JP2591934Y2 - 超音波洗濯機 - Google Patents

超音波洗濯機

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JP2591934Y2
JP2591934Y2 JP1992089090U JP8909092U JP2591934Y2 JP 2591934 Y2 JP2591934 Y2 JP 2591934Y2 JP 1992089090 U JP1992089090 U JP 1992089090U JP 8909092 U JP8909092 U JP 8909092U JP 2591934 Y2 JP2591934 Y2 JP 2591934Y2
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washing
ultrasonic
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tub
vibration
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豊 若汐
秀昭 田中
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、超音波洗濯機に関し、
特に被洗濯物の汚れ除去と滅菌消毒とを同時に行う超音
波洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波エネルギーで“物”を洗うという
超音波洗浄機の普及には目覚ましいものがあり、あらゆ
る分野で重要な役割を占めている。最近のように各産業
における洗浄物の多様化、精密化、そして作業の省力
化、合理化が望まれると共に、洗浄精度の要求が高ま
り、その要求を満たすには超音波による洗浄がまさにう
ってつけの手段である。特に、ブラシの入らないような
細かい部分、複雑な部分に対しては超音波振動により汚
れを引き出すことが可能であり、メガネ、半導体、機械
部品等の洗浄を行うような時に多用されている。
【0003】このような超音波洗浄機は、超音波発振器
で電気的振動エネルギーを発生させ、これを電気音響変
換器である超音波振動子に加えて機械的振動エネルギー
に変換し、洗浄液を通して洗浄物に超音波を照射して振
動により洗浄物の汚れを引き出し落としている。
【0004】超音波による洗浄メカニズムは、第1にキ
ャビティーション作用、第2に液の振動・直進流作用に
よるものである。前記キャビティーション作用は、振動
により生ずるキャビティ(空洞現象)効果で、洗浄液中
に真空空洞が発生したり、消滅したりする現象を繰り返
し発生させる。この空洞が消滅する時に、数千気圧とい
う非常に大きな気圧となる。従って、この空洞が破壊す
る際の機械的な力は非常に大きく、洗浄物に付着した汚
れに衝撃を与えて剥離させることができる。また、液の
振動・直進流作用は、超音波伝達によって、洗浄液に微
小振動を発生させることによって、洗浄物が振動し付着
した汚れを振り切ることができる。この2つの相乗効果
によって細かい部分や複雑な部分の精密な洗浄が行われ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】近年の環境破壊の問題
から洗剤等の薬品を使用ぜすに、効果的に細かい部分や
複雑な部分の精密な洗浄を行うことのできる超音波洗浄
機の洗濯機としての応用が切望されている。
【0006】しかし、前記超音波洗浄機は、衣類やシー
ツ等の繊維品に付着した汚れを効果的に落とすことが可
能であるが、超音波による滅菌消毒効果を期待すること
はできない。特に、医療機関等で使用する衣類、シー
ツ、包帯等には滅菌消毒が必要不可欠であるが、洗浄液
中に消毒液等の薬品を混入することは、前記洗剤と同様
に環境破壊につながるため使用を避ける必要がある。
【0007】そこで本考案は、洗剤や消毒液等の薬品を
使用せずに衣類やシーツ等の繊維品の汚れ除去と滅菌消
毒とを同時にできる超音波洗濯機を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は前記問題点を解
決するため、第1として、被洗濯物を収納する洗濯槽
と、前記洗濯槽近傍に配設され前記洗濯槽内の洗濯液に
超音波振動を提供する超音波振動子と、前記洗濯槽近傍
に配設され洗濯中に前記洗濯槽内の被洗濯物および洗濯
液に殺菌性の電磁波を照射する電磁波発生手段と、前記
洗濯槽の周囲を覆い電磁波が洗濯槽外部に漏れることを
防止する電磁波遮蔽手段と、を有し、超音波振動による
被洗濯物の汚れ除去と、電磁波による被洗濯物および洗
濯液の滅菌消毒とを同時に行うことを特徴とするもので
あり、第2として、第1の構成において、被洗濯物を攪
拌する攪拌手段を有することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案の超音波洗濯機において、超音波振動子
の発生する超音波振動によるキャビティ(空洞現象)効
果と、液の振動・直進流作用と、によって、洗濯槽に入
れられた被洗濯物の繊維の細部に付着した汚れを効果的
に除去し、同時に、前記洗濯槽の近傍に配設された電磁
波発生手段によって発生する殺菌作用のある電磁波によ
って、被洗濯物および洗濯液の滅菌消毒を同時に行う
【0010】
【実施例】本考案の良好な実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1に示す超音波洗濯機1は、洗濯槽2の
底部に好ましくは20〜60kHzの超音波を発生する
超音波発振器4に接続された超音波振動子6を備え、上
部にヒンジ8によって開閉可能な蓋部10を有してい
る。
【0012】洗濯槽2に蒸留水等の洗濯液と共に入れら
れた衣類やシーツ等の被洗濯物12は、前記超音波振動
子6によって発生した振動によって付着した汚れが落と
される。すなわち、振動により生ずるキャビティ(空洞
現象)効果で、洗濯液中に真空空洞が発生したり、消滅
したりする現象が繰り返し発生する。この空洞が消滅す
る時に、数千気圧という非常に大きな気圧となる。この
空洞が破壊する際の機械的な力は非常に大きく、洗浄物
に付着した汚れに衝撃を与えて剥離させる。さらに、超
音波の伝達によって、洗濯液の微小振動が起こり、被洗
濯物12が振動し付着した汚れを振り切る。
【0013】本考案の特徴とするところは、前記蓋部1
0に殺菌作用を有する電磁波を発生する電磁波発生手段
として、X線を発生するX線発生装置14を備えている
ことである。また、該超音波洗濯機1は、前記蓋部10
を含む全体が鉛等で構成される電磁波遮蔽手段であるシ
ールド16a、16bで覆われていることである。
【0014】つまり、前記キャビティーション作用、及
び洗濯液の振動・直進流作用によって繊維の内部に付着
した汚れを引き出し落とすと同時に、被洗濯物12は、
X線発装置14の発生するX線の殺菌作用によって滅菌
消毒が行われる。この時、前記洗濯槽2に照射されるX
線は前記蓋部10を含む該超音波洗濯機全体を覆ってい
るシールド16a、16bによって外部に漏れることな
く安全に殺菌作業を行うことができる。
【0015】また、他の実施例として、図2に示す超音
波洗濯機21は、洗濯槽2の内部に回転可能に設けられ
た撹拌手段22を有している。この撹拌手段22は周囲
に複数の撹拌翼22aを有し、被洗濯物12を回転させ
て撹拌する。被洗濯物12が撹拌されることによって前
記キャビティーション作用、及び洗濯液の振動・直進流
作用を助長し、汚れ落とし効果を促進すると共に、X線
発装置14の発生するX線を均等に被洗濯物12に照射
し、滅菌消毒作用を効果的に行う。
【0016】なお、実施例において、殺菌作用を有する
電磁波としてX線を用いて説明したが、これに限定され
ることなく、殺菌作用を有する紫外線やγ線を用いても
同様の効果を得ることができる。
【0017】また、実施例においては、電磁波発生手段
を蓋部10に設けた例について説明したが、洗濯槽2を
X線や紫外線を透過することのできるガラスやプラスチ
ック等で作り、該洗濯槽2の側面等の周囲部に電磁波発
生手段を配設することによって、さらに効率的な滅菌消
毒を行うことができる。
【0018】さらに、実施例においては、洗濯作業時の
みに滅菌消毒を行って説明したが、超音波洗濯機に脱水
機能を付加して、脱水作業時に滅菌消毒作業を行っても
よく、また、洗濯・脱水作業を通して滅菌消毒作業を行
ってもよいことは言うまでもない。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されるので、
超音波振動子の発生する超音波振動によるキャビティ
(空洞現象)効果と、洗濯液の振動・直進流作用とによ
って、洗濯槽に入れられた被洗濯物の繊維の細部に付着
した汚れを効果的に除去し、同時に、前記洗濯槽の近傍
に配設された電磁波発生手段によって発生する殺菌作用
を有する電磁波によって、被洗濯物および洗濯液の滅菌
消毒を行うことができる。
【0020】従って、洗剤や消毒液等の薬品を使用せず
に衣類やシーツ等の繊維品の汚れ除去と滅菌消毒とを同
時に行うことが可能であり、効率の良い衛生的な洗濯作
業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく超音波洗濯機の第1実施例を説
明する概念断面図である。
【図2】本考案に基づく超音波洗濯機の第2実施例を説
明する概念断面図である。
【符号の説明】
1 超音波洗濯機 2 洗濯槽 4 超音波発振器 6 超音波振動子 10 蓋部 12 被洗濯物 14 電磁波発生手段 16 シールド(電磁波遮蔽手段) 22 撹拌手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−263485(JP,A) 実開 昭64−14388(JP,U) 実開 平3−123485(JP,U) 実開 平3−49786(JP,U) 特公 昭61−3520(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 19/00,25/00,35/00,37/12 B08B 3/12

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗濯物を収納する洗濯槽と、 前記洗濯槽近傍に配設され前記洗濯槽内の洗濯液に超音
    波振動を提供する超音波振動子と、 前記洗濯槽近傍に配設され洗濯中に前記洗濯槽内の被洗
    濯物および洗濯液に殺菌性の電磁波を照射する電磁波発
    生手段と、 前記洗濯槽の周囲を覆い電磁波が洗濯槽外部に漏れるこ
    とを防止する電磁波遮蔽手段と、 を有し、超音波振動による 被洗濯物の汚れ除去と、電磁波による
    被洗濯物および洗濯液の滅菌消毒とを同時に行うことを
    特徴とする超音波洗濯機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の超音波洗濯機において、 被洗濯物を撹拌する撹拌手段を有することを特徴とする
    超音波洗濯機。
JP1992089090U 1992-12-28 1992-12-28 超音波洗濯機 Expired - Lifetime JP2591934Y2 (ja)

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JPH0652786U JPH0652786U (ja) 1994-07-19
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KR101866903B1 (ko) * 2017-04-27 2018-06-12 경북대학교 산학협력단 멸균 기능이 구비된 드라이 클리닝 장치
KR101866913B1 (ko) * 2017-04-27 2018-06-12 경북대학교 산학협력단 엑스선의 가변 제어가 가능한 드라이 클리닝 장치

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