JP2597312B2 - タップ作業方法 - Google Patents

タップ作業方法

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JP2597312B2
JP2597312B2 JP6155112A JP15511294A JP2597312B2 JP 2597312 B2 JP2597312 B2 JP 2597312B2 JP 6155112 A JP6155112 A JP 6155112A JP 15511294 A JP15511294 A JP 15511294A JP 2597312 B2 JP2597312 B2 JP 2597312B2
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JP
Japan
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terminal
tap
variable resistor
push button
button switch
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JP6155112A
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Inventor
有一 渡辺
Original Assignee
株式会社東亜機械製作所
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Publication date
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タップをワークに切り
込ませてネジ切りを行うようになされるタップ作業方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】タップ作業はボール盤などの主軸にタッ
プを固定し、主軸駆動用のモータを正逆へ適宜に回転さ
せることにより実施されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のタップ作業方法では、タップ駆動用モータの
電力供給回路途中にインバータを設け、インバータの周
波数を特定するために任意な設定電圧を付与するものと
した設定電圧付与端子には上下二つの可変抵抗器を直列
に連結すると共に、その一端を高電圧端子に連結し、且
つ上部可変抵抗器の揺動摺動子は前記設定電圧付与端子
と連結し、下部可変抵抗器の揺動摺動子は低電圧端子と
連結し、またインバータの正転側端子と低電圧端子との
間に主軸モータを正転させるためのプッシュボタンスイ
ッチx1を設けると共に、逆転側端子と低電圧端子との
間に主軸モータを逆転させるための今1つのプッシュボ
タンスイッチx2を設け、更に上記上下部可変抵抗器の
結合箇所と低電圧端子とを前記プッシュボタンスイッチ
x1と連動して入り切り作動される連動接点を介して結
合させた構成となして実施することを特徴とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のタップ
作業においては、タップの回転速度がネジ切り方向を基
準に設定されるため、ネジ切り方向と反対方向への回転
速度が不必要に低速度となってしまって作業の能率が低
下するなどの問題がある。本発明は斯かる問題点に鑑み
て、タップを簡易操作により最適な速度で回転させてネ
ジ切りを品質良く能率的に行えるようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のタップ作業方法では、タップ駆動用モータの電
力供給回路途中にインバータを設け、このインバータの
周波数特定用の設定電圧付与端子に任意な電圧を付与す
るための二つの可変抵抗器を連結し、タップをワークに
切り込ませるさいは特定の一つの可変抵抗器の設定抵抗
値に関連した電圧を前記端子に付与して前記モータをネ
ジ切り方向へ回転させ、一方タップをワークから抜き取
るさいは二つの可変抵抗器の各々の設定抵抗値が加算さ
れた合計抵抗値に開連した電圧を前記端子に付与して前
記モータをネジ切り方向とは逆へネジ切り時よりも高速
で回転させるようにして実施することを特徴とする。
【0006】
【作用】特定の一つの可変抵抗器(前者抵抗器)はネジ
切りされるワークやタップサイズなどに適合した抵抗値
となるように設定され、また他方の可変抵抗器(後者抵
抗器)はネジ切り品質を考慮した適当な抵抗値となるよ
うに設定される。これによりモータは前者抵抗器の設定
抵抗値に関連した速度でネジ切り方向へ回転され、また
ネジ切り方向と逆へ回転されるさいはネジ切り方向時よ
りも後者抵抗器の設定抵抗値に対応する分だけ大きな速
度で回転されるものとなる。
【0007】
【実施例】図を参照しつつ本発明方法の一実施例を説明
する。
【0008】本発明の実施にボール盤を用いる場合は、
主軸モータMの電気系統を次のようなものとなす。
【0009】即ち、主軸モータMの電力供給系統1の途
中にインバータ2を設ける。
【0010】そして、このインバータ2の周波数を特定
するために任意な設定電圧を付与するものとした設定電
圧付与端子RRには適当な電圧を付与するための二つの
可変抵抗器3,4を連結するのであって、具体的には上
下部可変抵抗器3a,4aを直列に連結すると共にその
一端を24Vの高電圧端子ppに連結し、且つ上部可変
抵抗器3aの揺動摺動子3bは前記設定電圧付与端子R
Rと連結し、下部可変抵抗器4aの揺動摺動子4bは0
Vの低電圧端子ccと連結する。
【0011】またインバータ2の正転側端子Fと低電圧
端子ccとの間に主軸モータMを正転させるためのプッ
シュボタンスイッチx1を設け、また逆転側端子Rと低
電圧端子ccとの間に主軸モータMを逆転させるための
プッシュボタンスイッチx2を設ける。
【0012】一方、上下部可変抵抗体3a,4aの結合
箇所と低電圧端子ccとは前記プッシュボタンスイッチ
x1と連動して入り切り作動される連動接点x1を介し
て結合する。
【0013】タップ作業の開始にさいしては図示しない
主軸にタップを固定すると共に、ネジ切りすべきワーク
の材質やタップサイズなどに適合させて二つの摺動子3
b、4bをそれぞれ独立に適当な位置に設定する。これ
により、高電圧端子ppと低電圧端子cc間には一つの
可変抵抗器3の全抵抗値(例えば3kオーム)に他方の
可変抵抗器4の設定抵抗値(例えば1kオーム)を加算
された合計抵抗値(例えば4kオーム)となれされた調
整抵抗体が連結された状態となり、また設定電圧付与端
子RRには一つの可変抵抗器3の設定抵抗値(例えば2
kオーム)に他方の可変抵抗器4の設定抵抗値を加算さ
れた合計抵抗値(例えば3kオーム)の調整抵抗体が連
結された状態となって設定電圧付与端子RRには特定の
設定電圧が付与される。
【0014】この後、タップをワークに切り込ませるさ
いは一方のプッシュボタンスイッチx1を押し続けるの
であり、これによりスイッチx1は入り状態となされる
と同時に連動接点x1も入り作動するものとなり、設定
電圧付与端子RRと低電圧端子ppの間には一つの可変
抵抗器3の調整抵抗体のみが連結された状態となる。
【0015】かくして設定電圧付与端子RRには一つの
可変抵抗器3の設定抵抗値(例えば2kオーム)に関連
した電圧が付与され、前記モータMはネジ切り方向へ一
定速度で回転するのであり、これによりワークにはタッ
プが切り込み勝手に作用しネジ切りが実施される。
【0016】一方タップをワークから抜き取るさいはプ
ッシュボタンスイッチx1を解放した後、他方のプッシ
ュボタンスイッチx2を押し続けるようにする。これに
より、連動接点x1は切り作動され、設定電圧付与端子
RRと低電圧端子ccの間には二つの可変抵抗器3、4
の各々の調整抵抗体の直列された合成抵抗体が連結され
た状態となり、このため設定電圧付与端子RRには二つ
の可変抵抗器3、4の設定抵抗値の加算された合計抵抗
値(例えば3kオーム)に関連した電圧が付与され、主
軸モータMはネジ切り方向とは逆へ、一方の可変抵抗器
4の設定抵抗値(例えば1kオーム)に相当する分だけ
ネジ切り時よりも高速で回転し、ワークに食い込んだタ
ップは自身のネジ作用により外方へ素早く抜き出される
ものとなる。
【0017】タップが抜き出された後はプッシュボタン
スイッチx2を解放するのであり、これにより一回のタ
ップ作業は終了する。以後は同じ手順の繰り返しであ
る。
【0018】上記実施例においてプッシュボタンスイッ
チx1、x2をリレー接点となし、これら接点x1、x
2を他の制御回路により自動的に入り切り作動させるよ
うにすることも可能であり、このようにすれば自動的か
つ連続的なネジ切り加工が行えるようになる。
【0019】
【発明の効果】上記した本発明によれば、二つの可変抵
抗器によりタップのネジ切り時及び抜き取り時の回転速
度を簡易操作によりワークやネジサイズなどに応じた最
適大きさに設定することができて品質のよいネジ切りを
簡便に行うことができるのであり、またタップの抜き取
り時の回転速度がネジ切りのさいのそれよりも大きいも
のとなされるため能率的な作業が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
M モータ RR 設定電圧付与端子 1 電力供給回路 2 インバータ 3及び4 可変抵抗器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タップ駆動用モータの電力供給回路途中
    にインバータを設け、インバータの周波数を特定するた
    めに任意な設定電圧を付与するものとした設定電圧付与
    端子には上下二つの可変抵抗器を直列に連結すると共
    に、その一端を高電圧端子に連結し、且つ上部可変抵抗
    器の揺動摺動子は前記設定電圧付与端子と連結し、下部
    可変抵抗器の揺動摺動子は低電圧端子と連結し、またイ
    ンバータの正転側端子と低電圧端子との間に主軸モータ
    を正転させるためのプッシュボタンスイッチx1を設け
    ると共に、逆転側端子と低電圧端子との間に主軸モータ
    を逆転させるための今1つのプッシュボタンスイッチx
    2を設け、更に上記上下部可変抵抗器の結合箇所と低電
    圧端子とを前記プッシュボタンスイッチx1と連動して
    入り切り作動される連動接点を介して結合させた構成と
    なして実施することを特徴としたタップ作業方法。
JP6155112A 1994-06-01 1994-06-01 タップ作業方法 Expired - Lifetime JP2597312B2 (ja)

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JPH07328843A JPH07328843A (ja) 1995-12-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162115A (ja) * 1986-12-26 1988-07-05 Kitamura Mach Co Ltd タツピング加工方法
JP2949919B2 (ja) * 1991-07-10 1999-09-20 株式会社豊田自動織機製作所 紡機のスピンドル駆動装置

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JPH07328843A (ja) 1995-12-19

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