JP2592938Y2 - 円筒状コンクリート製品成型用遠心機の防音カバー - Google Patents

円筒状コンクリート製品成型用遠心機の防音カバー

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JP2592938Y2
JP2592938Y2 JP1992087854U JP8785492U JP2592938Y2 JP 2592938 Y2 JP2592938 Y2 JP 2592938Y2 JP 1992087854 U JP1992087854 U JP 1992087854U JP 8785492 U JP8785492 U JP 8785492U JP 2592938 Y2 JP2592938 Y2 JP 2592938Y2
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centrifuge
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Inventor
和雄 江藤
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日工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、円筒状コンクリート製
品を成型する遠心機の防音カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒状コンクリート製品成型用遠
心機の防音カバーとしては、遠心機の騒音を防止し、更
に遠心成型するためにコンクリートを充填した型枠を出
し入れ可能とするために、2つのカバー体を中央部より
両側に開放可能にした両開きの防音カバーが知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、両側に
開放可能とした両開きの防音カバーにおいては、カバー
体の閉塞時に上部中央の突き合わせ部が完全に密着せず
に十分な防音効果を発揮させるのが難しかった。
【0004】本考案は上記の点に鑑み、両開きのカバー
体にもかかわらず、突き合わせ部の密閉度を高くするこ
とができて防音効果の大きい円筒状コンクリート製品成
型用遠心機の防音カバーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するために、円筒状コンクリート製品成型用の遠心機
を覆うカバー体の中央部を遠心機の長手方向に沿って分
割して両側に開放可能な両開き式カバー体を構成し、該
両開き式カバー体のそれぞれの下端部を前記遠心機の両
側部に回動自在に装着する一方、該両開き式カバー体の
上端突き合わせ部の一方に他方の上端突き合わせ部を受
け止める張り出し部を設けると共に、前記突き合わせ部
に弾性体を取り付け、更に前記突き合わせ部を密着させ
るように突き合わせ部を互いに押しつけることのできる
カバー体開閉手段を備えたものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、両開き式カバー体を閉塞して
遠心機の防音を図る場合、先ず両開き式カバー体を遠心
機の両側に開放して遠心機内にコンクリートを充填した
型枠を装填する。その後、上端部に張り出し部を設けた
方のカバー体を先ず回動させて閉塞する。そして次にも
う一方のカバー体を閉塞するようにすれば、前記張り出
し部に他方の上端突き合わせ部が確実に突き合わさり、
更に互いに閉塞する方向にカバー開閉手段を作用させる
と、それぞれの突き合わせ部に取り付けた弾性体が密着
して押しつけられることになり、完全に上部中央の突き
あわせ部を密封することができて高い防音効果を発揮さ
せることができる。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0008】1は円筒状コンクリート製品を遠心成型す
る遠心機であって、コンクリート製品の長さに応じて直
方体に枠組した枠体2内に3本の回転軸3を枠体2の長
手方向に沿って平行に配設し、その両端部を枠体2の両
側部に貫通させて軸受4により回転自在に軸支してい
る。該回転軸3には遠心成型用のコンクリートを充填し
た円筒状型枠5を載置して回転させる支持プーリ6を適
宜間隔で多数取り付けてある。
【0009】前記回転軸3の一端部にはそれぞれVプー
リ7を取り付けてあり、これらをVベルト8によって連
結してそれぞれ同一方向に回転するようにしている。ま
た中央に位置する回転軸3の一端部は更に延長して大径
のVプーリ9を取り付け、Vベルト10によって駆動用
モータ11に連結し、モータ11の駆動によって回転軸
3を回転させるようにしている。
【0010】枠体2の内周面には図4に示すように薄鋼
板12によって挟持した防音材13を全面に張り付けて
遠心機1の騒音が極力外部に漏れないような防音構造と
している。
【0011】また、枠体2の上面は枠体2の両側に開放
できるようにした両開きのカバー体14、14’によっ
て全面的に覆って遠心機1の騒音が極力外部に漏れない
ようにしている。両開きのカバー体14、14’は薄鋼
板15、15’によって挟持した防音材16、16’
と、適宜間隔で配設したカバー体14、14’の骨組み
となる補強用リブ17、17’とにより構成している。
【0012】そしてカバー体14、14’の下端両側部
に位置する前記補強用リブ17、17’の基端部には枠
体2の長手方向に沿って回動軸18、18’を貫通固着
し、回動軸18、18’の両端部を枠体2上縁の隅及び
中間部に配設した軸受19、19’によって回動自在に
軸着している。回動軸18、18’の一端部には回動用
レバー20、20’の一端部を取り付けると共に、回動
用レバー20、20’の他端部には油圧シリンダ21、
21’のピストンロッド22、22’を取り付けて回動
用レバー20、20’を揺動操作させ、回動軸18、1
8’を介してカバー体14、14’を枠体2の両側に開
閉するようにしている。
【0013】カバー体14、14’の中央部の突き合わ
せ部分には先端部材23、23’を互いに平行に取り付
けており、この先端部材23、23’の突き合わせ部に
は更にゴム等の弾性材24、24’を取り付け、先端部
材23、23’が突き合わさる時にその部分が密着する
ようにしている。また一方側の先端部材23の下面には
他方側の先端部材23’を受け止める受板25を張り出
させて固着しており、カバー体14、14’の閉塞時に
先端部材23、23’が確実に突き合わさるようにして
いる。
【0014】また、枠体2とカバー体14、14’周辺
の接触部には前記と同様の弾性材26を周設してカバー
体14、14’の閉塞時に枠体2を確実に密閉し、遠心
機1の騒音が極力漏れるのを防止する構造としている。
【0015】なお、本実施例では枠体2の長さが非常に
長いため、回動軸18、18’は中央部付近で2本に分
割して連結してあり、またカバー体14、14’の面積
も広いため、中央部付近に補強材27、27’を配設し
てカバー体14、14’の変形を防止している。
【0016】しかして、両開き式のカバー体14、1
4’により遠心機1上面を遮蔽する場合、油圧シリンダ
21、21’のピストンロッド22、22’を伸長させ
て回動用レバー20、20’を枠体2の外側に向かって
回動させる。これに伴って回動用レバー20、20’に
連結した回動軸18、18’が回動用レバー20、2
0’と同方向に回動して補強用リブ17、17’と防音
材16、16’等から成るカバー体14、14’を枠体
2の両側に開放させる。
【0017】枠体2内の支持プーリ6上にコンクリート
を充填した遠心成型用の型枠5をクレーン等(図示せ
ず)により載置すると、油圧シリンダ21、21’のピ
ストンロッド22、22’を収縮させてカバー体14、
14’を閉塞する。このとき、カバー体14、14’の
上部突き合わせ部に受板25を張り出させてある方のカ
バー体14を先行させて閉じるようにし、図5に示すよ
うに閉塞位置の若干上方位置でカバー体14の受板25
に他方のカバー体14’の先端部材23’が重なるよう
にすると確実にカバー体14、14’の先端部材23、
23’が互いに突き合わさるようになる。
【0018】また、閉塞位置の若干上方位置でカバー体
14、14’の先端部材23、23’が互いに突き合わ
さると、更に油圧シリンダ21、21’のピストンロッ
ド22、22’を収縮させて閉塞位置までカバー体1
4、14’を押し下げると、先端部材23、23’に取
り付けた弾性材24、24’が押し合うようになって互
いに密着して密閉することができる。なお、油圧シリン
ダ21、21’のストロークの長さは少し余裕をもった
ものを採用すると良い。
【0019】閉塞位置まで閉じられたカバー体14、1
4’と枠体2の周囲との接触部は枠体2に取り付けた弾
性材26により密閉される。このとき枠体2に取り付け
た弾性材26はカバー体14、14’側に取り付けても
良いことは勿論である。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、遠心機1
の両側に開放可能に両開きのカバー体14、14’を装
着し、そのカバー体体14、14’の突き合わせ部の一
方側に他方の突き合わせ部を受け止める受板25を張り
出させ、更にそれぞれの突きあわせ部には弾性体24、
24’を取り付け、カバー体開閉手段によって前記突き
合わせ部を密着させるように突き合わせるようにしたの
で、カバー体14、14’の突き合わせ部の密閉度を上
げて高い防音効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防音カバーを取り付けた遠心機の一実
施例を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の拡大側面図である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図である。
【図5】図4の突き合わせ部の動作説明図である。
【符号の説明】
1…遠心機 2…枠体 14、14’…カバー体 18、18’…回動
軸 21、21’…油圧シリンダ(開閉手段) 23、23’…先端部材(突き合わせ部) 24、24’…弾性材 25…受板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状コンクリート製品成型用の遠心機を
    覆うカバー体の中央部を遠心機の長手方向に沿って分割
    して両側に開放可能な両開き式カバー体を構成し、該両
    開き式カバー体のそれぞれの下端部を前記遠心機の両側
    部に回動自在に装着する一方、該両開き式カバー体の上
    端突き合わせ部の一方に他方の上端突き合わせ部を受け
    止める張り出し部を設けると共に、前記突き合わせ部に
    弾性体を取り付け、更に前記突き合わせ部を密着させる
    ように突き合わせ部を互いに押しつけることのできるカ
    バー体開閉手段を備えたことを特徴とする円筒状コンク
    リート製品成型用遠心機の防音カバー。
JP1992087854U 1992-12-22 1992-12-22 円筒状コンクリート製品成型用遠心機の防音カバー Expired - Lifetime JP2592938Y2 (ja)

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JPH0650811U JPH0650811U (ja) 1994-07-12
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