JP2597313Y2 - 連続鋳造機における鋳片短辺側支持ローラー - Google Patents

連続鋳造機における鋳片短辺側支持ローラー

Info

Publication number
JP2597313Y2
JP2597313Y2 JP1993005239U JP523993U JP2597313Y2 JP 2597313 Y2 JP2597313 Y2 JP 2597313Y2 JP 1993005239 U JP1993005239 U JP 1993005239U JP 523993 U JP523993 U JP 523993U JP 2597313 Y2 JP2597313 Y2 JP 2597313Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
slab
short side
support roller
continuous casting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993005239U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0666851U (ja
Inventor
正志 河本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP1993005239U priority Critical patent/JP2597313Y2/ja
Publication of JPH0666851U publication Critical patent/JPH0666851U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597313Y2 publication Critical patent/JP2597313Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、断面長方形の鋳片を鋳
造する連続鋳造機の鋳型の直下に設けられる鋳片短辺側
支持ローラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている連続鋳造機における
鋳片短辺側支持装置では、例えば特開昭61−2261
53号公報に記載されているように鋳型の短辺可動壁の
直下の上下方向に支持ローラー群を配設している。この
ローラー群の各ローラーは図9、図10に示されるよう
に、その両端を軸受を介してブラケットで支持されてい
る。そして、図10に示されるように、この短辺側支持
ローラーはこれと直交する方向に長辺側支持ローラーが
配置されているのでブラケットの両脚はこの長辺側支持
ローラーと干渉しない位置に配置され、短辺側支持ロー
ラーの端は長辺側支持ローラー表面より数十mm離れて
位置している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ローラーの支持が両端
で行われるとその両端部は鋳片短辺面を支持していない
こととなる。一方、鋳片の断面凝固状態は図5に示され
るように、コーナー部がシェルの最も薄い部位であり、
支持を要する部位である。従って、従来のローラーの両
端支持では、コーナー部がローラーで支持されないこと
になり図6、図7に示されるように鋳片の短辺が凹型や
凸型に変形し鋳片の内部割れを招来し、遂にはブレーク
アウトすることになる。
【0004】特に、鋳型で鋳片の幅替えを行っている時
は、鋳型で鋳片の強制的な変形を起こさせているので上
記の現象の発生が著しい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の断面長方形の鋳
片を鋳造する連続鋳造機における鋳片短辺側支持ローラ
ーは前記の欠点をなくするために考案されたもので、
長にわたって同径のローラーの両端から中央部寄りに
込み部を2個有し、該切込み部に嵌合された軸受を介し
てブラケットに装着されたローラーである。
【0006】即ち、ローラー幅を拡げ、ブラケットによ
るローラーの支持を従来の両端支持ではなく、ローラー
の両端から幾分中央部に寄った2箇所での支持に変更し
たローラーである。本考案のローラーはまた従来のロー
ラーの支持位置はそのままとし、その両外側に2個の幅
の狭い同軸、同径のローラーを付加したものともいえ
る。いずれにしろ、本考案のローラーの採用により鋳片
短辺面は殆ど全幅が支持され(切込み部に対面する部分
は支持されないが)、最も支持を要する部位である短辺
コーナー部の支持が十分行われるので、従来のローラー
で問題となっていた欠点が一挙に解消される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の鋳片短辺側支持ローラーを、
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】図1は本考案の鋳片短辺側支持ローラー4
を軸受を介してブラケット5に装着し、ブラケット5は
前後可動支持装置8(詳細は図示せず。)により支持さ
れている状態を示す平断面図である。鋳片短辺側支持ロ
ーラー4は切込み部7A,7Bを有し、この2箇所で軸
受を介してブラケット5に装着されており、ローラー4
の端は鋳片長辺側支持ローラー6の表面から数mm程度
離れて位置している。
【0009】従って、鋳片短辺側支持ローラー4はブラ
ケット5の内側部分のみでなく、両外側部分でも鋳片2
の短辺側をを支持している。
【0010】本考案の鋳片短辺側支持ローラー4は従前
より知られている種々の方法で製作される。その内の例
を図2〜図4に図示する。
【0011】図2、図3はローラー10の二箇所7A,
7Bを切削して切込み部とし、この小径部11に半割り
のメタル軸受12を嵌合したものの平面図及び側面図で
あり、このローラー10がメタル軸受12を介してブラ
ケットに固定される。図4は両端軸付きローラー13の
両端に先ずコロガリ軸受15を嵌着した後その先端に
端軸付きローラー13と同径のスリーブローラー14を
焼嵌めしたのの平面図であり、このローラー13,1
4,14がコロガリ軸受15を介してブラケットに固定
される。このほか焼嵌めの代わりに溶接で一体化すると
か、軸端及びスリーブローラーにネジを切っておきねじ
込みで一体化するとかの色々な方法がある。軸受けにつ
いても、ローラーの組立時に先に組み込んで置いても良
いし、後でメタル軸受を嵌合してもよい。
【0012】本考案の鋳片短辺側支持ローラーは複数個
(3個〜十数個)が同一のブラケットに固定され、鋳型
の直下に配置されて鋳片短辺側支持装置を構成する。
【0013】
【考案の効果】本考案の鋳片短辺側支持ローラーは複数
個で鋳片短辺側支持装置を構成し、鋳型直下の断面長方
形の鋳片の短辺面を全幅にわたって支持しているので、
鋳片の短辺が凹型や凸型に変形することを防止し、コー
ナー部の内部割れ、縦割れ、横割れを減少させる。 特
に、鋳型で鋳片の幅替えを行っている時の上記効果が著
しく、ブレークアウトを皆無にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鋳片短辺側支持ローラーの配置を示す
平断面図である。
【図2】本考案の鋳片短辺側支持ローラーを示す平面図
である。
【図3】本考案の鋳片短辺側支持ローラーを示す側面図
である。
【図4】本考案の鋳片短辺側支持ローラーを示す平面図
である。
【図5】鋳片の凝固状態を示す平断面図である。
【図6】短辺が凹型に変形した鋳片の凝固状態を示す平
断面図である。
【図7】短辺が凸型に変形した鋳片の凝固状態を示す平
断面図である。
【図8】従来の鋳片短辺側支持装置を示す概略的正面図
である。
【図9】図8のI線断面図である。
【図10】従来の鋳片短辺側支持ローラーの配置を示す
平断面図である。
【符号の説明】
1…鋳型、2…鋳片、2A…鋳片シェル、3…短辺可動
壁、4…鋳片短辺側支持ローラー、5…ブラケット、6
…鋳片長辺側支持ローラー、7A,7B…ローラー切込
み部、8…前後進可動支持装置、10…ローラー、11
…ローラー軸、12…メタル軸受、13…両端軸付きロ
ーラー、14…スリーブローラー、15…コロガリ軸
受。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全長にわたって同径のローラーの両端か
    ら中央部寄りに切込み部を2個有し、該切込み部に嵌合
    された軸受を介してブラケットに装着された、断面長方
    形の鋳片を鋳造する連続鋳造機における鋳片短辺側支持
    ローラー。
JP1993005239U 1993-02-18 1993-02-18 連続鋳造機における鋳片短辺側支持ローラー Expired - Lifetime JP2597313Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993005239U JP2597313Y2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 連続鋳造機における鋳片短辺側支持ローラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993005239U JP2597313Y2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 連続鋳造機における鋳片短辺側支持ローラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0666851U JPH0666851U (ja) 1994-09-20
JP2597313Y2 true JP2597313Y2 (ja) 1999-07-05

Family

ID=11605653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993005239U Expired - Lifetime JP2597313Y2 (ja) 1993-02-18 1993-02-18 連続鋳造機における鋳片短辺側支持ローラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597313Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63317237A (ja) * 1987-06-18 1988-12-26 Nippon Steel Corp 形鋼用連続鋳造鋳片の支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0666851U (ja) 1994-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2597313Y2 (ja) 連続鋳造機における鋳片短辺側支持ローラー
JPS6142666Y2 (ja)
JP2732996B2 (ja) 連続鋳造用のロール装置
JP2886480B2 (ja) パレット
JPH0710836Y2 (ja) 連続鋳造設備のロールレイアウト変更装置
JPS5818999Y2 (ja) 連続鋳造設備における鋳片支持装置
JPH0395150U (ja)
EP1260290B1 (en) Method for detecting an at least partly bulging portion of an elongated material
JPS6116910Y2 (ja)
JPS58145342A (ja) 連続鋳造設備用ロ−ル装置
JP3242351B2 (ja) 連続鋳造用ガイドロールセグメントにおけるロール軸受構造
JPH0321805Y2 (ja)
JPS58185356U (ja) 連続鋳造設備の鋳片支持装置
JPH034343U (ja)
JPH0321804Y2 (ja)
JPH0160748U (ja)
JPS6261349U (ja)
JPH05246U (ja) 連続鋳造機用サポートロール
JPH0248202U (ja)
JPS589259U (ja) 兼用連鋳機
JP2002066703A (ja) 連続鋳造機における鋳片支持装置
JPH0454552U (ja)
JPS5968647U (ja) 連続鋳造機のロ−ラ−エプロン装置
JPH0460352U (ja)
JPH01100660U (ja)