JP2595811B2 - ラック - Google Patents
ラックInfo
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- JP2595811B2 JP2595811B2 JP33632890A JP33632890A JP2595811B2 JP 2595811 B2 JP2595811 B2 JP 2595811B2 JP 33632890 A JP33632890 A JP 33632890A JP 33632890 A JP33632890 A JP 33632890A JP 2595811 B2 JP2595811 B2 JP 2595811B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- rack
- columns
- edge
- hook
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、オフィスや家庭等おいて好適に使用し得る
ラックに関するものである。
ラックに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のラックとして、底板と、左右の側板
と、天板と、前記側板間に架設した棚板とを具備してな
るものが知られている。しかして、このものは、前記側
板の内面に多数のフック孔を上下方向に所定の間隔をあ
けて穿設しておき、棚板の端部を所望のフック孔にブラ
ケットを介して掛止させるようになっている。
と、天板と、前記側板間に架設した棚板とを具備してな
るものが知られている。しかして、このものは、前記側
板の内面に多数のフック孔を上下方向に所定の間隔をあ
けて穿設しておき、棚板の端部を所望のフック孔にブラ
ケットを介して掛止させるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような構成のものでは、複数台のもの
を隣接配置した場合に、各隣接部分において側板の2重
化を招く。そのため、外観を損ねるだけでなく、空間や
部材の無駄使いとなる。
を隣接配置した場合に、各隣接部分において側板の2重
化を招く。そのため、外観を損ねるだけでなく、空間や
部材の無駄使いとなる。
このような不具合に対処するために、両側面にフック
孔に穿設した側板を用意しておき、隣接部分では、この
両面にフック孔を有した側板を1枚配置して共用するよ
うなことが考えられる。ところが、このようにすると、
中間に設ける側板と、最端に設ける側板とが構造の異な
ったものとなり、構成部品の種類が多くなる。そのた
め、製作や部品管理が煩雑になるという問題が発生す
る。
孔に穿設した側板を用意しておき、隣接部分では、この
両面にフック孔を有した側板を1枚配置して共用するよ
うなことが考えられる。ところが、このようにすると、
中間に設ける側板と、最端に設ける側板とが構造の異な
ったものとなり、構成部品の種類が多くなる。そのた
め、製作や部品管理が煩雑になるという問題が発生す
る。
本発明は、このような課題をことごとく解消すること
を目的としている。
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために、次の
ような手段を講じたものである。
ような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係るラックは、複数の側枠と、各
側枠間に架設した棚板と、複数のブラケットとを具備し
てなるラックであって、側枠は、左右に対象な外観仕上
面を有した前後の支柱を具備してなるもので、前後の支
柱の対向する各内向縁部にフック孔を表出させており、
棚板は、両端部を前記ブラケットを介して前記フック孔
に掛止させたもので、側縁が前後の支柱の中心を結ぶ線
上に近接しているとともにその側縁の前、後端側に支柱
の外面に添う切欠部を有しており、ブラケットは、前記
フック孔に係合可能な爪を有した起立片と、前記支柱の
外面に添う添接部と、棚板を受ける棚受片とを備えてい
ることを特徴とする。なお、外観仕上面とは、格別なカ
バーにより隠すことなしにそのまま露出させても外観を
損ねることがないように仕上げられた面を意味してお
り、必ずしも塗装を施したものには限られない。
側枠間に架設した棚板と、複数のブラケットとを具備し
てなるラックであって、側枠は、左右に対象な外観仕上
面を有した前後の支柱を具備してなるもので、前後の支
柱の対向する各内向縁部にフック孔を表出させており、
棚板は、両端部を前記ブラケットを介して前記フック孔
に掛止させたもので、側縁が前後の支柱の中心を結ぶ線
上に近接しているとともにその側縁の前、後端側に支柱
の外面に添う切欠部を有しており、ブラケットは、前記
フック孔に係合可能な爪を有した起立片と、前記支柱の
外面に添う添接部と、棚板を受ける棚受片とを備えてい
ることを特徴とする。なお、外観仕上面とは、格別なカ
バーにより隠すことなしにそのまま露出させても外観を
損ねることがないように仕上げられた面を意味してお
り、必ずしも塗装を施したものには限られない。
支柱の好ましい態様としては、平断面舟形をなす押出
成形材製のものが挙げられる。その場合には、その内向
縁部に形成した凹溝内にフック孔を有した長尺金具を収
容するのがよい。
成形材製のものが挙げられる。その場合には、その内向
縁部に形成した凹溝内にフック孔を有した長尺金具を収
容するのがよい。
外観を特に良好なものにするには、側枠として、前後
の支柱の上端間を、該支柱と同一の横断面形状を有する
横架材により接合してなる門形をなすものを用いるのが
よい。
の支柱の上端間を、該支柱と同一の横断面形状を有する
横架材により接合してなる門形をなすものを用いるのが
よい。
棚板上の載置物が倒れたり、落下したりするのを防止
するには、ブラケットの起立片を、棚板の上面よりも上
方に突出させるとともに前後方向に延出させておくとよ
い。
するには、ブラケットの起立片を、棚板の上面よりも上
方に突出させるとともに前後方向に延出させておくとよ
い。
[作用] このような構成のものであれば、側枠を構成する前後
の支柱の内向縁部にフック孔が存在しているので、その
側枠の左側と右側の両方から同一の条件で、そのフック
孔に棚板の端部をブラケットを介して掛止させることが
可能となる。そのため、中間部分で側枠を二重に設ける
必要がない。
の支柱の内向縁部にフック孔が存在しているので、その
側枠の左側と右側の両方から同一の条件で、そのフック
孔に棚板の端部をブラケットを介して掛止させることが
可能となる。そのため、中間部分で側枠を二重に設ける
必要がない。
また、前後の支柱が、左右対象な外観仕上面を有して
おり、それらの面にはフック孔が表出していないので、
かかる側枠は、化粧カバー等を被着することなしに、そ
のまま最端部分にも使用することができる。したがっ
て、最端の側枠と、中間の側枠とを全く区別する必要が
なく、1種類の側枠を用意しておけばよいことになる。
おり、それらの面にはフック孔が表出していないので、
かかる側枠は、化粧カバー等を被着することなしに、そ
のまま最端部分にも使用することができる。したがっ
て、最端の側枠と、中間の側枠とを全く区別する必要が
なく、1種類の側枠を用意しておけばよいことになる。
しかも、棚板の側縁が前後の支柱の中心を結ぶ線上に
近接しているとともにその側縁の前、後端側が支柱の外
面に添っているため、前後の支柱間におけるスペース及
び左右の支柱間におけるスペースを利用することもでき
る。ここで、ブラケットの添接部が前記側縁の前、後端
側と同様に支柱の外面に添っているため、支柱にブラケ
ット及び棚板を安定保持させることができる。
近接しているとともにその側縁の前、後端側が支柱の外
面に添っているため、前後の支柱間におけるスペース及
び左右の支柱間におけるスペースを利用することもでき
る。ここで、ブラケットの添接部が前記側縁の前、後端
側と同様に支柱の外面に添っているため、支柱にブラケ
ット及び棚板を安定保持させることができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を、第1図〜第7図を参照し
て説明する。
て説明する。
このラックは、第1図に示すように、複数の側枠1を
構造枠2、3により結合し、各側枠1間に棚板5を複数
のブラケット61、62を介して所要段数架設したものであ
る。
構造枠2、3により結合し、各側枠1間に棚板5を複数
のブラケット61、62を介して所要段数架設したものであ
る。
側枠1は、前後の支柱111、112の上端間を、該支柱11
1、112と同一の横断面形状を有する横架材12により接合
してなる門形をなしている。支柱111、112は、第2図〜
第4図に示すように、左右両側に対象な外観仕上面11a
を有してなるもので、前後支柱111、112の対向する各内
向縁部11bにフック孔13を表出させている。詳述すれ
ば、支柱111、112は、平断面舟形をなすアルミ押出成形
材製のもので、その内向縁部11bに形成した凹溝11c内に
フック孔13を有した長尺金具14を収容している。凹溝11
cは、開口端に狭小部11dを有してなるもので、各支柱11
1、112の内向縁部11bに開口している。長尺金具14は、
平断面コ字形をなす板金製のもので、中間部所要箇所に
螺着した複数のビス14aを前記凹溝11cの底面に押し付け
ることによって固定されている。支柱111、112の外向縁
部11eには、外向凹部11fが形成されており、その外向凹
部11fの開口端には、合成樹脂製のカバー15が部材の弾
性変形を利用して着脱可能に装着してある。支柱111、1
12内には、前記凹溝11cの底面を構成する内壁11gと、前
記外向凹部11fの底面を形成する内壁11hとが平行に設け
てあり、これら両内壁11g、11hと左右の外壁11iとによ
って空洞11jを有するパイプ構造を構成している。支柱1
11、112の下端には、脚中栓16が装着してある。脚中栓1
6は、支柱111、112の平断面形状と同様な平面形状を有
したもので、その中央に角柱状のボス部16aを突設して
おり、そのボス部16aを前記支柱111、112の空洞11jに圧
入することによって固定されている。ボス部16aの中心
部分にはねじ孔16bが穿設してあり、このねじ孔16bに高
さ調整用アジャスタ17のボルト部17aを螺合させてい
る。前後の支柱111、112の上端間に架設した横架材12
は、前記支柱111、112と同一の横断面形状を有するもの
で、その両端部をコーナ金具18を介して前後の支柱1
11、112に剛結してある。コーナー金具18は、側面視L
字形をなす金具本体18aと、この金具本体18aの変形を防
止する補強板部18bとを具備してなるもので、その補強
板部18bにはねじ孔18cが穿設してある。そして、前記支
柱111、112の内壁11hおよび前記横架材12の内壁12hに貫
通させたボルト18dを前記ねじ孔18cに螺着することによ
って、支柱111、112と横架材12とを直角に結合するよう
にしている。
1、112と同一の横断面形状を有する横架材12により接合
してなる門形をなしている。支柱111、112は、第2図〜
第4図に示すように、左右両側に対象な外観仕上面11a
を有してなるもので、前後支柱111、112の対向する各内
向縁部11bにフック孔13を表出させている。詳述すれ
ば、支柱111、112は、平断面舟形をなすアルミ押出成形
材製のもので、その内向縁部11bに形成した凹溝11c内に
フック孔13を有した長尺金具14を収容している。凹溝11
cは、開口端に狭小部11dを有してなるもので、各支柱11
1、112の内向縁部11bに開口している。長尺金具14は、
平断面コ字形をなす板金製のもので、中間部所要箇所に
螺着した複数のビス14aを前記凹溝11cの底面に押し付け
ることによって固定されている。支柱111、112の外向縁
部11eには、外向凹部11fが形成されており、その外向凹
部11fの開口端には、合成樹脂製のカバー15が部材の弾
性変形を利用して着脱可能に装着してある。支柱111、1
12内には、前記凹溝11cの底面を構成する内壁11gと、前
記外向凹部11fの底面を形成する内壁11hとが平行に設け
てあり、これら両内壁11g、11hと左右の外壁11iとによ
って空洞11jを有するパイプ構造を構成している。支柱1
11、112の下端には、脚中栓16が装着してある。脚中栓1
6は、支柱111、112の平断面形状と同様な平面形状を有
したもので、その中央に角柱状のボス部16aを突設して
おり、そのボス部16aを前記支柱111、112の空洞11jに圧
入することによって固定されている。ボス部16aの中心
部分にはねじ孔16bが穿設してあり、このねじ孔16bに高
さ調整用アジャスタ17のボルト部17aを螺合させてい
る。前後の支柱111、112の上端間に架設した横架材12
は、前記支柱111、112と同一の横断面形状を有するもの
で、その両端部をコーナ金具18を介して前後の支柱1
11、112に剛結してある。コーナー金具18は、側面視L
字形をなす金具本体18aと、この金具本体18aの変形を防
止する補強板部18bとを具備してなるもので、その補強
板部18bにはねじ孔18cが穿設してある。そして、前記支
柱111、112の内壁11hおよび前記横架材12の内壁12hに貫
通させたボルト18dを前記ねじ孔18cに螺着することによ
って、支柱111、112と横架材12とを直角に結合するよう
にしている。
このようにしてなる側枠1の下端部同志を下構造枠2
により連結するとともに、上端部同志を上構造枠3によ
り結合するようにしている。下構造枠2は、第1図およ
び第4図に示すように、平行な桟材21と、これら両桟材
21を接続する接続杆22とを具備してなるもので、各桟材
21の両端に固設したジョイント端23を、ジョイントブロ
ック4を介して支柱111、112に結合している。桟材21お
よび接続杆22は角柱パイプ状のもので、溶接により結合
されている。ジョイント端23は、桟材21の端部に図示し
ないビスを用いて固定されたもので、その先端部分に嵌
合凸部23bを有するとともに、桟材21の軸線に対して45
°の角度をなすボルト挿通孔23cを備えている。ジョイ
ントブロック4は、支柱の内向端部を包持可能な略U字
形をなすもので、その両外側面41に前記ジョイント端23
の嵌合凸部23bが嵌合し得る凹部42と、前記ボルト挿通
孔23cに連続するねじ孔43が設けてある。ジョイントブ
ロック4の支柱111、112への取付けは、支柱111、112の
凹溝11cにねじ孔19aを有したタップ板19を内装しておく
とともに、前記ジョイントブロック4の底壁部分にボル
ト挿通孔44を設けておき、そのボルト挿通孔44に挿通さ
せたボルト45を前記タップ板19のねじ孔19aに螺着する
ことによって行っている。そして、ジョイント端23の傾
斜したボルト挿通孔23cに挿通させたボルト24をジョイ
ントブロック4の斜めのねじ孔43に螺着することによっ
て、ジョイント端23をこのジョイントブロック4の固定
するようにしている。上構造枠3は、第1図、第5図お
よび第6図に示すように、平行な桟材31と、これら両桟
材31を接続する接続杆32とを具備してなるもので、各桟
材31の両端に固設したジョイント端33を、ジョイントブ
ロック4を介して横架材12に結合している。桟材31およ
び接続杆32は角柱パイプ状のもので、溶接により結合さ
れている。ジョイント端33は、桟材31の端部にビス33a
を用いて固定されたもので、その先端部分に嵌合凸部33
bを有するとともに、桟材21の軸線に対して45°の角度
をなすボルト挿通孔33cを備えている。この部分に使用
するジョイントブロック4は、下構造材2を支柱111、1
12に連設するものと同一のものである。しかして、この
ジョイントブロック4の横架材12への取付けは、横架材
12の凹溝12cにねじ孔19aを有したタップ板19を内装して
おき、ジョイントブロック4のボルト挿通孔44に挿通さ
せたボルト45を前記タップ板19のねじ孔19aに螺着する
ことによって行っている。そして、ジョイント端33の傾
斜したボルト挿通孔33cに挿通させたボルト34をジョイ
ントブロック4の斜めのねじ孔42に螺着することによっ
て、ジョイント端33を前記ジョイントブロック4に固定
するようにしている。
により連結するとともに、上端部同志を上構造枠3によ
り結合するようにしている。下構造枠2は、第1図およ
び第4図に示すように、平行な桟材21と、これら両桟材
21を接続する接続杆22とを具備してなるもので、各桟材
21の両端に固設したジョイント端23を、ジョイントブロ
ック4を介して支柱111、112に結合している。桟材21お
よび接続杆22は角柱パイプ状のもので、溶接により結合
されている。ジョイント端23は、桟材21の端部に図示し
ないビスを用いて固定されたもので、その先端部分に嵌
合凸部23bを有するとともに、桟材21の軸線に対して45
°の角度をなすボルト挿通孔23cを備えている。ジョイ
ントブロック4は、支柱の内向端部を包持可能な略U字
形をなすもので、その両外側面41に前記ジョイント端23
の嵌合凸部23bが嵌合し得る凹部42と、前記ボルト挿通
孔23cに連続するねじ孔43が設けてある。ジョイントブ
ロック4の支柱111、112への取付けは、支柱111、112の
凹溝11cにねじ孔19aを有したタップ板19を内装しておく
とともに、前記ジョイントブロック4の底壁部分にボル
ト挿通孔44を設けておき、そのボルト挿通孔44に挿通さ
せたボルト45を前記タップ板19のねじ孔19aに螺着する
ことによって行っている。そして、ジョイント端23の傾
斜したボルト挿通孔23cに挿通させたボルト24をジョイ
ントブロック4の斜めのねじ孔43に螺着することによっ
て、ジョイント端23をこのジョイントブロック4の固定
するようにしている。上構造枠3は、第1図、第5図お
よび第6図に示すように、平行な桟材31と、これら両桟
材31を接続する接続杆32とを具備してなるもので、各桟
材31の両端に固設したジョイント端33を、ジョイントブ
ロック4を介して横架材12に結合している。桟材31およ
び接続杆32は角柱パイプ状のもので、溶接により結合さ
れている。ジョイント端33は、桟材31の端部にビス33a
を用いて固定されたもので、その先端部分に嵌合凸部33
bを有するとともに、桟材21の軸線に対して45°の角度
をなすボルト挿通孔33cを備えている。この部分に使用
するジョイントブロック4は、下構造材2を支柱111、1
12に連設するものと同一のものである。しかして、この
ジョイントブロック4の横架材12への取付けは、横架材
12の凹溝12cにねじ孔19aを有したタップ板19を内装して
おき、ジョイントブロック4のボルト挿通孔44に挿通さ
せたボルト45を前記タップ板19のねじ孔19aに螺着する
ことによって行っている。そして、ジョイント端33の傾
斜したボルト挿通孔33cに挿通させたボルト34をジョイ
ントブロック4の斜めのねじ孔42に螺着することによっ
て、ジョイント端33を前記ジョイントブロック4に固定
するようにしている。
棚板5は、板金製のもので、その両端部51をブラケッ
ト61、62を介して前記111、112のフック孔13に掛止させ
ている。詳述すると、各棚板5の両側縁52は、第2図に
示すように、前後の支柱111、112の中心m同士を結ぶ線
上に近接させてあるとともに、その側縁52の前、後端部
には、支柱111、112の外面をなす外観仕上面11aに添う
湾曲形状の切欠部53を形成してある。
ト61、62を介して前記111、112のフック孔13に掛止させ
ている。詳述すると、各棚板5の両側縁52は、第2図に
示すように、前後の支柱111、112の中心m同士を結ぶ線
上に近接させてあるとともに、その側縁52の前、後端部
には、支柱111、112の外面をなす外観仕上面11aに添う
湾曲形状の切欠部53を形成してある。
ブラケット61、62は、第2図および第4図に示すよう
に、前記フック孔13に係合可能な爪61を有した起立片62
と、支柱5の外観仕上面11aに添う湾曲形状の添接部63
と、棚板5を受ける棚受片64とを備えた板金製のもので
ある。棚受片64は、前記添接部63の下縁から水平方向に
延出させてあり、その側縁を上方に屈曲させて、その内
側で棚板5の端部51における下面5aを受けるようになっ
ている。前記爪61の厚み寸法は、支柱111、112にフック
孔13の開口幅の1/2以下の値に設定してある。そのた
め、中間の支柱111、112のフック孔13には、該支柱1
11、112の右側に位置する棚板5を受けるためのブラケ
ット61、62と、左側に位置する棚板5を受けるためのブ
ラケット62、61とを同時に掛止させることができるよう
になっている。なお、ブラケット61とブラケット62と
は、左右対象な形状をなしている。
に、前記フック孔13に係合可能な爪61を有した起立片62
と、支柱5の外観仕上面11aに添う湾曲形状の添接部63
と、棚板5を受ける棚受片64とを備えた板金製のもので
ある。棚受片64は、前記添接部63の下縁から水平方向に
延出させてあり、その側縁を上方に屈曲させて、その内
側で棚板5の端部51における下面5aを受けるようになっ
ている。前記爪61の厚み寸法は、支柱111、112にフック
孔13の開口幅の1/2以下の値に設定してある。そのた
め、中間の支柱111、112のフック孔13には、該支柱1
11、112の右側に位置する棚板5を受けるためのブラケ
ット61、62と、左側に位置する棚板5を受けるためのブ
ラケット62、61とを同時に掛止させることができるよう
になっている。なお、ブラケット61とブラケット62と
は、左右対象な形状をなしている。
また、このラックの背面側において前記両側枠1の上
端部と下端部とをX形に張設したワイヤ7により牽引結
合している。ワイヤ7は、第7図に示すように、上端に
ボール状の膨大部71を固設するとともに下端に鉤部72を
設けてなり、下端近傍部には緊締用のターンバックル73
を介設している。膨大部71は、第5図に示すように、支
柱112の上端に設けた切欠部11kに掛止させ、鉤部72は支
柱112の下端に設けた切欠部11mに係合させている。
端部と下端部とをX形に張設したワイヤ7により牽引結
合している。ワイヤ7は、第7図に示すように、上端に
ボール状の膨大部71を固設するとともに下端に鉤部72を
設けてなり、下端近傍部には緊締用のターンバックル73
を介設している。膨大部71は、第5図に示すように、支
柱112の上端に設けた切欠部11kに掛止させ、鉤部72は支
柱112の下端に設けた切欠部11mに係合させている。
このような構成のものであれば、側枠1を構成する前
後の支柱111、112の内向縁部11bにフック孔13が存在し
ているので、その側枠1の左側と右側の両方から同一の
条件で、そのフック孔13に棚板5の端部51をブラケット
61、62を介して掛止させることが可能となる。そのた
め、中間部分で側枠1を二重に設ける必要がなく、部品
およびスペースの無駄使いを防止することができるとと
もに、外観も良好なものにすることができる。
後の支柱111、112の内向縁部11bにフック孔13が存在し
ているので、その側枠1の左側と右側の両方から同一の
条件で、そのフック孔13に棚板5の端部51をブラケット
61、62を介して掛止させることが可能となる。そのた
め、中間部分で側枠1を二重に設ける必要がなく、部品
およびスペースの無駄使いを防止することができるとと
もに、外観も良好なものにすることができる。
また、前後支柱111、112が、左右対象な外観仕上げ面
11aを有しており、それらの面11aにはフック孔13が表出
していないので、かかる側枠1は、化粧カバー等を被着
することなしに、そのまま最端部分にも使用することが
できる。したがって、最端の側枠1と、中間の側枠1と
を全く区別する必要がなく、1種類の側枠1を用いて任
意連数のラックを簡単に構築することができる。
11aを有しており、それらの面11aにはフック孔13が表出
していないので、かかる側枠1は、化粧カバー等を被着
することなしに、そのまま最端部分にも使用することが
できる。したがって、最端の側枠1と、中間の側枠1と
を全く区別する必要がなく、1種類の側枠1を用いて任
意連数のラックを簡単に構築することができる。
しかも、棚板5の側縁52が前後の支柱111、112の中心
mを結ぶ線上に近接しているとともにその側縁52の前、
後端側が支柱111、112の外面に添っている。このため、
棚板5の横幅及び奥行きを広く採ることができる。すな
わち、このようなものであれば、前後の支柱111、112間
に形成されるスペース及び左右の支柱111、112における
スペースを有効に利用することができ、収納効率を高め
ることができる。また、ブラケット61、62の添接部63
を、支柱111、112の外面に添わせてあるとともに、その
下縁から棚受片64を延出させてあるため、棚板5の切欠
部53を支柱111、112の外面に添わせるにあたって、ブラ
ケット61、62が障害になることがない。しかも、このよ
うにしておけば、支柱111、112にブラケット61、62及び
棚板5を安定保持させることができる。
mを結ぶ線上に近接しているとともにその側縁52の前、
後端側が支柱111、112の外面に添っている。このため、
棚板5の横幅及び奥行きを広く採ることができる。すな
わち、このようなものであれば、前後の支柱111、112間
に形成されるスペース及び左右の支柱111、112における
スペースを有効に利用することができ、収納効率を高め
ることができる。また、ブラケット61、62の添接部63
を、支柱111、112の外面に添わせてあるとともに、その
下縁から棚受片64を延出させてあるため、棚板5の切欠
部53を支柱111、112の外面に添わせるにあたって、ブラ
ケット61、62が障害になることがない。しかも、このよ
うにしておけば、支柱111、112にブラケット61、62及び
棚板5を安定保持させることができる。
以上、本発明の一実施例について述べたが、本発明は
前記実施例に限定されないのは勿論である。例えば、ブ
ラケットは、第8図に示すようなものであってもよい。
なお、前記実施例に相当する部分には、前記実施例と同
じ符号を用いるとともに、説明を省略する。第8図に示
すブラケット61は、起立片62を、棚板5の上面よりも所
要寸法上方に突出させるようにしているとともに、前後
方向に延出させたものである。しかして、このようにす
れば、前記起立片62を仕切りやブックエンドとしても利
用することができる。特に、最端の支柱に111、112に該
ブラケット61、62を止着した場合には、載置物が落下す
るのを防止することもできる。
前記実施例に限定されないのは勿論である。例えば、ブ
ラケットは、第8図に示すようなものであってもよい。
なお、前記実施例に相当する部分には、前記実施例と同
じ符号を用いるとともに、説明を省略する。第8図に示
すブラケット61は、起立片62を、棚板5の上面よりも所
要寸法上方に突出させるようにしているとともに、前後
方向に延出させたものである。しかして、このようにす
れば、前記起立片62を仕切りやブックエンドとしても利
用することができる。特に、最端の支柱に111、112に該
ブラケット61、62を止着した場合には、載置物が落下す
るのを防止することもできる。
また、前記実施例は、支柱を平断面舟形にした場合で
あるが、支柱の断面形状はこのようなものに限らず種々
変形が可能である。その場合には、支柱の断面形状に対
応させて、棚板の切欠部及びブラケットの添接部を変更
することになる。
あるが、支柱の断面形状はこのようなものに限らず種々
変形が可能である。その場合には、支柱の断面形状に対
応させて、棚板の切欠部及びブラケットの添接部を変更
することになる。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、中間部分に
側板が二重に配置されるような従来品に比べて、部品点
数を減少させることができるとともに、収納空間を広く
確保することができ、しかも、外観も良好なものにする
ことができる。その上、中間に配置する側枠と全く同一
の側枠を、格別な化粧カバーなどを使用することなし
に、そのまま最端にも使用することができるため、構成
部品の種類を最小限に抑えて、構成の簡略化を図ること
ができる。そのため、製作を効率よく行うことができる
とともに、部品管理の煩雑化を防ぐことができ、しか
も、使用者側における組み替えなどにも柔軟に対処する
ことができるという優れた効果を得ることができる。特
に、このものは、棚板の側縁を前後の支柱の中心同士を
結ぶ線上に近接させてあるとともに、その前、後端側を
支柱の外面に添う形状にしてあるので、前後の支柱間及
び左右の支柱間を有効に利用することができ、収納効率
を高めることができる。
側板が二重に配置されるような従来品に比べて、部品点
数を減少させることができるとともに、収納空間を広く
確保することができ、しかも、外観も良好なものにする
ことができる。その上、中間に配置する側枠と全く同一
の側枠を、格別な化粧カバーなどを使用することなし
に、そのまま最端にも使用することができるため、構成
部品の種類を最小限に抑えて、構成の簡略化を図ること
ができる。そのため、製作を効率よく行うことができる
とともに、部品管理の煩雑化を防ぐことができ、しか
も、使用者側における組み替えなどにも柔軟に対処する
ことができるという優れた効果を得ることができる。特
に、このものは、棚板の側縁を前後の支柱の中心同士を
結ぶ線上に近接させてあるとともに、その前、後端側を
支柱の外面に添う形状にしてあるので、前後の支柱間及
び左右の支柱間を有効に利用することができ、収納効率
を高めることができる。
第1図〜第7図は本発明の一実施例を示し、第1図は斜
視図、第2図は中間の側枠部分を示す平断面図、第3図
は支柱の内向縁部側を示す正面図、第4図は支柱の下端
部と構造枠との接続部分を分解して示す斜視図、第5図
は支柱を横架材との接合部分を示す部分側断面図、第6
図は第5図におけるVI−VI線断面図、第7図はワイヤを
示す一部省略の正面図である。第8図は本発明の他の実
施例を示す説明図である。 1……側枠、5……棚板 61、62……ブラケット 111、112……支柱 11a……外観仕上面、11b……内向縁部 11c……凹溝、12……横架材 13……フック孔、14……長尺金具 51……端部、52……側縁 53……切欠部、61……爪 62……起立片、63……添接部 64……棚受片
視図、第2図は中間の側枠部分を示す平断面図、第3図
は支柱の内向縁部側を示す正面図、第4図は支柱の下端
部と構造枠との接続部分を分解して示す斜視図、第5図
は支柱を横架材との接合部分を示す部分側断面図、第6
図は第5図におけるVI−VI線断面図、第7図はワイヤを
示す一部省略の正面図である。第8図は本発明の他の実
施例を示す説明図である。 1……側枠、5……棚板 61、62……ブラケット 111、112……支柱 11a……外観仕上面、11b……内向縁部 11c……凹溝、12……横架材 13……フック孔、14……長尺金具 51……端部、52……側縁 53……切欠部、61……爪 62……起立片、63……添接部 64……棚受片
Claims (4)
- 【請求項1】複数の側枠と、各側枠間に架設した棚板
と、複数のブラケットとを具備してなるラックであっ
て、 側枠は、左右に対象な外観仕上面を有した前後の支柱を
具備してなるもので、前後の支柱の対向する各内向縁部
にフック孔を表出させており、 棚板は、両端部を前記ブラケットを介して前記フック孔
に掛止させたもので、側縁が前後の支柱の中心を結ぶ線
上に近接しているとともにその側縁の前、後端側に支柱
の外面に添う切欠部を有しており、 ブラケットは、前記フック孔に係合可能な爪を有した起
立片と、前記支柱の外面に添う添接部と、棚板を受ける
棚受片とを備えていることを特徴とするラック。 - 【請求項2】支柱が、平断面舟形をなす押出成形材製の
ものであり、その内向縁部に形成した凹溝内にフック孔
を有した長尺金具を収容していることを特徴とする請求
項1記載のラック。 - 【請求項3】側枠が、前後の支柱の上端間を、該支柱と
同一の横断面形状を有する横架材により接合してなる門
形をなしていることを特徴とする請求項1または2記載
のラック。 - 【請求項4】起立片を、棚板の上面よりも上方に突出さ
せているとともに前後方向に延出させていることを特徴
とする請求項1記載のラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33632890A JP2595811B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | ラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33632890A JP2595811B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | ラック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04200405A JPH04200405A (ja) | 1992-07-21 |
JP2595811B2 true JP2595811B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=18297986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33632890A Expired - Fee Related JP2595811B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | ラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595811B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP33632890A patent/JP2595811B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04200405A (ja) | 1992-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |