JP2590008Y2 - 信号受信装置 - Google Patents

信号受信装置

Info

Publication number
JP2590008Y2
JP2590008Y2 JP1992050316U JP5031692U JP2590008Y2 JP 2590008 Y2 JP2590008 Y2 JP 2590008Y2 JP 1992050316 U JP1992050316 U JP 1992050316U JP 5031692 U JP5031692 U JP 5031692U JP 2590008 Y2 JP2590008 Y2 JP 2590008Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
amplifier
comparator
level
hold circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992050316U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0613249U (ja
Inventor
隆 飯塚
俊樹 奥住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP1992050316U priority Critical patent/JP2590008Y2/ja
Publication of JPH0613249U publication Critical patent/JPH0613249U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2590008Y2 publication Critical patent/JP2590008Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、通信回線に接続された
複数の通信装置の間で、データ伝送を行うような通信シ
ステムに適用される信号受信装置に関し、更に詳しく
は、通信回線を介して送られてきたダイナミックレンジ
の広い信号を、感度よく受信できるようにした信号受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シリアル伝送回線を用いて、データ伝送
を行う場合、通信フレームによる伝送が行われる。この
場合、通信フレームの信号レベルは、伝送条件などによ
りダイナミックレンジの広い信号となる。
【0003】従来、この様な通信回線を介して伝送され
てくるダイナミックレンジの広い信号を受信する装置と
しては、増幅器に帰還増幅器を用いたり、ゲインを自動
的に変えるAGC回路を設けたりして構成していた。ま
た、これとは別に、受信信号をパルス信号に変換するコ
ンパレータについては、そのしきい値を受信信号のレベ
ルに応じて自動的に変えるATC回路を設けるなどして
構成していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の従来装置によれば、回路構成が複雑になる上
に、回路が発振することを防止する必要があるなど、回
路設計上様々な制約があり、設計が困難になるという課
題があった。
【0005】本考案は、この様な点に鑑みてなされたも
ので、簡単な構成で安定に動作すると共に、ダイナミッ
クレンジが広く、かつ感度の高い信号受信装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この様な目的を達成する
本考案は、通信回線を介して送られた信号を受信して上
位の装置に送出する信号受信装置であって、受信信号を
増幅する第1のアンプと、この第1のアンプからの信号
を入力しそれを増幅する第2のアンプと、第1のアンプ
からの信号を入力しそれを増幅する前記第2のアンプの
ゲインとは異なったゲインの第3のアンプと、第1のア
ンプからの信号のピーク値をホールドするピークホール
ド回路と、このピークホールド回路からの信号を所定の
基準レベルと比較し、前記第2のアンプと第3のアンプ
のいずれか一方を動作状態にする第1のコンパレータ
と、第3のアンプからの信号を等化するイコライザと、
第2のアンプからの信号レベルと第1のしきい値とを比
較する第2のコンパレータと、前記イコライザからの信
号と第2のしきい値とを比較する第3のコンパレータ
と、前記ピークホールド回路からの信号に基づいて、前
記第1,第2の各しきい値を制御するしきい値制御手段
とを備えた信号受信装置である。
【0007】
【作用】第1のアンプ、第2のアンプおよび第2のコン
パレータは、一つの信号の増幅系統を構成し、第1のア
ンプ、第3のアンプ、イコライザおよび第3のコンパレ
ータは、他の一つの信号の増幅系統を構成している。
【0008】第1のコンパレータは、受信信号のレベル
に応じて、2つの増幅系統のうちの最適な増幅率の方の
増幅系統を選択し、しきい値制御手段は、第2または第
3のコンパレータのしきい値を受信信号のレベルに応じ
て最適な値に設定する。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は、本考案の一実施例を示す構成ブロッ
ク図である。図において、BSは通信回線で、これに
は、図示していないが複数の通信装置が接続されてい
て、それらの相互間で、通信フレームを用いたシリアル
伝送通信が行われるようになっている。
【0010】AP1は通信回線BSを介して送られてく
る信号を受信して増幅する第1のアンプ、AP2は第1
のアンプAP1からの信号を入力し、それを増幅する第
2のアンプ、AP3は第1のアンプAP1からの信号を
入力し、それを増幅する第3のアンプで、第2のアンプ
AP2のゲインとは異なったゲインのものが用いられて
いる。
【0011】PHは第1のアンプAP1からの信号のピ
ーク値をホールドするピークホールド回路で、例えば、
ダイオードとコンデンサおよびバッファとで構成され
る。CP1は第1のコンパレータで、ピークホールド回
路PHからの信号を所定の基準レベルVth1と比較
し、第2のアンプAP2と第3のアンプAP3のいずれ
か一方を動作状態にするための信号を出力する。
【0012】IRは第3のアンプAP3からの信号を等
化するイコライザ、CP2は第2のコンパレータで、第
2のアンプAP2からの信号レベルと第2のしきい値V
th2とを比較する。CP3は第3のコンパレータで、
イコライザIRからの信号と第3のしきい値Vth3と
を比較する。CNTはピークホールド回路PHからの信
号に基づいて、第2,第3の各しきい値Vth2,Vt
h3をそれぞれ制御するしきい値制御手段である。この
しきい値制御手段CNTは、ここでは2つのATC(Au
tomatic threshold control )アンプが用いられてい
る。
【0013】第1のアンプAP1、第2のアンプAP2
および第2のコンパレータCP2は、受信信号を増幅す
る一つの増幅系統を構成し、また、第1のアンプAP
1、第3のアンプAP3、イコライザIRおよび第3の
コンパレータCP3は、受信信号を増幅する他の一つの
増幅系統を構成しており、第2,第3の各コンパレータ
CP2,CP3からは、対応するしきい値により判別さ
れたハイ/ローに変化するパルス信号が出力されるよう
になっている。
【0014】このように構成した装置の動作を説明すれ
ば、以下の通りである。図2は、信号受信の動作を示す
タイムチャートである。ここで、V1は通信回線BSを
介して送られてくる信号波形(通信フレーム信号)を示
しており、図示するように正極性,負極性の双方に振幅
が変化すると共に、その振幅の大きさも、伝送条件など
で変わっている。
【0015】第1のアンプAP1は、このような通信フ
レーム信号を増幅し、その出力を第2,第3のアンプA
P2,AP3に印加すると共に、ピークホールド回路P
Hに印加する。ピークホールド回路PHは、第1のアン
プAP1から出力される通信フレーム信号の最大レベル
を一時的に保持する。第1のコンパレータCP1は、ピ
ークホールド回路PHから出力される最大値レベルと、
所定の基準レベルVth1とを比較し、第2のアンプA
P2と第3のアンプAP3のいずれか一方を動作状態に
するための信号を出力する。
【0016】すなわち、最大値レベルが基準レベルVt
h1より大きい場合、第2のアンプAP2をオン(動作
状態)、第3のアンプAP3をオフ(非動作状態)とす
る。これにより、最大値レベルが基準レベルVth1よ
り大きい場合は、第2のアンプAP2側から増幅信号V
2が出力される。これに対して、最大値レベルが基準レ
ベルVth1より小さい場合、第3のアンプAP3をオ
ン(動作状態)、第2のアンプAP2をオフ(非動作状
態)とする。また、サイレンスの場合(受信信号がない
場合)、次にレベルの小さなフレームが到来してもそれ
を受信できるように、ゲインの大きい第3のアンプAP
3がオン状態となっている。ここで、第2のアンプAP
2のゲインG2と、第3のアンプAP3のゲインG3と
は、G3>G2の関係となっているものとする。また、
2つのアンプAP2とAP3とが同時にオフ又はオンに
はならないようにしてある。
【0017】これにより、最大値レベルが基準レベルV
th1より大きい場合は、第2のアンプAP2によりゲ
イン(G2)倍された増幅信号V2を出力し、最大値レ
ベルが基準レベルVth1より小さい場合は、第3のア
ンプAP3によりゲイン(G3)倍された増幅信号V3
を出力する。このように、ゲインの異なる2つのアンプ
の切り替えにより、受信可能レベルのダイナミックレン
ジを広くするようにしている。
【0018】しきい値制御手段CNTは、ピークホール
ド回路PHから出力される最大値レベル信号を入力し、
ATC機能により、第2,第3の各アンプからの出力レ
ベル信号V2,V3に適した、しきい値Vth2または
Vth3をそれぞれ第2のコンパレータCP2、または
第3のコンパレータCP3に設定する。第2のコンパレ
ータCP2は、アンプAP2からの信号レベルと第2の
しきい値Vth2とを比較する。また、第3のコンパレ
ータCP3は、イコライザIRからの信号と第3のしき
い値Vth3とを比較する。
【0019】第2,第3の各コンパレータに設定される
しきい値は、ATC機能により、様々なレベルに対応す
る適切なしきい値が自動的に設定されるもので、これに
よっても、受信可能レベルのレンジを広げると共に、コ
ンパレータのS/N比を高める効果を生じさせ、受信装
置としての感度の向上をもたらしている。
【0020】図3は、アンプAP、ピークホールド回路
PH、しきい値制御手段CNTの一例を示す接続図で、
ここでは周囲温度の影響を受けないように考慮した回路
を示してある。
【0021】この図で、バッファアンプAPは、受信信
号を増幅する差動アンプAP10と、その出力手段であ
るエミッタフォロワーのトランジスタQ1で構成され、
ピークホールド回路PHは、ダイオードD1とコンデン
サC、およびエミッタフォロワーのトランジスタQ2で
構成されている。また、しきい値制御手段CNTは、ト
ランジスタQ3,Q4によるシングルエンドの差動アン
プで構成されている。ここで、トランジスタQ4のベー
ス電位は、抵抗R1,R2,トランジスタQ5、ダイオ
ードD2,D3により決定されるようになっている。す
なわち、抵抗R1,R2による分圧電位をトランジスタ
Q5によりバッファし、このトランジスタQ5のエミッ
タの電位を、ダイオードD2,D3の直列回路を経て、
トランジスタQ4のベースに与えるようにしたものであ
る。
【0022】この様な接続をとることにより、ダイオー
ドD2,D3およびトランジスタQ5の、3つのPN接
合の数は、アンプAP内のトランジスタQ1、ピークホ
ールド回路内のダイオードD1、トランジスタQ2の、
3つのPN接合の数と対応していて、これらの接合部で
の温度変化が差動アンプQ3,Q4でキャンセルされ
て、コンパレータへ与えられる各しきい値Vth2,V
th3が温度依存性を持たないように工夫してある。
【0023】アンプAP、ピークホールド回路PH、し
きい値制御手段CNTをこの様な構成とすることによ
り、受信信号を周囲温度等の影響を受けずに、ハイ/ロ
ーレベルに正確に変化するパルス信号とすることが可能
となる。
【0024】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案によ
れば、受信信号のレベルに応じて、2つの信号増幅系統
のうちの最適な増幅率を持つ側の系統を選択すると共
に、コンパレータのしきい値を設定するもので、簡単な
構成で安定に動作すると共に、ダイナミックレンジが広
く、かつ感度の高い信号受信装置を実現できる。また、
温度補償回路を備えたしきい値制御回路を用いるように
すれば、周囲温度の影響を受けない装置が併せて実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】信号受信の動作を示すタイムチャートである。
【図3】アンプAP、ピークホールド回路PH、しきい
値制御手段CNTの一例を示す接続図である。
【符号の説明】
BS 通信回線 AP1 第1のアンプ AP2 第2のアンプ AP3 第3のアンプ PH ピークホールド回路 CP1 第1のコンパレータ IR イコライザ CP2 第2のコンパレータ CP3 第3のコンパレータ CNT しきい値制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 25/03

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して送られた信号を受信し
    て上位の装置に送出する信号受信装置であって、 受信信号を増幅する第1のアンプと、 この第1のアンプからの信号を入力しそれを増幅する第
    2のアンプと、 第1のアンプからの信号を入力しそれを増幅する前記第
    2のアンプのゲインとは異なったゲインの第3のアンプ
    と、 第1のアンプからの信号のピーク値をホールドするピー
    クホールド回路と、 このピークホールド回路からの信号を所定の基準レベル
    と比較し、前記第2のアンプと第3のアンプのいずれか
    一方を動作状態にする第1のコンパレータと、 第3のアンプからの信号を等化するイコライザと、 第2のアンプからの信号レベルと第1のしきい値とを比
    較する第2のコンパレータと、 前記イコライザからの信号と第2のしきい値とを比較す
    る第3のコンパレータと、 前記ピークホールド回路からの信号に基づいて、前記第
    1,第2の各しきい値を制御するしきい値制御手段とを
    備えた信号受信装置。
  2. 【請求項2】 しきい値制御手段をシングルエンドの差
    動アンプで構成すると共に、この差動アンプの一方の入
    力端にピークホールド回路からの信号を印加し、他方の
    入力端に温度依存性のある信号を印加するようにした請
    求項1記載の信号受信装置。
JP1992050316U 1992-07-17 1992-07-17 信号受信装置 Expired - Lifetime JP2590008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992050316U JP2590008Y2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 信号受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992050316U JP2590008Y2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 信号受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0613249U JPH0613249U (ja) 1994-02-18
JP2590008Y2 true JP2590008Y2 (ja) 1999-02-10

Family

ID=12855500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992050316U Expired - Lifetime JP2590008Y2 (ja) 1992-07-17 1992-07-17 信号受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2590008Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2515494B1 (en) * 2009-12-17 2018-12-05 Mitsubishi Electric Corporation Transmission system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0613249U (ja) 1994-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3418654B2 (ja) プリアンプ
US5812030A (en) Amplifier device capable of carrying out a stable amplifying operation without a gain variation
KR960000775B1 (ko) 고주파 전력 증폭기의 출력레벨 제어회로
KR100887893B1 (ko) 새로운 agc 트랜스임피던스 증폭기
JP3647458B2 (ja) 乗り物通信ネットワークトランシーバ用接地変換回路
US5539779A (en) Automatic offset control circuit for digital receiver
EP0416613A2 (en) Transmission power control circuit
EP0964539A3 (en) Receiver capable of outputting a high quality signal without regard to an input signal level
NO931299L (no) Dynamisk forspent forsterker med lav hvilestroem
US4929851A (en) Data limiter for a radio pager
US4896333A (en) Circuit for generating a trapezoidal current waveform with matched rise and fall times
US4742565A (en) Radio receiver with field intensity detector
US7454179B1 (en) Radio frequency power detector and decision circuit used with DC supply voltage controlled power amplifiers
US5134309A (en) Preamplifier, and waveform shaping circuit incorporating same
JP2590008Y2 (ja) 信号受信装置
US4817208A (en) Fiber optic receiver
JPH04156704A (ja) 線形電力増幅回路
JPS6172406A (ja) 低電力伝送インピーダンスを用いた光受信器
US5661754A (en) Receiver arrangement
EP0385547A1 (en) Amplifier arrangement with saturation detection
US5525922A (en) Automatic gain and level control circuit and method
JP2734244B2 (ja) 高周波電力増幅器の出力レベル制御回路
JPH01286655A (ja) 光受信回路
JPH0750862B2 (ja) 光受信回路
CN219592380U (zh) 一种可变增益放大器以及通信电路

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071127

Year of fee payment: 9