JP2590658B2 - バスライン - Google Patents
バスラインInfo
- Publication number
- JP2590658B2 JP2590658B2 JP3360613A JP36061391A JP2590658B2 JP 2590658 B2 JP2590658 B2 JP 2590658B2 JP 3360613 A JP3360613 A JP 3360613A JP 36061391 A JP36061391 A JP 36061391A JP 2590658 B2 JP2590658 B2 JP 2590658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus line
- transistor
- power supply
- resistor
- diode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02B60/1235—
Landscapes
- Debugging And Monitoring (AREA)
- Bus Control (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器等の情報伝送
に好適な、スイッチ回路を有するバスラインに関する。
に好適な、スイッチ回路を有するバスラインに関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は、従来のバスラインを示
す図である。なお、図3及び図4において、同一部分に
は同一符号を付す。電子機器等の装置A,B,Cは、バ
スライン端子1A,1B,1Cによってそれぞれ接続さ
れている。2A,3A,2B,3B,2C,3Cはバス
ライン端子の保護ダイオード、4A,4B,4Cは送信
用のNPN形トランジスタ、5A,5B,5Cは受信ア
ンプであり、それらにより装置A,B,Cの送受信部を
構成している。プルアップ抵抗6を有するバスラインに
共通接続されたトランジスタ4A,4B,4Cのいずれ
かがオンオフ動作を行い、ロー(L)またはハイ(H)
レベル信号がバスラインに伝送され、受信アンプ5A,
5B,5Cによって信号が受信され、装置A,B,C間
で情報が伝送されるように構成されている。なお、装置
A,Bは共通の電源(図示せず)に接続された電源線V
aより、また、装置Cは別の電源(図示せず)に接続さ
れた電源線Vcより電圧が供給されている。
す図である。なお、図3及び図4において、同一部分に
は同一符号を付す。電子機器等の装置A,B,Cは、バ
スライン端子1A,1B,1Cによってそれぞれ接続さ
れている。2A,3A,2B,3B,2C,3Cはバス
ライン端子の保護ダイオード、4A,4B,4Cは送信
用のNPN形トランジスタ、5A,5B,5Cは受信ア
ンプであり、それらにより装置A,B,Cの送受信部を
構成している。プルアップ抵抗6を有するバスラインに
共通接続されたトランジスタ4A,4B,4Cのいずれ
かがオンオフ動作を行い、ロー(L)またはハイ(H)
レベル信号がバスラインに伝送され、受信アンプ5A,
5B,5Cによって信号が受信され、装置A,B,C間
で情報が伝送されるように構成されている。なお、装置
A,Bは共通の電源(図示せず)に接続された電源線V
aより、また、装置Cは別の電源(図示せず)に接続さ
れた電源線Vcより電圧が供給されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3におい
て、装置Cが接続された電源線Vcの電圧が0または低
下した場合、装置A,Bが接続された電源線Vaから電
源線Vcに、バスラインとプルアップ抵抗6と保護ダイ
オード2Cを介して電流が流れるため、バスラインのハ
イ(H)レベルの電圧低下を招き、正常な電圧を維持し
ている電源線Vaを使用している装置Aから装置Bへの
情報伝送も不可能となるという問題があった。
て、装置Cが接続された電源線Vcの電圧が0または低
下した場合、装置A,Bが接続された電源線Vaから電
源線Vcに、バスラインとプルアップ抵抗6と保護ダイ
オード2Cを介して電流が流れるため、バスラインのハ
イ(H)レベルの電圧低下を招き、正常な電圧を維持し
ている電源線Vaを使用している装置Aから装置Bへの
情報伝送も不可能となるという問題があった。
【0004】これを避けるために、図4に示すように、
装置Aに送受信部を2つ用意し、2つのバスライン端子
1A,11Aと、2本のバスラインを用いて、装置B,
Cにそれぞれ情報伝送を行う必要がある。この場合に
は、送受信部、バスライン端子、及びバスラインをそれ
ぞれ2つずつ用いるため、コストが上昇し、また、装置
Bと装置Cの間で直接、情報を伝送することが不可能に
なるという問題があった。
装置Aに送受信部を2つ用意し、2つのバスライン端子
1A,11Aと、2本のバスラインを用いて、装置B,
Cにそれぞれ情報伝送を行う必要がある。この場合に
は、送受信部、バスライン端子、及びバスラインをそれ
ぞれ2つずつ用いるため、コストが上昇し、また、装置
Bと装置Cの間で直接、情報を伝送することが不可能に
なるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、電源系統が異なる複数の
装置のバスライン端子間を接続し、情報を伝送するバス
ラインにおいて、前記バスラインに抵抗、ダイオード、
トランジスタからなるスイッチ回路を設け、ある電源系
統に接続された第1の装置の前記バスライン端子に前記
トランジスタのコレクタが接続され、前記第1の装置と
は別の電源系統に接続された他の装置の前記バスライン
端子に前記トランジスタのエミッタが接続され、前記ト
ランジスタのベースが前記抵抗、及び前記ダイオードの
陽極に接続され、前記抵抗の他端は前記コレクタに接続
され、前記ダイオードの陰極は前記他の装置の電源線に
接続されることを特徴としたバスラインを提供するもの
である。
の技術の課題を解決するため、電源系統が異なる複数の
装置のバスライン端子間を接続し、情報を伝送するバス
ラインにおいて、前記バスラインに抵抗、ダイオード、
トランジスタからなるスイッチ回路を設け、ある電源系
統に接続された第1の装置の前記バスライン端子に前記
トランジスタのコレクタが接続され、前記第1の装置と
は別の電源系統に接続された他の装置の前記バスライン
端子に前記トランジスタのエミッタが接続され、前記ト
ランジスタのベースが前記抵抗、及び前記ダイオードの
陽極に接続され、前記抵抗の他端は前記コレクタに接続
され、前記ダイオードの陰極は前記他の装置の電源線に
接続されることを特徴としたバスラインを提供するもの
である。
【0006】
【実施例】以下、本発明のバスラインについて、添付図
面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施例
を示す図であり、図2は、本発明の第2の実施例を示す
図である。なお、図1及び図2において、図3及び図4
と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図1において、7はNPN形のトランジスタであり、そ
のコレクタは装置A(第1の装置)のバスライン端子1
Aに接続され、そのエミッタは装置C(他の装置)のバ
スライン端子1Cに接続される。トランジスタ7のベー
スは、ベース抵抗8を介してトランジスタ7のコレクタ
側に接続され、またダイオード9を介して電源線Vcに
も接続される。
面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施例
を示す図であり、図2は、本発明の第2の実施例を示す
図である。なお、図1及び図2において、図3及び図4
と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図1において、7はNPN形のトランジスタであり、そ
のコレクタは装置A(第1の装置)のバスライン端子1
Aに接続され、そのエミッタは装置C(他の装置)のバ
スライン端子1Cに接続される。トランジスタ7のベー
スは、ベース抵抗8を介してトランジスタ7のコレクタ
側に接続され、またダイオード9を介して電源線Vcに
も接続される。
【0007】まず、電源線Va及び電源線Vc双方に、
正常に電圧が供給されている状態を考え、装置Aから装
置Cへの情報伝送について説明する。装置Aの送信トラ
ンジスタ4Aが導通することにより、バスライン端子1
Aの電圧が下がり、トランジスタ7のコレクタ、ベー
ス、エミッタ電位が下がる。これにより、装置Cの受信
アンプ5Cへロー(L)レベルの信号が伝送される。ま
た、送信トランジスタ4Aが非導通となることにより,
トランジスタ7のコレクタ、ベース、エミッタ電位が上
がり、受信アンプ5Cへハイ(H)レベルの情報が伝送
される。
正常に電圧が供給されている状態を考え、装置Aから装
置Cへの情報伝送について説明する。装置Aの送信トラ
ンジスタ4Aが導通することにより、バスライン端子1
Aの電圧が下がり、トランジスタ7のコレクタ、ベー
ス、エミッタ電位が下がる。これにより、装置Cの受信
アンプ5Cへロー(L)レベルの信号が伝送される。ま
た、送信トランジスタ4Aが非導通となることにより,
トランジスタ7のコレクタ、ベース、エミッタ電位が上
がり、受信アンプ5Cへハイ(H)レベルの情報が伝送
される。
【0008】次に電源線Vaに正常に電圧が供給され、
電源線Vcへの電圧が0または低下した状態を考える。
電源線Vcの電圧が0または低下すると、ベース抵抗8
に流れる電流は、ダイオード9を介して電源線Vcへ流
れる。これにより、トランジスタ7のベース電流が断た
れるため、トランジスタ7のエミッタ−コレクタ間は非
導通状態となる。これによりトランジスタ7のコレクタ
電位はエミッタ電位の影響を受けないため、装置A,B
間の情報伝送は正常に行うことができる。このスイッチ
回路は抵抗、ダイオード、トランジスタのみにより構成
され、各抵抗値と電源線電位は次の式であらわせる。
電源線Vcへの電圧が0または低下した状態を考える。
電源線Vcの電圧が0または低下すると、ベース抵抗8
に流れる電流は、ダイオード9を介して電源線Vcへ流
れる。これにより、トランジスタ7のベース電流が断た
れるため、トランジスタ7のエミッタ−コレクタ間は非
導通状態となる。これによりトランジスタ7のコレクタ
電位はエミッタ電位の影響を受けないため、装置A,B
間の情報伝送は正常に行うことができる。このスイッチ
回路は抵抗、ダイオード、トランジスタのみにより構成
され、各抵抗値と電源線電位は次の式であらわせる。
【0009】{(VCE−VBE)/R8}×hFE≧(VA
−VCE)/R6
−VCE)/R6
【0010】ここで、VCEはトランジスタ7のエミッタ
を基準としたコレクタ電位、VBEはトランジスタ7のエ
ミッタを基準としたベース電位、VA は電源線Vaのア
ースを基準とした電位である。hFEはトランジスタ7の
ベース電流に対するコレクタ電流増幅率であり、R8は
ベース抵抗8の抵抗値、R6はプルアップ抵抗6の抵抗
値である。よって本発明のバスラインは、上式による定
数選定により実現可能である。
を基準としたコレクタ電位、VBEはトランジスタ7のエ
ミッタを基準としたベース電位、VA は電源線Vaのア
ースを基準とした電位である。hFEはトランジスタ7の
ベース電流に対するコレクタ電流増幅率であり、R8は
ベース抵抗8の抵抗値、R6はプルアップ抵抗6の抵抗
値である。よって本発明のバスラインは、上式による定
数選定により実現可能である。
【0011】本発明は、図2に示すように、電源が3つ
以上ある場合でも同様に実現することができる。このと
きも、図1と同様にNPNトランジスタ71のベースか
ら電源線Vdにダイオード91が、トランジスタ71の
コレクタにベース抵抗81がそれぞれ接続される。この
場合においても、電源線Vdの電源供給が0または低下
した場合、ベース抵抗81に流れる電流はダイオード9
1を介して電源線Vdへ流れる。これによりトランジス
タ71のエミッタ−コレクタ間は非導通状態となり、装
置Dはバスラインより電気的に分離される。これにより
トランジスタ71のコレクタ電位はエミッタ電位の影響
を受けないため、装置A,B,C間の情報伝送は正常に
行うことができる。
以上ある場合でも同様に実現することができる。このと
きも、図1と同様にNPNトランジスタ71のベースか
ら電源線Vdにダイオード91が、トランジスタ71の
コレクタにベース抵抗81がそれぞれ接続される。この
場合においても、電源線Vdの電源供給が0または低下
した場合、ベース抵抗81に流れる電流はダイオード9
1を介して電源線Vdへ流れる。これによりトランジス
タ71のエミッタ−コレクタ間は非導通状態となり、装
置Dはバスラインより電気的に分離される。これにより
トランジスタ71のコレクタ電位はエミッタ電位の影響
を受けないため、装置A,B,C間の情報伝送は正常に
行うことができる。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のバ
スラインは、抵抗、ダイオード、トランジスタの簡単な
構成でスイッチ回路を設け、他の装置の電源線の電圧が
0または低下した状態においても、第1の装置と他の装
置のバスライン端子間が電気的に分離されるため、電圧
が正常に供給されている電源線を使用している装置間に
おいては、通信を継続することが可能となり、バスライ
ン、バスライン端子、及び送受信部を複数設ける必要も
なく、コストが安く済むという実用上極めて優れた効果
がある。
スラインは、抵抗、ダイオード、トランジスタの簡単な
構成でスイッチ回路を設け、他の装置の電源線の電圧が
0または低下した状態においても、第1の装置と他の装
置のバスライン端子間が電気的に分離されるため、電圧
が正常に供給されている電源線を使用している装置間に
おいては、通信を継続することが可能となり、バスライ
ン、バスライン端子、及び送受信部を複数設ける必要も
なく、コストが安く済むという実用上極めて優れた効果
がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】従来のバスラインを示す図である。
【図4】従来のバスラインを示す図である。
1A,1B,1C バスライン端子 2A,2B,2C,3A,3B,3C 保護ダイオード 4A,4B,4C 送信トランジスタ 5A,5B,5C 受信アンプ 6 プルアップ抵抗 7,71 トランジスタ 8,81 ベース抵抗 9,91 ダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】電源系統が異なる複数の装置のバスライン
端子間を接続し、情報を伝送するバスラインにおいて、 前記バスラインに抵抗、ダイオード、トランジスタから
なるスイッチ回路を設け、 ある電源系統に接続された第1の装置の前記バスライン
端子に前記トランジスタのコレクタが接続され、前記第
1の装置とは別の電源系統に接続された他の装置の前記
バスライン端子に前記トランジスタのエミッタが接続さ
れ、前記トランジスタのベースが前記抵抗、及び前記ダ
イオードの陽極に接続され、前記抵抗の他端は前記コレ
クタに接続され、前記ダイオードの陰極は前記他の装置
の電源線に接続されることを特徴としたバスライン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3360613A JP2590658B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | バスライン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3360613A JP2590658B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | バスライン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05181794A JPH05181794A (ja) | 1993-07-23 |
JP2590658B2 true JP2590658B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=18470166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3360613A Expired - Lifetime JP2590658B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | バスライン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590658B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3360613A patent/JP2590658B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05181794A (ja) | 1993-07-23 |
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