JP2596883B2 - マット製造方法 - Google Patents

マット製造方法

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JP2596883B2
JP2596883B2 JP5121835A JP12183593A JP2596883B2 JP 2596883 B2 JP2596883 B2 JP 2596883B2 JP 5121835 A JP5121835 A JP 5121835A JP 12183593 A JP12183593 A JP 12183593A JP 2596883 B2 JP2596883 B2 JP 2596883B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、木材製造工程におい
て必然的に発生する糸状木屑、大鋸屑、樹皮粉を素材と
して土壌に敷設するマットの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来木材の製造工程において発生する木
屑、大鋸粉、樹皮粉は廃棄されるか、精々更に粉砕され
た上で、肥料、家畜の飼料として利用されることが多
く、これをゴルフ場、テニスコートなどの芝生を育成す
るためのマットの材料として用いる発想は存在しなかっ
た。
【0003】それ故、これらを素材としてマットを製造
する為の本格的な方法も存在しなかった。
【0004】
【発明が解決を必要とする課題】本願発明は、これらの
木屑、大鋸粉、樹皮粉を素材として土壌に敷設するマッ
トを製造する為の方法を提供することを発明の課題とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本願発明の構成は、糸状木屑貯蔵部、大鋸粉貯蔵
部、樹皮粉貯蔵部をそれぞれ設け、該樹皮粉貯蔵部及び
該大鋸屑貯蔵部からそれぞれ上側及び下側に供給された
樹皮粉及び大鋸粉に接着剤を混入させて撹拌することに
よって上側層及び下側層の素材をそれぞれ形成し、糸状
木屑貯蔵部及び大鋸粉貯蔵部からそれぞれ供給された糸
状木屑及び大鋸粉に接着剤を混入させて撹拌し、かつこ
れをロールによって圧接させながら移行することによっ
て中間層を形成し、該中間層に対し、上側及び下側から
それぞれ上側層及び下側層を各撹拌装置から移行させて
中間層に接着し、これによって重畳された上側層、中間
層及び下側層を所定の平面方向の大きさに切断すること
によるマット製造方法からなる。
【0006】
【発明の作用】本願発明が製造しようとするマットは、
基本的には図1に示すように、樹皮粉、大鋸粉を接着剤
によって接合された上側層1及び下側層3、糸状木屑、
大鋸屑に接着剤を混入させて圧接され、クッションとし
ての役割を果す中間層からなる。
【0007】上側層1は、その製造工程に際して、芝生
を育成するための芝生の種子が混入されるが、これは上
側層1から芝生の発芽及び育成を行わせるためである。
【0008】他方、上側層1においては、樹皮粉、大鋸
屑を接着によって接合しているが、これは上側層1が歩
行者の歩者に際し、土壌と同じような触覚・感覚を有す
ることが要請されるからである。
【0009】中間層2は、芝生の根が育成するのに必要
な水分及び空気を保持すると共に、クッションとしての
役割を果すために、糸状木屑及び大鋸粉、接着剤を素材
としてこれを圧接した状態としている。
【0010】下側層3は、土壌からの雑草の発芽及び育
成を防御すると共に、上側層1から伸張してきた芝生の
根を土壌側に通過させ、かつマット内に保持された水分
を土壌側に排水するため、水及び芝生の根が通過するか
または経年変化によって通過し得る隙間が存在すること
が必要である。
【0011】このため、通常上側層1と同様の素材を使
用し、かつ上側層1と同様に接着剤による接合が行われ
ている。
【0012】かくして、本願発明においては、これらの
上側層1、下側層3、中間層2を形成するための素材を
それぞれ貯蔵部から供給し、必要な撹拌等を行った上で
各層を形成し、かつ上側層1、下側層3を中間層2に対
してそれぞれ上側及び下側から接着することによって各
層を重畳する工程を実現することになる。
【0013】図1では、一つの層からなる中間層2が形
成されているが、実際に使用する中間層2では、図2に
示すように、中間層2の上側を特に肥料を含有する肥料
層21とし、中間層2の下側を除草剤を含有する除草剤
層23とすることが多い。
【0014】このような場合には3種類の中間層2に対
応した各中間層製造装置を設け、更にこれらを圧接する
ことが必要となる(この点は、実施例2において後述す
る。)。
【0015】
【実施例1】図3は、図1に示す3層からなるマットの
製造工程を示す実施例である。
【0016】実施例1においては、糸状木屑、大鋸粉及
び接着剤を撹拌装置によって撹拌した後、中間層圧接ロ
ーラー8によって圧接した後、これによって一層の中間
層2を移動させ、その上側及び下側においてそれぞれ樹
皮粉、大鋸粉、接着剤を撹拌機によって撹拌することに
よって得られた粘性状の上側層1及び下側層3がそれぞ
れスプレーガン12によって移動してくる中間層2に接
着されている。全ての工程において、層の移動は回転す
るローラーが行う。
【0017】尚、下側層3からの吹付けにおいては、金
網の上を中間層2を移送させ、該金網の下側から下側層
3の素材を吹付けている。
【0018】これは、圧接された中間層2が十分な強度
を有していないため、金網の下方からの支持がない場合
には、引き裂ける可能性があることによる。これはスプ
レーガン12、加熱装置14、冷却装置15の各工程に
おいて行われる。
【0019】また金網は、網目の異なるものを数枚並べ
ておくことで、中間層2の下側に吹き付けられる下側層
3に対し、ムラが生じないと共に、加熱・冷却の効果を
良くする。
【0020】実際の製造工程においては、上側層1では
芝生の種子を素材に混入させるため、撹拌に際し、芝生
の種子を添加させている。
【0021】このように、上側層1及び下側層3を中間
層2に接着することによって、重畳された3層は、加熱
乾燥機中に送られ、各層の水分を蒸発させて各層の接着
力を高め、また軽量化させると共に、上側層1及び下側
層3の樹皮粉に含まれている雑菌を殺菌する。
【0022】そして、加熱乾燥の後、送風による冷却を
行って素材中の熱を除去するが、これは熱が温存するこ
とによって素材の変質等の悪影響を生ずることを防ぐた
めである。
【0023】このようにして形成されたマットは、所定
の長さに切断され、かつ巻取りが行われている。
【0024】
【実施例2】実施例2においては、中間層2を糸状木屑
及び大鋸粉の割合をそれぞれ3種類の異なる比率に設定
し、それぞれ異なる比率に基づく素材及びこれに添加さ
れた接着剤を撹拌し、かつ撹拌後、各中間層圧接ローラ
ー8によってそれぞれ3種類ごとに圧着された後、3種
類の層を改めて圧着ローラー81によって上側、中間及
び下側の各部分を重畳させた上で該圧着によって先送り
される。
【0025】中間層2の内、上側の撹拌においては肥料
が添加されて一体となって撹拌され、肥料層21を形成
し、下側の各範囲おいては、除草剤が添加されて一体と
なって撹拌されて除草剤層23を形成している。
【0026】実施例2においては、このようにして重畳
された3層からなる中間層2に対し、上側の撹拌機によ
って形成された粘性状の上側層1及び下側の撹拌機によ
って形成された粘性状の下側層3は、それぞれ圧接ロー
ラー13によって中間層2に圧着されている。
【0027】上側層1及び下側層3を中間層2に圧着し
た後において、加熱乾燥工程及び冷却工程を経た上で、
所定の平面形状となるよう切断され、更に巻取りが行わ
れる点は実施例1の場合と同様である。
【0028】
【発明の効果】以上の如き本願発明の方法及びそれらの
装置によって、土壌に新設するマットを自動的に製造す
ることが出来る。
【0029】しかも、製造工程中において芝生の種を上
側層に混入させた場合には、通常の芝生の大きさのよう
に地面において芝生の種を散布する等の必要がなく、芝
生面を簡単に製造することになる。
【0030】他方、このような方法及び装置の実現によ
って、木材の製造工程に応じて生じた木屑、大鋸粉、樹
皮粉等をマットの素材として有効に使用することが可能
となる。
【0031】このように、本願発明は、諸方面において
有意義な効果をもたらすので、その価値は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】:断面図 本願発明の製造目的物であるマットの形状を示す
【図2】:断面図 本願発明の製造目的物であるマット
の中間層の一部として、肥料層及び除草剤層を設けたマ
ットの形状を示す
【図3】(a)、(b):上面図及び側面図 実施例1によるマットの製造方法を示す
【図4】(a)、(b):上面図及び側面図 実施例2によるマットの製造方法を示す
【符合の簡単な説明】
1:上側層 2:中間層 21:肥料層 23:除草剤層 3:下側層 4:糸状木屑貯蔵装置 5:大鋸粉貯蔵装置 6:樹皮粉貯蔵装置 7:中間層撹拌装置 8:中間層圧着ローラー 81:中間層集積圧着ローラー 9:上側層撹拌装置 10:下側層撹拌装置 11:集積圧接ローラー 12:スプレーガン 13:圧着ローラー 14:加熱装置 15:冷却装置 16;切断装置 17:巻取り機

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸状木屑貯蔵部、大鋸粉貯蔵部、樹皮粉
    貯蔵部をそれぞれ設け、該樹皮粉貯蔵部及び該大鋸屑貯
    蔵部からそれぞれ上側及び下側に供給された樹皮粉及び
    大鋸粉に対し、接着剤を混入し、当該樹皮粉、当該大鋸
    粉及び当該接着剤を撹拌することによって上側層及び下
    側層の素材をそれぞれ形成し、糸状木屑貯蔵部及び大鋸
    粉貯蔵部からそれぞれ供給された糸状木屑及び大鋸粉に
    対し、接着剤を混入し、当該糸状木屑、当該大鋸粉及び
    当該接着剤を撹拌し、かつこれをロールによって圧接さ
    せながら移行することによって中間層を形成し、該中間
    層に対し、上側及び下側からそれぞれ上側層及び下側層
    を各撹拌装置から移行させて中間層に接着し、これによ
    って重畳された上側層、中間層及び下側層を所定の平面
    方向の大きさに切断することによるマット製造方法。
  2. 【請求項2】 上側層及び下側層を中間層に接着する為
    に、粘性状態となっている上側層及び下側層をスプレー
    ガンによって、中間層に吹付けることを特徴とする請求
    項1記載のマット製造方法。
  3. 【請求項3】 上側層及び下側層を中間層に接着するた
    めに、上側層及び下側層をそれぞれ上側及び下側に位置
    するローラーによって中間層に圧着することを特徴とす
    る請求項1記載のマット製造方法。
  4. 【請求項4】 中間層の製造工程において、糸状木屑貯
    蔵部及び大鋸粉貯蔵部からそれぞれ供給される糸状木
    屑、大鋸粉の比率を複数種類設定し、それぞれ設定され
    た異なる比率に対応して撹拌装置及び圧接用ローラーを
    それぞれ設け、かつ各プレス用ローラーによって移行さ
    れた各中間層を改めてプレス用ローラーによって一体と
    して圧着かつ移行させることを特徴とする請求項1記載
    のマット製造方法。
  5. 【請求項5】 糸状木屑、大鋸粉の比率を3種類設定
    し、上側の中間層の撹拌に際し、肥料を添加し、下側の
    中間層の撹拌に際し除草剤を添加することを特徴とする
    請求項4記載のマット製造方法。
  6. 【請求項6】 上側層の撹拌に際し、芝生の種子を添加
    することを特徴とする請求項1記載のマット製造方法。
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