JP2597325B2 - シューズ - Google Patents
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- JP2597325B2 JP2597325B2 JP7032832A JP3283295A JP2597325B2 JP 2597325 B2 JP2597325 B2 JP 2597325B2 JP 7032832 A JP7032832 A JP 7032832A JP 3283295 A JP3283295 A JP 3283295A JP 2597325 B2 JP2597325 B2 JP 2597325B2
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- Japan
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- shoe
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- air sac
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分離式換気装置によ
ってシューズ内にフレッシュ・エアを送り込み、シュー
ズ内の悪臭ガスを外部に排出する機能により足部の健康
を促進し、ひいては全身の健康に益するシューズに関す
る。
ってシューズ内にフレッシュ・エアを送り込み、シュー
ズ内の悪臭ガスを外部に排出する機能により足部の健康
を促進し、ひいては全身の健康に益するシューズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】現代において国民所得の増加に伴い物質
面における国民生活がますます向上してきており、それ
に連れて国民のニーズに応じた各種の通気機能具備のシ
ューズが考案、開発されている。しかしながら人間の足
は全身の重さを負担しており、特に高跳び、幅跳び又は
ランニングなどの運動においては、体重に加えて更に運
動時に発生する運動による荷重が全て足に掛かってく
る。そこで足の負担を軽減する柔軟性と弾力性のあるシ
ューズがますます必要になる。
面における国民生活がますます向上してきており、それ
に連れて国民のニーズに応じた各種の通気機能具備のシ
ューズが考案、開発されている。しかしながら人間の足
は全身の重さを負担しており、特に高跳び、幅跳び又は
ランニングなどの運動においては、体重に加えて更に運
動時に発生する運動による荷重が全て足に掛かってく
る。そこで足の負担を軽減する柔軟性と弾力性のあるシ
ューズがますます必要になる。
【0003】従来開発されている通気機能を具備したシ
ューズはシューズ内の底部にエア充填空間を設け、シュ
ーズの下敷きに機構を配設して走行や運動の時点で足の
上げ下げ運動の圧迫により、エア充填空間のエアをシュ
ーズ内に送り込み、又はシューズ内のエアをエア充填空
間に吸入充満させる方式が取られている。このような通
気装置はシューズ内のエア交換であり、完全なフレッシ
ュ・エアの対流効果を上げることができないから、シュ
ーズ内を快適な乾燥状態に至らせる事が困難となる。
ューズはシューズ内の底部にエア充填空間を設け、シュ
ーズの下敷きに機構を配設して走行や運動の時点で足の
上げ下げ運動の圧迫により、エア充填空間のエアをシュ
ーズ内に送り込み、又はシューズ内のエアをエア充填空
間に吸入充満させる方式が取られている。このような通
気装置はシューズ内のエア交換であり、完全なフレッシ
ュ・エアの対流効果を上げることができないから、シュ
ーズ内を快適な乾燥状態に至らせる事が困難となる。
【0004】従来のもう一つの技術はシューズの内底に
気嚢を設けて逆止弁を配設した装置により、充分なシュ
ーズ内外エアの交流を図っているものである。
気嚢を設けて逆止弁を配設した装置により、充分なシュ
ーズ内外エアの交流を図っているものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の気
嚢装置は直接シューズ内底にシューズと一体で形成、固
設されており、運動時にシューズに掛かる両足の圧力で
換気効果が得られる事を図っているが、この構造ではシ
ューズ底部周縁の形を固定することが難しくなり、更に
運動時の引張力や湾曲力を負担できない。又、シューズ
中底中央部の中空状気嚢の構成が比較的軟らかいため、
中底部の周縁が気嚢部よりも厚みがあり、硬い状態にな
っている。そこで足が地面に着いた瞬間において気嚢に
掛かる体重の圧迫量が少く、ほとんどの体重が中底部周
縁の比較的硬い部分に集中してしまい、足部の傷害を引
き起こす機会が多くなる。又、気嚢部は上記の中底部の
硬質な周縁に支持された構造になっているので圧縮しに
くくなっており、そのため充分な換気効果が得られな
い。更に通気弁の複雑な構造が改善されていない従来に
於いて、通気弁の体積の縮小も難しく、未だに満足でき
る換気シューズが開発されていない。
嚢装置は直接シューズ内底にシューズと一体で形成、固
設されており、運動時にシューズに掛かる両足の圧力で
換気効果が得られる事を図っているが、この構造ではシ
ューズ底部周縁の形を固定することが難しくなり、更に
運動時の引張力や湾曲力を負担できない。又、シューズ
中底中央部の中空状気嚢の構成が比較的軟らかいため、
中底部の周縁が気嚢部よりも厚みがあり、硬い状態にな
っている。そこで足が地面に着いた瞬間において気嚢に
掛かる体重の圧迫量が少く、ほとんどの体重が中底部周
縁の比較的硬い部分に集中してしまい、足部の傷害を引
き起こす機会が多くなる。又、気嚢部は上記の中底部の
硬質な周縁に支持された構造になっているので圧縮しに
くくなっており、そのため充分な換気効果が得られな
い。更に通気弁の複雑な構造が改善されていない従来に
於いて、通気弁の体積の縮小も難しく、未だに満足でき
る換気シューズが開発されていない。
【0006】この発明の主要目的は、分離式換気装置付
きシューズの提供によりシューズ底部に分離可能に換気
装置を嵌設し、人間の全身の重さが中底部周縁に負荷さ
れた時に中底部周縁が気嚢に対して支持することなく、
それで足指が屈曲した瞬間に気嚢を強制湾曲させて内部
のエアを圧縮し、シューズ内にエアを送り込むポンプ式
換気作用を発生させることにある。
きシューズの提供によりシューズ底部に分離可能に換気
装置を嵌設し、人間の全身の重さが中底部周縁に負荷さ
れた時に中底部周縁が気嚢に対して支持することなく、
それで足指が屈曲した瞬間に気嚢を強制湾曲させて内部
のエアを圧縮し、シューズ内にエアを送り込むポンプ式
換気作用を発生させることにある。
【0007】この発明のもう一つの目的は、分離式換気
装置付きシューズの提供により換気装置を任意に着脱し
て洗浄し、シューズ内の清潔、衛生を保持できるととも
に通気弁の小孔が容易に塞がるという問題点を解決し、
更に通気弁の体積を最小限度まで縮小することにより完
全な実施段階に至らしめ、又、通気弁の硬度や厚さが足
指の運動に対する障害を構成する事を防止し得ることに
ある。
装置付きシューズの提供により換気装置を任意に着脱し
て洗浄し、シューズ内の清潔、衛生を保持できるととも
に通気弁の小孔が容易に塞がるという問題点を解決し、
更に通気弁の体積を最小限度まで縮小することにより完
全な実施段階に至らしめ、又、通気弁の硬度や厚さが足
指の運動に対する障害を構成する事を防止し得ることに
ある。
【0008】この発明の更にもう一つの目的は、分離式
換気装置付きシューズの提供により逆止吸気弁と逆止排
気弁の作用でシューズ外部からフレッシュ・エアを気嚢
内に導入し、更にシューズ内に送り込んでシューズ内の
エアをフレッシュ状態に保持し、上記吸気弁と排気弁も
分離可能方式に気嚢に挿設してある事により、必要に応
じて着脱し、又は逆方向に挿着し直すことによって吸排
気の径路を変更させて、雨降り又は冬場で雨水や寒気が
シューズ内に吸入される事を防止できる事にある。
換気装置付きシューズの提供により逆止吸気弁と逆止排
気弁の作用でシューズ外部からフレッシュ・エアを気嚢
内に導入し、更にシューズ内に送り込んでシューズ内の
エアをフレッシュ状態に保持し、上記吸気弁と排気弁も
分離可能方式に気嚢に挿設してある事により、必要に応
じて着脱し、又は逆方向に挿着し直すことによって吸排
気の径路を変更させて、雨降り又は冬場で雨水や寒気が
シューズ内に吸入される事を防止できる事にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明は請求項1〜4のいずれか1項に記載のシ
ューズを要旨とする。
めに、本発明は請求項1〜4のいずれか1項に記載のシ
ューズを要旨とする。
【0010】
【作用】この発明は密閉中空の気嚢と、逆止吸気弁と逆
止排気弁を配設した換気装置に於いて、吸気弁と排気弁
を分離可能に気嚢の一方に配置して気嚢中のエアの吸排
気手段とし、上記換気装置を分離可能に、シューズの内
底のほぼ前半部の凹槽内に嵌設して、ユーザーが歩行な
どの運動によって足指を屈曲すると、気嚢が圧縮されて
新たにフレッシュ・エアをシューズ内に送入して換気
し、又、換気装置が任意に取外し洗浄できる事により、
シューズ内を清潔にして、衛生を保持する事ができる。
止排気弁を配設した換気装置に於いて、吸気弁と排気弁
を分離可能に気嚢の一方に配置して気嚢中のエアの吸排
気手段とし、上記換気装置を分離可能に、シューズの内
底のほぼ前半部の凹槽内に嵌設して、ユーザーが歩行な
どの運動によって足指を屈曲すると、気嚢が圧縮されて
新たにフレッシュ・エアをシューズ内に送入して換気
し、又、換気装置が任意に取外し洗浄できる事により、
シューズ内を清潔にして、衛生を保持する事ができる。
【0011】
【実施例】この発明の分離式換気装置付きシューズは、
密閉式の中空の気嚢30と、気嚢30に配設した2個の
挿合孔31−31と、その底部に設けた通気孔32−3
2を設けてある。又、同じ様な構造を持つ1個の通気弁
100、200は分離可能にそれぞれ気嚢30の挿合孔
31−31内に反対に作用する状態で挿合し、気嚢30
の2個の通気孔32との組合せによって一方向に流通可
能の逆止吸気弁100と一方向に流通可能の逆止排気弁
200を形成している。
密閉式の中空の気嚢30と、気嚢30に配設した2個の
挿合孔31−31と、その底部に設けた通気孔32−3
2を設けてある。又、同じ様な構造を持つ1個の通気弁
100、200は分離可能にそれぞれ気嚢30の挿合孔
31−31内に反対に作用する状態で挿合し、気嚢30
の2個の通気孔32との組合せによって一方向に流通可
能の逆止吸気弁100と一方向に流通可能の逆止排気弁
200を形成している。
【0012】上記気嚢30は楕円形を呈し、その中央部
の壁膜をやや薄くして(図4参照)復帰の弾力性を高
め、湾曲の省力を図っているから、歩行中又は運動中に
於いて足指の屈曲によって発生する気嚢30の湾曲作動
でポンプ式圧縮作用を起し、快速なシューズ内の換気が
行われる。又、上記の湾曲作動は気嚢内部に発生するか
ら足指に対して運動障害を招くような事がなく、ユーザ
ーにとっては最も安全な使用が保証される。
の壁膜をやや薄くして(図4参照)復帰の弾力性を高
め、湾曲の省力を図っているから、歩行中又は運動中に
於いて足指の屈曲によって発生する気嚢30の湾曲作動
でポンプ式圧縮作用を起し、快速なシューズ内の換気が
行われる。又、上記の湾曲作動は気嚢内部に発生するか
ら足指に対して運動障害を招くような事がなく、ユーザ
ーにとっては最も安全な使用が保証される。
【0013】次に図6〜図10に示すように、この発明
の通気弁100(200)は中空細長の外管体によって
構成してあり、その一端は内向きに延伸してやや直径の
小さい内層管体112を形成し、内層管体112と通気
弁外管体111間に間隙113を形成して、内管120
を嵌設できるようにしてある。上記内管120には内層
管体112の長さに合せて円形弁体130を設けてあ
り、弁体の一部周縁は内管120と蝶番い131を構成
し、その他の部分を自由周縁としている(図9〜図10
参照)。
の通気弁100(200)は中空細長の外管体によって
構成してあり、その一端は内向きに延伸してやや直径の
小さい内層管体112を形成し、内層管体112と通気
弁外管体111間に間隙113を形成して、内管120
を嵌設できるようにしてある。上記内管120には内層
管体112の長さに合せて円形弁体130を設けてあ
り、弁体の一部周縁は内管120と蝶番い131を構成
し、その他の部分を自由周縁としている(図9〜図10
参照)。
【0014】又、弁体の外径を内層管体112より大き
くすることによって、内層管体112の端部が弁体13
0を受け止められるようにして、一方にのみ開閉できる
ようにし(図6参照)、構成の簡単な逆止通気弁を形成
させている。上記通気弁100、200は相互に反対方
向に作用するように、それぞれ気嚢30の挿合孔31−
31内に挿設してあるから、気嚢部に於いて逆止吸気弁
100と逆止排気弁200を形成している(図5A参
照)。吸気弁100から導入されたエアは気嚢30内に
送り込まれ、気嚢30が圧縮で湾曲すると内部のエアが
押し出されて逆止排気弁200からシューズ内に排出さ
れる。
くすることによって、内層管体112の端部が弁体13
0を受け止められるようにして、一方にのみ開閉できる
ようにし(図6参照)、構成の簡単な逆止通気弁を形成
させている。上記通気弁100、200は相互に反対方
向に作用するように、それぞれ気嚢30の挿合孔31−
31内に挿設してあるから、気嚢部に於いて逆止吸気弁
100と逆止排気弁200を形成している(図5A参
照)。吸気弁100から導入されたエアは気嚢30内に
送り込まれ、気嚢30が圧縮で湾曲すると内部のエアが
押し出されて逆止排気弁200からシューズ内に排出さ
れる。
【0015】図1に示すように、この発明の排気装置3
0は分離可能にシューズ底部20上に嵌設してある。底
部20のほぼ前半部の中央部に楕円形凹槽21を設けて
換気装置30を収納できるようにし、上記凹槽21が吸
気弁100と対応する位置にシューズ外部に貫通する吸
気孔22を設け、凹槽21の他の一端に排気弁200と
対応する位置に踵部まで迂回する排気溝23を配設する
ことにより、足指の屈曲運動で気嚢30を圧縮して換気
を行い、気嚢30が吸気弁100を介してシューズ外部
からフレッシュ・エアを吸入し、更にフレッシュ・エア
を排気弁200を介して排気溝23に排出し、更にシュ
ーズ内底40の排気溝23に対応して設けた多数の排気
孔41からシューズ内に送り込まれる事により、シュー
ズ内に不断にフレッシュ・エアが送入され換気される。
0は分離可能にシューズ底部20上に嵌設してある。底
部20のほぼ前半部の中央部に楕円形凹槽21を設けて
換気装置30を収納できるようにし、上記凹槽21が吸
気弁100と対応する位置にシューズ外部に貫通する吸
気孔22を設け、凹槽21の他の一端に排気弁200と
対応する位置に踵部まで迂回する排気溝23を配設する
ことにより、足指の屈曲運動で気嚢30を圧縮して換気
を行い、気嚢30が吸気弁100を介してシューズ外部
からフレッシュ・エアを吸入し、更にフレッシュ・エア
を排気弁200を介して排気溝23に排出し、更にシュ
ーズ内底40の排気溝23に対応して設けた多数の排気
孔41からシューズ内に送り込まれる事により、シュー
ズ内に不断にフレッシュ・エアが送入され換気される。
【0016】又、上記吸気弁100と排気弁200は分
離可能に気嚢30の挿合孔31内に挿合してあり、任意
に取外して洗浄することができる構成により順調な通気
性を保持し易い為、通気弁の体積を最小限に縮小しても
塞がる恐れがない。更に寒い日や雨降りにあったとき
は、通気弁を取外して新たに逆方向になるように挿合す
れば、元来の吸気位置が排気弁に変わり、元来の排気位
置が吸気弁に変わって、通気孔22からシューズ内のエ
アを排出し、寒い日等に冷たい湿ったエアを直接足部に
吸入することを防止する。
離可能に気嚢30の挿合孔31内に挿合してあり、任意
に取外して洗浄することができる構成により順調な通気
性を保持し易い為、通気弁の体積を最小限に縮小しても
塞がる恐れがない。更に寒い日や雨降りにあったとき
は、通気弁を取外して新たに逆方向になるように挿合す
れば、元来の吸気位置が排気弁に変わり、元来の排気位
置が吸気弁に変わって、通気孔22からシューズ内のエ
アを排出し、寒い日等に冷たい湿ったエアを直接足部に
吸入することを防止する。
【0017】次にこの発明の第1実施例を図面参照で説
明する。
明する。
【0018】図1に示すように、この発明のシューズに
はシューズ底部20と内底40を設け、上記底部20の
内側前方に楕円形凹槽21と吸気孔22を設けてあり、
凹槽21は吸気孔22を介して外部の大気と相通じるよ
うにしてある。又、凹槽21から底部20の踵部に延伸
して溝23を設けてある。上記凹槽21はユーザーがこ
の発明のシューズを履いた時に足指部分の下方に位置す
るように設けてあるが、その理由については後で詳しく
述べる。
はシューズ底部20と内底40を設け、上記底部20の
内側前方に楕円形凹槽21と吸気孔22を設けてあり、
凹槽21は吸気孔22を介して外部の大気と相通じるよ
うにしてある。又、凹槽21から底部20の踵部に延伸
して溝23を設けてある。上記凹槽21はユーザーがこ
の発明のシューズを履いた時に足指部分の下方に位置す
るように設けてあるが、その理由については後で詳しく
述べる。
【0019】図4と図5Aに示すように、凹部21内に
は実質上楕円形に構成してある気嚢30が分離可能な状
態で設置してあり、気嚢30は弾力性を持つ材質で製作
してある。上記気嚢30には挿合孔31と通気孔32を
配設してあり、又、気嚢30の上壁部321は、やや盛
り上がるように構成し、上壁部321と下壁部322の
壁膜の厚さは、周縁部より薄くして曲げ易く且つより良
好な弾力性を持たせてある。
は実質上楕円形に構成してある気嚢30が分離可能な状
態で設置してあり、気嚢30は弾力性を持つ材質で製作
してある。上記気嚢30には挿合孔31と通気孔32を
配設してあり、又、気嚢30の上壁部321は、やや盛
り上がるように構成し、上壁部321と下壁部322の
壁膜の厚さは、周縁部より薄くして曲げ易く且つより良
好な弾力性を持たせてある。
【0020】次に図1と図5B〜図5Cに示すように、
逆止吸気弁100と逆止排気弁200はそれぞれ着脱可
能に挿合孔31と通気孔32内に挿着してある。上記吸
気弁100と排気弁200の構造は全く同じであるが、
相反する作用をするように挿着してある。吸気弁100
は外部のエアを気嚢30内に送り込み、排気弁200は
気嚢30内のエアをシューズ内部に排出する機能を持っ
ている。
逆止吸気弁100と逆止排気弁200はそれぞれ着脱可
能に挿合孔31と通気孔32内に挿着してある。上記吸
気弁100と排気弁200の構造は全く同じであるが、
相反する作用をするように挿着してある。吸気弁100
は外部のエアを気嚢30内に送り込み、排気弁200は
気嚢30内のエアをシューズ内部に排出する機能を持っ
ている。
【0021】上記のように吸気弁100と排気弁200
は同一の構造にしてあるから、その構造について逆止吸
気弁100を例にとって説明する。図6〜図10に示す
ように、弁100は外管部110(図8参照)と内管部
120(図9参照)によって構成し、外管部110には
外管111と、それと一体成形の内管112が設けてあ
り、内管112の端部も外管111の一端と一体になる
ように接続してある。外管111は間隙113を挟んで
内管112に配設してある。
は同一の構造にしてあるから、その構造について逆止吸
気弁100を例にとって説明する。図6〜図10に示す
ように、弁100は外管部110(図8参照)と内管部
120(図9参照)によって構成し、外管部110には
外管111と、それと一体成形の内管112が設けてあ
り、内管112の端部も外管111の一端と一体になる
ように接続してある。外管111は間隙113を挟んで
内管112に配設してある。
【0022】内管部120は挿合管121と弾力式の蝶
番い131で内管120に接続した弁体130によって
構成し、挿合管121の外径は外管111の内径に合せ
て構成してあるから、挿合管121が外管111内に緊
密に挿着できるようにしてある。
番い131で内管120に接続した弁体130によって
構成し、挿合管121の外径は外管111の内径に合せ
て構成してあるから、挿合管121が外管111内に緊
密に挿着できるようにしてある。
【0023】外管部110に設けた間隙113の幅、則
ち内管112と外管111間の間隙は挿合管121の壁
の厚さよりやや小さくし、挿合管121が挿入された時
にきっちり挟まって間隙113内に固定できるようにし
てある。
ち内管112と外管111間の間隙は挿合管121の壁
の厚さよりやや小さくし、挿合管121が挿入された時
にきっちり挟まって間隙113内に固定できるようにし
てある。
【0024】内管部120は軟質の弾力性材料で製作
し、外管部110は硬質材料で製作してあるから、内管
部120が外管部110に固定された時に外管部110
によって内管部120が支持されて、外部の影響による
変形を防止する。
し、外管部110は硬質材料で製作してあるから、内管
部120が外管部110に固定された時に外管部110
によって内管部120が支持されて、外部の影響による
変形を防止する。
【0025】弁体130は円形偏平状の例えばプラチッ
ク等の軟質弾力性材料で構成してある。図7に示すよう
に、内管部120、外管部110が組付けられた後、弁
体130は弾力性を保持した状態で内管112の開口部
にぴったり気密接着する。又、図6に示すようにエアが
右から左方向に流通した時点で弁体130は左側方向に
開き、エアを逆止弁100内に導入する。更に図7に示
すように、エアが左から右方向に流通した時点で弁体1
30は内管112の開口部の縁に密着してエアの流通を
止める。
ク等の軟質弾力性材料で構成してある。図7に示すよう
に、内管部120、外管部110が組付けられた後、弁
体130は弾力性を保持した状態で内管112の開口部
にぴったり気密接着する。又、図6に示すようにエアが
右から左方向に流通した時点で弁体130は左側方向に
開き、エアを逆止弁100内に導入する。更に図7に示
すように、エアが左から右方向に流通した時点で弁体1
30は内管112の開口部の縁に密着してエアの流通を
止める。
【0026】次に図1に示すように、気嚢30がシュー
ズ内の凹部21に固定されると、吸気弁100は吸気孔
22内に配置され、排気弁200は溝23の自由端部に
配置された状態になる。内底40には多数の気孔41が
配設してあり、その分布は上記の溝23の形状と対応さ
せてあるから、溝23が送り出すフレッシュ・エアは気
孔41からシューズ内に流入する。
ズ内の凹部21に固定されると、吸気弁100は吸気孔
22内に配置され、排気弁200は溝23の自由端部に
配置された状態になる。内底40には多数の気孔41が
配設してあり、その分布は上記の溝23の形状と対応さ
せてあるから、溝23が送り出すフレッシュ・エアは気
孔41からシューズ内に流入する。
【0027】図2はユーザーがこの発明のシューズを履
いている状態を示している。図中、気嚢30はシューズ
の足指部の下方に設けてある。人体工学によると人間が
足の運動、例えば歩行、ランニング又はダンスの際に足
を上げると足指が瞬間的に屈曲し、しかるのちに伸び上
がって地面を離れる。この時点で気嚢30は足指の屈曲
に連れて同時に湾曲し、圧縮され、気嚢内にエアが圧迫
されて排気弁200のガイド溝23から内底40の各気
孔41を経てシューズ内部に入る。
いている状態を示している。図中、気嚢30はシューズ
の足指部の下方に設けてある。人体工学によると人間が
足の運動、例えば歩行、ランニング又はダンスの際に足
を上げると足指が瞬間的に屈曲し、しかるのちに伸び上
がって地面を離れる。この時点で気嚢30は足指の屈曲
に連れて同時に湾曲し、圧縮され、気嚢内にエアが圧迫
されて排気弁200のガイド溝23から内底40の各気
孔41を経てシューズ内部に入る。
【0028】又、シューズが地面を離れ足指が真っすぐ
のびた時点で、気嚢30に掛っていた作用が解消される
と、上記の特殊構造と弾力性機能によって気嚢30は元
来の形状に復帰する。上記気嚢30の形状復帰過程に於
いて、吸入作用により外部のエアが吸気孔22と吸気弁
100を介して気嚢30内に吸入され、更にユーザーの
継続的な行動で気嚢30は丁度ポンプのように連続的に
フレッシュ・エアを吸入し、引き続きポンプ作用でシュ
ーズ内にエアを送り込むことにより、シューズ内にフレ
ッシュ・エアが充満してシューズ内の熱いエアを外部へ
排出する。このような連続作動でシューズ内の足指部に
フレッシュ・エアが換気されて足部の健康を促進し、引
いては全身の健康に益する。
のびた時点で、気嚢30に掛っていた作用が解消される
と、上記の特殊構造と弾力性機能によって気嚢30は元
来の形状に復帰する。上記気嚢30の形状復帰過程に於
いて、吸入作用により外部のエアが吸気孔22と吸気弁
100を介して気嚢30内に吸入され、更にユーザーの
継続的な行動で気嚢30は丁度ポンプのように連続的に
フレッシュ・エアを吸入し、引き続きポンプ作用でシュ
ーズ内にエアを送り込むことにより、シューズ内にフレ
ッシュ・エアが充満してシューズ内の熱いエアを外部へ
排出する。このような連続作動でシューズ内の足指部に
フレッシュ・エアが換気されて足部の健康を促進し、引
いては全身の健康に益する。
【0029】次にこの発明の第2実施例を図5D参照で
説明する。図5Dに示すように、排気弁200を取り除
くと第1実施例に比べて換気効果がやや劣るが、換気機
能は依然として存在する。気嚢30が膨脹すると吸気弁
100と通気孔32からエアが吸入されて内部に入り、
その結果シューズ内の汚れたエアが少量だけ気嚢30内
に再び吸入されるが、その他の吸入されるエアは大部分
がシューズ外部からのフレッシュ・エアであるから、換
気の効果は充分である。
説明する。図5Dに示すように、排気弁200を取り除
くと第1実施例に比べて換気効果がやや劣るが、換気機
能は依然として存在する。気嚢30が膨脹すると吸気弁
100と通気孔32からエアが吸入されて内部に入り、
その結果シューズ内の汚れたエアが少量だけ気嚢30内
に再び吸入されるが、その他の吸入されるエアは大部分
がシューズ外部からのフレッシュ・エアであるから、換
気の効果は充分である。
【0030】次にこの発明の第3実施例について説明す
る。
る。
【0031】上記の実施例における吸気弁と排気弁の配
置は夏用のシューズに適している。則ち上記の吸排気配
置はシューズ外部の冷たいエアをポンプ作用でシューズ
内に送り込み、シューズ内の悪臭ガスをシューズ外に排
出させている。逆に雨降り又は冬場の場合に使用するシ
ューズは、吸気弁100と排気弁200を逆方向に直し
て挿着すると、元来シューズ外部からシューズ内に入る
エアが阻止され、逆にシューズ内のエアが気嚢30を経
て、ポンプ作用で外部に排出されて、上記と同じような
換気の目的が達成される。
置は夏用のシューズに適している。則ち上記の吸排気配
置はシューズ外部の冷たいエアをポンプ作用でシューズ
内に送り込み、シューズ内の悪臭ガスをシューズ外に排
出させている。逆に雨降り又は冬場の場合に使用するシ
ューズは、吸気弁100と排気弁200を逆方向に直し
て挿着すると、元来シューズ外部からシューズ内に入る
エアが阻止され、逆にシューズ内のエアが気嚢30を経
て、ポンプ作用で外部に排出されて、上記と同じような
換気の目的が達成される。
【0032】この他、この発明の分離式換気装置付きシ
ューズの持つ特徴として、この発明のシューズの換気機
能を持続保持する為、特に気嚢30をシューズ内から分
離して洗浄できる構成とし、同じく吸気弁100と排気
弁200も気嚢30から分離して洗浄できる構成にして
ある。上記の洗浄作業に於いて、まず内底40を取出す
と気嚢30が簡単にシューズの底部から取出すことがで
きる。洗浄の際、吸気弁100又は排気弁200内に溜
った汚れも同様に除去することができる。
ューズの持つ特徴として、この発明のシューズの換気機
能を持続保持する為、特に気嚢30をシューズ内から分
離して洗浄できる構成とし、同じく吸気弁100と排気
弁200も気嚢30から分離して洗浄できる構成にして
ある。上記の洗浄作業に於いて、まず内底40を取出す
と気嚢30が簡単にシューズの底部から取出すことがで
きる。洗浄の際、吸気弁100又は排気弁200内に溜
った汚れも同様に除去することができる。
【0033】上記の洗浄又は汚れ除去後、気嚢30、吸
気弁100、排気弁200を再度組合せてシューズ底部
20の凹槽21内に装着すれば、この発明のポンプ作用
及び換気機能を直ちに再開始することができる。
気弁100、排気弁200を再度組合せてシューズ底部
20の凹槽21内に装着すれば、この発明のポンプ作用
及び換気機能を直ちに再開始することができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明は換気装置を分
離可能にシューズ底部に嵌設してある事を特徴としてい
る。又、換気作動が快速で、足指の屈曲運動で気嚢にポ
ンプ式圧縮作用を発生させて、シューズ内のエアをフレ
ッシュ・エアに換気し、逆止吸気弁と逆止排気弁の配置
と組合せて通気を一方方向に構成して、天気の熱い日は
フレッシュ・エアの流通、寒い日は保温の二通りの効果
が得られる。
離可能にシューズ底部に嵌設してある事を特徴としてい
る。又、換気作動が快速で、足指の屈曲運動で気嚢にポ
ンプ式圧縮作用を発生させて、シューズ内のエアをフレ
ッシュ・エアに換気し、逆止吸気弁と逆止排気弁の配置
と組合せて通気を一方方向に構成して、天気の熱い日は
フレッシュ・エアの流通、寒い日は保温の二通りの効果
が得られる。
【図1】この発明のシューズの分解立体図。
【図2】この発明のシューズをユーザーが履いたときの
状態を示す斜視図。
状態を示す斜視図。
【図3】この発明のシューズをユーザーが履いて歩いた
ときの状態を示す斜視図。
ときの状態を示す斜視図。
【図4】この発明のシューズに取付け使用する気嚢の縦
断面図。
断面図。
【図5】図5A〜図5Dは、図4の点線5−5部分の横
断面図。
断面図。
【図6】この発明のシューズに取付け使用する逆止通気
弁の弁体を開にした状態を示す縦断面図。
弁の弁体を開にした状態を示す縦断面図。
【図7】図6に示す逆止通気弁を閉にした状態を示す縦
断面図。
断面図。
【図8】図7に示す逆止通気弁の外管の縦断面図。
【図9】図7に示す逆止通気弁の内管の縦断面図。
【図10】図7に示す逆止通気弁の外管の横断面拡大
図。
図。
100 逆止め吸気弁 110 外管部 111 外管 112 内管 113 間隙 120 内管部 121 挿合管 130 円形弁体 131 蝶番い 20 シューズ底部 200 逆止排気弁 21 凹槽 22 吸気孔 23 排気溝 30 気嚢 31 挿合孔 32 通気孔 321 上壁部 322 下壁部 33A 内層管体 40 内底 41 気孔
Claims (4)
- 【請求項1】 分離可能にシューズ底部のほぼ前半部の
凹槽に嵌設する換気装置を設け、上記換気装置に中空の
気嚢と逆止吸気弁を配置し、気嚢に設けてある2個の挿
合孔にそれぞれ気嚢内部に貫通する通気孔を設け、上記
逆止吸気弁を分離可能に上記2個の挿合孔の1つに挿合
することにより、足指の屈曲によって気嚢を圧縮すると
上記逆止通気弁の作動によるポンプ式作動機能で強制的
にシューズ内にフレッシュ・エアを送入して換気するこ
とを特徴とするシューズ。 - 【請求項2】 分離可能にシューズ底部のほぼ前半部の
凹槽に嵌設する換気装置を設け、上記換気装置に中空の
密閉式気嚢と2個の逆止通気弁を配置し、気嚢に設けて
ある2個の挿合孔にそれぞれ気嚢内部に貫通する通気孔
を設け、上記2個の逆止通気弁を分離可能に上記の挿合
孔に挿合し、相互に相反する方向に配列して逆止吸気弁
と逆止排気弁を形成させる事により、足指の屈曲によっ
て気嚢を圧縮した際に、上記吸気弁と排気弁の吸排ポン
プ式作用で強制的にシューズ内にフレッシュ・エアを送
入して換気することを特徴とするシューズ。 - 【請求項3】 逆止通気弁に中空細長の外管体を設け、
管体の一端を内向きに延伸させて内層管体を形成し、上
記内層管体と外管体によって形成された間隙に中空内管
を嵌設し、更に内管内の適当な位置に蝶番いで弁体を取
付け、上記弁体の片面が内層管体の内端部に密接して片
側のみに開閉できる逆止通気弁に構成することを特徴と
する上記請求項1又は請求項2記載のシューズ。 - 【請求項4】 気嚢の中央部を周縁部より薄い壁膜に構
成して、湾曲の際に強い反発を生じる弾力性を持たせる
ことにより省力効果を向上することを特徴とする上記請
求項1記載のシューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032832A JP2597325B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | シューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032832A JP2597325B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | シューズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08205902A JPH08205902A (ja) | 1996-08-13 |
JP2597325B2 true JP2597325B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=12369805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7032832A Expired - Lifetime JP2597325B2 (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | シューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597325B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100356353B1 (ko) * | 2000-02-21 | 2002-10-18 | 주식회사 팀웍 | 공기 배출 신발 |
CN102588428B (zh) * | 2005-01-05 | 2014-12-10 | Ntn株式会社 | 流体润滑轴承装置和具有其的电机 |
MD2970C2 (ro) * | 2005-02-07 | 2006-09-30 | Владимир БЕЛОУСОВ | Branţ cu ventilaţie |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP7032832A patent/JP2597325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08205902A (ja) | 1996-08-13 |
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