JP2589921B2 - 除草組成物 - Google Patents
除草組成物Info
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Description
草剤に関するものである。
況が千差万別である。その雑草の特徴としては草種が多
い、大型雑草が多いということがあり、また、使用者の
側からは早く枯らしたい、長期間の抑草を望む、処理が
簡単であって欲しいなどの要望が多い。
農耕地専用剤から、枯殺力のそれほど強くない畑作用除
草剤の転用まで広範囲にわたっている。また、剤型も水
に希釈して使用するものから、そのまま散布できる粒剤
まで多種にわたっている。
オキサゾリル)−1,1−ジメチル尿素(以後、化合物
1と称する)は光合成阻害型の除草剤として使用されて
いるものである。この除草剤の特長は、低薬量で活性が
高い、殺草種幅が比較的に広い、多年生雑草にも効果が
高い、抑草期間が長いなどであり、非農耕地の場面で使
われることが多い。使用薬量は使用目的、剤型、草種、
雑草の密度、草丈、気候、土壌等により異なる。この場
合、畑地等雑草量の少ない場所での1年生雑草の場合は
使用量が少なくても済むが、雑草量の多い非農耕地の場
合には使用量が多くなる。実用使用量として100g〜
1000g/10aが必要であり、さらに生育の進んだ
多年生雑草では500〜1000g/10aを要する。
ロピオン酸ナトリウム(以後、化合物Aと称する)は古
くから知られた土壌処理型の除草剤である。適用場面は
主にスギ、ヒノキなどの林地でのササやススキの防除で
ある。その除草活性はイネ科植物に高く、実用的には1
00〜300g/10aである。萌芽前のススキなどの
多年草では300〜600g/10aである。ただし、
広葉雑草にはほとんど効果がない。また、生育の進んだ
イネ科多年生雑草には増量しても散布当年はほとんど活
性を示さず、翌年の萌芽を抑えるなど特徴を有する除草
剤である。
草剤使用が増えてきており、速効性と散布の簡便さ、お
よびいかなる状況でも効果をあげられる薬剤への要求が
強まってきている。さらに、防除コストもさることなが
ら、環境の問題を中心として、投薬量の軽減も重要な問
題である。現在のところ、これらの多様な要求に一剤で
対応できる薬剤は無く、各種薬剤が目的によって使い分
けられているが、必ずしも要求にかなっていず、より適
切で使いやすい剤が求められている。
の差が大きい。また多年草では持続期間が短い。イネ科
多年草では草丈が高くなると除草効果が不十分となる。
このため、多種の雑草が混生する非農耕地では、投薬量
が多くなるという欠点を有する。したがって、多種の雑
草が混生する非農耕地に適用するためには、薬量を減ら
すこと、茎葉処理効果を高めること、持続期間を延ばす
ことなど、解決しなければならない多くの課題を抱えて
いる。
た広葉雑草にも効果がないなどの欠点が多く、また、多
年草の防除にはかなりの薬量を必要とし、非農耕地での
使用には薬量を減らすこと、茎葉処理効果を付与するこ
となど、解決しなければならない課題を抱えている。
課題を解決するために、様々な混合を検討した結果、化
合物1と化合物Aとを比較的低薬量で混合することによ
って、それぞれの単用の効果をはるかに超えた相乗効果
が得られることを見いだした。さらに本効果を実用上の
利用価値まで高めるために、投薬量、混合比、剤型、お
よび茎葉処理効果、持続期間などについて詳細に検討を
加え、本発明を完成した。
上がり、抑草期間が長くなり、殺草種幅が拡がり、ま
た、双方の化合物の薬量を減らすことができ、多くの課
題を一挙に解決することができる。
ーブチル−3−イソオキサゾリル)−1,1−ジメチル
尿素(化合物1)および2,2,3,3−テトラフルオ
ロプロピオン酸ナトリウム(化合物A)とを有効成分と
して含有することを特徴とする、除草組成物である。
メヒシバの防除には、化合物1のみでは400g/10
a必要であったが、化合物Aを加えることにより、化合
物1の200g/10aと化合物Aの100g/10a
で、十分に防除の効果が得られるだけでなく、さらに再
発生の時期を大幅に延ばすことが可能になった。
1メートル近くなり葉が硬化した状態になってしまう
と、化合物1を1000g/10aで茎葉散布しても、
株元が枯れずに再生することが多いのに対して、化合物
1を1〜3割程度減量し、化合物Aをその分添加するこ
とにより、十分な枯殺効果を得ることができ、また、完
全な再生抑制ができるようになった。粒剤などの茎葉に
付着しない剤型で使用しても、やはり完全な防除が可能
となった。
化合物1を少量添加するだけで、かなりの茎葉処理効果
を得ることができるようになった。
あげながら、さらに化合物1は50〜500g/10a
に、化合物Aは50〜300g/10aに減らすことが
できた。目的によって、さらに広い範囲の使用が可能で
あることは言うまでもない。したがって、薬剤の合計使
用量についても、大幅に減らすことが可能となった。
使用量の比率が20:1〜1:20程度の幅広い範囲ま
で認められるため、目的とする場面や使用法に合わせ
て、薬剤混合比を広く選択することが可能である。
茎葉に付着するタイプの水和剤、ゾル剤等、そのまま施
用できる粉剤、微粒剤等の剤型が適用可能である。ま
た、茎葉に付着しないタイプの粒剤であっても本発明の
効果は発揮されるので、やはり適用可能である。水に希
釈して散布する、水和剤、ゾル剤等は50〜500l/
10aで散布するのが好ましい。また、そのまま施用す
る粉剤、微粒剤、粒剤等は5〜30kg/10aで散布
するのが好ましい。散布量は有効成分含有量に応じて、
均一散布が可能な範囲で選択することができる。
ては、固体の場合、不活性な鉱物、例えば、ベントナイ
ト、クレー、ゼオライト等が使用できる。液体の場合、
水、各種の有機溶媒や動植物油が使用できる。
系やノニオン系の界面活性剤が使用できる。これらの界
面活性剤として、例えばリグニンスルホン酸ソーダ、ア
ルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ジアル
キルスルホサクシネート、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテ
ル、ポリオキシエチレンドデシルエーテルなどが挙げら
れる。
剤を、必要に応じて添加することができる。
説明する。実施例は組成物製剤を製剤例とし、効果試験
を試験例とした。実施例中、部はいずれも重量部を示
す。
1) 化合物1の30部にクレー20部、ホワイトカーボン3
部を加え、ジェットミルで粉砕後、化合物Aの10部を
少量の水に溶かして加え混合してから、さらにクレー2
7部とホワイトカーボン3部を加えて良く混合した。乾
燥後、粉末界面活性剤のソルポール(東邦化学(株)商
標)5039の6部とラピゾールBB(日本油脂(株)
商標)75の1部を加えて、均一に混合し、化合物1の
30%と化合物Aの10%を含有する水和剤を得た。
2) 化合物1の20部に水30部、界面活性剤ソルポール3
742を7部、消泡剤としてソルポール5712を0.
5部加えて、サンドグラインダーで粉砕した。取り出し
後に、エチレングリコール4部とVANGEL−B(三
洋化成(株)商標)0.2部および化合物Aが20部と
なるように調整した水溶液38.3部を加えて、良く攪
拌し、化合物1の20%と化合物Aの20%を含有する
ゾル剤を得た。
3) 化合物1の4部、微粒ゼオライト57.5部、微粒炭酸
カルシウム33部(いずれも48〜150メッシュ)お
よびホワイトカーボン1部とをスピードニーダー中で攪
拌しながら、化合物Aの1部、ポリオキシエチレンノニ
ルフェニルエーテル2部、ジアルキルスルホサクシネー
ト1部とを溶解した水溶液を注加した。さらに流動性を
見ながらホワイトカーボン0.5部を加え、取り出し後
に熱風乾燥をして、化合物1の4%と化合物Aの1%を
含有する微粒剤を得た。
ベントナイト50部、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル3部、ジアルキルスルホサクシネート1.5部とに
水を加え、ニーダー中でよく混練りし、造粒機にかけて
粒状とした後、乾燥して化合物1の2%と化合物Aの3
%を含有する粒剤を得た。
山灰土を詰め、各々、表層0.5cmにメヒシバおよび
アオビユの種子を混和し、表面を平にならしてから、化
合物1と化合物Aを単独または混合で所定量含有する薬
液を、100l/10a相当で、低圧にしたスプレーガ
ンを使用して、土壌表面に均一に処理した。1カ月後に
観察による調査を実施した。結果を[表1]に示す。
示した。 0:無処理同様 1:10%の防除、あるいは抑制 6:60%の防
除、あるいは抑制 2:20%の防除、あるいは抑制 7:70%の防
除、あるいは抑制 3:30%の防除、あるいは抑制 8:80%の防
除、あるいは抑制 4:40%の防除、あるいは抑制 9:90%の防
除、あるいは抑制 5:50%の防除、あるいは抑制 10:完全防除
密度などが均一となるように、間引きも含めて生育管理
を行った。メヒシバ、アオビユのそれぞれ5葉期に、化
合物1と化合物Aを単独または混合で所定量含有する薬
液を、100l/10a相当で、低圧にしたスプレーガ
ンを使用して均一に散布した。試験例1と同様にして、
1カ月後に観察による調査を実施した。結果を[表2]
に示す。観察による評価基準は試験例1と同様である。
所を選び、2m平方の単位区を設け、雑草の草丈が20
cm程度の時、化合物1と化合物Aを単独または混合で
所定量含有する薬液に、ノニオン系の界面活性剤を30
0ppmとなるように添加し、100l/10aの液量
で、噴霧器を使用して区内に均一に散布した。微粒剤お
よび粒剤は手まきした。2週間後、1カ月後、3カ月後
に観察による調査を行った。結果を[表3]に示す。観
察による評価基準は試験例1と同様である。
選び、各々3m平方の単位区を設け、草丈70〜80c
m時に本発明の組成物を試験例3と同様にして散布し
た。ただし、散布液量は200l/10aとした。1カ
月後、2カ月後、4カ月後に観察による調査を行った。
結果を[表4]に示す。観察による評価基準は試験例1
と同様である。
に超えた相乗作用を発揮するので、処理適期の拡張、殺
草種幅の拡大、薬量の低減化を行うことができる。その
ことにより、非農耕地など多種の雑草が混生する場所で
の雑草防除を、効率よく安価に行うことができるように
なった。
Claims (1)
- 【請求項1】 3−(5−ターシャリーブチル−3−イ
ソオキサゾリル)−1,1−ジメチル尿素および2,
2,3,3−テトラフルオロプロピオン酸ナトリウムと
を有効成分として含有することを特徴とする除草組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4296515A JP2589921B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 除草組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4296515A JP2589921B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 除草組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06122603A JPH06122603A (ja) | 1994-05-06 |
JP2589921B2 true JP2589921B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=17834542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4296515A Expired - Lifetime JP2589921B2 (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 除草組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589921B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60214714A (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-28 | Kaiwa Riyotsuka Kk | 鉄道敷用除草剤 |
GB8816614D0 (en) * | 1988-07-13 | 1988-08-17 | Shell Int Research | Herbicide mixtures |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP4296515A patent/JP2589921B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06122603A (ja) | 1994-05-06 |
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