JP2591033Y2 - シリンダー錠 - Google Patents

シリンダー錠

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JP2591033Y2
JP2591033Y2 JP1993004932U JP493293U JP2591033Y2 JP 2591033 Y2 JP2591033 Y2 JP 2591033Y2 JP 1993004932 U JP1993004932 U JP 1993004932U JP 493293 U JP493293 U JP 493293U JP 2591033 Y2 JP2591033 Y2 JP 2591033Y2
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cylinder
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locking
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成治 鈴木
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美和ロック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鍵の紛失等により錠
の交換を要した場合に、キーコードを変える目的で内筒
のみを簡単に交換できるようにしたシリンダー錠に関す
る。この考案が適用できるシリンダー錠としては、ディ
スクタンブラー錠、ピンタンブラー錠、磁石形ピンタン
ブラー錠又はレバータンブラー錠等を挙げることができ
る。
【0002】
【従来の技術】シリンダー錠の鍵を紛失した場合、ある
いはゴルフ場や学校等でロッカーの使用者が変った場合
等には、そのシリンダー錠全体を交換することなく内筒
のみを取り換え、もってキーコードを変更することがあ
る。
【0003】この種の内筒交換可能なシリンダー錠とし
ては、例えば、実開昭63−177568号公報又は特
開平3−147988号公報に示されたものを挙げるこ
とができる。
【0004】しかしながら、前者のシリンダー錠では、
通常使用する鍵によって内筒を抜き出すことができるの
で、いたずら等により故意に内筒が抜き出される恐れが
あり、また、後者のシリンダー錠では、内筒交換用の鍵
によってのみ内筒を抜き出せるようにしてあるが、内筒
を抜き出すための機構が複雑で部品数も多いなどの欠点
がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案のシリンダー
錠は、故意の内筒の抜き出しを防止すると共に、内筒を
抜き出すための機構を簡単にするために提案されたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この考案のシリンダー錠は、外筒とその外筒に回動
可能かつ摺動可能に装着した内筒とを備え、内筒の軸線
方向に鍵孔を設けたシリンダー錠において、外筒の内周
に沿って内筒の外周と同心的な環状又は円弧状の係止溝
を設けると共に、外筒の内周面にその母線に沿って係止
溝に連通する抜け溝を設け、内筒のほぼ直径方向に設け
た装着孔には係止片を装着し、係止片は常態でその一端
が外筒の係止溝内に突出するように付勢され、係止片の
他端は、内筒交換用鍵を鍵孔に挿入した時のみ係止片の
一端の内筒内への没入と共に係止溝内に突出して、抜け
溝を通じて抜き出すことができるようにしたことを特徴
とする。
【0007】
【作用】上記構成のこの考案のシリンダー錠では、内筒
交換用鍵を鍵孔に差し込まない限り、内筒の装着孔に挿
入された係止片は常に外筒に設けた係止溝に係合されて
いるので、内筒は軸線方向への摺動、すなわち抜き出し
が阻止されている。
【0008】通常の施解錠用鍵を差し込んだ際は、内筒
は係止片により軸線方向への摺動は依然として阻止され
ているが、施解錠用鍵を回すと、係止片は外筒の係止溝
に沿って逃がされるので、内筒は、所要角度回動し、施
錠又は解錠作用を呈する。
【0009】係止片を係止溝に連通させた抜け溝を通じ
て抜き出すには、内筒交換用鍵を用いる。内筒交換用鍵
を内筒の鍵孔に差し込むと、係止片はその一端が没入す
ると共に抜け溝に挿通できる幅の他端が内筒より突出
し、内筒を所定角度回すことによりその係止片の他端は
抜け溝より抜き出すことができるようになる。
【0010】ここに、内筒は外筒から抜き出すことがで
きるところとなり、キーコードの異なる内筒と交換する
ことを可能にする。
【0011】
【実施例】以下図面に示す実施例に基いてこの考案のシ
リンダー錠を説明する。図面に示すシリンダー錠はディ
スクタンブラー錠であるが、この考案はピンタンブラー
錠、磁石形ピンタブラー錠又はレバータンブラー錠等各
種のシリンダー錠についても採用できる。
【0012】 図1及び図2において、符号1は外筒、
2は外筒1に回転可能かつ摺動可能に装着された内筒、
21は内筒2の後方への抜け出しを阻止するフランジ
部、22は内筒2の軸線方向に形成された鍵孔、3は例
えば角孔31をもって内筒2の後端部に着脱自在に取り
付けられた掛止部材、4は図示しないねじで外筒1の後
端部に固定された前記掛止部材3に対する押え板、5は
内筒2の任意数の収容孔23内に収容され図示されな
い圧縮ばねにより一方向に付勢されたディスク、6は外
筒1と内筒2の間のシャーライン、11は外筒1に設け
た任意数(図では4つ)のディスク5に対する止め溝を
それぞれ示している。
【0013】上記の掛止部材3は、扉が嵌まり合う固定
側の枠部に直接係合するものであるが、これに代えて別
に設けた施錠機構を作動させる作用部材とすることもで
きる。掛止部材3又は作用部材の内筒2に対する取付け
手段は、単に内筒2にねじ止めするなど任意の手段を採
用してよい。
【0014】また、掛止部材3並びに作用部材に代え
て、内筒2の後端部において電気的に作用させる施錠機
構のスイッチを作動させるようにすることもできる。以
上の構成は従来周知のところである。
【0015】 次に、この考案の要部について説明す
る。この考案にあっては、外筒1の内周に沿って内筒2
の外周と同心的な環状又は円弧状の係止溝12を設ける
と共に、外筒1の内周面にその母線に沿って該係止溝1
2に連通する抜け溝13を設ける。
【0016】図示例のディスクタンブラー錠では、抜け
溝13は上述の止め溝11の1つを利用している。言い
換えれば、抜け溝13は止め溝11の1つを併用してい
るが、別に設けてもよいことは勿論である。ピンタンブ
ラー錠や磁石形のピンタンブラー錠では、通常止め溝を
有していないので、この抜け溝13を必ず設ける必要が
ある。
【0017】一方、内筒2における外筒1の係止溝12
に対応する個所には、内筒2の横断面におけるほぼ直径
方向に装着孔24を設け、その装着孔24には、図6及
び図7に示すように、例えば上述のディスク5とほぼ同
様な形状をなす係止片7を装着し、装着孔24内に挿入
した圧縮ばね8又は磁力等により、その係止片7を常態
で一端71が外筒1の係止溝12内に突出するよう付勢
させてある。
【0018】係止片7をディスク5と類似の形状とした
ことは、製作上有利にするためであるが、該係止片7を
他の任意の形状、例えばピン状に形成してもよいことは
言うまでもない。
【0019】図示例では、係止片7は、そのピッキング
を避ける目的で外筒1並びに内筒2の最後部に設けてあ
るが、内外筒1、2の手前側に設けることもできる。
【0020】このような構成のシリンダー錠において
は、図8に示す内筒交換用の鍵30及び図9に示す施解
錠用の鍵40が準備される。
【0021】図3に示す通常の施解錠時においては、鍵
40の鍵孔22への挿入により、ディスク5はシャーラ
イン6内、すなわち内筒2内に収められるので、内筒2
は外筒1に対し回動可能となり、施解錠作用が呈され
る。この際、係止片7の一端71は外筒1の係止溝12
内に突出しているが、係止溝12は内筒2の外周と同心
的に形成されているので、内筒2の回動に対し干渉する
ことはなく、正常な施解錠作動が行われる。
【0022】図4、5、6及び7に示す内筒交換時にお
いては、内筒交換用鍵30の鍵孔22への挿入により、
ディスク5はシャーライン6内、すなわち内筒2内に収
められ、また、係止片7の幅広の一端71が内筒2内に
没入し、同時に幅の狭い他端72が係止溝12内に突出
する。
【0023】従って、内筒2は回動可能となり、鍵30
を回すことにより、係止片7の幅狭の他端72が図6の
位置から図7の位置に至ると、図5に示すように、その
他端72は係止溝12に連通する止め溝11を兼ねる抜
け溝13を通じて外部への抜き出しが可能となる。
【0024】ここに、内筒2の交換が可能になる。な
お、キーコードの異なる内筒への交換において、使用し
ていた内筒2のディスク5の一部又は全部を代えること
により、内筒2自体はそのまま再使用し、キーコードの
みを変えるようにしてもよいことは勿論である。
【0025】
【考案の効果】以上に説明したこの考案のシリンダー錠
によれば、内筒交換のための構成が簡単で、部品数が少
ないにも関わらず、故意の内筒の抜き出しが防止できる
利点があり、殊に、内筒を外筒に係止するための係止片
は、常態又は内筒交換時のいずれであっても少くも一方
の端部が外筒の係止溝内に突出しているので、ピッキン
グによる内筒の抜き出しをより確実に阻止するところと
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のシリンダー錠の実施例を示す縦断側
面図。
【図2】図1のII−II線によるその横断面図。
【図3】施解錠用鍵挿入時のその縦断側面図。
【図4】内筒交換用鍵挿入時のその縦断側面図。
【図5】内筒の抜き出し状態を示すその縦断側面図。
【図6】図4のVI−VI線による横断面図。
【図7】図4のVII−VII線による横断面図。
【図8】内筒交換用鍵の一例を示す側面図。
【図9】施解錠用鍵の一例を示す側面図。
【符号の説明】
1 外筒 12 係止溝 13 抜け溝 2 内筒 22 鍵孔 24 装着孔 7 係止片 71 一端 72 他端 30 内筒交換用鍵 40 施解錠用鍵

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒とその外筒に回動可能かつ摺動可能
    に装着した内筒とを備え、内筒の軸線方向に鍵孔を設け
    たシリンダー錠において、外筒の内周に沿って内筒の外
    周と同心的な環状又は円弧状の係止溝を設けると共に、
    外筒の内周面にその母線に沿って係止溝に連通する抜け
    溝を設け、内筒のほぼ直径方向に設けた装着孔には係止
    片を装着し、係止片は常態でその一端が外筒の係止溝内
    に突出するように付勢され、係止片の他端は、内筒交換
    用鍵を鍵孔に挿入した時のみ係止片の一端の内筒内への
    没入と共に係止溝内に突出して、抜け溝を通じて抜き出
    すことができるようにしたことを特徴とするシリンダー
    錠。
  2. 【請求項2】 シリンダー錠をディスクタンブラー錠と
    したことを特徴とする請求項1記載のシリンダー錠。
  3. 【請求項3】 シリンダー錠をディスクタンブラー錠と
    すると共に、係止片をディスク状にしたことを特徴とす
    る請求項2記載のシリンダー錠。
  4. 【請求項4】 抜け溝としてディスクタンブラー錠の止
    め溝を併用したことを特徴とする請求項2又は3項記載
    のシリンダー錠。
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JP2593290B2 (ja) * 1994-08-24 1997-03-26 日東工業株式会社 シリンダ錠
JP2008291589A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Miwa Lock Co Ltd 複合ディスクタンブラー錠
TWI579450B (zh) * 2016-11-25 2017-04-21 Replace the lock of the lock
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