JP2597269B2 - 慣性装置 - Google Patents
慣性装置Info
- Publication number
- JP2597269B2 JP2597269B2 JP14564892A JP14564892A JP2597269B2 JP 2597269 B2 JP2597269 B2 JP 2597269B2 JP 14564892 A JP14564892 A JP 14564892A JP 14564892 A JP14564892 A JP 14564892A JP 2597269 B2 JP2597269 B2 JP 2597269B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- error
- calculation unit
- inertia
- estimated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Navigation (AREA)
Description
る慣性装置、特に移動体に搭載したジャイロスコープと
加速度計から移動体の速度と位置情報を得、これ等の情
報と速度基準装置からの速度及び位置基準装置からの位
置情報とを比較修正して航路を決定する、いわゆるハイ
ブリッド航法を行うための慣性装置に関する。
行うための慣性装置の従来技術による一例を説明する。
慣性装置によるハイブリッド航法では、移動体の速度情
報と位置情報とが主要な役割を果たす。図3は速度情報
と位置情報の双方に適用できるものであり、速度情報の
取扱いに付いて詳しく述べ、繰り返しを避けるために位
置情報の取扱いについては後で簡単に述べる。図3で、
丸括弧()外の変数/パラメータが速度情報に関するも
のであり、丸括弧()内の変数/パラメータが位置情報
に関するものである。また、鍵括弧[]内の装置は速度
情報を取り扱うのに用いられ、丸括弧()内の装置は位
置情報を取り扱うのに用いられ、その他の装置は共通に
用いられる。
らは(地球自転による)移動体座標系に対する角速度成
分ωが出力され慣性演算部3に入力され、同様に、移動
体に搭載された加速度計2からは移動体座標系に対する
加速度A(この加速度Aはベクトルである)が出力され
慣性演算部3に入力される。慣性演算部3では、これ等
の角速度ω及び加速度Aを用いて移動体座標系と地球に
固定した座標系との間の変換行列が求められ、また速度
V及び位置Pが演算出力される。これ等、ジャイロスコ
ープ1、加速度計2、及び慣性演算部3は速度情報及び
位置情報の双方の取扱いに共通に用いる事ができる。こ
の速度Vは誤差推定演算部5に供給され、また図には示
していないが、例えば自動操縦装置に送られてハイブリ
ッド航法に用いられる。後で詳しく述べるように、慣性
演算部3には誤差推定演算部5から速度誤差ε1が入力
されているので、速度Vとしては一定時間間隔Tc毎に
V−ε1が演算されて、その都度Tc毎に変化する速度
データが出力される。
では、例えば衛星などの外部からの情報に基づいて移動
体の基準速度Vrが演算出力され、基準調整部7の+入
力に供給される。この基準速度Vrは、例えば衛星から
の電波の方向の変化等の観測によって得られるので、観
測による誤差が含まれるから、誤差推定演算部5からの
基準速度誤差ε2が基準調整部7の−入力に入力され、
基準速度Vrから減算されたもの、即ちVr−ε2が調
整済み基準速度Vr’として誤差推定演算部5に供給さ
れる。
及び調整済み基準速度Vr’に基づいて、移動体の速度
Vを正確に演算するために使用される種々の誤差ε1、
ε2、ε3、ε4、...及びεnが出力される。例え
ば、ε2は基準速度誤差であり基準調整部7に送られ、
ε1は慣性演算部3からの速度Vに対する速度誤差とし
て慣性演算部3に送られる。ここでは具体的な誤差の名
称を与えていないが、誤差ε3、ε4、...及びεn
もまた移動体の速度Vを正確に演算するのに用いられる
各種誤差であり慣性演算部3に送られる。
置に適切なジャイロスコープ1の誤差モデル、加速度計
2の誤差モデル及び速度基準装置4の誤差モデルが使用
される。慣性演算部3での速度Vの演算、速度基準装置
4での基準速度Vrの演算は例えば1/50秒又は1/
250秒ごとに行われ、つまりほぼ実時間で演算される
が、誤差推定演算部5での各種誤差ε1、ε2、ε3、
ε4、...、εnの演算結果は一定の時間間隔Tc、
例えば1秒乃至10秒毎に出力される。図2Aに示すよ
うに、速度誤差ε1は誤差推定演算部5で一定の時間間
隔Tc毎に演算結 果が、ε11、ε12、ε13、ε1
4、ε15、...として出力され、慣性演算部3に供
給される。即ち、速度誤差ε1の最初の値ε11(ε1
=ε11)が誤差推定演算部5から出力されたときの時
刻をt=0とすると、時刻t=Tcではε1=ε12
が、時刻t=2×Tcではε1=ε13が、時刻t=3
×Tcではε1=ε14が、時刻t=4×Tcではε1
=ε15が出力される。また、慣性演算部3には誤差推
定演算部5からの速度誤差ε1が入力され、補正が行わ
れる。つまり慣性演算部3内で加速度を積分して速度を
求めることが前述したようにほぼ実時間で行われてお
り、その求めた速度Viに対して、誤差推定演算部5よ
り入力された速度誤差ε1を補正して速度Vとして出力
する。時刻t=0から時刻t=Tcまでの間はその間に
演算された各速度Viに対し、ε11を補正した値V=
Vi−ε11を出力し、時刻t=Tcからt=2Tcま
での間は同様にこの間で得られている各速度Viに対
し、ε11+ε12を補正した値V=Vi−(ε11+
ε12)を出力し、時刻t=2Tcから時刻t=3Tc
まではこれら間で得られる各Viに対しVi−(ε11
+ε12+ε13)を補正し、以下同様に時間Tcごと
に補正する値ε1が更新される。
演算部5から基準調整部7に出力される基準速度誤差ε
2も速度誤差ε1と同様に一定時間Tc毎に演算結果が
出力され、基準速度誤差ε2の最初の値ε21(ε2=
ε21)が誤差推定演算部5から出力されたときの時刻
をt=0とすると、時刻t=Tcではε2=ε22が、
時刻t=2×Tcではε2=ε23が、時刻t=3×T
cではε2=ε24が、時刻t=4×Tcではε2=ε
25が出力される。また、誤差推定演算部5から演算出
力される各種誤差ε3、ε4、...及びεnについて
も同様であり、単にεの後の第二サフィクスを対応する
ように変えれば良い。つまり、εijは速度情報関連の
i番目の誤差εiの時刻t=(j−1)×Tcで取る値
を示している。
であるが、位置情報を取り扱う場合にも全く同様であ
る。この場合には、速度Vを位置Pに換え、速度基準装
置4を位置基準装置4に換え、基準速度Vrを基準位置
Prに換え、調整済み基準速度Vr’を調整済み基準位
置Pr’に換えれば良い。また、各種誤差についても同
様で、速度誤差ε1を位置誤差δ1に換え、基準速度誤
差ε2を基準位置誤差δ2に換え、残りの他の誤差ε
3、ε4、...、εnをそれぞれ位置Pを正確に演算
するのに用いられる誤差δ3、δ4、...、δmに換
えれば良い。但し、速度情報を取り扱うときに使用され
る誤差の数は、位置情報を取り扱うときに使用される誤
差の数とは必ずしも等しいとは限らない。各種誤差δ
1、δ2、δ3、δ4、...、δmが時刻t=0、T
c、2×Tc、3×Tc、4×Tc、5×Tc、...
で取る値も同様で、単に、εijをδijで置き換えれ
ば良い。ここで、δijは位置情報関連のi番目の誤差
δiが時刻t=(j−1)×Tcで取る値を示してい
る。
より実時間で得られている位置Piに対し、Pi−δ1
1なる補正された出力Pが慣性演算部3から出力され、
時刻t=Tcから時刻t=δTcではその間で実時間で
得られるPiに(δ11+δ12)を補正したP=Pi
−(δ11+δ12)が慣性演算部3から出力され、以
下同様にして、実時間で得られる位置Piに対する誤差
δiに対する更新が時間Tcごとになされる。
述べたように、従来のハイブリッド航法に用いられる慣
性装置では、慣性演算部3、速度基準装置4または位置
基準装置4では実時間的に演算結果が得られるが、誤差
推定演算部5で行われる演算の結果は一定時間間隔Tc
毎の離散的な時間tに付いてのものであり、慣性演算部
3の出力に得られる速度V及び位置Pが推定誤差の更新
ごとにステップ的に変化する。従って、速度V及び位置
Pは、一定時間間隔Tc毎に、不連続に変化する。この
為従来の慣性装置では、慣性演算部3の出力である速度
V或いは位置Pを自動飛行装置等の制御信号として使用
する場合においては、滑らかな制御が出来なかった。特
にヘリコプターのような極めて低速飛行またはホバリン
グ飛行(ほぼ一地点上に停滞 している飛行)を行うとき
に、この不連続に変化する制御信号に機体がそのまま追
従する現象が発生する。慣性演算部3での速度、位置の
演算は誤差が積算されてゆくが、これに対する補正が時
間間隔Tcごとに行われる。この補正値が超低速飛行や
ホバリング飛行の場合は、実際の飛行にもとずく変動に
対し大きなものとなり、自動飛行装置ではあたかも飛行
に変動が生じたかの誤動作をし、この誤差補正の不連続
変化にもとずき、機体がこれに追従する現象が発生す
る。また速度基準装置は例えばドップラセンサであっ
て、電波を放射し、その反射波を受信し、そのドップラ
周波数を検出して速度基準を得るが、また位置基準装置
としては例えばいわゆるGPSの測定値が用いられる
が、何れも電波を利用した測定であって、一時的電波消
失などにもとずきその基準に誤差が生じる。これは通常
平均化されると小さいものであるが、前記極めて低速度
の飛行や、ホバリング飛行などにおいては無視できず、
一定時間間隔Tcで得られる推定誤差速度εiや推定誤
差位置δiが比較的大きくなり、このεiやδiにより
慣性演算部3の出力速度V、出力位置Pがその時比較的
大きくステップ的に変化し、この変化に前述したように
機体が追従することがあった。
解決し、移動体上に設置された慣性装置からの速度Vを
スムーズ化して出力し、自動飛行装置等の制御信号とし
て使用する場合おいて、滑らかな速度の制御を可能とす
る慣性装置を提供する事にある。請求項2の発明の目的
は、移動体上に設置された慣性装置からの位置Pをスム
ーズ化して出力し、自動飛行装置等の制御信号として使
用する場合おいて、滑らかな位置の制御を可能とする慣
性装置を提供する事にある。
動体に搭載され、ジャイロスコープからの角速度及び加
速度計からの加速度が慣性演算部に入力され、上記移動
体の速度が演算されると共に、 誤差推定演算部からの推
定速度誤差が上記慣性演算部に入力され、上記速度に加
算されて補正済速度として上記慣性演算部から出力さ
れ、 その慣性演算部から出力された補正済速度と速度基
準装置からの基準速度とが上記誤差推定演算部に入力さ
れて、上記推定速度誤差が演算され、その演算結果が周
期的に得られて上記推定速度誤差として上記慣性演算部
へ供給される慣性装置において、 上記慣性演算部よりの
上記補正済速度と、上記誤差推定演算部からの上記推定
速度誤差とが入力され、上記補正済速度に対する上記推
定速度誤差による補正が、上記周期の始でほぼゼロで周
期の終りでその推定速度誤差値になり、これらの間でそ
の補正量が徐々に変化するように上記補正済速度に対す
る修正がなされるスムーズ化処理部が設けられる。
ジャイロスコープからの角速度及び加速度計からの加速
度が慣性演算部に入力され、上記移動体の位置が演算さ
れると共に、 誤差推定演算部からの推定位置誤差が上記
慣性演算部に入力され、上記位置に加算されて補正済位
置として上記慣性演算部から出力され、 その慣性演算部
から出力された補正済位置と位置基準装置からの基準位
置とが上記誤差推定演算部に入力されて、上記推定位置
誤差が演算され、その演算結果が周期的に得られて上記
推定位置誤差として上記慣性演算部へ供給される慣性装
置において、 上記慣性演算部よりの上記補正済位置と、
上記誤差推定演算部からの上記推定位置誤差とが入力さ
れ、上記補正済位置に対する上記推定位置誤差による補
正が、上記周期の始でほぼゼロで周期の終りでその推定
位置誤差値になり、これらの間でその補正量が徐々に変
化するように上記補正済位置に対する修正がなされるス
ムーズ化処理部が設けられる。
を参照して説明する。請求項2の発明は請求項1の発明
と一部共通しているから、請求項1の発明の実施例を説
明した後、請求項2の発明の実施例について簡単に述べ
る。また、図1に示した請求項1及び請求項2の発明の
慣性装置の図3に示した従来の慣性装置と対応する部分
には同一符号を付けてある。更に、図3と図1の相違
は、図3に示した従来の慣性装置の最終出力部にスムー
ズ化処理部6が追加されて図1に示した請求項1及び請
求項2の発明の慣性装置が構成されており、これを除く
その他の部分、即ちジャイロスコープ1、加速度計2、
慣性演算部3、速度基準装置4または位置基準装置4、
誤差推定演算部5及び基準調整部7の機能、各種誤差、
それ等の誤差の取る値及び出力信号のタイミングは全く
同じなので、繰り返しの説明は避ける。図1の図3と相
違する部分、つまり図1のスムーズ化処理部6に重点を
おいて説明する。
定演算部5のみならずスムーズ化処理部6にも供給さ
れ、誤差推定演算部5からの速度誤差ε1がスムーズ化
処理部6に供給され、そのスムーズ化処理部6からはス
ムーズ化された速度V’が出力され、また図には示して
いないが、例えば自動操縦装置に送られてハイブリッド
航法に用いられる。図1で、丸括弧()外の変数/パラ
メータが速度情報に関するものであり、丸括弧()内の
変数/パラメータが位置情報に関するものである。ま
た、鍵括弧[]内の装置は速度情報を取り扱うのに用い
られ、丸括弧()内の装置は位置情報を取り扱うのに用
いられ、その他の装置は共通に用いられる。
たように、慣性演算部3から出力される速度Vは、速度
誤差ε1が補正されたものであるが、その速度誤差ε1
の更新は一定時間間隔Tcごとに行われ、従って速度V
はほぼ実時間的に出力されるが、時間間隔Tcごとに小
さなステップ的変化が生じる。
び速度誤差ε1を用いて速度Vのステップ的変化をスム
ーズ化し、スムーズ化された速度V’を出力する。スム
ーズ化の方法には種々考えられるが、この実施例は直線
的にスムーズ化するものである。スムーズ化処理部6か
らのスムーズ化された速度V’は、慣性演算部3からの
速度Vと誤差推定演算部5からの速度誤差ε1を用いて
次のように表される。
Tcである。またtとτとの関係は、t=n×Tc+
τ、n=0、1、2、3、...で表される。最初のT
c時間区間(0≦t≦Tc)では、上述したように、こ
の区間で実時間的に演算された補正前の速度V i に対し
V=V i −ε11、と補正されるから、式(1)より V’=V i −ε11+(ε11/Tc)×(Tc−τ) となる。つまりτ=0ではV’=V i となり、τ=Tc
ではその時のV i に対しε11を補正した値となる。同
様に第2のTc時間区間(Tc≦t≦2×Tc)では、
V=V i −(ε11+ε12)、またε1=ε12であ
るから、式(1)より V’=V i −(ε11+ε12)+(ε12/Tc)×(Tc−τ) となる。第3のTc時間区間(2×Tc≦t≦3×T
c)では、V=V i −(ε11+ε12+ε13)、ま
たε1=ε13であるから、式(1)より V’=V i −(ε11+ε12+ε13)+(ε13/Tc) ×(Tc−τ) となる。図2Bは説明を分かり易くするためV i が一定
値の場合を示しているが、実際は時々刻々変化してい
る。従ってε11、ε12・・・で補正されたVもV i
に対応した変化をしている。このスムーズ化された速度
V’が時間的に変化する様子を図2Cに示すが、この場
合もV i を一定としているので、実際はV i が変化し、
それに対応してV’も変化している。
取り扱う場合であるが、請求項2の発明の位置情報を取
り扱う場合にも全く同様である。この場合には、速度V
を位置Pに換え、速度基準装置4を位置基準装置4に換
え、基準速度Vrを基準位置Prに換え、調整済み基準
速度Vr’を調整済み基準位置Pr’に換えれば良い。
又、スムーズ化された速度V’をスムーズ化された位置
P’に換えれば良い。また同様に、各種誤差についても
速度誤差ε1を位置誤差δ1に換え、基準速度誤差ε2
を基準位置誤差δ2に換え、残りの他の誤差ε3、ε
4、...、εnをそれぞれ位置Pを正確に演算するの
に用いられる誤差δ3、δ4、...、δmに換えれば
良い。但し、速度情報を取り扱うときに使用される誤差
の数は、位置情報を取り扱うときに使用される誤差の数
とは必ずしも等しいとは限らない。各種誤差δ1、δ
2、δ3、δ4、...、δmが時刻t=0、Tc、2
×Tc、3×Tc、4×Tc、5×Tc、...で取る
値も同様で、単に、εijをδijで置き換えれば良
い。ここで、δijは位置情報関連のi番目の誤差δi
が時刻t=(j−1)×Tcで取る値を示している。
ーズ化処理部6から出力されるスムーズ化された位置
P’は、位置Pの実時間的に得られる補正前の位置をP
i とし、各一定時間区間Tcでの時間をτとするとき、
第1のTc時間区間(0≦t≦Tc)では、 P’=P i −δ11+(δ11/Tc)×(Tc−τ) となる。第2のTc時間区間(Tc≦t≦2×Tc)で
は、 P’=P i −(δ11+δ12)+(δ12/Tc)×(Tc−τ) となる。第3のTc時間区間(2×Tc≦t≦3×T
c)では、 P’=P i −(δ11+δ12+δ13)+(δ13/Tc) ×(Tc−τ) となる。
置された慣性装置からの速度がスムーズ化して出力され
るので、自動飛行装置等の制御信号として使用する場合
において、滑らかな速度の制御が可能となる。なお速度
Vのステップ状変化を、スムーズにするにはスムーズ化
処理部6の代わりに単なる低域通過フィルタ乃至時定数
回路を用いることができるが、その場合は実時間的に得
られている速度Vの変動もスムーズ化されて、小さい変
動が失なわれてしまい、また大きい変動が遅れてしま
い、本来の制御が正しく行われなくなる。しかしこの発
明では推定誤差ε1の更新時の変化のみをスムーズ化す
るため、速度Vの変動は正しく伝達され、ε1の急な変
動にもとずく誤動作は回避できる。請求項2の発明によ
れば、移動体上に設置された慣性装置からの位置がスム
ーズ化して出力されるので、自動飛行装置等の制御信号
として使用する場合において、滑らかな位置の制御が可
能となる。この場合も位置Pの変動は影響されることな
く、推定誤差δ1の更新時の変化のみをスムーズ化する
ことができる。
の時間的変化を示す図、Cはスムーズ化された速度の時
間的変化を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 移動体に搭載され、ジャイロスコープか
らの角速度及び加速度計からの加速度が慣性演算部に入
力され、上記移動体の速度が演算されると共に、 誤差推定演算部からの推定速度誤差が上記慣性演算部に
入力され、上記速度に加算されて補正済速度として上記
慣性演算部から出力され、 その慣性演算部から出力された補正済速度と速度基準装
置からの基準速度とが上記誤差推定演算部に入力され
て、上記推定速度誤差が演算され、その演算結果が周期
的に得られて上記推定速度誤差として上記慣性演算部へ
供給される慣性装置において、 上記慣性演算部よりの上記補正済速度と、上記誤差推定
演算部からの上記推定速度誤差とが入力され、上記補正
済速度に対する上記推定速度誤差による補正が、上記周
期の始でほぼゼロで周期の終りでその推定速度誤差値に
なり、これらの間でその補正量が徐々に変化するように
上記補正済速度に対する修正がなされる スムーズ化処理
部が設けられていることを特徴とする慣性装置。 - 【請求項2】 移動体に搭載され、ジャイロスコープか
らの角速度及び加速度計からの加速度が慣性演算部に入
力され、上記移動体の位置が演算されると共に、 誤差推定演算部からの推定位置誤差が上記慣性演算部に
入力され、上記位置に加算されて補正済位置として上記
慣性演算部から出力され、 その慣性演算部から出力された補正済位置と位置基準装
置からの基準位置とが上記誤差推定演算部に入力され
て、上記推定位置誤差が演算され、その演算結果が周期
的に得られて上記推定位置誤差として上記慣性演算部へ
供給される慣性装置において、 上記慣性演算部よりの上記補正済位置と、上記誤差推定
演算部からの上記推定位置誤差とが入力され、上記補正
済位置に対する上記推定位置誤差による補正が、上記周
期の始でほぼゼロで周期の終りでその推定位置誤差値に
なり、これらの 間でその補正量が徐々に変化するように
上記補正済位置に対する修正がなされる スムーズ化処理
部が設けられていることを特徴とする慣性装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14564892A JP2597269B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 慣性装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14564892A JP2597269B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 慣性装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05340763A JPH05340763A (ja) | 1993-12-21 |
JP2597269B2 true JP2597269B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=15389877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14564892A Expired - Fee Related JP2597269B2 (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 慣性装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597269B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102044508B1 (ko) * | 2018-03-14 | 2019-11-13 | 국방과학연구소 | 관성 항법 시스템의 항법 정보 제공 장치 및 그 방법 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP14564892A patent/JP2597269B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05340763A (ja) | 1993-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN113945206B (zh) | 一种基于多传感器融合的定位方法及装置 | |
CN111207774B (zh) | 一种用于激光-imu外参标定的方法及系统 | |
CN110926460B (zh) | 一种基于IMU的uwb定位异常值处理方法 | |
CN111721289A (zh) | 车辆定位方法、装置、设备、存储介质及车辆 | |
CN112798021B (zh) | 基于激光多普勒测速仪的惯导系统行进间初始对准方法 | |
CN109813308A (zh) | 姿态估计方法、装置及计算机可读存储介质 | |
US20230366680A1 (en) | Initialization method, device, medium and electronic equipment of integrated navigation system | |
CN113203429B (zh) | 一种陀螺仪温度漂移误差的在线估计及补偿方法 | |
JP2012173190A (ja) | 測位システム、測位方法 | |
CN110941285A (zh) | 一种基于双ip核的无人机飞行控制系统 | |
CN108871323B (zh) | 一种低成本惯性传感器在机动环境下的高精度导航方法 | |
JP5164645B2 (ja) | カルマンフィルタ処理における繰り返し演算制御方法及び装置 | |
CN108313330B (zh) | 一种基于增广Kalman滤波的卫星干扰力矩估计方法 | |
CN111190207B (zh) | 基于pstcsdref算法的无人机ins bds组合导航方法 | |
CN110595434B (zh) | 基于mems传感器的四元数融合姿态估计方法 | |
JP2597269B2 (ja) | 慣性装置 | |
CN110736459B (zh) | 惯性量匹配对准的角形变测量误差评估方法 | |
CN111123381A (zh) | 一种用于平台式重力仪减小水平加速度影响的方法 | |
CN113447018B (zh) | 一种水下惯性导航系统的姿态实时估计方法 | |
JPH03285110A (ja) | 角速度計測装置 | |
JPH11248456A (ja) | 3軸姿勢検出装置 | |
JP3375720B2 (ja) | 船舶の慣性航法装置 | |
JP3919911B2 (ja) | 方位姿勢基準装置 | |
JP2001264106A (ja) | 慣性航法装置、慣性航法装置の初期化方法及び記録媒体 | |
CN117508642B (zh) | 一种挠性航天器双模式姿态确定方法及装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961001 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 15 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |