JP2597156B2 - 流雪溝システム - Google Patents
流雪溝システムInfo
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- JP2597156B2 JP2597156B2 JP18651688A JP18651688A JP2597156B2 JP 2597156 B2 JP2597156 B2 JP 2597156B2 JP 18651688 A JP18651688 A JP 18651688A JP 18651688 A JP18651688 A JP 18651688A JP 2597156 B2 JP2597156 B2 JP 2597156B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、本流路からの取水量を制限して雪片を放流
用流雪溝から本流路に好適に移送させることができる流
雪溝システムに関する。
用流雪溝から本流路に好適に移送させることができる流
雪溝システムに関する。
（従来の技術） 従来、路上等に降雪した大量の積雪を投棄し、水とと
もに河川或いは農業用水路に放流する流雪溝システムで
は、取水ポンプによって本流路から取水した水を前記流
雪溝の下流領域に流し込み、流雪溝の上流から流下して
きた水と協働して雪片を本流路に放流するようにしてい
る。
もに河川或いは農業用水路に放流する流雪溝システムで
は、取水ポンプによって本流路から取水した水を前記流
雪溝の下流領域に流し込み、流雪溝の上流から流下して
きた水と協働して雪片を本流路に放流するようにしてい
る。
（発明が解決しようとする課題） しかし、前記従来の流雪溝システムでは、河川法によ
つて取水量が制限されているため、常時、本流路から取
水することができず、例えば、本流路の水位が低下して
いる場合のように取水量の制限が高くなると、取水量に
不足を生じて雪片をスムーズに放流することができなく
なる欠点を有している。そのために、地下水を取水して
使用することが考えられるけども、地盤沈下を招くおそ
れがある。
つて取水量が制限されているため、常時、本流路から取
水することができず、例えば、本流路の水位が低下して
いる場合のように取水量の制限が高くなると、取水量に
不足を生じて雪片をスムーズに放流することができなく
なる欠点を有している。そのために、地下水を取水して
使用することが考えられるけども、地盤沈下を招くおそ
れがある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、本流
路からの取水を小量に制限し、かつ所定量取水したのち
に取水を停止して、取水制限を回避するようにしている
のにもかかわらず、雪片をスムーズに放流することがで
きる流雪溝を提供することを目的とする。
路からの取水を小量に制限し、かつ所定量取水したのち
に取水を停止して、取水制限を回避するようにしている
のにもかかわらず、雪片をスムーズに放流することがで
きる流雪溝を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 前記目的を達成するために本発明は、流雪溝の下流端
部にピツトを設け、該ピツト内に配置した噴流ユニツト
を運転してピツト内の水を濾過案内板の上り勾配に傾斜
したガイド濾過面にそって上方かつ本流路側に噴流さ
せ、この噴流水によって前記ガイド濾過面を乗こえてピ
ツト内の雪片を前記本流路に移送させるとともに、ガイ
ド濾過面を透して噴流水をピツト内に還流し、前記取水
でピツトの水位が所定水位に達したとき前記取水ポンプ
の運転を停止し、かつ循環ポンプを運転してピツト内の
水を流雪溝の上流領域に循環させるようにしたものであ
る。
部にピツトを設け、該ピツト内に配置した噴流ユニツト
を運転してピツト内の水を濾過案内板の上り勾配に傾斜
したガイド濾過面にそって上方かつ本流路側に噴流さ
せ、この噴流水によって前記ガイド濾過面を乗こえてピ
ツト内の雪片を前記本流路に移送させるとともに、ガイ
ド濾過面を透して噴流水をピツト内に還流し、前記取水
でピツトの水位が所定水位に達したとき前記取水ポンプ
の運転を停止し、かつ循環ポンプを運転してピツト内の
水を流雪溝の上流領域に循環させるようにしたものであ
る。
（作用） 本発明によれば、取水ポンプを運転して本流路の水を
流雪溝およびピツトに取水し、ピツトに配置した噴流ユ
ニツトを運転して、ピツト内の水を濾過案内板の上り勾
配に傾斜したガイド濾過面にそって上方かつ本流路側に
噴流させ、この噴流水によつて前記ガイド濾過面を乗こ
えてピツト内の雪片を前記本流路に積極的に移送さえる
とともに、ガイド濾過面を透して噴流水をピツトに還流
する。そして、ピツトの水位が所定水位に達したとき取
水ポンプの運転を停止し、循環ポンプを運転してピツト
の水を流雪溝の上流領域に循環させるので、本流路から
の取水量をきわめて小量に制限することができる。
流雪溝およびピツトに取水し、ピツトに配置した噴流ユ
ニツトを運転して、ピツト内の水を濾過案内板の上り勾
配に傾斜したガイド濾過面にそって上方かつ本流路側に
噴流させ、この噴流水によつて前記ガイド濾過面を乗こ
えてピツト内の雪片を前記本流路に積極的に移送さえる
とともに、ガイド濾過面を透して噴流水をピツトに還流
する。そして、ピツトの水位が所定水位に達したとき取
水ポンプの運転を停止し、循環ポンプを運転してピツト
の水を流雪溝の上流領域に循環させるので、本流路から
の取水量をきわめて小量に制限することができる。
（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基ずいて説明する。
第１図は本発明の一実施例を示す概略縦断側面図であ
り、図において、河川或いは農業用水路等の本流路１に
は、流雪溝２を通過した水および雪片Ｓが放流される。
り、図において、河川或いは農業用水路等の本流路１に
は、流雪溝２を通過した水および雪片Ｓが放流される。
流雪溝２の下流端にピツト３が設けられ、このピツト
３の下流端部に側面山形の濾過案内板４を設けている。
濾過案内板４は、例えばステンレス鋼板のような非発錆
性材製の有孔（孔あき）プレートによってなり、ピツト
３の下流側に向かって比較的急峻な角度で上り勾配に傾
斜したガイド濾過面4Aと、このガイド濾過面4Aの上端か
ら前方に緩やかに下向きに傾斜した流下濾過面4Bを有し
ている。
３の下流端部に側面山形の濾過案内板４を設けている。
濾過案内板４は、例えばステンレス鋼板のような非発錆
性材製の有孔（孔あき）プレートによってなり、ピツト
３の下流側に向かって比較的急峻な角度で上り勾配に傾
斜したガイド濾過面4Aと、このガイド濾過面4Aの上端か
ら前方に緩やかに下向きに傾斜した流下濾過面4Bを有し
ている。
ピツト３内には、噴流ユニツト５と循環ポンプ６が配
置され、本流路１に取水ポンプ７が配置されている。前
記噴流ユニツト５は水中ポンプ5Aと、この水中ポンプ5A
の吐出側に取付けられた、例えば溝幅方向に幅広の扁平
ノズル5Bとからなり、このノズル5Bはその従軸線をガイ
ド濾過面4Aに平行もしくは略平行に設定した状態で上向
きに指向している。
置され、本流路１に取水ポンプ７が配置されている。前
記噴流ユニツト５は水中ポンプ5Aと、この水中ポンプ5A
の吐出側に取付けられた、例えば溝幅方向に幅広の扁平
ノズル5Bとからなり、このノズル5Bはその従軸線をガイ
ド濾過面4Aに平行もしくは略平行に設定した状態で上向
きに指向している。
前記循環ポンプ６および取水ポンプ７は、第２図およ
び第３図に示すように接続されている。即ち、取水ポン
プ７の吐出口7Aは取水制御弁８を介設した管路９を介し
て流雪溝２の上流領域の先端位置に連通し、循環ポンプ
６の吐出口は吐出弁10を介して管路９における取水制御
弁８の下流側に接続されている。
び第３図に示すように接続されている。即ち、取水ポン
プ７の吐出口7Aは取水制御弁８を介設した管路９を介し
て流雪溝２の上流領域の先端位置に連通し、循環ポンプ
６の吐出口は吐出弁10を介して管路９における取水制御
弁８の下流側に接続されている。
つぎに、前記構成の作用について説明する。
取水制御弁８を開弁して取水ポンプ７を運転し、本流
路１から取水した水を、管路９を介して流雪溝２の上流
領域の先端位置に導入する。水は流雪溝の勾配に沿って
自然流下し、同時に雪片Ｓを流雪溝内へ投入する。水及
び雪片Ｓがピット３に到達するとピツト３に配置した噴
流ユニツト５の水中ポンプ5Aを運転して、扁平ノズル5B
からピツト３内の水を濾過案内板４の上り勾配に傾斜し
たガイド濾過面4Aにそって上方かつ本流路１側に噴流さ
せ、この噴流水によつてピツト３内の雪片Ｓを前記ガイ
ド濾過面4Aを乗こえて流下濾過面4Bに至らせ、ここから
本流路１に積極的に移送させるとともに、ガイド濾過面
4Aおよび流下濾過面4Bを透して噴流水をピツト３に還流
する。この還流によって取水の浪費が回避できる。ピツ
ト３の水位が所定水位に達したとき、この水位を水位セ
ンサー（図示せず）によって検出し、検出信号を取水ポ
ンプ７に出力して取水ポンプ７の運転を停止し、取水制
御弁８を閉弁したのち、吐出弁10を開弁して循環ポンプ
６を運転し、管路９を介してピツト３の水を流雪溝２の
上流領域に循環させる。したがって、本流路１から取水
することなく雪片Ｓを本流路１に移送させることができ
る。尚、ピツト３内の水位が所定水位よりも低下した場
合には、この水位を水位センサーによって検出し、検出
信号を取水ポンプ７に出力して取水ポンプ７の運転を再
開し、本流路１の水を流雪溝２の上流領域に流し込んで
水位を回復させればよい。
路１から取水した水を、管路９を介して流雪溝２の上流
領域の先端位置に導入する。水は流雪溝の勾配に沿って
自然流下し、同時に雪片Ｓを流雪溝内へ投入する。水及
び雪片Ｓがピット３に到達するとピツト３に配置した噴
流ユニツト５の水中ポンプ5Aを運転して、扁平ノズル5B
からピツト３内の水を濾過案内板４の上り勾配に傾斜し
たガイド濾過面4Aにそって上方かつ本流路１側に噴流さ
せ、この噴流水によつてピツト３内の雪片Ｓを前記ガイ
ド濾過面4Aを乗こえて流下濾過面4Bに至らせ、ここから
本流路１に積極的に移送させるとともに、ガイド濾過面
4Aおよび流下濾過面4Bを透して噴流水をピツト３に還流
する。この還流によって取水の浪費が回避できる。ピツ
ト３の水位が所定水位に達したとき、この水位を水位セ
ンサー（図示せず）によって検出し、検出信号を取水ポ
ンプ７に出力して取水ポンプ７の運転を停止し、取水制
御弁８を閉弁したのち、吐出弁10を開弁して循環ポンプ
６を運転し、管路９を介してピツト３の水を流雪溝２の
上流領域に循環させる。したがって、本流路１から取水
することなく雪片Ｓを本流路１に移送させることができ
る。尚、ピツト３内の水位が所定水位よりも低下した場
合には、この水位を水位センサーによって検出し、検出
信号を取水ポンプ７に出力して取水ポンプ７の運転を再
開し、本流路１の水を流雪溝２の上流領域に流し込んで
水位を回復させればよい。
（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、本流路から流雪
溝およびピツトに取水し、ピツトに配置した噴流ユニツ
トを運転して、ピツト内の水を濾過案内板の上り勾配に
傾斜したガイド濾過面にそって上方かつ本流路側に噴流
させ、この噴流水によつて前記ガイド濾過面を乗こえて
ピツト内の雪片を前記本流路に積極的に移送させるよう
にしているから、雪片をスムーズに放流させることがで
きる。しかも、ピツトの水位が所定水位に達したとき取
水ポンプの運転を停止し、循環ポンプを運転してピツト
の水を流雪溝の上流領域に循環させるので、本流路から
の取水量をきわめて小量に制限することができる。
溝およびピツトに取水し、ピツトに配置した噴流ユニツ
トを運転して、ピツト内の水を濾過案内板の上り勾配に
傾斜したガイド濾過面にそって上方かつ本流路側に噴流
させ、この噴流水によつて前記ガイド濾過面を乗こえて
ピツト内の雪片を前記本流路に積極的に移送させるよう
にしているから、雪片をスムーズに放流させることがで
きる。しかも、ピツトの水位が所定水位に達したとき取
水ポンプの運転を停止し、循環ポンプを運転してピツト
の水を流雪溝の上流領域に循環させるので、本流路から
の取水量をきわめて小量に制限することができる。
【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例を示す概略縦断側面図、第２
図は同概略平面図、第３図は取水系および循環系の一例
を示す概略側面図である。 １……本流路 ２……流雪溝 ３……ピツト ４……濾過案内板 4A……ガイド濾過面 ５……噴流ユニツト ６……循環ポンプ ７……取水ポンプ
図は同概略平面図、第３図は取水系および循環系の一例
を示す概略側面図である。 １……本流路 ２……流雪溝 ３……ピツト ４……濾過案内板 4A……ガイド濾過面 ５……噴流ユニツト ６……循環ポンプ ７……取水ポンプ
Claims (1)
- 【請求項１】取水ポンプによって取水された本流路の水
を本流路への放流用流雪溝の上流領域に流し込み、流雪
溝の上流からの流下水と協働して雪片を本流路に放流さ
せる流雪溝システムにおいて、前記流雪溝の下流端部に
ピツトを設け、該ピツト内に配置した噴流ユニツトを運
転してピツト内の水を濾過案内板の上り勾配に傾斜した
ガイド濾過面にそって上方かつ本流路側に噴流させ、こ
の噴流水によって前記ガイド濾過面を乗こえてピツト内
の雪片を前記本流路に移送させるとともに、ガイド濾過
面を透して噴流水をピツト内に還流し、前記取水および
流下水でピツトの水位が所定水位に達したとき前記取水
ポンプの運転を停止し、かつ循環ポンプを運転してピツ
ト内の水を流雪溝の上流領域に循環させることを特徴と
する流雪溝システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18651688A JP2597156B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 流雪溝システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18651688A JP2597156B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 流雪溝システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0238612A JPH0238612A (ja) | 1990-02-08 |
| JP2597156B2 true JP2597156B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=16189864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18651688A Expired - Lifetime JP2597156B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | 流雪溝システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597156B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005042124A1 (de) * | 2005-09-06 | 2007-03-08 | Jähnig, Jürgen | Vorrichtung zum Aufnehmen von zu beseitigendem Schnee und/oder Eis |
-
1988
- 1988-07-26 JP JP18651688A patent/JP2597156B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0238612A (ja) | 1990-02-08 |
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