JP2596231Y2 - カード挿入及び返却機構 - Google Patents

カード挿入及び返却機構

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JP2596231Y2 JP1993018553U JP1855393U JP2596231Y2 JP 2596231 Y2 JP2596231 Y2 JP 2596231Y2 JP 1993018553 U JP1993018553 U JP 1993018553U JP 1855393 U JP1855393 U JP 1855393U JP 2596231 Y2 JP2596231 Y2 JP 2596231Y2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリペイドカードを利
用することのできる公衆電話機、自動券売機或いは自動
精算機などの接客面の裏面側に取付けられ、1枚のカー
ドの挿入及び複数枚重ねたカードの一括返却を可能とし
たカード挿入及び返却機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリペイドカードを利用することのでき
る公衆電話機、自動券売機或いは自動精算機において、
プリペイドカードの磁気情報を処理するためには、磁気
ヘッドにカードを1枚ずつ送り出さなくてはなくてはな
らない。そのため、接客面に設けたカード挿入口の開口
高さをカード1枚が通過する大きさに形成し、カードを
2枚重ねてカード挿入口に挿入できなくする必要があ
る。 逆に、カード挿入口に挿入された複数枚のカード
を客に返却する場合、公衆電話機のように、カードをカ
ード返却口より1枚ずつ返却していたのでは、カードの
返却に時間差が生じて、客がカードを取り忘れる可能性
がある上、客の待ち時間も長い。そこで、カードを複数
枚重ねて客に一括返却する方法が自動精算機などで採用
されているが、カード返却口をカード挿入口とは別の位
置に設けているため、カード取込用の搬送装置の他にカ
ード返却用の搬送装置を必要とし、カード搬送系の駆動
制御が複雑なものとなってしまうという難点があった。
また、自動券売機のように、券購入用の料金ボタンを接
客面に多数配置する必要のある装置においては、料金ボ
タンが接客面の大半を占めることから、接客面にカード
返却口をカード挿入口と別に設けることができず、カー
ド挿入口より挿入した複数枚のカードを当該カード挿入
口より1枚ずつ返却しているのが実情である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、接客面にカ
ード挿入口とカード返却口を別々に設けることなく、1
枚のカードの挿入及び複数枚重ねたカードの一括返却を
可能とした、コンパクトに構成し得るカード挿入及び返
却機構を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、カードの挿入
及び返却を案内するカード受部材と、前記カード
受部材上において返却すべき複数枚のカードを重
ねた高さよりも高い位置に配置されたストッパ
と、カードの幅員方向に延びる略矩形の角柱状に形成さ
れた揺動部材(3)であって、そのカード挿入方向奥側
の上部が、カードの幅員方向に延びる軸(5)に揺動自
在に軸支され、自重により全体として軸(5)を中心と
して奥側方向へ向かう回動習性を持つと共に、カード挿
入方向奥側の下端部に略直角に切り欠かれた前記ストッ
パ(2)の当接する切欠部(31)と、カード挿入方向
手前側の下端部に形成された傾斜面(32)とを有する
揺動部材3と、 前記揺動部材(3)における上記切欠部
(31)の上方部分をカード挿入方向奥側に引張ること
により、前記揺動部材(3)をストッパ(2)に当てる
よう付勢するバネ部材(4)とを備え、 前記揺動部材
(3)は、カードの挿入時には、自重により前記切欠部
(31)が上記ストッパ(2)に当接する回動位置にあ
ってカード受部材(1)との間に1枚のカードのみが通
過可能なカード挿入口(S1)を形成し、カードの返却
時には、複数枚重ねたカードの先端で前記切欠部(3
1)が押圧されることにより、前記回動習性力及びバネ
部材(4)の力に抗して、前記切欠部(31)が前記ス
トッパ(2)から離れる方向へ揺動して、カード受部材
(1)との間に上記複数枚重ねたカードが通過可能なカ
ード返却口(S2)を形成するように構成するという手
段を採用することによって、上述の目的を解決した。
考案において、より大きなカード返却口を形成したい場
合には、前記揺動部材(3)よりもカード挿入方向奥側
に配設され、前記揺動部材(3)が軸支されている軸
(5)よりも上方部分を操作して、カードの返却時に前
記揺動部材(3)をその自重による回動習性力及びバネ
部材(4)の付勢力に抗して揺動作動せしめる作動手段
(8)を設けることが好ましい。
【0005】
【作用】本考案のカード挿入及び返却機構は、カードの
挿入時に揺動部材3がストッパ2に当たってカード受部
材1との間に1枚のカードが通過可能なカード挿入口S
1を形成し、カードの返却時に揺動部材3がストッパか
ら離れる方向へ揺動してカード受部材1との間に返却す
べき複数枚のカードが通過可能なカード返却口S2を形
成するものである。揺動部材3は、カードの幅員方向に
延びる略矩形の角柱状に形成されているため、カードの
幅と同じ幅を有する場合でも、その製造が容易である。
また、揺動部材3は、そのカード挿入方向奥側の上部が
軸5に揺動自在に軸支され、自重により全体として軸5
を中心として奥側方向へ向かう回動習性を持つと共に、
カード挿入方向奥側の下端部に略直角に切り欠かれた切
欠部31を持つ。即ち、揺動部材3は、そのカード挿入
方向奥側において、上部に軸5を、下部に切欠部31を
有し、この切欠部31に前記ストッパ2が当接して、カ
ード受部材1との間に1枚のカードが通過可能なカード
挿入口S1を形成する。 これは、揺動部材3の軸5を、
揺動部材3の断面内でできるだけカード挿入方向奥側の
上端部に位置するように設けて、揺動部材3の底面まで
の距離、つまりカード受け部材1との間にカード挿入口
S1を形成する作用面までの距離を長く取り、これによ
り限られた揺動部材3の断面内で作用位置の変位を大き
く設定したものである。これによって、揺動部材3は、
例えば回動中心から均等にその両側にアームを延在させ
たレバーを用いた場合に較べ、その部材の太さ(軸5を
中心としないで考えた角柱の断面)が小さい部材で済む
ことになり、その軸5の上方の空間が自由に使用できる
こととなる。 また、バネ部材4は、この揺動部材3にお
ける上記切欠部31の上方部分をカード挿入方向奥側に
引張ることにより、前記揺動部材3をストッパ2に当て
るよう付勢するものであり、揺動部材3の軸5の上方の
空間の自由な使用を制約しない。そのバネ部材4の引張
り力も、上記揺動部材3の自重による回動習性を利用し
ているため、小さくて済む。従って、装置全体が小さく
構成できる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を添付図面に示す実施例に基づ
いて、更に詳しく説明する。図1乃至図3は本考案に係
るカード挿入及び返却機構の一実施例を示す側面図であ
り、図4は本考案に係るカード挿入及び返却機構の他の
実施例を示す側面図である。
【0007】本実施例のカード挿入及び返却機構は、図
1乃至図4に示されるように、プリペイドカードを使用
することのできる公衆電話機、自動精算機或いは自動券
売機などの接客パネルPの裏面側に取付けられる。そし
て、カード挿入及び返却機構の後方(図1の右側)に
は、後述するカード受部材1の延長線上にカード搬送装
置(図示せず)が設けられている。このカード搬送装置
は、1枚のプリペイドカード(以下、カードと云う)を
取り込んで磁気ヘッドに向け搬送し、返却すべき複数枚
のカード(本実施例にあっては2枚のカード)を重ねた
状態に接客パネルPに向け一括して送り出すよう構成さ
れている。
【0008】図1に示すカード挿入及び返却機構は、カ
ードの挿入及び返却を案内するカード受部材1と、この
カード受部材1上において返却すべき2枚のカードを重
ねた高さよりも高い位置に配置されたストッパ2と、前
記カード受部材1上に揺動自在に軸支された揺動部材3
と、この揺動部材3をストッパ2に当てるよう付勢する
バネ部材4とから成っている。
【0009】前記カード受部材1は、カードの長手方向
に延びる横長の平板状に形成されて、接客パネルPに貫
通形成した開口部P1の下部に略水平な状態に嵌着され
ている。しかして、前記カード受部材1は、接客パネル
Pの開口部P1から挿入されたカードを受けて上記カー
ド搬送装置に案内したり、当該カード搬送装置が複数枚
重ねて送り出したカードを受けて接客パネルPの開口部
P1に案内したりする。
【0010】前記ストッパ2は、接客パネルPの開口部
P1と略同一幅の平板状に形成されている。前記ストッ
パ2は、後述する揺動部材3の右側下端部に設けた切欠
部31内にカード受部材1と平行な状態に配置され、そ
の右端部2aが揺動部材3の切欠部31の側面31aに
当たるようになっている。
【0011】前記揺動部材3は、カードの幅員方向に延
びる略矩形の角柱状に形成され、そのカード挿入方向奥
側の上部(図1の右側上部)が、カード受け部材1上で
カードの幅員方向に延びる軸5に、揺動自在に軸支され
ている。即ち、揺動部材3は、軸5を中心(要)とする
セクタ(扇形)内に存在する形を有しており、従って、
揺動部材3は、その自重により、全体として軸5を中心
として奥側方向へ向かう回動習性を持っている。この揺
動部材3は、そのカード挿入方向奥側の下端部 (図1の
右側下端部)に略直角に切り欠いた切欠部31を有する
と共に、更に、カード挿入方向手前側(図1の左側)の
下端部に、前面から下面33にかけて、つまり右斜下方
に向けて傾斜する傾斜面32を有している。揺動部材3
の上記切欠部31は、略矩形の角柱状に形成された揺動
部材3の下面33から後面にかけて切り欠かれており、
下面33に直角な側面31aと、該側面31aの上端か
ら出発し開放端が上に湾曲するように弧状に形成された
上面31bとから形成されている。この側面31aが垂
直となる位置、つまり下面33がカード受け部材1と平
行になる位置で、側面31aが当接するように、ストッ
パ2がカード受け部材1から離れた位置にて設けられて
いる。この関係は、逆に言えば、ストッパ2に側面31
aが当接したとき、下面33がカード受け部材1と平行
になるように定められている。また、このとき、側面3
1aは軸5から垂直に下したライン上に位置している。
前記揺動部材3は、カードの幅員方向に延びる軸5を支
点として切欠部31の弧状の上面31bがストッパ2の
右端部2aの上端縁2bに摺接しながら時計回り方向又
は反時計回り方向へ揺動するようになっている。そし
て、前記揺動部材3は、切欠部31の側面31aがスト
ッパ2の右端部2aに当たった状態において、その下面
33とカード受部材1とが平行となって当該カード受部
材1との間に1枚のカードが通過可能なカード挿入口S
1を形成する。また前記揺動部材3は、後述の如く、ス
トッパ2から離れる方向へ、即ち、反時計回り方向へ揺
動すると、下面33の右側下端縁33aとカード受部材
1との間にカード返却口S2を形成する(図3参照)。
【0012】前記バネ部材4は、引張りコイルバネであ
る。前記バネ部材4は、一端を揺動部材3の右端下部
正確には上記切欠部31の上面31bの上方部分に止め
る一方、他端を揺動部材3の右側後方に設けたピン6に
夫々引掛けて止め、これにより揺動部材3をストッパ2
に当てるよう付勢している。前記バネ部材4の付勢力
は、カード搬送装置が2枚重ねのカードを一定の搬送速
度でカード受部材1上に送り出す際に、上方側のカード
先端で揺動部材3の側面31aを押圧する押圧力よりも
弱い力となっている。即ち、上記揺動部材3の自重によ
る回動習性の力及びバネ部材4の力に抗して、2枚重ね
のカードで揺動部材3を回動させて、揺動部材3の下に
カードを通過させ、返却することができる構成となって
いる。
【0013】次に、かゝる構成のカード挿入及び返却機
構の動作を説明する。 図1に示すように、例えば、2
枚のカードC1,C2を重ねた状態でカード受部材1と
揺動部材3の下面33とにより形成されたカード挿入口
S1に挿入すると、下方側のカードC1のみがカード挿
入口S1を通過し、揺動部材3が傾斜面32で上方側の
カードC2をカード挿入口S1に入り込むのを阻止し、
よって、2枚重ねのカードの挿入が防止される。
【0014】一方、前述したカード搬送装置がカード挿
入口S1より1枚づつ挿入された2枚のカードC1,C
2を重ねた状態でカード受部材1上に送り出すと、上方
側のカードC2の先端が揺動部材3の切欠部31の側面
31aに当たる(図2参照)。この状態においてカード
C1,C2は、その後端部がカード搬送装置で挟持され
ている。そして、上記カード搬送装置がカードC1,C
2を更に送り出すと、上方側のカードC2が揺動部材3
の側面31aを押圧し、これにより揺動部材3が軸5を
支点に時計回り方向へ揺動して、下面33の右側下端縁
33aとカード受部材1との間に上記2枚重ねのカード
C1,C2が通過可能なカード返却口S2を形成する
(図3参照)。よって、2枚重ねのカードC1,C2
は、カード返却口S2を通って客に一括返却される。し
かる後に、客が接客パネルPの開口部P1よりカードC
1,C2を抜き取ると、揺動部材3がバネ部材4の付勢
力により反時計回り方向へ揺動して切欠部31の側面3
1aがストッパ2の右端部2aに当たり図1に示す状態
に戻る。
【0015】このように構成されたカード挿入及び返却
機構は、2枚のカードC1,C2を客に一括返却する際
に、揺動部材3の右側下端部33aが上方側のカードC
2表面に接触してスリ傷を付ける虞があるので、このよ
うな不具合を防止するため、揺動部材3の右側下端部3
3aに摩擦係数が小さく、カード表面を傷付けることの
ない樹脂材やゴム材等を取付けることが好ましい。
【0016】図4に示すカード挿入及び返却機構は、揺
動部材3の右端上部にリンク7を介して電磁ソレノイド
8(作動手段)の作動杆8aを回動自在に連結した他は
上述のカード挿入及び返却機構と同様に構成されてい
る。
【0017】前記カード挿入及び返却機構は、カード挿
入時に電磁ソレノイド8をOFFにして作動杆8aを左
側へ前進させる。これにより、揺動部材3の側面31a
がストッパ2の右端部2aに当たって、揺動部材3が下
面33とカード受部材1との間に1枚のカードC1が通
過可能なカード挿入口S1を形成する。そして、カード
返却時に電磁ソレノイド8をONにして作動杆8aを後
退させ、揺動部材3をバネ部材4の付勢力に抗して時計
回り方向へ揺動させると、揺動部材3が下面33の右側
下端縁33aとカード受部材1との間に2枚重ねのカー
ドC1,C2が通過可能なカード返却口S2を形成す
る。
【0018】このように揺動部材3を電磁ソレノイド8
を用いてカードの返却時にのみ時計回り方向へ揺動作動
するカード挿入及び返却機構は、電磁ソレノイド8の作
動杆8aの引込み長さに応じて揺動部材3の揺動角度を
大きく採ることが可能となるので、これに伴いカード返
却口S2の開口高さも大きなものとすることができ、揺
動部材3の右側下端縁33aで上方側のカードC2の表
面にスリ傷を付けることなく客に2枚重ねのカードC
1,C2を一括返却できるという利点がある。
【0019】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案のカード
挿入及び返却機構は、カードの挿入時に揺動部材がスト
ッパに当たってカード受部材との間に1枚のカードが通
過可能なカード挿入口を形成し、カードの返却時に揺動
部材がストッパから離れる方向へ揺動してカード受部材
との間に返却すべき複数枚のカードが通過可能なカード
返却口を形成するものであるので、カードの2枚重ねの
挿入を防止できる上、複数枚重ねたカードの一括返却が
可能となり、客がカードを取り忘れるといったようなこ
とも少なくなる。また、カード返却時の揺動部材の揺動
作動をカード先端の押圧力により行うよう構成した場
合、揺動部材を揺動作動させるための駆動手段が不要と
なるので、構造が簡単になって安価に作製できるという
メリットがある。また、カード返却時の揺動部材の揺動
作動を作動手段を用いて行うよう構成した場合、カード
返却口を返却すべき複数枚のカードを重ねた高さよりも
大きく採ることが可能となるので、カード表面にスリ傷
を付けることなく客に複数枚のカードを一括返却できる
というメリットがある。上記の点に加え、揺動部材は、
カードの幅員方向に延びる略矩形の角柱状に形成されて
いるため、カードの幅と同じ幅を有する揺動部材とする
場合でも、その製造が容易である。 また、揺動部材は、
そのカード挿入方向奥側の上部が軸に揺動自在に軸支さ
れ、自重により全体として軸を中心として奥側方向へ向
かう回動習性を持つと共に、カード挿入方向奥側の下端
部に略直角に切り欠かれた切欠部を持つ。即ち、揺動部
材は、そのカード挿入方向奥側において、上部に軸を、
下部に切欠部を有し、この切欠部に前記ストッパが当接
して、カード受部材との間に1枚のカードが通過可能な
カード挿入口を形成する。これは、揺動部材の軸を、揺
動部材の断面内でできるだけカード挿入方向奥側の上端
部に位置するように設けて、揺動部材の底面までの距
離、つまりカード受け部材との間にカード挿入口を形成
する作用面までの距離を長く取り、これにより限られた
揺動部材の断面内で作用位置の変位を大きく設定したも
のである。これによって、揺動部材は、例えば回動中心
ら均等にその両側にアームを延在させたレバーを用い
た場合に較べ、その部材の太さ(軸を中心としないで考
えた角柱の断面)が小さい部材で済むことになり、その
軸の上方の空間が自由に使用できることとなる。 また、
バネ部材は、この揺動部材における上記切欠部の上方部
分をカード挿入方向奥側に引張ることにより、前記揺動
部材をストッパに当てるよう付勢するものであり、揺動
部材の軸の上方の空間の自由な使用を制約しない。その
バネ部材の引張り力も、上記揺動部材の自重による回動
習性を利用しているため、小さくて済む。従って、装置
全体が小さく構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカード挿入及び返却機構の一実施
例を示す側面図であって、揺動部材とカード受部材とで
1枚のカードが通過可能なカード挿入口を形成した状態
を表わしている。
【図2】図1に示すカード挿入及び返却機構において、
カードの返却時に2枚重ねのカード先端で揺動部材の側
面を押圧する状態の説明図である。
【図3】図1に示すカード挿入及び返却機構において、
揺動部材とカード受部材とにより2枚重ねのカードが通
過可能なカード返却口を形成した状態の説明図である。
【図4】本考案に係るカード挿入及び返却機構の他の実
施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 カード受部材 2 ストッパ 3 揺動部材 4 バネ部材 8 電磁ソレノイド(作動手段)31 切欠部 32 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07F 7/08

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードの挿入及び返却を案内するカード受
    部材と、 前記カード受部材上において返却すべき複数枚の
    カードを重ねた高さよりも高い位置に配置されたストッ
    と、カードの幅員方向に延びる略矩形の角柱状に形成された
    揺動部材(3)であって、そのカード挿入方向奥側の上
    部が、カードの幅員方向に延びる軸(5)に揺動自在に
    軸支され、自重により全体として軸(5)を中心として
    奥側方向へ向かう回動習性を持つと共に、カード挿入方
    向奥側の下端部に略直角に切り欠かれた前記ストッパ
    (2)の当接する切欠部(31)と、カード挿入方向手
    前側の下端部に形成された傾斜面(32)とを有する揺
    動部材3と、 前記揺動部材(3)における上記切欠部(31)の上方
    部分をカード挿入方向奥側に引張ることにより、前記揺
    動部材(3)をストッパ(2)に当てるよう付勢するバ
    ネ部材(4)とを備え、 前記揺動部材(3)は、カードの挿入時には、自重によ
    り前記切欠部(31)が上記ストッパ(2)に当接する
    回動位置にあってカード受部材(1)との間に1枚のカ
    ードのみが通過可能なカード挿入口(S1)を形成し、
    カードの返却時には、複数枚重ねたカードの先端で前記
    切欠部(31)が押圧されることにより、前記回動習性
    力及びバネ部材(4)の力に抗して、前記切欠部(3
    1)が前記ストッパ(2)から離れる方向へ揺動して、
    カード受部材(1)との間に上記複数枚重ねたカードが
    通過可能なカード返却口(S2)を形成するように構成
    した ことを特徴とする カード挿入及び返却機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカード挿入及び返却機構に
    おいて、前記揺動部材(3)よりもカード挿入方向奥側
    に配設され、前記揺動部材(3)が軸支されている軸
    (5)よりも上方部分を操作して、カードの返却時に前
    記揺動部材(3)をその自重による回動習性力及びバネ
    部材(4)の付勢力に抗して揺動作動せしめる作動手段
    (8)を設けたことを特徴とするカード挿入及び返却機
    構。
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