JP2593388B2 - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JP2593388B2
JP2593388B2 JP4167673A JP16767392A JP2593388B2 JP 2593388 B2 JP2593388 B2 JP 2593388B2 JP 4167673 A JP4167673 A JP 4167673A JP 16767392 A JP16767392 A JP 16767392A JP 2593388 B2 JP2593388 B2 JP 2593388B2
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由紀夫 阪西
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合資会社みうらや
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、建築物の外壁や船体
の外面に対し、液体塗料を霧状に吹き付けて塗装をする
ための塗装装置に関し、塗装作業能率を著しく高めるこ
とができるように改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】塗料
を霧状にして吹き付け塗装をする装置としては、空気圧
によって液体塗料を吹き付けるスプレーガン式のもの
と、塗料それ自体を圧力をかけて狭いノズル穴から噴射
するいわゆる加圧噴射式のものとがある。
【0003】スプレーガン式の塗装装置は、塗料をきわ
めて細かい霧状にすることができるので、高度の塗装品
位が求められる、たとえば自動車の車体塗装等に適して
いるが、霧状になった塗料の多くが周囲に飛散してしま
い、塗着効率が悪いという特質をもっている。また、き
わめて大きな面積を塗装する場合にはあまり適している
とはいえない。
【0004】一方、加圧噴射式の塗装装置は、上記スプ
レーガン式の塗装装置に比較してノズルから飛散する塗
料の粒径は大きくなるきらいがあるが、ノズルから直接
的に塗装面に対して塗料が吹き付けられるため、塗着効
率がよいという特質をもっている。したがって、このよ
うな加圧式の塗装装置は、建築物の外壁や、船体の外面
など、大きな壁面を塗装するのに適しているといえる。
【0005】従来の一般的な圧力噴射式の塗装装置の一
例を図5に示す。塗装装置本体1は、一般的には金属パ
イプでできた所定長さの管体2の先端に、塗料噴射ノズ
ル3が首振り式に枢動可能に取付けられており、圧力ホ
ース4を介して上記管体2の基端部に導入された液体塗
料が、上記管体2内の塗料通路を通ってノズル3の先端
から比較的小さなすきまを介して高圧で噴射されるよう
になっている。
【0006】上記ノズル3から噴射させられる液体塗料
は、ノズルの先端から外部に出る際の急激な圧力低下ゆ
えにきわめて高い速度を与えられ、このような急激な速
度増加に伴う乱れによって細かい液滴状に変化しながら
飛翔することになる。上記管体2の基端部は、作業者が
把持しやすいようにグリップ状に形成され、上記ノズル
3からの塗料噴射状態と噴射停止状態とを選択する弁操
作レバー5が取付けられている。
【0007】上記の構成の加圧噴射式塗装装置によれ
ば、立ち作業をする作業者を例にとると、作業者の腕の
長さに上記管体2の長さを加えた半径範囲の比較的広い
範囲の塗装を行うことができる。
【0008】ところで、壁面に対して塗着効率のよい塗
装をするためには、上記ノズル3を壁面に向けながら作
業をする必要があり、そのために上記ノズル3は、上記
管体2の先端に対して首振り式に枢動可能になってい
る。そしてこのノズル3の枢動には、所定の摩擦抵抗が
与えられており、管体2に対する所望の角度に設定した
状態が維持できるようになっている。
【0009】ところで、上記従前の塗装装置では、上記
管体2を伸ばしながら塗装作業をしている途中におい
て、ノズル3の角度を変更する必要が生じた場合、いっ
たん作業を中断して、手動によってノズルの向きを調整
せねばならない煩雑さがある。かかる煩雑さを回避する
ために、たとえば、管体2の基端部を把持したまま、ノ
ズル3を他物にぶつけることによってこのノズルの角度
を変更するという操作も行われているようではあるが、
かかる操作は正規の操作とはいえず、ノズルあるいはこ
れを管体に支持する枢動部分を損傷させる原因にもな
り、適切であるとはいえない。
【0010】このように従前の加圧噴射式塗装装置は、
管体2が所定の長さを有することと、管体2に対してノ
ズル3が首振り枢動できるようになっていることとによ
り、一応のところ、広範囲の面積を能率よく塗装できる
ようになってはいるが、実際の作業の上では、必ずしも
使い勝手がよいとはいえないものであった、その主たる
原因は、作業者が把持する部分と、ノズルとが遠く離れ
ており、管体2の基端部を把持した作業中容易にノズル
角度を変更することができないことにある。
【0011】本願発明は、上記の事情のもとで考えださ
れたものであって、比較的長尺状の管体の基部を把持し
て、上記管体の先端のノズルから塗料を加圧噴射する形
式の塗装装置において、上記ノズルの首振り操作を、塗
装作業を中断することなく、容易になすことができるよ
うにすることをその課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0013】すなわち、本願発明の溶接装置は、内部に
液体塗料通路が形成された所定長さの管体の先端に塗料
噴射ノズルを枢動可能に支持する一方、上記管体に、そ
の基端付近から先端付近までの長さを有するパイプ状の
操作部材をその軸方向に往復操作可能に套挿するととも
に、上記操作部材の先端部と上記塗料噴射ノズルとの間
を、圧縮方向の操作力をも伝達しうるとともに撓曲可能
な弾性部材によって連結したことを特徴としている。
【0014】
【発明の作用および効果】操作部材を往復操作すると、
その動きは弾性部材を介して管体先端の噴射ノズルに伝
達され、これを往復枢動させる。すなわち、この弾性部
材は、撓曲可能であるとともに、圧縮方向の操作力をも
伝達できるので、上記操作部材の管体軸方向の往復運動
を、噴射ノズルの首振り往復運動に変換することができ
る。
【0015】上記操作部材は管体の基端付近から先端付
近までの長さを有するパイプ状をしており、これが上記
管体に套挿されているので、溶接装置そのものを作業者
が保持する場合、かならず、作業者は、その一方の手で
上記パイプ状操作部材の適当な部位を握持することにな
る。したがって、塗装作業中、塗装装置全体を保持する
とともにコントーロルするべく操作部材を握持したま
ま、これを往復操作することにより、たとえば溶接装置
の特定の部位を操作するために手を持ち変えるといった
面倒さを全く生じることなく、簡便に噴射ノズルの向き
を所望の方向に変更することができる。
【0016】その結果、塗装をするべき壁面の情況に応
じて、その壁面に対する適切なノズルの向きを選択しつ
つ、塗装作業を勝手良く行うことが可能となる。
【0017】しかも、本願発明を構成するためには、管
体に套挿されるパイプ状操作部材と、この操作部材と噴
射ノズルとの間を連結する弾性部材とを用意すればよい
ので、きわめて機構が簡単化され、故障や破損等の不具
合が生じることはほとんどない。また、既存のこの種の
塗装装置に上記操作部材と弾性部材とを付加して改良
し、本願発明とすることも容易であり、本願発明を実施
するためのコスト上昇を最小限に抑制することができ
る。
【0018】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図1ないし図4を参照しつつ具体的に説明する。なお、
これらの図において図5に示す従来例と同一または同等
の部材には、同一の符号を付してある。
【0019】図1ないし図4において、この実施例の塗
装装置の本体部分1の構成は、図5に示した従来例とほ
ぼ同様である。すなわち、この塗装装置の本体部分1
は、金属パイプでできた所定長さの管体2の先端に、噴
射ノズル3が首振り枢動可能に連結されており、上記管
体2の基端部には、塗料を管体2内の液体塗料通路に圧
送するための圧力ホース4が連結される。この圧力ホー
ス4は、図示はしないが液体塗料に圧力を与えてこれを
送る圧力ポンプ手段に連結されている。
【0020】上記管体2の先端にノズル3を首振り枢動
可能に連結するには、たとえば、図2のように構成され
る。すなわち、管体2の先端には、左右一対の対向壁6
a,6bをもつ支持体6を取付け、上記左右一対の壁6
a,6b間に支軸7を通し、この支軸7に対してノズル
体3aの基部を嵌め込むことにより、上記ノズル体3a
の基部が左右一対の壁6a,6bの間において上記支軸
7を中心として枢動しうるようにする一方、管体2につ
ながる塗料通路8a,8bを上記一対の壁6a,6aの
一方と、ノズル体3aとに設け、これらの通路8a,8
bを枢動部においてシール手段を施しながら連通させる
のである。
【0021】また、上記ノズル3の先端には、細状のノ
ズル孔3bが開けられており、上記圧力ホース4から上
記管体2内に送り込まれた加圧液体塗料は、上記支持体
6と上記ノズル体3a内の各通路8a,8bを通ってノ
ズル孔3bから高速で噴射されることになる。こうして
ノズル孔3bから高速で噴射される液体塗料は、加速時
の乱れによって細かな液滴に変化しつつ、対象物に向け
て飛翔する。
【0022】なお、上記管体2の基部は、作業者が握持
しうる形状となっているが、この部分に、上記ノズル3
からの液体塗料の噴射状態と噴射停止状態とを選択する
弁操作レバー5が設けられている点は、図5の従来例と
同様である。
【0023】さて、本願発明の塗装装置においては、管
体2の先端において枢動可能となっている塗料噴射ノズ
ル3を、遠隔操作しうるノズル操作機構9が付設され
る。
【0024】この噴射ノズル操作機構9は、より具体的
には次のように構成される。まず、上記管体2の全長よ
りも短い長さをもつことによって上記管体2の基端付近
から先端付近までの長さとされたパイプ状の操作部材1
0が上記管体2の軸方向に往復操作可能に套挿される。
そして、この操作部材10の先端部と上記ノズル3の適
部との間が、圧縮方向の操作力をも伝達しうる程度のば
ね硬さをもった紐状の弾性部材11によって連結されて
いる。この弾性部材11の例としては、硬質ゴムででき
たホースや、ばね鋼でできた帯状体等が適当である。
【0025】以上の構成において、上記パイプ状の操作
部材10を管体2の先端方向にスライド移動させると、
その先端に連結された弾性部材11が、上記ノズル3を
押動するようにして、矢印P方向に枢動させる(図3参
照)。そして、上記操作部材10を管体2の基端方向に
スライド移動させるとその先端に連結された弾性部材1
1が、上記ノズル3を引っ張るようにして、矢印Q方向
に枢動させる(図4参照)。これにより、上記操作部材
10を管体2の基端方、すなわち作業者の手元において
往復操作するだけで、管体2の先端のノズル3を、所望
の角度に変更し、かつその変更後の状態に保持させるこ
とができる。
【0026】その結果、上記実施例の塗装装置によれ
ば、管体2が一定の長さを有しているがゆえに広い範囲
の塗装を行うことができるとともに、塗装作業を中断す
ることなく、塗装作業中、一方の手によって当然に握持
される上記パイプ状操作部材10の往復操作によってノ
ズル3の向きを所望のように調節することができるの
で、ノズルの向きを塗装するべき面の情況に応じて適宜
適切に設定しつつ、塗着効率のよい、しかも塗装品質の
よい塗装作業を能率的に遂行することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施例の全体側面図である。
【図2】上記実施例のノズル支持部の拡大正面図であ
る。
【図3】上記実施例の作動説明図である。
【図4】上記実施例の作動説明図である。
【図5】従来例の全体側面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 管体 3 ノズル 9 ノズル操作機構 10 パイプ状操作部材 11 弾性部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に液体塗料通路が形成された所定長
    さの管体の先端に塗料噴射ノズルを枢動可能に支持する
    一方、上記管体に、その基端付近から先端付近までの長さを有
    するパイプ状の操作部材をその軸方向に往復操作可能に
    套挿するとともに、上記操作部材の先端部と上記塗料噴
    射ノズルとの間を、圧縮方向の操作力をも伝達しうると
    ともに撓曲可能な弾性部材によって連結し たことを特徴
    とする、塗装装置。
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