JP2593232Y2 - 補助レバー - Google Patents

補助レバー

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JP2593232Y2
JP2593232Y2 JP1993030494U JP3049493U JP2593232Y2 JP 2593232 Y2 JP2593232 Y2 JP 2593232Y2 JP 1993030494 U JP1993030494 U JP 1993030494U JP 3049493 U JP3049493 U JP 3049493U JP 2593232 Y2 JP2593232 Y2 JP 2593232Y2
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和音 齋藤
晃造 井上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ドアノブや水道の蛇
口ノブ等に取り付けてこれらノブを回動させるための補
助レバーに関し、特に詳しく言うと、握り玉と称されて
いるドアや蛇口のノブに取付けて小さな力でもこのノブ
を回動できるようにした補助レバーに関する。
【0002】
【従来の技術】ドアや水道の蛇口の開閉を操作するノブ
には、略鼓状をした握り玉と称されるノブが広く使用さ
れている。このようなノブは、手でしっかりと握り回転
させなければならず、老人や幼児等握力が弱い人にはノ
ブが固いと操作できない場合がある。そこで、補助具と
して何らかの操作手段を取り付けて、小さな力で操作で
きるようにしたものがある。
【0003】この補助具は、例えばノブに装着するほぼ
円筒状で一部に割が入った装着部と、この装着部から延
びる操作部とからなり、装着部をノブの外周に装着し、
前記割の部分をネジによって締め込んでノブの外周に圧
接させ、ノブと当該補助具とが一体に回動できるように
していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このようにネ
ジを使用すると必ずドライバなどの工具が必要となり、
当該補助具を購入してもドライバが手元にないとすぐに
取り付けることができないという不便さがあった。ま
た、装着部の内面には、所定の形状のノブに対応する形
状の滑り止め部材をアタッチメントとして取り付けて装
着しなければならず、取り付けたアタッチメントの形状
がノブの形状と対応していないとノブと装着部の内面と
が滑って補助具として機能しない場合もあった。
【0005】この考案は、このような従来技術の実状に
鑑みてなされたもので、その目的は、工具を必要としな
いで簡単に取り付けることができる補助レバーを提供す
ることにある。また、他の目的は、ノブの形状に左右さ
れずに確実に補助具として機能できる補助レバーを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この考案は、操作用ノブの外周に取り付けて当該操
作用ノブを回動操作する補助レバーにおいて、補助レバ
ーをベース部材と、クランプ部材と、回動部材と、操作
部材とから構成される。ここでは、ベース部材は、操作
用ノブの外周に装着される装着部と、この装着部の外周
に突設され、装着部の内面に連通する取付孔と外周部の
円周方向に沿って形成された係合溝とを有する支持部と
からなり、クランプ部材は、装着部の内面に突出可能な
押圧部と、押圧部に連接され、持部に挿通される雄ネジ
部とからなり、回動部材は、係合溝と係合する係合部
と、内面に雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を有し、支持部
の外周部に装着可能に形成され、操作部材は、クランプ
部回動部材に係合して回動部材を回動操作することによ
りクランプ部材を装着部内面から進出後退させることが
できるように形成されている。
【0007】この場合、装着部の内周部には表面に凹凸
が形成された弾性を有する部材からなる滑り止め部材を
あらかじめ設けておくことが望ましい。
【0008】
【作用】上記のような構成では、ベース部材をノブの外
周に遊挿し、操作部材を回動操作すると、回動部材が回
動し、この回動に応じて回動部材の雌ネジ部に螺合して
いる雄ネジ部が、相対的に進出して押圧部がノブの外周
に当接し、さらに操作部材がほぼ回動できなくなるまで
締め込むと、必要な押圧力が得られ、この押圧力により
補助レバーの回動操作ではずれることのない力で確実に
ノブ外周に装着される。その際、滑り止め部材を設けて
おくことによりノブの形状にかかわらず確実に取り付け
ることができる。また、壁等の立上がり部の近くに設け
られることが多い水道の蛇口のノブ等の場合は、回動部
材の軸方向長さを短くすることにより対応することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照し、この考案の好適な一実
施例について説明する。
【0010】この実施例に係る補助レバー1は、図1の
半分を断面した正面図に示すように、ベース部材2と、
クランプ部材3と、回動部材4と、操作部材5とから基
本的に構成されている。
【0011】ベース部材2は、図2の斜視図からも分か
るように円筒形の装着部6と、支持部7とからなる。装
着部6の内面の支持部7の形成部と対向する部分には、
幅方向中央部と両縁部とが凸状に形成された合成ゴムか
らなる滑り止め部材8が設けられている。支持部7は、
内面にガイド溝9を備えた挿通孔10を有し、クランプ
部材3の雌ネジ部11が挿通される。また、支持部7の
外周部には、円周方向に2条にわたって係合溝12,1
3が穿設されている。
【0012】クランプ部材3は、この雄ネジ部11と装
着部6の内面形状に沿った形状の押圧部14とからな
り、雄ネジ部11は押圧部14からほぼ垂直に突設され
ている。また、雄ネジ部11の基端部には、ガイド溝9
に遊挿されるガイド15が突設されている。これによ
り、クランプ部材3はガイド溝9に規制された状態で進
出後退動作のみ可能になる。押圧部14の装着部6側の
面にも、滑り止め部材8が設けられている。
【0013】回動部材4は、図3にも示すように半割さ
れたほぼ円筒形のもので、内周部に係合溝12,13に
係合する2条の突条16,17と、雄ネジ部11が螺合
する雌ネジ部18が形成され、外周部には組み合わされ
た時に操作部材5と係合し相対的な位置決めを図るため
のリブ19が4条突設されるように突出部が形成されて
いる。
【0014】操作部材5は、図4にも示すようにキャッ
プ状に形成され、内面にリブ19と係合する位置決めの
ための溝20が穿設され、外周部には、操作用のローレ
ット21が形成されている。
【0015】各部が上述のように構成された操作レバー
1の組立ては、図2に示すようにまず、クランプ部材3
の雄ネジ部11をベース部材2の支持部7の挿通孔10
にガイド15がガイド溝9に合致するように遊挿し、図
3に示すように回動部材4を突状16,17が係合溝1
2,13に係合するようにして両側から挟み込んで支持
部7に取り付ける。このようにすると、図4に示すよう
にリブ19が外周の軸方向に突出したような状態にな
る。そこで、操作部材5を溝20がリブ19に係合する
ように軸方向から挿入して嵌合させることにより組立て
は終了する。これにより、操作部材5を回動操作する
と、回動部材4も一体的に回動する。したがって、操作
部材5を回動させると、クランプ部材3はガイド15が
ガイド溝9に遊挿され、回動不能となっているので、雌
ネジ部18の回動角度に応じて両者のピッチによって規
定される量だけ進出後退することになる。
【0016】そこで、操作用のノブに装着するときに
は、まず、クランプ部材3を最も後退させておいて装着
部6をノブの外周に対向させ、操作部材5をクランプ部
材3が進出する右方向に回動させる。これによって上述
のようにピッチに応じてクランプ部材3の押圧部14が
ノブ方向に進出し、まずノブの外周に当接する。そし
て、操作部材5がほぼ回動できなくなるまで締め込む。
このように締め込むことでノブを回動させるに足るトル
クの伝達が可能になる。
【0017】回動操作は、操作部材5が装着部6から半
径方向に延びているので、当該操作部材5を指で押して
回動させるだけで大きなモーメントを得ることができ、
これにより、軽い小さな力でノブの操作が可能になる。
さらに操作部材5の表面にローレット21が形成されて
いるので、締め込み時や操作時に指が滑ることもない。
なお、壁等の立上がり部の近傍に設けられることが多い
水道の蛇口のようにノブの設置箇所によってはレバーに
相当する操作部材5の長さを長くとれない場合あり、操
作部材5が短いと充分な力を発揮するように握れない場
合が生じるが、このような場合には操作部材5の末端に
十字溝を形成しておき、ドライバーやコイン等が十分に
締め込むことができるようにしておけば、これらドライ
バーやコインを回動させることにより、クランプ部材3
の押圧部14をノブ方向に進出させることもできる。
【0018】さらには、滑り止め部材8の形状と弾性と
によって図5ないし図8に示すようにノブ30の形状に
関係なく確実に取り付けて操作することができ、特にノ
ブ30の形状に応じたアタッチメントを用意する必要も
なくなる。したがって、取り付ける際に、スペーサなど
のアタッチメントの選択に頭を悩ましたり、選択の間違
いによってうまく取り付けることができなくなるという
不都合が発生するおそれもない。
【0019】
【考案の効果】これまでの説明で明らかなようにこの考
案の補助レバーは、操作用ノブの外周に遊嵌される装着
部およびこの装着部の外周部に突設され、装着部の内面
に連通する取付孔と外周部の円周方向に沿って形成され
た係合溝とを備えた支持部とを有するベース部材と、装
着部の内面に突出可能な押圧部およびこの押圧部に連接
され、支持部に挿通される雄ネジ部とを有するクランプ
部材と、係合溝と係合する係合部および内面に雄ネジ部
と螺合する雌ネジ部を有し、支持部の外周部に装着され
る回動部材と、この回動部材に係合し、この回動部材を
回動操作してクランプ部材を装着部内面から進出後退さ
せる操作部材とから構成されているので、操作部材を締
め込むだけで特に工具を必要としないで補助レバーをノ
ブに簡単かつ確実に取り付けることができる。また、壁
等の立上がり部の近くに設けられることが多い水道の蛇
口のノブ等の場合は、操作部材の軸方向長さを短くする
ことにより対応することができるので、操作部材のみ異
なる長さのものを用意しておくことより種々のノブに取
付けることができる。
【0020】また、請求項2に記載のように装着部の内
周部に凹凸が形成された滑り止め部材を設けることによ
り、ノブの形状に左右されずに取り付けることが可能に
なり、確実に補助具として機能できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る補助レバーの中央部
から下半分を断面で示す正面図である。
【図2】この実施例に係る補助レバーのベース部材とク
ランプ部材とを示す斜視図である。
【図3】この実施例に係る補助レバーの回動部材の取付
部の状態を分解して示す斜視図である。
【図4】この実施例に係る補助レバーの操作部材の回動
部材への取付状態を示す斜視図である。
【図5】この実施例に係る補助レバーのノブに対する取
付状態の一つの例を示す断面図である。
【図6】この実施例に係る補助レバーのノブに対する取
付状態の他の例を示す断面図である。
【図7】この実施例に係る補助レバーのノブに対する取
付状態の他の例を示す断面図である。
【図8】この実施例に係る補助レバーのノブに対する取
付状態の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 操作レバー 2 ベース部材 3 クランプ部材 4 回動部材 5 操作部材 6 装着部 7 支持部 8 滑り止め部材 9 ガイド溝 10 挿通孔 11 雄ネジ部 12,13 係合溝 14 押圧部 15 ガイド 16,17 突条 18 雌ネジ部 19 リブ 20 溝 21 ローレット 30 ノブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 井上 晃造 東京都中央区銀座7丁目16番7号花蝶ビ ル 株式会社ニトムズ内 (72)考案者 三輪 眞己 東京都中央区銀座7丁目16番7号花蝶ビ ル 株式会社ニトムズ内 (56)参考文献 実開 昭52−45243(JP,U) 実開 昭63−23445(JP,U) 実開 昭63−107185(JP,U) 実開 昭60−191195(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05B 1/00 311

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作用ノブの外周に取り付けて当該操作
    用ノブを回動操作する補助レバーにおいて、前記操作用
    ノブの外周に遊嵌される装着部およびこの装着部の外周
    部に突設され、前記装着部の内面に連通する取付孔と外
    周部の円周方向に沿って形成された係合溝とを備えた支
    持部とを有するベース部材と、前記装着部の内面に突出
    可能な押圧部およびこの押圧部に連接され、前記支持部
    に挿通される雄ネジ部とを有するクランプ部材と、前記
    係合溝と係合する係合部および内面に前記雄ネジ部と螺
    合する雌ネジ部を有し、前記支持部の外周部に装着され
    る回動部材と、この回動部材に係合し、この回動部材を
    回動操作して前記クランプ部材を前記装着部内面から進
    出後退させる操作部材とを備えていることを特徴とする
    補助レバー。
  2. 【請求項2】 前記装着部の内周部に凹凸が形成された
    滑り止め部材が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の補助レバー。
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