JP2589605Y2 - タンポン - Google Patents

タンポン

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JP2589605Y2
JP2589605Y2 JP1993054558U JP5455893U JP2589605Y2 JP 2589605 Y2 JP2589605 Y2 JP 2589605Y2 JP 1993054558 U JP1993054558 U JP 1993054558U JP 5455893 U JP5455893 U JP 5455893U JP 2589605 Y2 JP2589605 Y2 JP 2589605Y2
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JP
Japan
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tampon
string
cord
drawer
tube
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JP1993054558U
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JPH0722726U (ja
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真吾 清水
忍 加藤
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Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、生理用のタンポンに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タンポンの後端部から引き出し用
紐を延出させる技術は公知である。例えば、実開昭56
−23124、同56−116023号公報には、親水
性繊維を素材とする編み糸や撚り糸からなる引き出し用
紐は、その素材自体の液体吸収性に加えて、繊維や糸相
互間の間隙の存在によって毛管現象が起こり、膣内外間
で経血等の浸出入が生じて、例えば、経血が引き出し用
紐に伝わって赤くにじみ、着用者に不快感を与えたり、
着用パンティを汚したりすることがあると教示され、引
き出し用紐をモノフィラメント状物で構成すべきことが
提案されている。また、その実開昭56−116023
号公報には、引き出し用紐のタンポンへの取り付け手段
として、二つ折にした紐を帯状のタンポン素材の幅方向
へ掛けたのち、その二つ折にすることによってできたル
ープに紐の端部を挿通して結着したり、紐の一端部をタ
ンポン素材に縫着したりすることが教示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、引き出し用
紐がモノフィラメントである場合に、その繊径が小さい
とタンポンを引き出すときに紐の引き出し角度によって
は膣壁や膣口縁に食い込み、また手に食い込んで痛みを
感じるという問題がある。一方、その問題を回避するた
めに繊径を大きくすると紐の剛性が高くなり、ごつごつ
して着用感の妨げになるという問題がある。
【0004】そこで、この考案は、引き出し用紐にチュ
ーブ状物を使用することにより前記問題を解決すること
を課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案においては、タ
ンポン本体の後端部からその引き出し用紐を延出させて
あるタンポンを前提とし、その特徴とするところは、前
記紐を熱可塑性合成樹脂からなる疎水性のチューブ状物
によって構成したことにある。
【0006】
【作用】このように構成したタンポンの引き出し用紐に
は、熱可塑性合成樹脂として例えば低密度ポリエチレ
ン、軟質PVCなどの柔軟な素材を使用する。この紐は
チューブ状で中空であるから、径方向への弾性を有し、
圧縮されても復元する。
【0007】
【実施例】この考案に係るタンポンの詳細を添付の図面
を参照して説明すると、以下のとおりである。
【0008】図1は、タンポン1の斜視図である。タン
ポン1は、円柱状のタンポン本体2と、本体2の後端部
から延出する引き出し用紐4とによって構成されてい
る。本体2は、経血吸収性のシート素材を圧縮して円柱
状に賦型してある。紐4は、低密度ポリエチレンや軟質
PVCのような比較的柔軟な熱可塑性合成樹脂製のチュ
ーブ4Aを二つに折り、本体2の後端部に設けた挿通孔
3に通してループ5をつくり、そこに紐4の自由端をく
ぐらせて取り付けてある。
【0009】図2は、図1のX−X線断面を含む引き出
し用紐4の部分斜視図である。紐4を構成するチューブ
4Aは、外形が3mm以下、肉厚が1mm以下であっ
て、その長手方向に自由に屈曲し、径方向の圧縮力を受
けると扁平に変形して、タンポン着用時にごつごつした
感じを与えることがなく、しかもタンポンを引き出すと
きに膣壁や膣口縁、手などに食い込むことがないもので
ある。
【0010】図3は、図2と異なる態様の引き出し用紐
4の部分斜視図である。この紐4は、チューブ4Aとそ
の中空部6に挿通した補強紐7とからなる。補強紐7
は、その断面積が中空部6の1/2以下であり、かつ、
チューブ4Aに比べ非伸縮性であって、天然繊維や合成
繊維の編み糸、撚り糸、モノフィラメントなどを使用す
ることができる。このように構成した引き出し用紐4も
また、その長手方向や径方向への変形が自由であり、し
かも、引き出すときの伸びが図1の紐4よりも小さくな
る。
【0011】図4は、さらに図2と異なる態様の引き出
し用紐4の部分斜視図である。この場合、紐4を構成す
るチューブ4Aでは、その長手方向に延在する補強用繊
維8が合成樹脂の中に埋め込まれており、図3の態様に
比べ、径方向への圧縮力を受けたときの変形量が大き
く、クッション性がよい。
【0012】この考案において、引き出し用紐4に毛管
現象が生じ、腟内外間で経血等の浸出入が起こるのを防
止するために、チューブ4Aには疎水性の熱可塑性合成
樹脂を使用することが好ましく、また、必要ならチュー
ブ4Aの表面に撥水処理を施して疎水性にすることもで
きる。防止するための一手段として、引き出し用紐4の
本体2から延出する部分を1本にすることも可能であ
る。
【0013】
【考案の効果】この考案に係るタンポンでは、引き出し
用紐が熱可塑性合成樹脂からなる疎水性のチューブ状物
で構成されているから、その紐が径方向の圧縮力を受け
ると、扁平に変形し、着用中にごつごつした感じを与え
ることがなく、またタンポンを引き出すときに膣壁や膣
口縁、手などに食い込むことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンポンの斜視図。
【図2】引き出し用紐の部分斜視図。
【図3】図2と異なる態様の引き出し用紐の部分斜視
図。
【図4】図2、3と異なる態様の引き出し用紐の部分斜
視図。
【符号の説明】
1 タンポン 2 本体 4 引き出し用紐

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンポン本体の後端部からその引き出し用
    紐を延出させてあるタンポンにおいて、前記紐を熱可塑
    性合成樹脂からなる疎水性のチューブ状物によって構成
    したことを特徴とする前記タンポン。
JP1993054558U 1993-10-07 1993-10-07 タンポン Expired - Lifetime JP2589605Y2 (ja)

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JPH0722726U JPH0722726U (ja) 1995-04-25
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