JP2596510Y2 - 測量機 - Google Patents

測量機

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JP2596510Y2
JP2596510Y2 JP1991092708U JP9270891U JP2596510Y2 JP 2596510 Y2 JP2596510 Y2 JP 2596510Y2 JP 1991092708 U JP1991092708 U JP 1991092708U JP 9270891 U JP9270891 U JP 9270891U JP 2596510 Y2 JP2596510 Y2 JP 2596510Y2
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surveying instrument
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十三夫 磯崎
孝 川嶋
満孝 阿部
裕幸 土金
英郎 山田
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は測量機の改良に係り、特
に測距測角儀等の測量機において、杭打ち作業を良好に
行なうことのできる測量機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】測量作業の中には、いわゆる「杭打ち」
と称する作業があるが、この「杭打ち」は、以下の如き
手段で行なっている。先ず、2人のうち1人が地上の所
定位置に測距測角儀を据え付け、他方の1人(ターゲッ
トマン)が杭打ちをすべき地点(例えば、測距測角儀か
ら100mほど離れた地点)にプリズム等のターゲット
を持って位置する。測距測角儀には、予め杭打ちをすべ
き地点を設定してあり、測距測角儀側の者の声や動作に
よる指示によって、ターゲットマンを左右及び前後方向
に移動させ、所定の設定位置、即ち測距測角儀の望遠鏡
の視準軸の中心でかつ所定距離にプリズムを正対して据
えさせ、杭打ち作業を行なっている。
【0003】ところで最近、この杭打ち作業において移
動するプリズム(ターゲット)までの距離をスピーディ
ーに刻々と測定する、いわゆるトラッキング測定が行な
われているが、このとき、測距測角儀等の測量機側から
出射された電磁波(以下単に「送光光」という)の範囲
に位置させるための横方向の位置決めについては、図4
で示すように、測距測角儀側の指令によらずに、ターゲ
ットマン自らの判断で位置決めする手段も取られてい
る。即ち、測距測角儀11のガイド光装置から左右に僅
かの角度をもって、かつ中心において僅かに重なるよう
に赤R及び青Bのガイド光を放射し、ターゲットマンは
ターゲット12を持ちながら左右に移動して、この赤R
及び青Bのガイド光が重なった部分RB、即ち両方の色
が視認できる位置(つまり送光光の範囲部分)にターゲ
ット12を移動させることにより、送光光上にターゲッ
ト12を位置させるようにしている。そして、後は測距
測角儀側の者の指令に従って、前後方向に移動して杭打
ち位置を確定することによって、スピーディーな作業を
行なうことができるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例におけるガイド光装置からのガイド光で、杭打ち作業
における横方向の位置決めを行なう方法においては、精
度を確保する関係上、ガイド光の光源が小さく、ガイド
光のカバーする範囲も狭いため、ガイド光のカバーする
範囲を外れた場合に、ターゲットマンはガイド光の領域
をとらえることが困難であるという不都合がある。一
方、測距測角儀側では数秒間反射光が帰ってこないと、
計測ができず、最初からやり直す作業が必要となってし
まうため、送光光上からターゲットが外れると、その都
度、作業をやり直す必要が生じる等の問題がある。更に
ガイド光装置は比較的高価であり、これを測距測角儀に
組み込むと全体が高価となってしまうという不都合もあ
る。
【0005】そこで本考案は、高価なガイド光装置を測
量機に組み込む必要をなくし、しかもターゲットマンが
測量機側からの指令を待たずに自らの判断で送光光の範
囲内に、ターゲットを迅速に位置させることのできる測
量機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するため、一対の支柱間に支承した望遠鏡を備え、電
磁波を用いて測距測角を行なう杭打ち作業をするときに
用いられる測量機であって、前記測量機の望遠鏡の視準
軸に対して略平行方向に位置する面を、測量機の他の面
と異なる色彩としたものである。そして、前記測量機の
望遠鏡の視準軸に対して略平行方向に位置する面として
は、支柱の側面が好適であり、また測量機の中心から見
て左右に位置する面をそれぞれ別個の色彩にすると良
い。
【0007】
【作用】本考案では、測量機の望遠鏡の視準軸に対して
略平行方向に位置する面を他の面と異なる色彩にしたの
で、ターゲットマンがターゲットを測量機からの送光光
の範囲内に位置させるには、測量機の前記視準軸に対し
略平行方向に位置する面の色彩が見えない位置にターゲ
ットを据えるだけで良い。特に、比較的近距離の場合に
は精度よく送光光の範囲だけでなく視準軸上に位置させ
ることも可能となる。
【0008】そして支柱の側面に色彩をした場合には、
ターゲットマンの位置によって、一方の面が見えたり他
方の面が見えたりするため、それによって、ターゲット
マンが左右のどちらに移動したら良いかが容易に判断で
き、素早くターゲットを送光光の範囲内に位置させるこ
とができる。しかも、この左右の面を異なる色彩にすれ
ば、かなり離れた場所からでも、ターゲットマンの左右
の移動方向が確実に認識でき、一層ターゲットの移動方
向が明瞭となって、より迅速な送光光方向への移動が可
能となる。以上のように、本考案によれば、送光光の範
囲から外れれば、外れるほど色彩の視認がより可能な状
態となるために、極めて容易に送光光の範囲にターゲッ
トを移動することができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図1乃至図3に基
づいて説明する。図1は、本考案の測量機、特に測距測
角儀を示す正面図、図2はその左側面図、図3は同じく
右側面図を示すものである。測距測角儀1は、左右の支
柱2,3に支承されている望遠鏡カバー4の略中央に望
遠鏡5が配置され、その下方位置に測定操作を行なうた
めのキーボード6が配設されている。また、支柱2,3
の上部には、略コ字形の把手7が設けられている。
【0010】そして、この測距測角儀1の支柱2,3の
側面2a,3aは、望遠鏡5の視準軸に対し平行な面と
なっているが、この側面2a,3aは、正面2b,3b
等他の測距測角儀1の面と別の色彩が施されている。こ
の場合、例えば側面2a,3aを赤色や青色等同一色に
着色しても良いが、側面2aを赤色に着色し、側面3a
を青色に着色する等色分けしても良い。また望遠鏡5の
視準軸に対し平行な面の着色部分は、支柱2,3の側面
2a,3aに限らず、例えば望遠鏡カバー4の左右の側
面4a,4aであっても良い。
【0011】また、色彩には、フォトルミネッセンス,
エレクトロルミネッセンス等の蛍光体を含んだものを用
いると好適である。特に発光色の異なる蛍光体を用いる
ことによって、作業が夕方にずれ込んだ場合等にその識
別がより明確となり好適なものとなる。なおエレクトロ
ルミネッセンスの場合には、公知の手段によって極めて
微弱な電気刺激を与えるものである。
【0012】ところで、この測距測角儀1を用いていわ
ゆる杭打ち作業を行なうには、2人のうち1人が地上の
所定位置にこの測距測角儀1を据え付け、他方の1人
(ターゲットマン)が杭打ちをすべき地点(例えば、測
距測角儀から100mほど離れた地点)にプリズム等の
ターゲットを持って位置し、予め測距測角儀で設定した
杭打ち地点に、ターゲットマンを誘導して、ターゲット
を測距測角儀の望遠鏡の視準軸の中心でかつ所定距離に
移動させ、杭打ち作業を行なう必要がある。この場合、
上記実施例の測距測角儀1によれば、ターゲットマン側
から測距測角儀1を見ると、測距測角儀1の送光光上に
ターゲットを移動させた場合には、視準軸と略平行方向
に位置する面、例えば支柱2,3の側面2a,3aの色
彩の部分は目に入らない状態となる(図1の状態)。そ
れゆえ、この状態になるようにターゲットマンが左右に
移動して位置決めすれば、きわめて簡単かつ迅速にター
ゲットの送光光の範囲内への移動が可能となる。
【0013】そして、カバー範囲の狭いガイド光と異な
り、側面2a,3a等に色彩が施されているため、ター
ゲットマン側から視認し易く、迅速な送光光上への位置
決めが可能となる。そして、特に左側面2aと右側面3
aの色彩を、例えば赤と青の如く色分けしてあれば、左
側面の赤が視認できればターゲットを右に移動すれば良
く、また右側面の青が視認できればターゲットを左に移
動すれば良いというように、ターゲットマンが移動すべ
き方向を的確に把握できるため、一層迅速な送光光上へ
のターゲットの移動が可能となる。
【0014】なお、送光光上へのターゲットの移動が終
った後は、本考案においても、従来と同様、測距測角儀
1側からの指示によって、前後左右方向の位置を確定
し、杭打ち作業を行なう必要がある。
【0015】しかし、本考案によれば、少なくとも、従
来の測距測角儀側からの指示のみによる例、或はガイド
光を用いた例に比べ、格段に早く視準軸上にプリズム等
のターゲットを移動させることが可能となる。殊に、従
来技術においては、比較的近距離の場合には、送光光の
範囲が狭く、送光光の範囲に位置させることが困難であ
ったが、本考案によれば、精度よく送光光の範囲だけで
なく視準軸上に位置させることも可能となる。また、色
彩を施し、或は色彩を変えるだけであるため、測距測角
儀等が重量増になることもなく、またガイド光装置も不
要であるため、コスト的にもメリットが大きい。
【0016】
【考案の効果】本考案は、以上のように、望遠鏡の視準
軸に対して略平行方向に位置する測量機の面を他の面と
異なる色彩にしたので、ターゲットマンが杭打ち作業に
おいて横方向の位置決めを行なう、即ち送光光の範囲内
にターゲットを据えるには、測量機側からの指令を待た
ずに自らの判断で、単に測量機に施された色彩を認識で
きない位置、換言すれば測量機本体が本来有している色
が認識できる位置に移動させるだけで良いから、迅速
に、送光光の範囲内、強いては視準軸上へのターゲット
の移動が可能である。しかも、送光光の範囲から外れれ
ば、外れるほど色彩の視認がより可能な状態となるため
に、極めて容易に送光光の範囲にターゲットを移動する
ことができる。
【0017】しかも、測量機の面を着色してあるため、
従来のガイド光装置からのガイド光のように、光源が小
さくて見にくいという欠点はない。また、ガイド光装置
を測量機に組み込む必要もないため、その分安価に製造
でき、故障の心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の測距測角儀の正面図である。
【図2】本考案の測距測角儀の左側面図である。
【図3】本考案の測距測角儀の右側面図である。
【図4】従来のガイド光を用いた測距測角儀による杭打
ち作業の説明図である。
【符号の説明】
1 測量機(測距測角儀) 2,3 支柱 2a,3a 支柱の側面 2b,3b 支柱の正面 5 望遠鏡
フロントページの続き (72)考案者 土金 裕幸 神奈川県厚木市長谷字柳町260−63 株 式会社測機舎 厚木工場内 (72)考案者 山田 英郎 神奈川県厚木市長谷字柳町260−63 株 式会社測機舎 厚木工場内 (56)参考文献 特開 平2−262005(JP,A) 実開 昭62−1114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 15/00 - 15/14

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の支柱間に支承した望遠鏡を備え、
    磁波を用いて測距測角を行なう杭打ち作業をするとき
    に用いられる測量機であって、前記測量機の望遠鏡の視
    準軸に対して略平行方向に位置する面を、測量機の他の
    面と異なる色彩とした測量機。
  2. 【請求項2】 前記測量機の望遠鏡の視準軸に対して略
    平行方向に位置する面は、支柱の側面である請求項1記
    載の測量機。
  3. 【請求項3】 前記測量機の望遠鏡の視準軸に対して略
    平行方向に位置する面のうち、測量機の中心から見て左
    右に位置する面をそれぞれ別個の色彩とした請求項1,
    いずれか記載の測量機。
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JPS621114U (ja) * 1985-06-18 1987-01-07
JP2831026B2 (ja) * 1989-03-31 1998-12-02 株式会社ソキア 測量機

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