JP2595787Y2 - 多極コネクタ - Google Patents
多極コネクタInfo
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- JP2595787Y2 JP2595787Y2 JP1991012336U JP1233691U JP2595787Y2 JP 2595787 Y2 JP2595787 Y2 JP 2595787Y2 JP 1991012336 U JP1991012336 U JP 1991012336U JP 1233691 U JP1233691 U JP 1233691U JP 2595787 Y2 JP2595787 Y2 JP 2595787Y2
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- Japan
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- shield
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- signal
- holes
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、デジタル信号等の高速
信号を伝送するのに適した多極コネクタに関する。
信号を伝送するのに適した多極コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル信号等の高速信号を伝送する従
来のコネクタは、信号用コンタクト間の信号の漏洩(ク
ロストーク)の増加による伝送の不具合を防止するため
に、例えば、隣接する信号用コンタクト列間に金属プレ
ートを配置し、該金属プレートを基板上のアース回路に
接続して隣接する信号用コンタクト列間を電気的に遮蔽
するように構成されていた(例えば、特開平2−148
585号公報参照)。
来のコネクタは、信号用コンタクト間の信号の漏洩(ク
ロストーク)の増加による伝送の不具合を防止するため
に、例えば、隣接する信号用コンタクト列間に金属プレ
ートを配置し、該金属プレートを基板上のアース回路に
接続して隣接する信号用コンタクト列間を電気的に遮蔽
するように構成されていた(例えば、特開平2−148
585号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のコネク
タは、組立てが困難であるとともに、上下方向及び左右
方向の両方向の隣接コンタクトを金属プレートで電気的
に遮蔽することが困難であるという課題があった。
タは、組立てが困難であるとともに、上下方向及び左右
方向の両方向の隣接コンタクトを金属プレートで電気的
に遮蔽することが困難であるという課題があった。
【0004】本考案は、上記の課題を解決し、組立てが
簡単であるとともに上下方向及び左右方向の両方向の隣
接コンタクトを電気的に遮蔽することができる多極コネ
クタを得ることをその目的とするものである。
簡単であるとともに上下方向及び左右方向の両方向の隣
接コンタクトを電気的に遮蔽することができる多極コネ
クタを得ることをその目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、請求項1の考案は、コンタクトハウジ
ングと絶縁材料で形成されたカバーと信号用コンタクト
とシールド用コンタクトから成り、コンタクトハウジン
グは、その長手方向に沿って複数列の信号用コンタクト
挿通孔及び一列のシールド用コンタクト挿通孔が形成さ
れた基板に、貫通孔が該信号用コンタクト挿通孔に連通
する複数の筒体が立設されたものであり、前記カバー
は、複数個の筒体挿入用貫通孔とシールド用コンタクト
挿入用貫通孔を有するものであり、前記コンタクトハウ
ジングは、その複数個の筒体が前記カバーの複数個の筒
体挿入用貫通孔にそれぞれ挿入されて前記カバーに組付
けられ、前記信号用コンタクトは、その端子部が露出し
た状態で前記筒体挿入用貫通孔に挿入配置され、前記シ
ールド用コンタクトは、コンタクトハウジングの一列の
シールド用コンタクト挿通孔に連なる前記カバーのシー
ルド用コンタクト挿入用貫通孔に圧入配置されて成り、
前記カバーの前記長手方向と直交する方向の各列の1個
のシールド用コンタクト挿入用貫通孔の壁面及び複数個
の筒体挿入用貫通孔の壁面並びにこれらに連なる表面の
帯状部にそれぞれ導電性被膜が形成され、各列の導電性
被膜は互いに絶縁されて成ることを特徴とし、請求項2
の考案は、コンタクトハウジングと信号用コンタクトと
シールド用コンタクトから成り、コンタクトハウジング
は、その長手方向に沿って複数列の信号用コンタクト及
びシールド用コンタクト挿通孔が形成された基板に、貫
通孔が該信号用コンタクト及びシールド用コンタクト挿
通孔に連通する同形の複数列の筒体が立設され、該複数
列のすべての筒体の外側面と、該複数列の筒体の内の前
記シールド用コンタクト挿通孔に連通する筒体の貫通孔
の壁面と、前記基板の筒体立設面とに、互いに接続され
た導電性被膜が形成され、前記シールド用コンタクト挿
通孔に連通する筒体の貫通孔にシールド用コンタクトが
その端子部が露出した状態で挿入配置され、残りの筒体
の貫通孔に信号用コンタクトがその端子部が露出した状
態で挿入配置されて成ることを特徴とする。
達成するために、請求項1の考案は、コンタクトハウジ
ングと絶縁材料で形成されたカバーと信号用コンタクト
とシールド用コンタクトから成り、コンタクトハウジン
グは、その長手方向に沿って複数列の信号用コンタクト
挿通孔及び一列のシールド用コンタクト挿通孔が形成さ
れた基板に、貫通孔が該信号用コンタクト挿通孔に連通
する複数の筒体が立設されたものであり、前記カバー
は、複数個の筒体挿入用貫通孔とシールド用コンタクト
挿入用貫通孔を有するものであり、前記コンタクトハウ
ジングは、その複数個の筒体が前記カバーの複数個の筒
体挿入用貫通孔にそれぞれ挿入されて前記カバーに組付
けられ、前記信号用コンタクトは、その端子部が露出し
た状態で前記筒体挿入用貫通孔に挿入配置され、前記シ
ールド用コンタクトは、コンタクトハウジングの一列の
シールド用コンタクト挿通孔に連なる前記カバーのシー
ルド用コンタクト挿入用貫通孔に圧入配置されて成り、
前記カバーの前記長手方向と直交する方向の各列の1個
のシールド用コンタクト挿入用貫通孔の壁面及び複数個
の筒体挿入用貫通孔の壁面並びにこれらに連なる表面の
帯状部にそれぞれ導電性被膜が形成され、各列の導電性
被膜は互いに絶縁されて成ることを特徴とし、請求項2
の考案は、コンタクトハウジングと信号用コンタクトと
シールド用コンタクトから成り、コンタクトハウジング
は、その長手方向に沿って複数列の信号用コンタクト及
びシールド用コンタクト挿通孔が形成された基板に、貫
通孔が該信号用コンタクト及びシールド用コンタクト挿
通孔に連通する同形の複数列の筒体が立設され、該複数
列のすべての筒体の外側面と、該複数列の筒体の内の前
記シールド用コンタクト挿通孔に連通する筒体の貫通孔
の壁面と、前記基板の筒体立設面とに、互いに接続され
た導電性被膜が形成され、前記シールド用コンタクト挿
通孔に連通する筒体の貫通孔にシールド用コンタクトが
その端子部が露出した状態で挿入配置され、残りの筒体
の貫通孔に信号用コンタクトがその端子部が露出した状
態で挿入配置されて成ることを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1の考案によれば、コンタクトハウジン
グと導電性被膜が形成されたカバーと信号用コンタクト
とシールド用コンタクトとが容易に組立てられ、複数の
信号用コンタクトはそれぞれカバーの遮蔽用導電性被膜
によって左右方向は勿論上下方向において互いに隣接す
る信号用コンタクトから電気的に遮蔽され、また、カバ
ーの長手方向と直交する方向の各列の1個のシールド用
コンタクト挿入用貫通孔の壁面及び複数個の筒体挿入用
貫通孔の壁面並びにこれらに連なる表面の帯状部にそれ
ぞれ導電性被膜が形成されて各列の導電性被膜は互いに
絶縁されており、各列の信号用コンタクトは互いに絶縁
されたシールド用コンタクトによっ て電気的に遮蔽され
ているので、各列の信号用コンタクト間における信号の
漏洩防止効果は、複数のシールド用コンタクトが互いに
電気的に接続された場合より向上する。
グと導電性被膜が形成されたカバーと信号用コンタクト
とシールド用コンタクトとが容易に組立てられ、複数の
信号用コンタクトはそれぞれカバーの遮蔽用導電性被膜
によって左右方向は勿論上下方向において互いに隣接す
る信号用コンタクトから電気的に遮蔽され、また、カバ
ーの長手方向と直交する方向の各列の1個のシールド用
コンタクト挿入用貫通孔の壁面及び複数個の筒体挿入用
貫通孔の壁面並びにこれらに連なる表面の帯状部にそれ
ぞれ導電性被膜が形成されて各列の導電性被膜は互いに
絶縁されており、各列の信号用コンタクトは互いに絶縁
されたシールド用コンタクトによっ て電気的に遮蔽され
ているので、各列の信号用コンタクト間における信号の
漏洩防止効果は、複数のシールド用コンタクトが互いに
電気的に接続された場合より向上する。
【0007】請求項2の考案によれば、コンタクトハウ
ジングには、長手方向に沿って複数列の信号用コンタク
ト及びシールド用コンタクト挿通孔が形成された基板に
立設された複数個の筒体は同形であり、該同形の筒体と
該基板の筒体立設面とに互いに接続された遮蔽用導電性
被膜が形成され、前記シールド用コンタクト挿通孔に連
通する筒体の貫通孔の壁面に前記導電性被膜と接続され
た導電性被膜を形成し、この筒体の貫通孔にシールド用
コンタクトを挿入配置するので、シールド用コンタクト
を挿入配置する筒体を、必要に応じてコンタクトハウジ
ングの筒体のいずれの位置にも変更することが容易であ
り、したがって、コネクタの機種に応じた複数種の絶縁
材料製コンタクトハウジングを用意する必要がない。
ジングには、長手方向に沿って複数列の信号用コンタク
ト及びシールド用コンタクト挿通孔が形成された基板に
立設された複数個の筒体は同形であり、該同形の筒体と
該基板の筒体立設面とに互いに接続された遮蔽用導電性
被膜が形成され、前記シールド用コンタクト挿通孔に連
通する筒体の貫通孔の壁面に前記導電性被膜と接続され
た導電性被膜を形成し、この筒体の貫通孔にシールド用
コンタクトを挿入配置するので、シールド用コンタクト
を挿入配置する筒体を、必要に応じてコンタクトハウジ
ングの筒体のいずれの位置にも変更することが容易であ
り、したがって、コネクタの機種に応じた複数種の絶縁
材料製コンタクトハウジングを用意する必要がない。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例を図面につき説明する。
【0009】本考案の実施例の説明の便宜上、本考案者
が先に提案した多極コネクタを図1乃至図5について説
明する。
が先に提案した多極コネクタを図1乃至図5について説
明する。
【0010】図面において、1は雌コネクタに適用され
た先に提案の多極コネクタ、2はこのコネクタと接続す
る雄コネクタで、両コネクタ1及び2はいずれもプリン
ト基板3及び4に搭載されている。
た先に提案の多極コネクタ、2はこのコネクタと接続す
る雄コネクタで、両コネクタ1及び2はいずれもプリン
ト基板3及び4に搭載されている。
【0011】コネクタ1は、図2及び図3に明示するよ
うに、雄コネクタ2の雄コンタクト5、5aを挿通する
長手方向に沿って複数列のコンタクト挿通孔6、6aを
有する基板7に該コンタクト挿通孔6に連通する貫通孔
8を有する複数の筒体9が一体的に立設された絶縁材料
製のコンタクトハウジング10と、複数列の第1の貫通
孔11と第2の貫通孔12を有する導電性カバー13
と、信号用コンタクト14と、シールド用コンタクト1
5とから成っている。前記コンタクトハウジング10の
基板7の両側の筒体9が立設されていない位置にも例え
ば各3個のコンタクト挿通孔6aが設けられている。前
記導電性カバー13は導電性材料で形成されたものか、
あるいは絶縁材料で形成され第1の貫通孔11及び第2
の貫通孔12の壁面と表面に例えばメッキにより導電性
被膜が施されたものである。
うに、雄コネクタ2の雄コンタクト5、5aを挿通する
長手方向に沿って複数列のコンタクト挿通孔6、6aを
有する基板7に該コンタクト挿通孔6に連通する貫通孔
8を有する複数の筒体9が一体的に立設された絶縁材料
製のコンタクトハウジング10と、複数列の第1の貫通
孔11と第2の貫通孔12を有する導電性カバー13
と、信号用コンタクト14と、シールド用コンタクト1
5とから成っている。前記コンタクトハウジング10の
基板7の両側の筒体9が立設されていない位置にも例え
ば各3個のコンタクト挿通孔6aが設けられている。前
記導電性カバー13は導電性材料で形成されたものか、
あるいは絶縁材料で形成され第1の貫通孔11及び第2
の貫通孔12の壁面と表面に例えばメッキにより導電性
被膜が施されたものである。
【0012】前記信号用コンタクト14とシールド用コ
ンタクト15は同一品であり、貫通孔8に組込めば信号
用コンタクト14となり、第2の貫通孔12に組込めば
シールド用コンタクト15になる。
ンタクト15は同一品であり、貫通孔8に組込めば信号
用コンタクト14となり、第2の貫通孔12に組込めば
シールド用コンタクト15になる。
【0013】したがって、信号用コンタクト14とシー
ルド用コンタクト15のそれぞれの数や配置を考慮する
必要がなく、工数が少なくてよいとともに組込みも容易
である。
ルド用コンタクト15のそれぞれの数や配置を考慮する
必要がなく、工数が少なくてよいとともに組込みも容易
である。
【0014】コンタクトハウジング10は、複数の筒体
9を第1の貫通孔11に嵌入することにより導電性カバ
ー13に組付けられ、筒体9の貫通孔8に端子部14a
を一部露出させて信号用コンタクト14が挿入配置さ
れ、導電性カバー13の左右各3個の第2の貫通孔12
に端子部15aを一部露出させてシールド用コンタクト
15が圧入配置される。第2の貫通孔12と前記基板7
のコンタクト挿通孔6aとはコンタクトハウジング10
の導電性カバー13への組付け時に互いに連通するよう
な位置になっている。
9を第1の貫通孔11に嵌入することにより導電性カバ
ー13に組付けられ、筒体9の貫通孔8に端子部14a
を一部露出させて信号用コンタクト14が挿入配置さ
れ、導電性カバー13の左右各3個の第2の貫通孔12
に端子部15aを一部露出させてシールド用コンタクト
15が圧入配置される。第2の貫通孔12と前記基板7
のコンタクト挿通孔6aとはコンタクトハウジング10
の導電性カバー13への組付け時に互いに連通するよう
な位置になっている。
【0015】コネクタ1は、導電性カバー13の取付部
13aにおいてプリント基板3に取付けられ、信号用コ
ンタクト14及びシールド用コンタクト15とプリント
基板3の信号用端子16及びシールド用端子17とはフ
レキシブルケーブル18の素線19を介して接続され、
かくして導電性カバー13はシールド用コンタクト1
5、フレキシブルケーブル18の素線19を介してシー
ルド用端子17に接続され、電気的な遮蔽効果を得る。
また、導電性カバー13は取付部13aと取付ネジ13
bによってプリント基板3のシールドパターンに直接接
続することもできる。
13aにおいてプリント基板3に取付けられ、信号用コ
ンタクト14及びシールド用コンタクト15とプリント
基板3の信号用端子16及びシールド用端子17とはフ
レキシブルケーブル18の素線19を介して接続され、
かくして導電性カバー13はシールド用コンタクト1
5、フレキシブルケーブル18の素線19を介してシー
ルド用端子17に接続され、電気的な遮蔽効果を得る。
また、導電性カバー13は取付部13aと取付ネジ13
bによってプリント基板3のシールドパターンに直接接
続することもできる。
【0016】雄コネクタ2の雄コンタクト5は信号用コ
ンタクトであり、雄コンタクト5aはシールド用コンタ
クトであって、いずれもコネクタ1のコンタクトハウジ
ング10及び導電性カバー13に嵌合するコンタクトハ
ウジング22に取付けられ、シールド用コンタクト5a
はプリント基板4の図示しないシールド電極に接続さ
れ、かくして前記導電性カバー13はコネクタ1のシー
ルド用コンタクト15及びこれに嵌合する雄コネクタ2
のシールド用コンタクト5aを介して図示しないシール
ド電極に接続され、確実な電気的な遮蔽効果を得る。
ンタクトであり、雄コンタクト5aはシールド用コンタ
クトであって、いずれもコネクタ1のコンタクトハウジ
ング10及び導電性カバー13に嵌合するコンタクトハ
ウジング22に取付けられ、シールド用コンタクト5a
はプリント基板4の図示しないシールド電極に接続さ
れ、かくして前記導電性カバー13はコネクタ1のシー
ルド用コンタクト15及びこれに嵌合する雄コネクタ2
のシールド用コンタクト5aを介して図示しないシール
ド電極に接続され、確実な電気的な遮蔽効果を得る。
【0017】図6は、請求項1記載の本考案の1実施例
の分解図を示す。
の分解図を示す。
【0018】この実施例では、絶縁材料製のコンタクト
ハウジング10 1 は、長手方向に例えば4列で必要個数
のコンタクト挿通孔6、6aが設けられた基板7に、下
1列のコンタクト挿通孔6aを除く残りのコンタクト挿
通孔6に貫通孔8が連通するように3列の複数の筒体9
が立設されている。絶縁材料で形成されたカバー13 1
は、長手方向に例えば3列の第1の貫通孔11と1列の
第2の貫通孔12が設けられ、長手方向と直交する方向
即ち幅方向の各列の第1の貫通孔11及び第2の貫通孔
12の内面及びこれに連なる帯状の外周面に隣接列と電
気的に絶縁されてメッキにより導電性被膜20が形成さ
れている。前記第1の貫通孔11は、信号用コンタクト
14を挿入配置する筒体挿入用貫通孔であり、筒体9を
第1の貫通孔11に各々嵌合してコンタクトハウジング
10 1 をカバー13 1 に組付けたとき、シールド用コン
タクト15を圧入配置する第2の貫通孔12と基板7の
下1列のコンタクト挿通孔6aとは一致するようになっ
ている。この構造によれば、長手方向と直交する方向の
一列毎に独立に、即ち、電気的に接続されないシールド
用コンタクトによりシールドするので、各列の信号用コ
ンタクト14間の信号の漏洩防止効果が前記先に提案し
たものより向上する。
ハウジング10 1 は、長手方向に例えば4列で必要個数
のコンタクト挿通孔6、6aが設けられた基板7に、下
1列のコンタクト挿通孔6aを除く残りのコンタクト挿
通孔6に貫通孔8が連通するように3列の複数の筒体9
が立設されている。絶縁材料で形成されたカバー13 1
は、長手方向に例えば3列の第1の貫通孔11と1列の
第2の貫通孔12が設けられ、長手方向と直交する方向
即ち幅方向の各列の第1の貫通孔11及び第2の貫通孔
12の内面及びこれに連なる帯状の外周面に隣接列と電
気的に絶縁されてメッキにより導電性被膜20が形成さ
れている。前記第1の貫通孔11は、信号用コンタクト
14を挿入配置する筒体挿入用貫通孔であり、筒体9を
第1の貫通孔11に各々嵌合してコンタクトハウジング
10 1 をカバー13 1 に組付けたとき、シールド用コン
タクト15を圧入配置する第2の貫通孔12と基板7の
下1列のコンタクト挿通孔6aとは一致するようになっ
ている。この構造によれば、長手方向と直交する方向の
一列毎に独立に、即ち、電気的に接続されないシールド
用コンタクトによりシールドするので、各列の信号用コ
ンタクト14間の信号の漏洩防止効果が前記先に提案し
たものより向上する。
【0019】図7及び図8は、請求項2の考案の一実施
例を示す。
例を示す。
【0020】図示のように、絶縁材料製コンタクトハウ
ジング10 1 は、長手方向に複数列例えば3列の信号コ
ンタクト及びシールド用コンタクト挿入孔(図示せず)
を有する基板7に、該挿入孔に貫通孔8、8aが一致す
るように同形の筒体9、9aが立設されている。左右の
各列の筒体9aはシールド用コンタクト15を挿入する
もので、前記基板7に形成されたシールド用コンタクト
挿通孔に連通されており、図8に明示するように、その
貫通孔8aの壁面にメッキにより導電性被膜20aが、
該筒体9aの外側面及び端面には前記導電被膜20aに
つながる導電性被膜20bがそれぞれ形成されており、
残りの筒体9は信号用コンタクト14を挿入するもので
あり、その筒体9の外側面には導電被膜20cが、更に
基板7の筒体立設面には導電被膜20b、20cにつな
がる導電被膜20dがそれぞれメッキにより形成され、
これらの導電被膜20b、20c、20dは導電被膜2
0aを介してシールド用コンタクト15に接続され、前
記導電性カバー13と同様に、信号用コンタクト14を
互いに隣接する信号用コンタクト14から電気的に遮蔽
する。図7において21は取付部である。
ジング10 1 は、長手方向に複数列例えば3列の信号コ
ンタクト及びシールド用コンタクト挿入孔(図示せず)
を有する基板7に、該挿入孔に貫通孔8、8aが一致す
るように同形の筒体9、9aが立設されている。左右の
各列の筒体9aはシールド用コンタクト15を挿入する
もので、前記基板7に形成されたシールド用コンタクト
挿通孔に連通されており、図8に明示するように、その
貫通孔8aの壁面にメッキにより導電性被膜20aが、
該筒体9aの外側面及び端面には前記導電被膜20aに
つながる導電性被膜20bがそれぞれ形成されており、
残りの筒体9は信号用コンタクト14を挿入するもので
あり、その筒体9の外側面には導電被膜20cが、更に
基板7の筒体立設面には導電被膜20b、20cにつな
がる導電被膜20dがそれぞれメッキにより形成され、
これらの導電被膜20b、20c、20dは導電被膜2
0aを介してシールド用コンタクト15に接続され、前
記導電性カバー13と同様に、信号用コンタクト14を
互いに隣接する信号用コンタクト14から電気的に遮蔽
する。図7において21は取付部である。
【0021】
【考案の効果】請求項1の考案においては、コネクタ部
品を容易に組立てることができ、工数が低減するととも
に、上下、左右両方向の隣接した信号用コンタクトに対
して電気的遮蔽効果が得られ、隣接した信号用コンタク
トへの信号の漏洩がない効果が得られ、また、カバーの
長手方向と直交する方向の各列の信号用コンタクトは互
いに絶縁されたシールド用コンタクトによって電気的に
遮蔽されているので、各列の信号用コンタクト間におけ
る信号の漏洩防止効果は、互いに接続された複数のシー
ルド用コンタクトを有する先に提案のものより向上する
という効果が得られる。請求項2の考案においては、信
号用コンタクト及びシールド用コンタクト挿通孔が形成
された基板に立設された複数個の筒体が同形であるの
で、シールド用コンタクトを挿入配置する筒体を、必要
に応じてコンタクトハウジングの筒体のいずれの位置に
も変更することが容易であり、したがって、コネクタの
機種に応じた複数種の絶縁材料製コンタクトハウジング
を用意する必要がなく、コスト が低廉になるという効果
を有する。
品を容易に組立てることができ、工数が低減するととも
に、上下、左右両方向の隣接した信号用コンタクトに対
して電気的遮蔽効果が得られ、隣接した信号用コンタク
トへの信号の漏洩がない効果が得られ、また、カバーの
長手方向と直交する方向の各列の信号用コンタクトは互
いに絶縁されたシールド用コンタクトによって電気的に
遮蔽されているので、各列の信号用コンタクト間におけ
る信号の漏洩防止効果は、互いに接続された複数のシー
ルド用コンタクトを有する先に提案のものより向上する
という効果が得られる。請求項2の考案においては、信
号用コンタクト及びシールド用コンタクト挿通孔が形成
された基板に立設された複数個の筒体が同形であるの
で、シールド用コンタクトを挿入配置する筒体を、必要
に応じてコンタクトハウジングの筒体のいずれの位置に
も変更することが容易であり、したがって、コネクタの
機種に応じた複数種の絶縁材料製コンタクトハウジング
を用意する必要がなく、コスト が低廉になるという効果
を有する。
【図1】 雄コネクタから離脱した先に提案した雌コネ
クタの斜視図
クタの斜視図
【図2】 その分解斜視図
【図3】 その切断平面図
【図4】 図3のIV−IV線断面図
【図5】 図3のV −V 線断面図
【図6】 請求項1記載の本考案の一実施例の分解斜視
図
図
【図7】 請求項2記載の本考案の一実施例の斜視図
【図8】 その要部の拡大斜視図
6、6a コンタクト挿通孔 7 基板 8、8a 貫通孔 9、9a 筒体 101 コンタクトハウジング 11 第1の
貫通孔 12 第2の貫通孔 13 1 カバー 14 信号用コンタクト 15 シールド
用コンタクト 20、20a〜20d 導電性被膜
貫通孔 12 第2の貫通孔 13 1 カバー 14 信号用コンタクト 15 シールド
用コンタクト 20、20a〜20d 導電性被膜
Claims (2)
- 【請求項1】 コンタクトハウジングと絶縁材料で形成
されたカバーと信号用コンタクトとシールド用コンタク
トから成り、コンタクトハウジングは、その長手方向に
沿って複数列の信号用コンタクト挿通孔及び一列のシー
ルド用コンタクト挿通孔が形成された基板に、貫通孔が
該信号用コンタクト挿通孔に連通する複数の筒体が立設
されたものであり、前記カバーは、複数個の筒体挿入用
貫通孔とシールド用コンタクト挿入用貫通孔を有するも
のであり、前記コンタクトハウジングは、その複数個の
筒体が前記カバーの複数個の筒体挿入用貫通孔にそれぞ
れ挿入されて前記カバーに組付けられ、前記信号用コン
タクトは、その端子部が露出した状態で前記筒体挿入用
貫通孔に挿入配置され、前記シールド用コンタクトは、
コンタクトハウジングの一列のシールド用コンタクト挿
通孔に連なる前記カバーのシールド用コンタクト挿入用
貫通孔に圧入配置されて成り、前記カバーの前記長手方
向と直交する方向の各列の1個のシールド用コンタクト
挿入用貫通孔の壁面及び複数個の筒体挿入用貫通孔の壁
面並びにこれらに連なる表面の帯状部にそれぞれ導電性
被膜が形成され、各列の導電性被膜は互いに絶縁されて
成ることを特徴とする多極コネクタ。 - 【請求項2】 コンタクトハウジングと信号用コンタク
トとシールド用コンタクトから成り、コンタクトハウジ
ングは、その長手方向に沿って複数列の信号用コンタク
ト及びシールド用コンタクト挿通孔が形成された基板
に、貫通孔が該信号用コンタクト及びシールド用コンタ
クト挿通孔に連通する同形の複数列の筒体が立設され、
該複数列のすべての筒体の外側面と、該複数列の筒体の
内の前記シールド用コンタクト挿通孔に連通する筒体の
貫通孔の壁面と前記基板の筒体立設面とに、互いに接続
された導電性被膜が形成され、前記シールド用コンタク
ト挿通孔に連通する筒体の貫通孔にシールド用コンタク
トがその端子部が露出した状態で挿入配置され、残りの
筒体の貫通孔に信号用コンタクトがその端子部が露出し
た状態で挿入配置されて成ることを特徴とする多極コネ
クタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991012336U JP2595787Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 多極コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991012336U JP2595787Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 多極コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108881U JPH04108881U (ja) | 1992-09-21 |
JP2595787Y2 true JP2595787Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=31901026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991012336U Expired - Lifetime JP2595787Y2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 多極コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595787Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59112589A (ja) * | 1982-12-17 | 1984-06-29 | 富士通株式会社 | 同軸コネクタ |
EP0327571A4 (en) * | 1986-10-03 | 1990-06-26 | Minnesota Mining & Mfg | SHIELDED AND GROUNDED CONNECTOR SYSTEM FOR COAXIAL CABLES. |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP1991012336U patent/JP2595787Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04108881U (ja) | 1992-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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