JP2597775Y2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP2597775Y2
JP2597775Y2 JP1993014424U JP1442493U JP2597775Y2 JP 2597775 Y2 JP2597775 Y2 JP 2597775Y2 JP 1993014424 U JP1993014424 U JP 1993014424U JP 1442493 U JP1442493 U JP 1442493U JP 2597775 Y2 JP2597775 Y2 JP 2597775Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動変速機の制御装置、
特に自動変速機で選択されたレンジ位置を正確に判定す
るものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機で選択されたレンジ位
置を検出するには、例えば特開昭62−118146号
公報に開示されるように、インヒビタスイッチを使用し
ている。このインヒビタスイッチは、自動変速機のD、
N等の各レンジ位置に対応する複数個の通常開状態のレ
ンジスイッチを有し、自動変速機で所定のレンジ位置が
選択された際には、該レンジ位置に対応するレンジスイ
ッチの閉動作時の電圧信号をコントローラ内に取込み、
ここでレンジスイッチの開閉判定用の閾値と比較して、
その開閉を判定している。
【0003】ところで、一般の車両では、安全上、自動
変速機のN(ニュートラル)、及びP(駐車)の両レン
ジ位置では、このレンジ位置に限りスターターによるエ
ンジンの始動を可能に構成している。この場合、エンジ
ン始動の完了後の所定期間の間は、スターターの慣性作
動に起因して逆起電力が依然として発生しており、この
逆起電力がコントローラ内に取込まれ、この逆起電力が
図6に示すようにレンジスイッチの開閉判定用の閾値V
on(図では2V)を越えるため、コントローラではN
及びPレンジ位置用のレンジスイッチが閉状態にあるに
も拘らず、開状態と誤判定する。その結果、インヒビタ
スイッチとコントローラとを接続するハーネス(各レン
ジスイッチの開閉動作の電圧信号伝送用のハーネス)の
断線時にエンジンを負荷補正してエンジン回転数を上昇
制御するエンジンでは、上記N及びPレンジ位置用のレ
ンジスイッチの開状態との誤判定期間(この期間を図中
tで示す)の間は負荷補正信号が出力されて、エンジン
回転数が不用意に吹上る憾みがあった。
【0004】そこで、従来、図7に示すように、N及び
Pレンジ位置用のレンジスイッチの開閉判定用の閾値V
onを他のレンジ位置用のレンジスイッチの閾値とは異
ならせて、スタータスイッチの図中記号Aで示す解放
(off)操作時にスタータモータの逆起電力(N
(P)レンジスイッチ入力端子電圧)が素早く閾値Vo
n以下となるような高い電圧値(図では7V)に該閾値
Vonを設定しておき、これにより、このA点でN及び
P位置用のレンジスイッチの状態を正しく閉状態と判定
するように構成している。尚、同図に示すように、スタ
ータスイッチの閉(on)操作に基づくスタータモータ
の作動時にも、その逆起電力に起因してN及びPレンジ
スイッチの開状態との誤判定が生じて負荷補正信号が出
力されてしまうが、スタータスイッチの閉操作時にはそ
の閉操作信号でもって実際の負荷補正を禁止するように
構成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のN及びPレンジスイッチの開閉の判定回路が他のレ
ンジスイッチの判定回路とは構成が異なる関係上、共用
化できず、その分、高価格に付く欠点がある。しかも、
N及びPレンジスイッチの閉状態を利用した例えばリモ
コンエンジンスタート装置等を後に付加する場合に、そ
の負荷が大きいときには、N及びPレンジスイッチが開
状態にあっても、そのコントローラへの電圧信号が閾値
Von(7V)以下となる場合があって、N及びPレン
ジスイッチの閉状態と誤判定する欠点がある。
【0006】本考案は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、インヒビタスイッチの各レンジスイ
ッチの開閉状態の判定回路を共通化し、低価格化を図る
と共に、リモコンエンジンスタート装置等の後付け装置
の付加があっても、N及びPレンジスイッチの開閉状態
を正確に判定して、自動変速機のN及びPレンジ位置を
正確に検出することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案では、P及びNレンジスイッチの開閉判定用
の閾値を他のレンジスイッチの閾値と同一値とした場合
に、該P及びNレンジスイッチの開閉判定がスタータモ
ータの逆起電力でもって開状態と誤判定されてエンジン
始動の際にはインヒビタスイッチの全てのレンジスイッ
チが開状態にあると判定される点を逆に利用して、N及
びPレンジ位置を判定する。
【0008】即ち、請求項1記載の考案の具体的な解決
手段は、自動変速機の各レンジ位置に対応する複数個の
レンジスイッチを有するインヒビタスイッチを備え、該
インヒビタスイッチの各レンジスイッチの開閉状態に基
いて自動変速機で選択されたレンジ位置を判定する自動
変速機の制御装置を前提として、エンジンの始動完了を
検出する始動完了検出手段と、上記インヒビタスイッチ
及び始動完了検出手段の出力を受け、エンジンの始動完
了時から設定期間の間インヒビタスイッチの全レンジス
イッチが開状態のとき、N又はPの非走行レンジ位置と
判定する判定手段とを設ける構成としている。
【0009】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の考案の始動完了検出手段を特定して、エンジ
ン回転数が設定値以上となったことを検出するもので構
成している。
【0010】
【作用】以上の構成により、請求項1記載の考案では、
エンジンの始動完了から設定時間の間は、スタータモー
タの逆起電力が依然として発生しており、この間はN及
びPレンジスイッチの開閉状態を表す電圧信号が閾値を
越えて、N及びPレンジスイッチの開状態と誤判定し、
インヒビタスイッチの全てのレンジスイッチが開状態と
誤判定される。しかし、判定手段が、この状態をN又は
Pの非走行レンジ位置と判定するので、自動変速機で選
択されたレンジ位置の正確な判定が可能になる。
【0011】その場合、インヒビタスイッチでは、N及
びPレンジスイッチの閾値が他のレンジスイッチと同様
に低い電圧値に設定されるので、コントローラ内でのレ
ンジスイッチの開閉判定回路を全てのレンジスイッチ間
で共用できて、低価格化が図れると共に、N及びPレン
ジスイッチの開状態での電圧信号が後付け装置の付加に
よって低下しても、上記閾値が他のレンジスイッチと同
様に低い電圧値に設定されているので、この閾値以下に
は低下せず、開状態と正しく判定される。
【0012】また、請求項2記載の考案では、エンジン
回転数が設定値以上となった始動完了時から設定時間の
間で、インヒビタスイッチの全てのレンジスイッチが開
状態と判定されれば、判定手段がN又はPの非走行レン
ジ位置と判定するので、このN又はPの非走行レンジ位
置の判定がより正確に行われる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案の自動変速機の制御装置によれば、インヒビタスイッ
チの全てのレンジスイッチの開閉動作判定用の閾値を低
い値で共通化し、エンジンの始動完了時から設定時間の
間でインヒビタスイッチの全てのレンジスイッチが開状
態と判定されたとき、強制的に非走行レンジ位置と判定
したので、インヒビタスイッチの各レンジスイッチの開
閉判定回路を共通化して低価格化が図れると共に、後付
け装置の付加によっても非走行レンジ位置のレンジスイ
ッチの開閉状態を正確に判定できて、自動変速機のN又
はPの非走行レンジ位置を正確に検出できる。
【0014】特に、請求項2記載の考案によれば、エン
ジンの始動完了をエンジン回転数に基いて判定するの
で、始動完了検出用のセンサ等を別途に要さず、低価格
化が図れる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0016】図1において、1はエンジン、2は該エン
ジン1のシリンダ3に摺動自在に嵌挿したピストン4に
より容積可変に形成される燃焼室、5は一端がエアクリ
−ナ6を介して大気に連通し、他端が上記燃焼室2に連
通して吸気をエンジン1に供給する吸気通路、7は一端
が上記燃焼室2に連通し、他端が大気に連通して排気を
排出する排気通路である。上記吸気通路5の途中には、
吸入空気量を制御するスロットル弁8と、該スロットル
弁8の下流側でエンジン1に燃料を噴射供給する燃料噴
射弁9とが各々配設されている。また、吸気通路5の燃
焼室2への開口部には吸気弁10が、排気通路7の燃焼
室2への開口部には排気弁11が各々配設されている。
また、燃焼室2内には、該燃焼室2内の混合気に点火す
る点火プラグ12が臨んでいる。
【0017】上記スロットル弁8は図示しないアクセル
ペダルとは機械的に連係せず、近傍に配置したモータ1
4により電気的に作動制御される。
【0018】更に、上記吸気通路5のスロットル弁8の
上下流には、該スロットル弁8をバイパスするバイパス
通路15が設けられ、該バイパス通路15の途中にはバ
イパス通路15の通路面積を増減変更する制御弁16が
配置されていて、該制御弁16によるバイパス通路15
の通路面積の調整により、アイドル運転時でのエンジン
1への吸入空気量を増減補正するように構成している。
【0019】さらに、17は上記エンジン1の出力軸
(図示せず)に連結され、内部にロックアップ機構付き
のトルクコンバータ及び遊星変速歯車機構を有する自動
変速機であって、D(前進第4速までの自動変速)、S
(前進第3速までの自動変速)、L(前進第2速までの
自動変速)、及びN(ニュートラル)、P(駐車)、及
びR(後退)の各レンジ位置を有する。
【0020】加えて、20はエンジン1の吸気通路5の
スロットル弁8上流側で吸入空気量を計測するエアフロ
ーセンサ、21は該エアフローセンサ20の近傍で吸気
温度を検出する吸気温度センサ、22はスロットル弁8
の開度を検出する開度センサ、23はエンジン1始動用
のスタータスイッチ、24はエンジン冷却水温度を検出
する冷却水温度センサ、25は爆発行程にある気筒に高
電圧を配電するディストリビュータの作動状態からエン
ジン回転数を検出する回転数センサである。そして、上
記各センサ及びスイッチ20〜25の検出信号は、内部
にCPU等を備えたエンジン用コントローラ26に入力
されていて、該コントローラ26により、上記燃料噴射
弁9からの燃料噴射制御を行い、燃料の増量補正により
エンジン1の負荷補正を行うと共に、点火プラグ12の
点火時期制御及びスロットル弁8の開度制御を行うよう
にしている。
【0021】加えて、同図において、30は自動変速機
17のセレクトレバーのレンジ位置を検出するインヒビ
タスイッチ、SOLは自動変速機17に内蔵する変速制
御用の複数個の電磁ソレノイド弁であって、インヒビタ
スイッチ30の検出信号は自動変速機用コントローラ3
5に入力され、このコントローラ35により変速制御用
の複数個の電磁ソレノイド弁SOLの作動を制御して変
速制御を行うように構成している。
【0022】図2は自動変速機17のレンジ位置を検出
する電気回路構成を示す。同図において、インヒビタス
イッチ30は、Nレンジ位置時及びPレンジ位置時に閉
じるN(P)レンジスイッチ30aと、Dレンジ位置時
に閉じるDレンジスイッチ30bと、同様にS、L、R
の各レンジ位置時に閉じるS、L、Rの各レンジスイッ
チ30c,30d,30eから成る。
【0023】上記N(P)レンジスイッチ30aは、電
源IG1からスタータスイッチ23を経てエンジン1の
スタータモータ37への通電回路38に介設され、自動
変速機17のN又はPレンジ位置の選択時に限りスター
タスイッチ23の閉操作によりエンジン1の始動を可能
としている。尚、上記通電回路38には通電リレー39
の励磁コイル39aが介設され、その常開接点39bの
閉時に電源IG1を直接スタータモータ37に供給する
ように構成されている。
【0024】また、同図において、自動変速機用コント
ローラ35の内部には、上記インヒビタスイッチ30の
5個のレンジスイッチ30a〜30eに各々接続された
5個の比較器35a〜35eが配置され、上記各レンジ
判定用の比較器35a〜35eの閾値は図示しないが共
通して例えば2Vに設定されていて、各レンジスイッチ
30a〜30eの閉状態において対応する比較器35a
〜35eに入力される電圧値が閾値(2V)以下となっ
て、対応する比較器35a〜35eの出力が変化するこ
とにより、自動変速機17で選択されたレンジ位置を判
定するように構成している。
【0025】次に、上記自動変速機用コントローラ35
による負荷補正信号の出力制御を図3の制御フローに基
いて説明する。
【0026】同図において、スタートして、ステップS
1でインヒビタスイッチ30の各レンジスイッチ30a
〜30eの開閉状態を対応する比較器35a〜35eの
出力により検出すると共に、回転数センサ25からのエ
ンジン回転数を読込む。
【0027】その後、ステップS2で非走行レンジスイ
ッチ,即ちN(P)レンジスイッチ30aの開閉状態
を、ステップS3で走行レンジスイッチ,即ちD,S,
L又はRレンジスイッチ30b〜30eの開閉状態を判
定する。そして、N(P)レンジスイッチ30aのON
(閉)時であるNレンジの選択時又はPレンジの選択時
には、ステップS4でエンジン用コントローラ26に対
する負荷補正信号の出力を停止し、一方、走行レンジス
イッチのON(閉)時であるD,S,L又はRレンジの
選択時には、ステップS5でエンジン用コントローラ2
6に対して負荷補正信号を出力する。
【0028】一方、インヒビタスイッチ30の全てのレ
ンジ位置スイッチ30a〜30eのoff(開)時と判
定した場合には、ステップS6でエンジン回転数Neを
エンジン1の完爆回転数に相当する設定値(例えば50
0r.p.m)Noと比較し、Ne<Noの場合にはス
テップS5で負荷補正信号を出力する。但し、このNe
<Noの場合にはスタータスイッチ23の操作に基づく
スタータモータ37の作動時であるので、エンジン用コ
ントローラ26は、図4に示すように、スタータスイッ
チ23の操作信号を反転した信号を受信して、自動変速
機用コントローラ35から負荷補正信号を受信しても、
アンド回路26aにより燃料噴射弁9に負荷補正信号を
送らず、実際には負荷補正は行われない。
【0029】これに対し、上記ステップS6でNe≧N
oの場合には、更にステップS7でN又はPレンジ位置
との強制判定フラグFの値を判別し、当初はF=0であ
るのでステップS8でタイマーTを設定した後、スター
タモータ37の作動による逆起電力に起因するN(P)
レンジスイッチ30aのoff(開)作動時と判断し
て、ステップS9で該強制判定フラグFをF=1に設定
する。そして、ステップS10でこのタイマーTの値を
判別し、T>0のタイマー期間中はスタータモータ37
の逆起電力の発生中と判断して、ステップS11でこの
タイマー値Tを減算し、ステップS4で負荷補正信号の
出力を強制的に禁止する。
【0030】そして、上記タイマー値TがT=0になる
と、ステップS12で上記強制判定フラグFをF=0に
戻した後、通常通りステップS5で負荷補正信号をエン
ジン用コントローラ26に出力して、リターンする。
【0031】よって、上記図3の制御フローにおいて、
ステップS6により、エンジン回転数が完爆回転数(N
o=500r.p.m)以上となったことを検出してエ
ンジン1の始動完了を検出する始動完了検出手段40を
構成している。また、同制御フローのステップS2〜
4,6〜11により、上記インヒビタスイッチ30及び
始動完了検出手段40の出力を受け、エンジン1の始動
完了時から設定期間(タイマーTの期間)の間インヒビ
タスイッチ30の全レンジスイッチ30a〜30eがo
ff(開)状態のとき、N又はPレンジ位置であるとの
強制判定フラグFをF=1に設定して、非走行レンジ位
置(N又はPレンジ位置)と判定するようにした判定手
段41を構成している。
【0032】したがって、上記実施例においては、図5
に示すように、自動変速機17のNレンジの選択時にス
タータスイッチ23をON操作すると、電源IG1から
通電回路38を経てスタータモータ37に通電が開始さ
れる。この際、自動変速機用コントローラ35のN
(P)レンジ判定用比較器35aへの入力端子電圧(N
(P)レンジスイッチ30aでの入力端子電圧)は同図
に破線で示すようにスタータモータ37の逆起電力によ
り2V以上に上昇し、自動変速機用コントローラ35の
N(P)レンジ判定用比較器35aはN(P)レンジス
イッチ30aの開状態と誤判定し、この状態はスタータ
スイッチ23のoff操作後もスタータモータ37の慣
性動作により逆起電力が残存して、N(P)レンジスイ
ッチ30aの入力端子電圧が2V未満に低下するまで続
く。その結果、インヒビタスイッチ30の全レンジスイ
ッチ30a〜30eが開状態と誤判定されて、エンジン
回転数Neが完爆回転数No未満(Ne<No)の完爆
前では、自動変速機用コントローラ35からは負荷補正
信号が出力されるが、これを受信したエンジン用コント
ローラ26では、スタータスイッチ23のon操作中は
負荷補正信号を燃料噴射弁9には出力しないので、エン
ジン1の負荷補正は行われない。
【0033】そして、エンジン1が完爆し、エンジン回
転数Neが完爆回転数No以上となてエンジン始動が完
了すると、この時点でタイマーTが設定され、その期間
Tが経過するまでの期間は、自動変速機用コントローラ
35からの負荷補正信号の出力が強制的に禁止されて、
エンジン用コントローラ26は燃料噴射弁9に対して負
荷補正信号を出力しないので、エンジン1の負荷補正は
行われず、エンジン回転数の吹上りを確実に防止するこ
とができる。
【0034】ここに、エンジン始動の完了の検出は、エ
ンジン回転数センサ25の出力信号値を完爆回転数と比
較して行っているので、エンジン回転数センサ25を利
用して、エンジン始動の完了を簡易に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン及び自動変速機の全体構成を示す図で
ある。
【図2】自動変速機のレンジ位置判定用の電気回路を示
す図である。
【図3】負荷補正信号の出力制御を示すフローチャート
図である。
【図4】エンジン用コントローラの負荷補正信号の出力
機能部分を示す構成図である。
【図5】本発明の作動説明を示すタイミングチャート図
である。
【図6】N又はPレンジ位置の判定の電圧閾値を2Vと
する場合の従来のタイミングチャート図である。
【図7】N又はPレンジ位置の判定の電圧閾値を7Vと
する場合の従来のタイミングチャート図である。
【符号の説明】 17 自動変速機 23 スタータスイッチ 25 エンジン回転数センサ 26 エンジン用コントローラ 30 インヒビタスイッチ 30a N(P)レンジスイッチ 30b Dレンジスイッチ 30c Sレンジスイッチ 30d Lレンジスイッチ 30e Rレンジスイッチ 35 自動変速機用コントローラ 35a〜35e 比較器 40 始動完了検出手段 41 判定手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機の各レンジ位置に対応する複
    数個のレンジスイッチを有するインヒビタスイッチを備
    え、該インヒビタスイッチの各レンジスイッチの開閉状
    態に基いて自動変速機で選択されたレンジ位置を判定す
    る自動変速機の制御装置であって、エンジンの始動完了
    を検出する始動完了検出手段と、上記インヒビタスイッ
    チ及び始動完了検出手段の出力を受け、エンジンの始動
    完了時から設定期間の間インヒビタスイッチの全レンジ
    スイッチが開状態のとき、非走行レンジ位置と判定する
    判定手段とを備えたことを特徴とする自動変速機の制御
    装置。
  2. 【請求項2】 始動完了検出手段は、エンジン回転数が
    設定値以上となったことを検出するものであることを特
    徴とする請求項1記載の自動変速機の制御装置。
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