JPS5854778Y2 - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JPS5854778Y2
JPS5854778Y2 JP11024482U JP11024482U JPS5854778Y2 JP S5854778 Y2 JPS5854778 Y2 JP S5854778Y2 JP 11024482 U JP11024482 U JP 11024482U JP 11024482 U JP11024482 U JP 11024482U JP S5854778 Y2 JPS5854778 Y2 JP S5854778Y2
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JP
Japan
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shadow mask
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funnel
flat
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JP11024482U
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English (en)
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JPS5862540U (ja
Inventor
朝秀 常田
展 生垣
康雄 太田
新一 沢潟
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株式会社東芝
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、板状ガラス板をパネルに用いた簡易化構造の
バルブを使用した陰極線管に於いてパネルの形状を改良
することにより、機械的精度、構造強度を高め、而して
高性能、高安全性、低コストを目的とした陰極線管に関
するものである。
第1図は、従来より現在に到る迄実用されている陰極線
管の一例としてのシャドウマスク形カラー受像管の構造
略図である。
第1図に於て1はパネル(フェースプレートとも云う)
と称され、これはフェース部101と側壁部102とよ
り形成され、前記側壁部102内面に金属、又はセラミ
ックスからなるシャドウマスク懸架用ピン103を有し
ている。
2は漏斗状ファンネルであり、これはコーン部201、
前記側壁部102との接着面部202よりなり前記コー
ン部の径小部に形成されたネック部203内部に電子銃
204を有している。
又3はシャドウマスクであり、通常10万〜40万個の
小孔を持った鉄板よりなり、色分離機能を持っている。
更にパネル1の側壁部102とファンネル2の接着面部
202は半田硝子4にて接合されている。
この形のカラー受像管の動作については文献等によく解
説されているので省略し、本考案に関連する部分のみを
詳述する。
即ち、第1図に示したような陰極線管に於いてパネル1
及びファンネル2及びネック部203などよりなる外囲
器の機械的構造強度、特に外囲器内部がIO−6mmH
g程度の高真空になるための耐気圧強度は最重要4件で
ある。
第2図は、大気圧による外囲器の変形とその表面の応力
を表している。
形状5は排気前つまり外囲気内外共大気圧の場合、形状
6は排気後つまり外囲器内部が10−6mmHg程度の
真空になった場合である。
通常パネル及びファンネルはこの大気圧力に耐え、よく
その形状を保持するためフェース部101は球面又はそ
れに近い形状に作られ、漏斗状ファンネル2も極力球面
に近い形状に設計されており、且その厚さは大気圧力に
耐え得るよう充分厚く作られている。
第3図はフェース部及びパネル側壁部の厚みの1例であ
り10形から26形へと大きくなる程厚くなって居るこ
とを示している。
前記パネルは一般に溶融した硝子をプレス成形し、ピン
103を植設する一連の複雑精致な工法により作られる
ため高価なものとなる欠点を有する。
そこで従来よりこのパネルを平板硝子よりなるパネル部
7で置かきかえた第4図aの如き構成の平板状パネル陰
極線管が種々検討され、6形程度の小形白黒受像管や観
測用ブラウン管等では実用化されている。
しかし形が大きくなるに従いパネル部が平板形状である
構造の弱点が顕著となり、第4図すの如くパネル部7に
か・る外気圧力に抗し得爆縮し易いため、現在局実用化
されていない。
この弱点を補う方法として例えば特開昭5099072
号公報、特開昭50−140054号公報に示されたよ
うな球面状パネルを使うものが提案されている。
すなわち、第5図乃至第7図に示すようにパネル111
は球面板状硝子板で形成され、第1図の如きパネル側壁
部を有しない。
即ち、パネル側壁部はフェース部が一体となっている。
このパネルの4隅にシャドウマスク懸架用ピン受け11
2が取付けられている。
これはパネル硝子に直接埋め込むかあるいは半田硝子で
接着することで固定される。
シャドウマスク311は、このマスクの4隅に設けられ
た保持具312及びその先端にあるピン313により懸
架用ピン受け112を介してパネル部111の内面に保
持されている。
211は漏斗状ファンネルで半田硝子4によりパネル部
に接合されている。
この場合ファンネルの接着面212はパネル111の球
面に合わせて第5図の如く球面状又はこれに近いテーパ
を持った傾斜面に加工するのが耐気圧強度の増強に役立
つ方法であり、この様な加工法が提案されている。
しかしこの様な接着面形状を持ったファンネルは第1図
に示す如き接着面202が一平面内にあるファンネルに
比し作り難く、又泥状の半田硝子を接着面に塗布する仕
事のやり難さ等常識的にも劣ることは明白である。
カラー受像管に於けるもう一つの重要々件はパネル内面
とシャドウマスク間の位置の精度である。
シャドウマスクが前述の如く3原色の色分離を司どって
いるので、この位置精度はカラー受像管の色純度に大き
な影響を持ち、シャドウマスクの10〜40万個のすべ
ての孔に対し略10μ台の極めて高い位置精度を必要と
する。
第1図の如き従来の受像管ではこの位置精度を保持する
ため、シャドウマスク懸架用ピン103をパネル側壁部
102に埋込むに当っては精度の高い治具を持った埋込
機械によりそのピン位置を精度よく制御することにより
、シャドウマスクをピンに嵌合した時、シャドウマスク
とフェース面との組立て精度がフェース面よりの距離に
して例えば±0.25mm、これに直交する方向に対し
±Q、1mm以内の誤差に抑え、且つ受像管製造工程の
始めから終り造営に決ったパネル上とシャドウマスク3
の組合せを用いていた。
この為工程中に於いてシャドウマスク又はパネルのいず
れか一方に欠陥を生じた場合、その組合せそのものが欠
陥品となること、特定の組合せを全工程を通して保持す
る為に各種制約が発生すること等工程の複雑化を惹起し
製品の品質性能は勿論、コストに迄影響を及ぼしている
第4図や第5図乃至第7図の如き平板状パネル又は球面
板状パネルを使う新しい構造のものでは、上述の欠点を
除去し、パネル111とシャドウマスク311は特定の
組合せのものを使わなくともよい様になっている。
この場合のシャドウマスク懸架用ピン受け112の取付
位置精度は従来の懸架用ピン103の埋込み精度に勝る
とも劣らぬことが必要となる。
第5図の案では特別設計の埋込治具を用いて懸架用ピン
受けが植設されているが、フェース部が球面板状である
為、植設用の泥状半田硝子の流れ、フェース部の治具基
準点のとり難さ、等欠点があり、実作業に支障を来して
いるのが実状である。
本考案は、前述の2大難点である構造強度と機械的位置
精度とを共に解決し、高性能、高安全性、低コストな陰
極線管を提供するものである。
第8図により本考案の陰極線管の一実施例としてのカラ
ー受像管について詳述する。
即ち、パネル151は半径Rの球面又は球面に近い形状
を有する凸曲面部153とその周辺部に平面部152を
有する複合形となって居り、平面部152にはシャドウ
マスク懸架用ピン受け353か少なくとも3ヶ以上半田
硝子452により植設されている。
又、その平面部はA−A′面として規定され同一平面上
にあり基準面をなしている。
漏斗状ファンネル251は同一平面上にある平面よりな
る接着面部252を有し、それにコーン部253、ネッ
ク部254が続いており、更にネック部254には電子
銃255が封入されている。
パネル151と漏斗状ファンネル251の径大部の接着
面部252は半田硝子451で接着されて居り、接着に
より出来た外囲器の内部はIQ ’mmHg程度に排気
されている。
パネル151にはシャドウマスク351がその支持フレ
ーム352、懸架装置350を介してシャドウマスク懸
架用ピン受け353に懸架されている。
第9図は懸架装置350の詳細例を示す。
即ち、懸架用ピン受け、353はL字状に折曲されてな
り、その底部355が前記パネル151の平面部152
の内面に半田硝子452で接着されて居り、又平面部1
52に平行な方向に細長く設けられた嵌合孔354を有
する。
;追51着に際しては特別な治具が用いられ、接着面が
平面であることから前述の曲面パネルに比べてより精度
良く固定することができる。
懸架装置350は嵌合ピン157を有する可動板156
と、嵌合突起159を有するホルダー158およびバイ
メタル160とから成るスプリング装置161により構
成されている。
バイメタル160はフレーム352に予め溶接固定され
ているのが普通である。
このバイメタル160にホルダー158の一方の端部が
固定され、他端に嵌合突起159が設けられている。
前述したスプリング装置161と懸架用ピン受け353
の位置合せはホルダー158の突起159を可動板15
6の嵌合ピン157にはめ込み、ついでこの嵌合ピン1
57をピン受け353の嵌合孔354に入れ、しかる後
この嵌合孔354内で可動板156、ホルダーの突起1
59を介してホルダー158を相対的に移動することに
よりシャドウマスク位置をパネルに対し精密に調整し、
この時点で可動板156をピン受け353に溶接固定す
る。
このような組立てによりパネルとシャドウマスクの横ず
れをほとんどなくすことができる。
可動板156の移動は図のx−x’方向のみでよく、こ
れと垂直な矢印方向には不要である。
これは懸架用ピン受け353の嵌合孔354がパネル1
51の基準面A−A’を基準として精密に位置づけられ
得ることに起因している。
又XX′方向移動もピン受け353の固定位置がA−A
’平面上に規定されている為、そう大きな量ではなく通
常0.2〜Q、5mm程度に抑え得る。
かくしてAA′面に平行な方向すなわち横方向のパネル
に対するシャドウマスクの位置精度として必要な10μ
台のものが得られた。
第10図は13形の場合第4図に示した平板状パネル、
第5図乃至第7図に示した球面板状パネル及び本考案に
適応する平面平板周辺部を持った曲面平板フェースプレ
ートを用いたパネル中心部の大気圧による変形量を示す
グラフである。
第1図に示した従来管におけるパネルの変形量を100
%とおくと、図に見る如く本考案によるカラー受像管は
殆ど球面板状のカラー受像管に劣らず変形量tが小さく
、従って又耐気圧強度も実用出来る範囲のものであった
実際、平板状の場合は大半が爆縮を惹起したが、本考案
によるものはほとんど爆縮を起さなかった。
以上一実施例について詳述したが上記考案の主旨よりし
て懸架装置の他の種類のものも同様に適用出来るし、又
白黒受像管の如くシャドウマスクを有しない受像管や受
画、搬用陰極線管等にもそのま・適用出来ることは明白
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のシャドウマスク形のカラー受像管の一
部切欠立面図、第2図は第1図の構造のカラー受像管の
表面にか・る応力及び外囲器の変形を示す簡略説明図、
第3図はカラー受像管の大きさとパネル部及びパネル側
壁部の厚さの関係を示す説明図、第4図aは従来の平板
状パネル形陰極線管の一部切欠簡略立面図、第4図すは
第4図aの構造の陰極線管の外囲器の変形を示す簡略説
明図、第5図は更に従来の球面板状パネルを有するカラ
ー受像管の内部構造を示す説明用斜視図、第6図は第5
図の点線で囲まれた部分の要部拡大説明図、第7図は、
第5図に示したカラー受像管に於けるパネル・シャドウ
マスク及びその支持体の一例を示す要部断面図、第8図
は本考案の−実施例としてのカラー受像管の構造を示す
一部切欠立面図、第9図は第8図のカラー受像管のシャ
ドウマスク懸架機構装置の構造を示す要部斜視図、第1
0図は従来のものと本考案のものとのパネル中心部に於
ける変形量を示す説明図である。 101.111,151・・・・・・パネル、3,31
1,351・・・・・・シャドウマスク、112,35
3・・・・・・ピン受け、2,201,211゜253
・・・・・・ファンネル、152・・・・・・平面部、
153・・・・・・凸曲面部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)凸曲面状部と、複数のシャドウマスク懸架用ピン
    受けの位置決め用の基準面でかつ凸曲面状部の周縁に連
    接される平面部とからなるパネルと、前記懸架用ピン受
    けに懸架装置を介して前記凸曲面状部に対向するよう懸
    架されるシャドウマスクと、前記平面部の外周端部に径
    大部が固着される漏斗状ファンネル及び前記ファンネル
    の径小部に固着されるネックと、このネックに内装され
    る電子銃とを備えてなることを特徴とする陰極線管。
  2. (2)シャドウマスク懸架用ピン受けが平面部に平行な
    方向に細長い嵌合孔を有し、懸架装置がシャドウマスク
    の所定部に溶接固定されるバイメタルと、一端が前記バ
    イメタルに固定され他端に突起部を有する保持具と、前
    記保持具の突起部が嵌合される嵌合ピンを有する可動板
    とよりなり、前記嵌合ピンを前記嵌合孔に摺動自在に嵌
    合せしめ最終的に前記可動板と前記シャドウマスク懸架
    用ピン受けが固着されてなることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の陰極線管。
JP11024482U 1982-07-22 1982-07-22 陰極線管 Expired JPS5854778Y2 (ja)

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JPS5862540U JPS5862540U (ja) 1983-04-27
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