JP2591960Y2 - カード取付構造付きカートリッジ - Google Patents
カード取付構造付きカートリッジInfo
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- JP2591960Y2 JP2591960Y2 JP1993034322U JP3432293U JP2591960Y2 JP 2591960 Y2 JP2591960 Y2 JP 2591960Y2 JP 1993034322 U JP1993034322 U JP 1993034322U JP 3432293 U JP3432293 U JP 3432293U JP 2591960 Y2 JP2591960 Y2 JP 2591960Y2
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- Japan
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- card
- case
- cartridge
- cartridge case
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、家庭用テレビ
ゲーム機等に接続して使用されるカートリッジケース
に、カードまたは本等の印刷物を装着するための取付構
造を設けたカード取付構造付きカートリッジケースに関
する。
ゲーム機等に接続して使用されるカートリッジケース
に、カードまたは本等の印刷物を装着するための取付構
造を設けたカード取付構造付きカートリッジケースに関
する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、家庭用テレビゲーム機は、本体
に対して、情報の記録された基板を有するカートリッジ
が着脱可能に接続される。そして、基板の情報をコネク
タを介してテレビ等の外部機器に映像・音声として再出
力するように構成されている。このような家庭用テレビ
ゲーム機は、カートリッジを取り替えるだけで、各種の
ゲームを適宜選択して楽しむことができ、幅広い年齢層
に利用されている。
に対して、情報の記録された基板を有するカートリッジ
が着脱可能に接続される。そして、基板の情報をコネク
タを介してテレビ等の外部機器に映像・音声として再出
力するように構成されている。このような家庭用テレビ
ゲーム機は、カートリッジを取り替えるだけで、各種の
ゲームを適宜選択して楽しむことができ、幅広い年齢層
に利用されている。
【０００３】上述の家庭用テレビゲーム機で使用される
カートリッジケースの表面には、従来はゲーム内容を表
示する文字や図柄のシールが張られている。しかし、最
近は、基板と共通の情報を画像として印刷または記載し
たカードや本等の印刷物を、カートリッジケース表面に
装着したものが提供されている。このような印刷物の情
報は、タッチペン等の操作手段により読取って、テレビ
等の外部機器に映像・音声として再出力される。このよ
うな印刷物を利用した操作は、容易に行うことができ、
特に小さい子供も家庭用テレビゲーム機を十分に楽しむ
ことができる。
カートリッジケースの表面には、従来はゲーム内容を表
示する文字や図柄のシールが張られている。しかし、最
近は、基板と共通の情報を画像として印刷または記載し
たカードや本等の印刷物を、カートリッジケース表面に
装着したものが提供されている。このような印刷物の情
報は、タッチペン等の操作手段により読取って、テレビ
等の外部機器に映像・音声として再出力される。このよ
うな印刷物を利用した操作は、容易に行うことができ、
特に小さい子供も家庭用テレビゲーム機を十分に楽しむ
ことができる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
印刷物をカートリッジに装着するために、カートリッジ
ケースの表面には、金属等の挟持部材または押圧部材等
の取付部がネジ等固定部材により設けられている。特
に、本やカード等は、ページを開閉自在とする必要があ
るため、本の場合は最終ページの周囲の一部または全部
を、カードの場合は全カードのそれぞれ一部を取付部に
より固定している。
印刷物をカートリッジに装着するために、カートリッジ
ケースの表面には、金属等の挟持部材または押圧部材等
の取付部がネジ等固定部材により設けられている。特
に、本やカード等は、ページを開閉自在とする必要があ
るため、本の場合は最終ページの周囲の一部または全部
を、カードの場合は全カードのそれぞれ一部を取付部に
より固定している。
【０００５】したがって、カートリッジの製造時には、
ケース内部に基板を設ける工程の他に、ケース表面に印
刷物を装着するための取付部を設ける工程、および印刷
物を装着する工程が必要になる。このため、従来のカー
トリッジに比べ構成部材の点数が多くなるため、印刷物
の装着されるカートリッジの製造工程は複雑となり、時
間がかかるものとなっている。さらに、部材点数が多
く、工程が複雑になることにより、それだけ製造上の不
良部品の発生率が高くなる。
ケース内部に基板を設ける工程の他に、ケース表面に印
刷物を装着するための取付部を設ける工程、および印刷
物を装着する工程が必要になる。このため、従来のカー
トリッジに比べ構成部材の点数が多くなるため、印刷物
の装着されるカートリッジの製造工程は複雑となり、時
間がかかるものとなっている。さらに、部材点数が多
く、工程が複雑になることにより、それだけ製造上の不
良部品の発生率が高くなる。
【０００６】また、取付部がカートリッジケースの表面
に設けられ、ページをめくるための力が加わるため、使
用中に取付部が抜け落ちる等の不都合が生じることも考
えられる。これは、小さい子供が使用する場合には危険
な事となり、場合によっては、家庭用テレビゲーム機の
信頼性まで損ねることにもなる。
に設けられ、ページをめくるための力が加わるため、使
用中に取付部が抜け落ちる等の不都合が生じることも考
えられる。これは、小さい子供が使用する場合には危険
な事となり、場合によっては、家庭用テレビゲーム機の
信頼性まで損ねることにもなる。
【０００７】本考案は、上述の従来技術における課題を
解決するために提案されたもので、その目的は、カート
リッジケースに装着される本やカード等の印刷物の取付
部をカートリッジケースと一体に設けることにより、構
成を簡単にして製造工程の簡略化を計り、さらに信頼性
の高い家庭用テレビゲーム機とすることのできるカード
取付構造付きカートリッジを提供することである。
解決するために提案されたもので、その目的は、カート
リッジケースに装着される本やカード等の印刷物の取付
部をカートリッジケースと一体に設けることにより、構
成を簡単にして製造工程の簡略化を計り、さらに信頼性
の高い家庭用テレビゲーム機とすることのできるカード
取付構造付きカートリッジを提供することである。
【０００８】
【課題を解決する手段】前記目的を達成するために、本
発明は、ケース表面にカード状印刷物が取り付けられ、
情報が記録された基板が前記ケース内部に収容され、前
記情報を電子機器に出力するコネクタが前記ケースと一
体に且つ前記電子機器に着脱自在に設けられたカード取
付構造付きカートリッジにおいて、前記ケースの表面か
ら突出した略半円形状の係合部が、前記ケースと一体成
形により形成され、前記係合部における略半円形状の一
方の端部と前記ケース表面との間には、前記カードが挿
入可能となる間隙が設けられ、前記カードの一方の側縁
に沿って、前記係合部と摺動自在に係合する係合孔が設
けられ、前記カードは複数枚設けられ、前記係合孔は少
なくも最後に挿入されるカードを除く全てのカードに設
けられ、前記間隙が、前記最後に挿入されるカードによ
り塞がれるように構成されていることを特徴とする。
発明は、ケース表面にカード状印刷物が取り付けられ、
情報が記録された基板が前記ケース内部に収容され、前
記情報を電子機器に出力するコネクタが前記ケースと一
体に且つ前記電子機器に着脱自在に設けられたカード取
付構造付きカートリッジにおいて、前記ケースの表面か
ら突出した略半円形状の係合部が、前記ケースと一体成
形により形成され、前記係合部における略半円形状の一
方の端部と前記ケース表面との間には、前記カードが挿
入可能となる間隙が設けられ、前記カードの一方の側縁
に沿って、前記係合部と摺動自在に係合する係合孔が設
けられ、前記カードは複数枚設けられ、前記係合孔は少
なくも最後に挿入されるカードを除く全てのカードに設
けられ、前記間隙が、前記最後に挿入されるカードによ
り塞がれるように構成されていることを特徴とする。
【０００９】本発明の他の形態は、前記最後に挿入され
るカードは、前記ケース表面に固着して設けられている
ことを特徴とする。
るカードは、前記ケース表面に固着して設けられている
ことを特徴とする。
【００１０】
【００１１】
【作用】上記のような構成を有する請求項１記載の考案
では、カードの係合孔と摺動自在に係合する係合部がケ
ースと一体成形されるため、部品点数を減らすことがで
きる。また、略半円形状の係合部において一方の端部に
間隙が設けられるため、この間隙からカードが円滑に挿
入でき、カードの係合孔を係合部と容易に係合させるこ
とができる。また、最後に挿入されるカードが挿入され
た後は、前記係合部の一方の端部と前記ケース表面との
間隙が塞がれるので、他のカードが抜けなくなる。
では、カードの係合孔と摺動自在に係合する係合部がケ
ースと一体成形されるため、部品点数を減らすことがで
きる。また、略半円形状の係合部において一方の端部に
間隙が設けられるため、この間隙からカードが円滑に挿
入でき、カードの係合孔を係合部と容易に係合させるこ
とができる。また、最後に挿入されるカードが挿入され
た後は、前記係合部の一方の端部と前記ケース表面との
間隙が塞がれるので、他のカードが抜けなくなる。
【００１２】また、請求項２記載の考案では、最後に挿
入されるカード以外はすべて略半円形状の係合部に設け
られた間隙からカードが円滑に挿入でき、カードの係合
孔を係合部と容易に係合させることができる。そして、
最後に挿入されるカードによってその間隙が塞がれるの
で、他のカードが抜けなくなる。
入されるカード以外はすべて略半円形状の係合部に設け
られた間隙からカードが円滑に挿入でき、カードの係合
孔を係合部と容易に係合させることができる。そして、
最後に挿入されるカードによってその間隙が塞がれるの
で、他のカードが抜けなくなる。
【００１３】請求項３記載の考案では、最後に挿入され
るカードがケース表面に固着されているので、最後に挿
入されるカードがずれることによる他のカードの抜けを
防止できる。
るカードがケース表面に固着されているので、最後に挿
入されるカードがずれることによる他のカードの抜けを
防止できる。
【００１４】
（１）主な実施例 以下、本考案による取付構造の一実施例を、図面に基づ
き説明する。なお、図１は家庭用テレビゲーム機の概念
図、図２は本実施例の取付構造の設けられたカートリッ
ジを示し（ａ）は正面図，（ｂ）は側面図，（ｃ）はＡ
−Ａ断面図、図３はカードを示し（ａ）は最終ページ以
外の印刷物を示す正面図，（ｂ）は最終ページの印刷物
を示す正面図、図４は最終ページ以外の印刷物の装着方
法を示す斜視図、図５は最終ページの印刷物の装着方法
を示す斜視図である。
き説明する。なお、図１は家庭用テレビゲーム機の概念
図、図２は本実施例の取付構造の設けられたカートリッ
ジを示し（ａ）は正面図，（ｂ）は側面図，（ｃ）はＡ
−Ａ断面図、図３はカードを示し（ａ）は最終ページ以
外の印刷物を示す正面図，（ｂ）は最終ページの印刷物
を示す正面図、図４は最終ページ以外の印刷物の装着方
法を示す斜視図、図５は最終ページの印刷物の装着方法
を示す斜視図である。
【００１５】本実施例では、家庭用テレビゲーム機本体
１に対し、着脱自在にカートリッジが接続される。この
カートリッジは、カートリッジケース２内部に情報の記
録された基板が設けられている。また、カートリッジケ
ース２下部には、本体１との接続部であるコネクタ３が
設けられている。このようなカートリッジケース２の一
方の表面には、基板と共通の情報の印刷・記載された印
刷物として、カード４が複数枚重ねられて、本の状態で
装着されている。そして、このような印刷物や基板の情
報を、テレビ等の外部機器に再出力させるため、操作手
段５が設けられている。
１に対し、着脱自在にカートリッジが接続される。この
カートリッジは、カートリッジケース２内部に情報の記
録された基板が設けられている。また、カートリッジケ
ース２下部には、本体１との接続部であるコネクタ３が
設けられている。このようなカートリッジケース２の一
方の表面には、基板と共通の情報の印刷・記載された印
刷物として、カード４が複数枚重ねられて、本の状態で
装着されている。そして、このような印刷物や基板の情
報を、テレビ等の外部機器に再出力させるため、操作手
段５が設けられている。
【００１６】このような家庭用テレビゲーム機に使用さ
れるカートリッジケース２表面には、図２に示すよう
に、請求項１記載の係合部に対応するリング部６が略Ｕ
字形に突出して、カートリッジケース２の左端部近傍の
３箇所に形成されている。このリング部６の左端部は、
カートリッジケース２から連続して形成されている。ま
た、右端部は、カートリッジケース２表面と一定の間隙
αを有して離れた状態となっている。この間隙αは、後
述の構成のカード１枚の厚みよりも大きく、カードを２
枚重ねた状態の厚みよりも小さく形成されている。この
ような略Ｕ字形のリング部６は、カートリッジケース２
と一体成形されているため、その背面となるカートリッ
ジケース２部分は、切欠き７が設けられた状態になって
いる。
れるカートリッジケース２表面には、図２に示すよう
に、請求項１記載の係合部に対応するリング部６が略Ｕ
字形に突出して、カートリッジケース２の左端部近傍の
３箇所に形成されている。このリング部６の左端部は、
カートリッジケース２から連続して形成されている。ま
た、右端部は、カートリッジケース２表面と一定の間隙
αを有して離れた状態となっている。この間隙αは、後
述の構成のカード１枚の厚みよりも大きく、カードを２
枚重ねた状態の厚みよりも小さく形成されている。この
ような略Ｕ字形のリング部６は、カートリッジケース２
と一体成形されているため、その背面となるカートリッ
ジケース２部分は、切欠き７が設けられた状態になって
いる。
【００１７】このようなリング部６と共に、カートリッ
ジケース２表面には、リング部６の左右の中心位置に対
応して、カード４の挿入位置の位置決め用ガイド部８
が、カートリッジケース２と一体成形されている。ま
た、カートリッジケース２表面の右端部近傍には、後述
の各カード４の手掛り部１１に対応する位置に、縦方向
に長尺な凹状溝９が形成されている。
ジケース２表面には、リング部６の左右の中心位置に対
応して、カード４の挿入位置の位置決め用ガイド部８
が、カートリッジケース２と一体成形されている。ま
た、カートリッジケース２表面の右端部近傍には、後述
の各カード４の手掛り部１１に対応する位置に、縦方向
に長尺な凹状溝９が形成されている。
【００１８】一方、家庭用テレビゲーム機に使用される
印刷物は、左方向にページを順に開けていくことにな
る。このため、本を構成するカード４は、最終ページと
なる最終カード４ｘ以外のそれぞれ左側縁近傍に、図３
に示すような係合孔１０が設けられている。この係合孔
１０は、カートリッジケース２に形成されたリング部６
と対応する位置に、略Ｕ字形のリング部６に沿って移動
可能となるように開口している。なお、最終カード４ｘ
には係合孔１０は形成されていない。これらのカード４
は、略Ｕ字形のリング部６の右端部の間隙αよりも僅か
に小さく、一定の厚みに形成されている。これらの各カ
ード４の右端縁には、ページをめくるための手掛り部１
１が、ページ毎に位置をずらして形成されている。
印刷物は、左方向にページを順に開けていくことにな
る。このため、本を構成するカード４は、最終ページと
なる最終カード４ｘ以外のそれぞれ左側縁近傍に、図３
に示すような係合孔１０が設けられている。この係合孔
１０は、カートリッジケース２に形成されたリング部６
と対応する位置に、略Ｕ字形のリング部６に沿って移動
可能となるように開口している。なお、最終カード４ｘ
には係合孔１０は形成されていない。これらのカード４
は、略Ｕ字形のリング部６の右端部の間隙αよりも僅か
に小さく、一定の厚みに形成されている。これらの各カ
ード４の右端縁には、ページをめくるための手掛り部１
１が、ページ毎に位置をずらして形成されている。
【００１９】なお、カートリッジケース２には、カード
４の右端部近傍となるカートリッジケース２の右端部近
傍に、縦方向に長尺な状態に両面テープ１２を接着す
る。両面テープ１２の表面側は、最終ページとなる最終
カード４ｘの装着時まで接着面を覆った状態とする。
４の右端部近傍となるカートリッジケース２の右端部近
傍に、縦方向に長尺な状態に両面テープ１２を接着す
る。両面テープ１２の表面側は、最終ページとなる最終
カード４ｘの装着時まで接着面を覆った状態とする。
【００２０】 （２）実施例の作用効果 以上のような本実施例では、カード４は次のように本の
状態に装着される。すなわち、図４に示すように、まず
１枚目から順に、カード４をリング部６の間隙αから
位置決め用ガイド部８に当接するまで挿入し、係合孔
１０を対応するリング部６と係合させてリング部６に沿
ってページをめくるように移動させる。そして、図５に
示すように、最終カード４ｘをガイド部８に当接する
まで挿入して位置決めし、表面の覆いをとった両面テ
ープ１２により、最終カード４ｘの背面を接着固定す
る。
状態に装着される。すなわち、図４に示すように、まず
１枚目から順に、カード４をリング部６の間隙αから
位置決め用ガイド部８に当接するまで挿入し、係合孔
１０を対応するリング部６と係合させてリング部６に沿
ってページをめくるように移動させる。そして、図５に
示すように、最終カード４ｘをガイド部８に当接する
まで挿入して位置決めし、表面の覆いをとった両面テ
ープ１２により、最終カード４ｘの背面を接着固定す
る。
【００２１】次に、テレビケーム使用時には、カートリ
ッジケース２に全カード４が重ねられた状態として、上
から順にそれぞれの係合孔１０をリング部６に沿って移
動させて使用する。したがって、カード４によるページ
がめくられ、各カード４の両面に印刷された情報が、ペ
ージ毎に操作手段を介してテレビ等の外部機器に映像・
音声として再出力される。
ッジケース２に全カード４が重ねられた状態として、上
から順にそれぞれの係合孔１０をリング部６に沿って移
動させて使用する。したがって、カード４によるページ
がめくられ、各カード４の両面に印刷された情報が、ペ
ージ毎に操作手段を介してテレビ等の外部機器に映像・
音声として再出力される。
【００２２】このような本実施例では、カートリッジケ
ース２製造時に、リング部６およびカード４挿入位置の
ガイド、手掛り部１１に対応する凹状溝９が一体成形さ
れるため、部材点数が大幅に減少し、製造工程を短縮す
ることができる。
ース２製造時に、リング部６およびカード４挿入位置の
ガイド、手掛り部１１に対応する凹状溝９が一体成形さ
れるため、部材点数が大幅に減少し、製造工程を短縮す
ることができる。
【００２３】また、リング部６の間隙αがカード１枚の
厚みよりも大きく、カードを２枚重ねた厚みよりも小さ
く形成されているため、カード４は１枚だけが挿入・抜
取り可能で、２枚同時には挿入・抜取りができないよう
になっている。このため、最終カード４ｘが挿入された
後は、他のカード４は使用時においても抜け落ちること
は発生しない。特に、最終カード４ｘは両面テープ１２
によりカートリッジケース２の表面に接着固定されてい
るので、ページをめくる際に最終カード４ｘがずれるこ
とがなく、他のカード４の抜け落ち防止効果が高い。そ
して、このようなリング部６が略Ｕ字形に形成されてい
るため、カード４が円滑に移動することができ、小さい
子供でも容易にページをめくることができる。
厚みよりも大きく、カードを２枚重ねた厚みよりも小さ
く形成されているため、カード４は１枚だけが挿入・抜
取り可能で、２枚同時には挿入・抜取りができないよう
になっている。このため、最終カード４ｘが挿入された
後は、他のカード４は使用時においても抜け落ちること
は発生しない。特に、最終カード４ｘは両面テープ１２
によりカートリッジケース２の表面に接着固定されてい
るので、ページをめくる際に最終カード４ｘがずれるこ
とがなく、他のカード４の抜け落ち防止効果が高い。そ
して、このようなリング部６が略Ｕ字形に形成されてい
るため、カード４が円滑に移動することができ、小さい
子供でも容易にページをめくることができる。
【００２４】さらに、カード４挿入の位置決め用ガイド
部８が設けられているため、各カード４の係合孔１０と
リング部６を係合させることが容易となるばかりでな
く、最終カード４ｘを一定した位置で固定することがで
きる。また、カード４に手掛り部１１と、カートリッジ
ケース２に手掛り部１１に対応する凹状溝９が形成され
ているため、各カード４は容易にめくることができる。
部８が設けられているため、各カード４の係合孔１０と
リング部６を係合させることが容易となるばかりでな
く、最終カード４ｘを一定した位置で固定することがで
きる。また、カード４に手掛り部１１と、カートリッジ
ケース２に手掛り部１１に対応する凹状溝９が形成され
ているため、各カード４は容易にめくることができる。
【００２５】 （３）他の実施例 なお、本考案は上述の実施例に限定されるものではな
く、具体的な形状、または各々の取付け位置および方法
は適宜変更可能である。
く、具体的な形状、または各々の取付け位置および方法
は適宜変更可能である。
【００２６】例えば、リンク部６は３箇所に限定され
ず、縦方向に長尺なリング部６を１箇所に設ける等もで
きる。この場合、カード４に形成される係合孔１０もリ
ング部６に対応させた形状とする。また、リング部６を
カートリッジケース２表面の右端部近傍や中央部に設け
ることも可能である。この時は、それぞれカード４を挿
入する部分に間隙を設ける。
ず、縦方向に長尺なリング部６を１箇所に設ける等もで
きる。この場合、カード４に形成される係合孔１０もリ
ング部６に対応させた形状とする。また、リング部６を
カートリッジケース２表面の右端部近傍や中央部に設け
ることも可能である。この時は、それぞれカード４を挿
入する部分に間隙を設ける。
【００２７】また、カートリッジケース２の切欠き７は
必要な構成では無く、切欠き７を形成せずにカートリッ
ジケース２とリング部６とを一体成形することができれ
ば、形成する必要はない。
必要な構成では無く、切欠き７を形成せずにカートリッ
ジケース２とリング部６とを一体成形することができれ
ば、形成する必要はない。
【００２８】さらに、本考案では、リング部６とカート
リッジケース２表面との間の間隙αは、カード４の１枚
分の厚みよりも大きく、２枚分の厚みよりも小さく設け
ることに限定されない。例えば、カード４の厚みをすべ
て同一とせず、最終カード４ｘについて厚みを大きくす
る。一方、間隙は、最終カード４ｘが挿入可能で、且つ
最終カード４ｘの挿入以降は、他のカード４が抜けるこ
との無いような大きさに形成することも可能である。こ
れにより、最終カード４ｘを間隙に挿入してカートリッ
ジケース２表面に固着すると、全カード４がケース２に
装着され、脱落することが無い。
リッジケース２表面との間の間隙αは、カード４の１枚
分の厚みよりも大きく、２枚分の厚みよりも小さく設け
ることに限定されない。例えば、カード４の厚みをすべ
て同一とせず、最終カード４ｘについて厚みを大きくす
る。一方、間隙は、最終カード４ｘが挿入可能で、且つ
最終カード４ｘの挿入以降は、他のカード４が抜けるこ
との無いような大きさに形成することも可能である。こ
れにより、最終カード４ｘを間隙に挿入してカートリッ
ジケース２表面に固着すると、全カード４がケース２に
装着され、脱落することが無い。
【００２９】また、カートリッジケース２表面に、最終
カード４ｘが嵌め込まれる段部をカートリッジケース２
と一体成形により設けることもできる。これにより、カ
ード４による印刷物がカートリッジに一体となった状態
で取付られる。また、最終カード４ｘに使用者の指が引
っ掛かることがなくなり、両面テープ１２等の固着手段
を剥がす等の事故がなくなる。したがって、カード４が
使用時に抜け落ちることは発生しない。
カード４ｘが嵌め込まれる段部をカートリッジケース２
と一体成形により設けることもできる。これにより、カ
ード４による印刷物がカートリッジに一体となった状態
で取付られる。また、最終カード４ｘに使用者の指が引
っ掛かることがなくなり、両面テープ１２等の固着手段
を剥がす等の事故がなくなる。したがって、カード４が
使用時に抜け落ちることは発生しない。
【００３０】さらに、本考案では、最終カード４ｘの固
着手段は、カートリッジケース２表面に設けることに限
定されず、最終カード４ｘ裏面に設けても同様の効果を
得ることができる。また、固着手段は両面テープ１２に
限定されず、例えば、最終カード４ｘの側縁や上下の縁
部等と係合する爪部等の固着手段をカートリッジケース
２と一体成形することも可能である。
着手段は、カートリッジケース２表面に設けることに限
定されず、最終カード４ｘ裏面に設けても同様の効果を
得ることができる。また、固着手段は両面テープ１２に
限定されず、例えば、最終カード４ｘの側縁や上下の縁
部等と係合する爪部等の固着手段をカートリッジケース
２と一体成形することも可能である。
【００３１】また、本考案では、最終カード４ｘとし
て、リング部６の間隙を塞ぐために、リング部６近傍の
み装着される形状とすることもできる。
て、リング部６の間隙を塞ぐために、リング部６近傍の
み装着される形状とすることもできる。
【００３２】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、カートリ
ッジケースに本やカード等の印刷物を装着するために、
その取付構造をカートリッジケースと一体に設けること
により、構成が簡単となり、製造工程の簡略化が計ら
れ、さらに信頼性の高い印刷物のカード取付構造付きカ
ートリッジを提供することができる。特に、カードが挿
入可能で、且つ最後に挿入されるカードによって係合部
に設けられた間隙が塞がれるため、使用中にカード状印
刷物がカートリッジから抜け落ちることが防げる。
ッジケースに本やカード等の印刷物を装着するために、
その取付構造をカートリッジケースと一体に設けること
により、構成が簡単となり、製造工程の簡略化が計ら
れ、さらに信頼性の高い印刷物のカード取付構造付きカ
ートリッジを提供することができる。特に、カードが挿
入可能で、且つ最後に挿入されるカードによって係合部
に設けられた間隙が塞がれるため、使用中にカード状印
刷物がカートリッジから抜け落ちることが防げる。
【図１】家庭用テレビゲーム機の概念図
【図２】本考案の一実施例であるカード取付構造付きカ
ートリッジを示し、（ａ）は正面図，（ｂ）は側面図，
（ｃ）はＡ−Ａ断面図
ートリッジを示し、（ａ）は正面図，（ｂ）は側面図，
（ｃ）はＡ−Ａ断面図
【図３】カードを示し（ａ）は最終ページ以外の印刷物
を示す正面図，（ｂ）は最終ページの印刷物を示す正面
図
を示す正面図，（ｂ）は最終ページの印刷物を示す正面
図
【図４】最終ページ以外の印刷物の装着方法を示す斜視
図
図
【図５】最終ページの印刷物の装着方法を示す斜視図
１ … 家庭用テレビゲーム機本体 ２ … カートリッジケース ３ … コネクタ ４ … カード ４ｘ… 最終カード ５ … 操作手段 ６ … リング部 ７ … 切欠き ８ … 位置決め用ガイド部 ９ … 凹状溝 １０ … 係合孔 １１ … 手掛り部 １２ … 両面テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B42F 13/00 B42F 13/16 B42F 17/00 B42D 15/00 B42D 1/00
Claims (2)
- 【請求項１】 ケース表面にカード状印刷物が取り付け
られ、情報が記録された基板が前記ケース内部に収容さ
れ、前記情報を電子機器に出力するコネクタが前記ケー
スと一体に且つ前記電子機器に着脱自在に設けられたカ
ード取付構造付きカートリッジにおいて、前記ケースの
表面から突出した略半円形状の係合部が、前記ケースと
一体成形により形成され、前記係合部における略半円形
状の一方の端部と前記ケース表面との間には、前記カー
ドが挿入可能となる間隙が設けられ、前記カードの一方
の側縁に沿って、前記係合部と摺動自在に係合する係合
孔が設けられ、前記カードは複数枚設けられ、前記係合
孔は少なくも最後に挿入されるカードを除く全てのカー
ドに設けられ、前記間隙が、前記最後に挿入されるカー
ドにより塞がれるように構成されていることを特徴とす
るカード取付構造付きカートリッジ。 - 【請求項２】 前記最後に挿入されるカードは、前記ケ
ース表面に固着して設けられていることを特徴とする請
求項１記載のカード取付構造付きカードリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993034322U JP2591960Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | カード取付構造付きカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993034322U JP2591960Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | カード取付構造付きカートリッジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH074070U JPH074070U (ja) | 1995-01-20 |
| JP2591960Y2 true JP2591960Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=12410930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993034322U Expired - Lifetime JP2591960Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | カード取付構造付きカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591960Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5620825Y2 (ja) * | 1977-08-18 | 1981-05-18 | ||
| JPS54105620U (ja) * | 1978-01-09 | 1979-07-25 | ||
| JPS5820978Y2 (ja) * | 1978-05-15 | 1983-05-02 | ぺんてる株式会社 | 情報シ−トブック |
| JP2529177Y2 (ja) * | 1990-05-17 | 1997-03-19 | 三菱樹脂株式会社 | 防音扉装置 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP1993034322U patent/JP2591960Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH074070U (ja) | 1995-01-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980113 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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