JP2596330B2 - 合成開口レーダのデータ処理装置 - Google Patents

合成開口レーダのデータ処理装置

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JP2596330B2
JP2596330B2 JP5222149A JP22214993A JP2596330B2 JP 2596330 B2 JP2596330 B2 JP 2596330B2 JP 5222149 A JP5222149 A JP 5222149A JP 22214993 A JP22214993 A JP 22214993A JP 2596330 B2 JP2596330 B2 JP 2596330B2
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sar
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郁子 堀江
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成開口レーダのデータ
処理装置に係り、特に合成開口レーダにより得られたデ
ータを圧縮処理して画像データを再生するデータ処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機や人工衛星等の移動プラットホー
ムに合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar、以下
「SAR」という。)を搭載し、このSARの撮像デー
タを処理して地球表面の精密な画像を生成するSARシ
ステムが注目されている。
【0003】SARの生データは、そのままでは2次元
ホログラムとして広がった状態にあるために、画像デー
タとして利用するためにはレンジ方向及びアジマス方向
のデータ圧縮処理が必要となる。このようなSARデー
タ処理については、種々提案がされている(特開昭63
−241484号公報、及び特開昭62−73182号
公報)。
【0004】図5は、従来のSARデータ処理装置の一
例のブロック図である。
【0005】同図において、SAR生データ101は、
先ずレンジ圧縮部102によってレンジ方向に圧縮処理
された後、コーナーターン部103によってアジマス方
向にデータが並び換えられる。
【0006】アジマス圧縮部104では、先ず、並び換
えられたデータに対してアジマス方向にFFT(高速フ
ーリエ変換)処理を行い、続いてドップラーセンタ周波
数によって生成されたアジマス圧縮用参照関数との相関
をとり、最後に逆FFT処理することでアジマス圧縮処
理が行われる。FFT処理は、データを周波数領域に変
換して相関演算を高速に実行するために行われる。
【0007】また、アジマス圧縮用の参照関数を生成す
るためのドップラーセンタ周波数は、ドップラーセンタ
周波数算出部105によってSAR生データ101から
算出される。ドップラーセンタ周波数算出部105で
は、先ずSAR生データ101に対してアジマス方向に
FFTを行って周波数領域に変換し、そのパワースペク
トルの最大値に対応する周波数をドップラーセンタ周波
数として検出する。
【0008】こうしてレンジ圧縮及びアジマス圧縮され
たデータは、パワー化部106でパワー化(実部及び虚
部の各平方の和の平方根)されてSAR画像データとし
て出力される。このような構成は、上述の特開昭63−
241484号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のSARデータ処理は、予めSAR生データを用いて
ドップラーセンタ周波数を求めておき、それを用いてア
ジマス圧縮処理を行うために、SARデータのリアルタ
イム処理には適さない。このことは、上述の特開昭62
−73182号公報に開示された方式でも同様である。
【0010】そこで、本発明の目的は、SARデータの
リアルタイム処理に適したデータ処理装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるSARデー
タ処理装置は、前記SARデータをアジマス圧縮処理の
ために周波数領域へ変換する周波数領域変換手段と、前
記周波数領域に変換されたSARデータに基づいてドッ
プラーセンタ周波数を算出するドップラーセンタ周波数
算出手段と、前記ドップラセンタ周波数を用いて前記周
波数領域に変換されたSARデータのアジマス圧縮処理
を行うアジマス圧縮手段と、前記アジマス圧縮処理され
たSARデータを周波数領域から時間領域に変換する逆
変換手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】アジマス圧縮処理のために周波数領域に変換さ
れたSARデータを利用してドップラーセンタ周波数を
算出し、そのドップラーセンタ周波数を用いてアジマス
圧縮処理を実行する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0014】図1は、本発明によるデータ処理装置の一
実施例を示すブロック図である。但し、同図においては
レンジ圧縮部及びコーナーターン部が省略されている。
即ち、SAR生データに対して、上述したようにレンジ
圧縮処理およびコーナーターン処理が行われた後で、図
示する処理装置によりアジマス圧縮処理が実行される。
【0015】先ず、レンジ圧縮及びコーナーターン処理
済みのSARデータは、アジマス圧縮用の周波数領域変
換部1に入力し、アジマス方向にFFT処理される。F
FT処理によって周波数領域に変換されたSARデータ
はサンプリング部2に入力し、数十ポイントのデータが
抽出されパワー化される。
【0016】参照波形生成部3は1つのピークを有する
参照関数を生成し、相関演算部4へ出力する。相関演算
部4はサンプリング部2から出力されたSARデータの
波形と参照関数波形との相関をとり、最大値検出部5へ
出力する。最大値検出部5は、相関演算部4で得られた
パワー分布から最大値を検出し、最大値をとる周波数を
ドップラーセンタ周波数としてアジマス圧縮部6へ出力
する。
【0017】アジマス圧縮部6は、上述したように、ド
ップラーセンタ周波数を入力してアジマス圧縮用参照関
数を生成し、アジマス圧縮用周波数変換部1からのデー
タとの相関をとり、更に逆FFT処理及びパワー化処理
を行ってSAR画像データを生成する。
【0018】次に、本実施例の具体的動作を説明する。
アジマス圧縮用の周波数領域変換部1によってFFT処
理され周波数領域に変換されたSARデータは、サンプ
リング部2で数十ポイント抽出されパワー化される。こ
のサンプリング部2の出力波形の一例を図2に示す。同
図において、横軸は周波数、縦軸はパワースペクトル強
度である。
【0019】参照波形生成部3は図3に示すような1つ
のピークを持つ参照関数を生成する。この参照関数と図
2に示すパワースペクトル波形のデータとが相関演算部
4に入力し、相関演算が行われる。その結果として、図
4に示すようなパワースペクトル波形が得られる。最大
値検出部5は、図4に示すパワースペクトル波形を入力
してパワー最大値を検出し、その最大値となる周波数を
ドップラセンタ周波数としてアジマス圧縮部6へ出力す
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による合成
開口レーダのデータ処理装置は、アジマス圧縮処理時に
周波数領域に変換されたSARデータを利用してドップ
ラーセンタ周波数を算出するために、ドップラーセンタ
周波数の算出と同時にアジマス圧縮処理を実行すること
ができ、SARデータのリアルタイム処理に有利とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ処理装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】アジマス方向にFFT処理されたSARデータ
をサンプリングし、パワー化した時の波形の一例を示す
パワースペクトル波形図である。
【図3】パワースペクトル参照波形の一例を示す波形図
である。
【図4】図2に示す波形と図3に示す参照波形との相関
演算の結果を示すパワースペクトル波形図である。
【図5】従来のSARデータ処理装置の一例のブロック
図である。
【符号の説明】
1 アジマス圧縮用周波数領域変換部 2 サンプリング部 3 参照波形生成部 4 相関演算部 5 最大値検出部 6 アジマス圧縮部
フロントページの続き (56)参考文献 IEEE 1982 INTERNATI ONAL GEOSCIENCE AN D REMOTE SENSING S YMPOSIUM WP−7,P7. 1−7.5”DOPPLER PARA METER ESTIMATION T ECHNIQES FOR SPACE BORNE SAR WITH AP PLICATIONS TO OCEA N CURRENT MEASUREM ENT”F.LI,D.HELD AN D J.CURLANDER

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成開口レーダのデータ(以下、SAR
    データという。)を圧縮処理して画像データを再生する
    データ処理装置において、 前記SARデータをアジマス圧縮処理のために周波数領
    域へ変換する周波数領域変換手段と、 前記周波数領域に変換されたSARデータのパワースペ
    クトル波形を算出するパワースペクトル算出手段と、 1つのピークを有する参照波形を生成する参照波形生成
    手段と、 前記SARデータのパワースペクトル波形と前記参照波
    形との相関をとることによって前記SARデータのパワ
    ースペクトル波形に対応する平滑化されたパワースペク
    トル出力波形を生成する相関演算手段と、 前記パワースペクトル出力波形から、パワー最大値をと
    る周波数をドップラーセンタ周波数として出力するドッ
    プラーセンタ周波数検出手段と、 前記ドップラセンタ周波数を用いて、前記周波数領域に
    変換されたSARデータのアジマス圧縮処理を行うアジ
    マス圧縮手段と、 前記アジマス圧縮処理されたSARデータを周波数領域
    から時間領域に変換する逆変換手段と、 を有することを特徴とする合成開口レーダのデータ処理
    装置。
JP5222149A 1993-08-13 1993-08-13 合成開口レーダのデータ処理装置 Expired - Lifetime JP2596330B2 (ja)

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JPH0755930A JPH0755930A (ja) 1995-03-03
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JP2655136B2 (ja) * 1995-06-21 1997-09-17 日本電気株式会社 干渉型合成開口レーダ画像処理方法及び干渉型合 成開口レーダ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
IEEE 1982 INTERNATIONAL GEOSCIENCE AND REMOTE SENSING SYMPOSIUM WP−7,P7. 1−7.5"DOPPLER PARAMETER ESTIMATION TECHNIQES FOR SPACEBORNE SAR WITH AP PLICATIONS TO OCEAN CURRENT MEASUREMENT"F.LI,D.HELD AND J.CURLANDER

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