ころとの接触面に傷が発生しにくくなり、摩擦抵抗が小
さくなる。これらの結果、枚葉印刷機のフィーダの第一
サッカーの上下運動がより規則正しくなる。
固定ガイドをアルミニウムから帯鋼金属材に代替し、当
該固定ガイドと上下動をもって接する支持板の先端部に
ころを装着することにより、サッカーはころを介して固
定ガイドと接触するため、両者の接触面積が小さくな
り、また、固定ガイドとして帯鋼金属材を用いたので、
ころとの接触面に傷が発生しにくくなり、摩擦抵抗が小
さくなる。これらの結果、枚葉印刷機のフィーダの第一
サッカーの上下運動がより規則正しくなる。
【0006】
【実施例】図1において、本願考案を含む枚葉印刷機の
フィーダ第一サッカーは、紙を吸着するための第一吸器
1、これを動かすピストン2、第一吸器1の動きを規制
するガイドピン3、ピストン2を押下げるためのスプリ
ング4、ピストン2を引き上げるためのスプリング5、
レバー6の動きをホルダー7を介してピストン2を上下
させるための支持板8、ピストン2の振れを防止するた
めのころ11、固定ガイド12、その他付属装置等から
構成されている。
フィーダ第一サッカーは、紙を吸着するための第一吸器
1、これを動かすピストン2、第一吸器1の動きを規制
するガイドピン3、ピストン2を押下げるためのスプリ
ング4、ピストン2を引き上げるためのスプリング5、
レバー6の動きをホルダー7を介してピストン2を上下
させるための支持板8、ピストン2の振れを防止するた
めのころ11、固定ガイド12、その他付属装置等から
構成されている。
【0007】第一サッカーは印刷機の回転と同期するカ
ム13の回転によりレバー6を作動させ、ホルダー7を
介して支持板8を引下げ、第一吸器1を紙面に吸着さ
せ、スプリング5によりピストン2を引上げ、紙を1枚
ずつ分離する。
ム13の回転によりレバー6を作動させ、ホルダー7を
介して支持板8を引下げ、第一吸器1を紙面に吸着さ
せ、スプリング5によりピストン2を引上げ、紙を1枚
ずつ分離する。
【0008】ここで、レバー6はレバーの固定の軸14
を中心として弧を描くので、ホルダー7を介して支持板
8を上下運動させると、ピストン2は固定ガイド12の
方向に押しつけられる。
を中心として弧を描くので、ホルダー7を介して支持板
8を上下運動させると、ピストン2は固定ガイド12の
方向に押しつけられる。
【0009】そのため、図1、図4に示すように振れ防
止装置として、帯鋼金属材を使用した固定ガイド12と
当該固定ガイド12と上下動をもって当接する支持板8
の先端部にころ支持金具9、ころの固定の軸10、回転
するころ11を取り付けたことにより、固定ガイド12
ところ11の接触面積が小さくなり、固定ガイドに帯鋼
金属材を使用したことにより、固定ガイドに傷が発生し
にくくなり、摩擦抵抗を小さくすることができた。な
お、帯鋼金属材としてSK5を、ころとして、SUJ2
を使用したが、その材質は限定しない。また、帯鋼金属
材を使用した固定ガイド12はその先端部が丸く加工さ
れており、指などを負傷しないように設計されている。
止装置として、帯鋼金属材を使用した固定ガイド12と
当該固定ガイド12と上下動をもって当接する支持板8
の先端部にころ支持金具9、ころの固定の軸10、回転
するころ11を取り付けたことにより、固定ガイド12
ところ11の接触面積が小さくなり、固定ガイドに帯鋼
金属材を使用したことにより、固定ガイドに傷が発生し
にくくなり、摩擦抵抗を小さくすることができた。な
お、帯鋼金属材としてSK5を、ころとして、SUJ2
を使用したが、その材質は限定しない。また、帯鋼金属
材を使用した固定ガイド12はその先端部が丸く加工さ
れており、指などを負傷しないように設計されている。
【0010】
【考案の効果】本考案により、固定ガイドと固定ガイド
と当接するサッカー先端部との接触面積が小さくなり、
固定ガイドに傷が発生しにくくなり、その結果サッカー
の作動不良がなくなり安定した給紙が行えるようにな
る。その結果、印刷精度の向上、損紙の低減等を通じて
印刷物の品質保証に大きく寄与する。
と当接するサッカー先端部との接触面積が小さくなり、
固定ガイドに傷が発生しにくくなり、その結果サッカー
の作動不良がなくなり安定した給紙が行えるようにな
る。その結果、印刷精度の向上、損紙の低減等を通じて
印刷物の品質保証に大きく寄与する。
【図1】本考案の枚葉印刷機フィーダ第一サッカーの振
れ防止装置を示す側面図である。
れ防止装置を示す側面図である。
【図2】本考案の枚葉印刷機フィーダ部を示す側面図で
ある。
ある。
【図3】従来の支持板の先端部に樹脂板が取り付けられ
たサッカー要部を示す斜視図である。
たサッカー要部を示す斜視図である。
【図4】本考案の支持板の先端部にころを取り付けたサ
ッカー要部を示す斜視図である。
ッカー要部を示す斜視図である。
1 第一吸器 2 ピストン 3 ガイドピン 4 スプリング 5 スプリング 6 レバー 7 ホルダー 8 支持板 9 ころ支持金具 10 ころの固定の軸 11 ころ 12 固定ガイド 13 カム 14 レバーの固定の軸 15 第一サッカー 16 第二サッカー 17 フィーダテーブル 18 固定ガイド 19 樹脂板
Claims (1)
- 【請求項1】 枚葉印刷機フィーダ第一サッカー仕組に
おいて、硬質材からなる固定ガイド(12)と対面して
上下動するピストン(2)を保持固定する支持板(8)
上に、前記ピストン(2)を挟むようにころ支持金具
(9)を付設し、前記ころ支持金具(9)の前記固定ガ
イド(12)側先端部間に連結されたころの固定の軸
(10)に、前記固定ガイド(12)と当接するように
ころ(11)を装着したことを特徴とする枚葉印刷機フ
ィーダ第一サッカーの振れ防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993046413U JP2598608Y2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 枚葉印刷機フィーダ第一サッカーの振れ防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993046413U JP2598608Y2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 枚葉印刷機フィーダ第一サッカーの振れ防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0712348U JPH0712348U (ja) | 1995-02-28 |
JP2598608Y2 true JP2598608Y2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=12746473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993046413U Expired - Fee Related JP2598608Y2 (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 枚葉印刷機フィーダ第一サッカーの振れ防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598608Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102563821B1 (ko) * | 2021-06-24 | 2023-08-07 | 주식회사 디에이테크놀로지 | 이차전지의 전극 분리 및 이송용 픽앤플레이스 장치 |
-
1993
- 1993-08-04 JP JP1993046413U patent/JP2598608Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0712348U (ja) | 1995-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2598608Y2 (ja) | 枚葉印刷機フィーダ第一サッカーの振れ防止機構 | |
JPS6237740Y2 (ja) | ||
JPH0732517Y2 (ja) | 給紙装置の用紙さばき装置 | |
JPH0511242Y2 (ja) | ||
JPS6330755Y2 (ja) | ||
JPS622184Y2 (ja) | ||
JPH06329269A (ja) | 給紙装置 | |
JPS6033008Y2 (ja) | 印刷機版胴ドラム固定装置 | |
JPS58102533U (ja) | 新聞広告丁合機の自動給紙装置 | |
JPH038665Y2 (ja) | ||
JP2546469Y2 (ja) | 枚葉印刷機の給紙用紙押え装置 | |
JPS6014271Y2 (ja) | 原稿供給装置 | |
JPS6064840U (ja) | オフセツト印刷機の横ミシン装置 | |
JPS61209180A (ja) | 印字装置の用紙押え機構 | |
JPS6256568U (ja) | ||
JPH02119651U (ja) | ||
JPS58137638U (ja) | 給紙テ−ブル | |
JPS5964430A (ja) | シ−ト給送装置 | |
JPS6075345U (ja) | シ−ト自動給送装置 | |
JP2000085989A (ja) | 給紙装置 | |
JPH0325437U (ja) | ||
JPH07179232A (ja) | 給紙装置 | |
JPH0456137U (ja) | ||
JPS609565U (ja) | ロ−ルコ−テイング装置 | |
JPS59112851U (ja) | 通紙装置のスイツチバツク機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |