JP2592714Y2 - 陰極線管用封着治具 - Google Patents

陰極線管用封着治具

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JP2592714Y2
JP2592714Y2 JP1992060664U JP6066492U JP2592714Y2 JP 2592714 Y2 JP2592714 Y2 JP 2592714Y2 JP 1992060664 U JP1992060664 U JP 1992060664U JP 6066492 U JP6066492 U JP 6066492U JP 2592714 Y2 JP2592714 Y2 JP 2592714Y2
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JP
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glass
ray tube
cathode ray
sealing
sealing jig
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昌彦 宮下
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Toshiba Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は陰極線管の製造工程、特
にパネルガラスとネック部を有するファンネルガラスと
の封着接合工程で用いる陰極線管用封着治具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図2は陰極線管の概略図である。図2に
示すように、陰極線管は、パネルガラス1とファンネル
ガラス2とからなるガラスバルブから構成される。ファ
ンネル2はネック部3を有し、このネック部3の内部に
電子銃が挿入される。通常、パネルガラス1とファンネ
ルガラス2はそれぞれ別の工程を流れてきて、パネルガ
ラス1とファンネルガラス2の接合面にハンダガラス4
を塗布して封着接合することでガラスバルブを形成して
いる。
【0003】パネルガラス1とファンネルガラス2を封
着接合する際、両者の位置関係を維持したまま熱炉内を
通すために封着治具が用いられる。図3は、封着治具10
にパネルガラス1とファンネルガラス2を取り付けた状
態を示す。封着治具の本体11にはパネルガラス1とファ
ンネルガラス2の位置関係を設計通りに合せるための支
持部材12a,12b,12c,12dが取り付けられている。
【0004】まず、パネルガラス1とファンネルガラス
2を設計通りに封着するには、予め封着された標準バル
ブを使って支持部材12a,12b,12c,12dの位置を決
めておく。次に、この封着治具10に、パネルガラス1と
ハンダガラス4を接合面に塗布したファンネルガラス2
を取り付け、熱炉に投入し、予め設定された封着条件、
例えば400℃〜460℃でハンダガラス4を溶解し、
パネルガラス1とファンネルガラス2を接着している。
このとき、熱炉においてハンダガラス溶解のためのピー
ク温度を過ぎて降温ゾーンをバルブが通過する際に、炉
内で大部分が鉄系である浮遊粉塵を吸い込んでしまう。
これが陰極線管内に進入すると、耐電圧不良、電子銃の
電極間の接触、それにシャドウマスクの目づまり等の不
良の原因となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上述の問題
点、すなわち、鉄系の浮遊粉塵がバルブ内に進入するの
を防止することができる陰極線管用封着治具を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、陰極線管のパネルガラスとネック部を有
するファンネルガラスとを封着接合可能に支持する陰極
線管用封着治具において、前記ファンネルガラスを封着
治具に取り付けた状態で、前記ファンネルガラスのネッ
ク部の内側に位置するように磁石を備えたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】本考案の封着治具によると、ファンネルを治具
に取り付けるとネック部内に磁石が位置する。この磁石
による吸引力を利用してネック端部からバルブ内へ進入
しようとする鉄系の浮遊粉塵を磁石に付着させ、バルブ
内への進入を防ぐ。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1において、封着治具20の治具本体21に
は、支持部材22a,22b,22c,22dが従来の封着治
具と同様に設けられている。また、下部には磁石23が
設けられている。この磁石23は、ファンネルガラス2が
封着治具20に取り付けられた状態でネック部内に位置す
るように配置されている。また、ファンネルガラス2を
封着治具20に取り付けたり、パネルガラス1とファンネ
ルガラス2とが接着した後取り外すときにに、ネック部
4に磁石23が触れないように、磁石23は治具本体21に固
定されている。
【0010】次に、本考案の作用について説明する。パ
ネルガラスとファンネルガラスの封着を行なう封着工程
は、パネルガラス及びファンネルガラスを封着治具に配
置し、これを封着炉内部で加熱する工程である。また、
封着炉は主として鉄系の材料で構成されており、封着炉
内部には鉄系の粉塵が浮遊している。実際の封着作業に
おける炉内の温度変化は、まず封着炉内部の温度を徐々
に上昇させた後所定の封着温度に保持して封着を行な
い、その後炉内部の温度を下げていき冷却を行なうとい
う過程で変化する。このとき、ガラスバルブの内外の温
度変化により空気の流れが起こり、その結果、周囲に浮
遊している粉塵をネック部から吸引してしまう。この現
象は主として冷却工程で顕著である。冷却過程の初期段
階ではガラスバルブの内外で温度差があり、バルブ内の
温度が高く、バルブ外の温度が低くなっている。しか
し、時間が経つにつれてバルブ内の温度が低くなるとバ
ルブ内部の圧力が低下し、ネック部より浮遊物を吸引す
るようになってしまう。本考案は、ネック部に磁石が位
置することで、ネック部よりバルブ内に侵入する鉄系の
浮遊粉塵を磁石に吸着させることができ、結果として製
造される陰極線管の品位を向上させることができる。
【0011】また、磁石23は、円柱または長方体形状を
しており、ネック部ガラスの下端から30mm〜100mm
程度ファンネル側に入るように設定すれば最も効果的な
磁石の吸引効果を得られる。また、磁石27は、封着条件
である400℃〜460℃の高温で磁化特性が劣化しな
いように、例えばキューリーポイントが450℃以上の
ものを用いるのが好ましい。
【0012】
【考案の効果】以上、本考案によれば、封着治具に磁石
を配置するという簡単な方法でバルブ内への浮遊粉塵の
進入を防止できる。その結果、耐電圧不良、電子銃の電
極間のタッチ、それにマスクの目づまりを大幅に減少さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の陰極線管用封着治具に、パネルガラス
とファンネルガラスを取り付けた状態を示す部分断面図
である。
【図2】パネルガラスとファンネルガラスが封着された
陰極線管のガラスバルブを示す概略図である。
【図3】従来の陰極線管用封着治具に、パネルガラスと
ファンネルガラスを取り付けた状態を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1…ファンネルガラス 2…パネルガラス 10,20…封着治具 23…磁石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管のパネルガラスとネック部を有
    するファンネルガラスとを封着接合可能に支持する陰極
    線管用封着治具において、 前記ファンネルガラスを封着治具に取り付けた状態で、
    前記ファンネルガラスのネック部の内側に位置するよう
    磁石を具備していることを特徴とする陰極線管用封着治
    具。
JP1992060664U 1992-08-28 1992-08-28 陰極線管用封着治具 Expired - Lifetime JP2592714Y2 (ja)

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JPH0623146U JPH0623146U (ja) 1994-03-25
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