JP2590059Y2 - 中空皮膜造形体 - Google Patents

中空皮膜造形体

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JP2590059Y2
JP2590059Y2 JP1993044325U JP4432593U JP2590059Y2 JP 2590059 Y2 JP2590059 Y2 JP 2590059Y2 JP 1993044325 U JP1993044325 U JP 1993044325U JP 4432593 U JP4432593 U JP 4432593U JP 2590059 Y2 JP2590059 Y2 JP 2590059Y2
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Inventor
勝一 久保
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株式会社クエストアンドトライ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内部に吹き込まれる
空気により膨張して形状を維持する中空皮膜造形体に関
し、特にはベース部に対して、上部の造形部が交換可能
な中空皮膜造形体に関する。
【0002】
【従来の技術】内部に空気を吹き込み膨張せしめて形状
を維持する中空皮膜造形体(空気膜造形体)は、ゴリ
ラ、熊などの動物や人気キャラクターを模した形状に構
成され、各種のイベントなどに使用され、好評を博して
いる。
【0003】従来の中空皮膜造形体としては、図4に示
されるように、全体が一つの袋体31で構成されたもの
が知られている。図中符号32は重りとしての砂袋、3
3は空気を吹き込むためのエアーコンプレッサーであ
る。また、地面などに載置される中空のベース部と、そ
のベース部の上部に縫合などにより結合された動物形の
中空袋状造形部とより構成され、ベース部および造形部
を独立したエアーコンプレッサーと接続して、当該ベー
ス部および造形部のそれぞれに独自に空気を吹き込むも
のもある。
【0004】ところで、前記中空皮膜造形体は、その用
いられるイベントに合わせた形状とされるのが好まし
い。しかしながら、従来の中空皮膜造形体は、全体が一
つの袋体であるかあるいはベース部と造形部が縫合など
により結合されたものである。かかる構造にあっては、
一部の形状を変えることができないため、イベントに合
わせて全体を製作し直さなければならず、その費用が嵩
む問題があった。しかも、中空皮膜造形体の主用途であ
るイベントは開催期間が短いため、前記費用の問題は極
めて重要である。さらに、前記ベース部と造形部が縫合
などにより結合されたものにあってはベース部と造形部
それぞれを独自にエアーコンプレッサーに接続しなけれ
ばならず、その接続用配管などが邪魔になるという問題
もある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで、この考案は、
前記の点に鑑みてなされたもので、用途に応じて造形部
を交換でき、しかもかかる造形部のための独立した空気
吹き込み機を必要としない中空皮膜造形体を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この考案は、
可撓性皮膜からなる中空のベース部と、前記ベース部の
上部に係合手段により着脱交換自在に設けられた可撓性
皮膜からなる中空の造形部とよりなって、前記ベース部
と造形部とは互いに内部が連通し、前記ベース部に設け
られた空気吹き込み口を介して外部の空気吹き込み機
ら連続的にベース部内に吹き込まれる空気により前記ベ
ース部および造形部が膨張して形状を維持することを特
徴とする中空皮膜造形体に係る。
【0007】
【実施例】以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説
明する。図1はこの考案の中空皮膜造形体の一例を示す
斜視図、図2は同実施例におけるベース部の斜視図、図
3はその要部断面図である。
【0008】図1に示されるように、この考案の中空皮
膜造形体10はベース部11と当該ベース部11と係合
手段21を介して結合された造形部12とからなり、単
一の空気吹き込み機20(たとえばエアーコンプレッサ
ーなど)によって前記ベース部11と造形部12の形状
がともに維持されている。
【0009】ベース部11は可撓性の皮膜13によって
内部に空気を吹き込むことのできる中空形状に形成さ
れ、外形を地面に載置することのできる適宜のベース状
に構成されている。
【0010】この例において、前記ベース部11は、前
記可撓性皮膜13の中空体よりなる床部14と、当該床
部14外周から連通して立設される複数の柱部15と、
当該柱部15の各先端に連通しかつ連結して設けられた
囲い部16とからなり、図のように、前記床部14と各
柱部15と囲い部16とによって区画される空間に網状
物17を張って子供などが中に入って遊ぶことができる
遊戯施設として用いることができるようになっている。
符号18は前記網状物17を重ね合わせてなる本遊戯施
設の出入口、19は重りのための砂袋で、用いられる中
空皮膜造形体の大きさや設置場所の風速などによって適
宜に決定する。
【0011】そして、図2から理解されるように、前記
床部14の略中央に造形部12のための取付開口部22
を設け、公知のひもやファスナー部材などからなる係合
手段21を介して造形部12が着脱自在に結合される。
それにより、この中空皮膜造形体10の用途に応じて造
形部12を適宜交換して用いることができる。
【0012】前記ベース部11を構成する可撓性皮膜1
3は、ビニールシートあるいはテント生地や帆布などの
厚手の布材にビニールコーティングを施してなるものな
ど、空気の抜けない材質が好ましく用いられる。
【0013】造形部12は、前記ベース部11と同様
に、可撓性皮膜13によって図のような中空状の動物、
あるいはイベントのシンボルまたは人気キャラクター形
状などに形成されている。この造形部12の底面には前
記ベース部11の取付開口部22と連通する開口23が
設けられており、前記した係合手段21によって、前記
ベース部11の取付開口部22に取り付けられることに
より互いに内部が連通した状態で結合される。
【0014】なお、この造形部12を構成する可撓性皮
膜13は前記ベース部11を構成する可撓性皮膜と同種
の材質を用いることができるが、前記ベース部11の上
部に取り付ける点を考慮して、できるだけ軽い材質を選
択することが好ましい。
【0015】また、図3から理解されるように、前記ベ
ース部11は、そ形状を規定しその強度を保持するた
め、可撓性皮膜13を縫製して多数の空気室26,2
6,26が連接した中空構造からなることが好ましい。
なお、隣接する空気室26,26,26を区画する隔壁
27,27は、布地または合成樹脂などのシート材より
なるとともに、互いの空気室を連通する窓28が設けら
れ、吹き込まれる空気の流通を妨げないようになってい
る。
【0016】さらに、図示は省略するが、前記ベース部
11の上部に、前記造形部12を覆うドーム状の屋根部
材を、適宜の係合手段によって脱着可能に取り付けるこ
とにより、雨天でも屋外で使用可能な遊戯施設として用
いることができる。その場合、屋根部材も中空形状とし
空気吹き込み機に連結し内部に空気を吹き込んで形状を
維持する。
【0017】前記ベース部11と造形部12とは、前記
ベース部11の空気吹き込み口24に設けられた単一の
空気吹き込み機20によって形状が保持される。すなわ
ち、前記空気吹き込み口24を介して該空気吹き込み機
20から前記ベース部11内に連続的に吹き込まれた空
気が前記ベース部11を膨張させ、その取付開口部22
および造形部12の開口23を経て造形部12内に至っ
て造形部12を膨張させその全体形状が確実に維持され
る。なお、この中空皮膜造形体10は、前記空気吹き込
み機20を止め、中空内の空気を抜くことによりコンパ
クトに折り畳むことができ、収納のためのスペースは少
なくてすむ。
【0018】
【考案の効果】以上図示し説明したように、この考案の
中空皮膜造形体によれば、造形部が用途に応じて種々に
交換することができる。一方、ベース部についてはその
まま使用できるため、従来構造のようにイベントごとに
よって全てを新規に製作する必要がない。しかも、造形
部とベース部とは単一の空気吹き込み機によって形状が
保持されるので、造形部のみのエアーコンプレッサーや
配管などが不要であり省スペースおよび経済性の点で極
めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の中空皮膜造形体の一例を示す斜視図
である。
【図2】同実施例におけるベース部の斜視図である。
【図3】その要部断面図である。
【図4】従来の中空皮膜造形体の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 中空皮膜造形体 11 ベース部 12 造形部 13 可撓性皮膜 20 空気吹き込み機 21 係合手段 22 取付開口部 24 空気吹き込み口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性皮膜からなる中空のベース部と、
    前記ベース部の上部に係合手段により着脱交換自在に設
    けられた可撓性皮膜からなる中空の造形部とよりなっ
    て、前記ベース部と造形部とは互いに内部が連通し、前
    記ベース部に設けられた空気吹き込み口を介して外部の
    空気吹き込み機から連続的にベース部内に吹き込まれる
    空気により前記ベース部および造形部が膨張して形状を
    維持することを特徴とする中空皮膜造形体。
JP1993044325U 1993-07-20 1993-07-20 中空皮膜造形体 Expired - Fee Related JP2590059Y2 (ja)

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JPH079395U JPH079395U (ja) 1995-02-10
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KR200464014Y1 (ko) * 2012-09-20 2013-01-02 김영식 인형극 공연용 무대

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