JP2593408Y2 - スローアウェイインサート - Google Patents

スローアウェイインサート

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JP2593408Y2
JP2593408Y2 JP1992089080U JP8908092U JP2593408Y2 JP 2593408 Y2 JP2593408 Y2 JP 2593408Y2 JP 1992089080 U JP1992089080 U JP 1992089080U JP 8908092 U JP8908092 U JP 8908092U JP 2593408 Y2 JP2593408 Y2 JP 2593408Y2
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JP
Japan
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cutting edge
insert
breaker
main cutting
grooves
Prior art date
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Application number
JP1992089080U
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English (en)
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JPH0653014U (ja
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俊彦 荻野
亮介 上田
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スローアウェイインサ
ートに関し、特に正面フライス用スローアウェイインサ
ートの改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来、フライス用などに用いられる切削工
具としては、図4に示すスローアウェイインサート20
のように、略多角形状をなし、その辺部には主切刃2
1、場合によりコーナー部には副切刃が形成され、上面
にはすくい面22が形成されている。また、主切刃21
とすくい面22との間にはランド部23が形成されてい
る。
【0003】かかる形状のスローアウェイインサートに
おいて、切削時の切屑の処理を効率的に行うために図5
のA−A線断面図に示すようにブレーカ24が形成され
ている。また、最近では切屑処理のさらなる効率向上の
ために改良が加えられている。例えば、特開昭62−9
812号に示すように、主切刃線とサラエ刃線との間に
複数の交角部を施し、切削時の負荷応力を減少させるこ
とが提案され、また特開平2−95508号には、コー
ナー部のランド部を大きくすることにより切削性能を高
めること、特開平3−111109号にはすくい面に主
切刃と直角に近い角度の多数の凹部を形成して切屑との
摩擦を低減しインサートの加熱を防止することが記載さ
れている。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
先行技術において、特開昭62−9812号に記載され
たスローアウェイインサートは、切削時の負荷応力の低
減にはある程度効果が望めるが、交角部におけるランド
部が広いために、例えば切り込みが1mm以下でランド
幅より小さい切削条件では切屑処理が良好でないという
問題がある。また、特開平2−95508号も前記と同
様にランド幅が大きく設定されているために、切削条件
が限定されてしまう。
【0005】また、特開平3−111109号は、切り
込みが小さい場合、インサートと切屑との摩擦が小さい
ために、切屑処理が良好でないなどの問題があった。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本考案者等は、特に切
削時の切込み量が変化しても良好な切屑処理を行うこと
ができる形状について検討したところ、すくい面の主切
刃に平行に複数のブレーカ溝を形成するとともに、それ
ぞれのブレーカ溝における最深部を各ブレーカ溝の幅方
向においてインサートの中心部よりに配置するととも
に、各ブレーカ溝の幅を0.3乃至0.1mmの範囲内
で切刃から離れる方向に順次、小さくすることにより、
上記問題が解決できることを知見した。
【0007】即ち、本考案のスローアウェイインサート
は、辺部の主切刃からランド部を介して上面に主切刃に
平行な複数のブレーカ溝を形成し、それぞれの前記ブレ
ーカ溝における最深部を各ブレーカ溝の幅方向において
インサートの中心部よりに配置するとともに、各ブレー
カ溝の幅を0.3乃至0.1mmの範囲内で切刃から離
れる方向に順次、小さくしたことを特徴とするのであ
る。
【0008】
【作用】本考案によれば、すくい面に主切刃に対して平
行に複数のブレーカ溝を形成したことにより、切り込み
深さに応じて、複数のブレーカ溝のうちのいずれかのブ
レーカ溝が切屑処理を行うために、切り込み深さの変化
により切屑処理能力が低下することがなく、いかなる条
件下でも優れた切削特性と切屑処理を行うことができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を示す図1乃至図3
を基に説明する。
【0010】図1は、本考案の一実施例のスローアウェ
イインサートの平面図である。図2は、図1におけるX
−X線断面図である。図1および図2によれば、スロー
アウェイインサート1は、略四角形の柱状形状をなし、
その辺部には主切刃2が形成され、上面にはすくい面4
が形成され、さらに四角形辺部の各コーナー側には副切
刃3が形成されている。また、主切刃2とすくい面4間
にはランド部5が形成されている。
【0011】本考案によれば、すくい面4に主切刃2に
平行に複数のブレーカ溝6,7,8が形成されている。
図2において、このブレーカ溝6,7,8は各ブレーカ
溝は主切刃2よりランド部5を介してインサート中心部
に向かい連続的に形成されており、それぞれのブレーカ
溝における最深部は、各ブレーカ溝の幅方向においてイ
ンサートの中心部寄りの位置となるように形成されてい
る。
【0012】本考案によれば、上記のように複数のブレ
ーカ溝を形成することにより、図3に示すように被削材
9を切削する時切り込み深さLが小さい場合には、ブレ
ーカ溝6により切屑処理され、図(a)から(c)への
切り込み深さLが大きくなるに従い、切屑10はインサ
ート中心部側のブレーカ溝7,8により処理される。
【0013】これにより、あらゆる切り込み深さ条件に
対しても良好な切屑処理を行うことができる。
【0014】本考案によれば、上記作用を良好にせしめ
るために、ランド部は0.1乃至0.3mmの幅で形成
される。また、ブレーカ溝6,7,8の幅はそれぞれ
0.3乃至1.0mmの幅でブレーカ溝6、7、8の順
に小さくなるように設定することが望ましい。
【0015】また、図1乃至図3の実施例においては、
すくい面4に形成された複数のブレーカ溝6,7,8の
インサートのコーナー部には、楕円状の突起11が形成
されており、各辺のブレーカ溝が他辺のブレーカ溝と一
部切断されている。かかる突起11も、切屑処理を行わ
しめるためのものである。なお、この突起11は必ずし
も必要でなく、すくい面に形成されたブレーカ溝は、イ
ンサートの各辺部間で繋がって形成されていてもよい。
【0016】また、上述した実施例では、インサートが
四角形で、ブレーカ溝数が3本のものを説明したが、本
考案はインサート形状が三角形やこれら以外の多角形状
のインサートにも当然適用することのできるものであ
り、またブレーカ溝数も2本あるいは3本を越える本数
で形成されていても何ら差し支えない。さらに、インサ
ートの辺部には主切刃や副切刃以外にサラエ部が形成さ
れていてもよい。
【0017】
【考案の効果】上述したように、本考案によれば、切削
時の切り込み深さが変化しても、複数のブレーカブレー
カ溝により安定した切屑処理を行うことができ、安定し
た切削特性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のスローアウェイインサート
の平面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】本考案におけるスローアウェイインサートの切
削時の切屑処理を説明するための図である。
【図4】従来のスローアウェイインサートの平面図であ
る。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 スローアウェイインサート 2 主切刃 3 副切刃 4 すくい面 6,7,8 ブレーカ溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多角形板形状をなし、その辺部に主切刃お
    よびコーナー部に複切刃が形成され、さらに前記主切刃
    からランド部を介して上面に前記主切刃に平行な複数の
    ブレーカ溝が形成されたすくい面を備えたスローアウェ
    イインサートにおいて、それぞれの前記ブレーカ溝にお
    ける最深部を各ブレーカ溝の幅方向においてインサート
    の中心部よりに配置するとともに、各ブレーカ溝の幅を
    0.3乃至0.1mmの範囲内で切刃から離れる方向に
    順次、小さくしてなるスローアウェイインサート。
JP1992089080U 1992-12-28 1992-12-28 スローアウェイインサート Expired - Lifetime JP2593408Y2 (ja)

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JPH0653014U JPH0653014U (ja) 1994-07-19
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US9272342B2 (en) * 2011-10-31 2016-03-01 Kyocera Corporation Cutting insert, cutting tool, and method of producing machined product using the same
JP7023263B2 (ja) * 2019-10-03 2022-02-21 旭ダイヤモンド工業株式会社 回転切削工具

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