JP2588736B2 - 歯科用レントゲン装置における軟組織板の位置設定装置 - Google Patents

歯科用レントゲン装置における軟組織板の位置設定装置

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JP2588736B2 JP63001276A JP127688A JP2588736B2 JP 2588736 B2 JP2588736 B2 JP 2588736B2 JP 63001276 A JP63001276 A JP 63001276A JP 127688 A JP127688 A JP 127688A JP 2588736 B2 JP2588736 B2 JP 2588736B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、歯科用レントゲン装置において、被撮影者の
顔面の軟組織部を透過するX線の量と、他の組織部を透
過するX線の量とをほぼ等しくするために、X線発生部
と被写体との間に配設される軟組織板の位置を自動的に
設定する軟組織板の位置設定装置に関する。
従来の技術 従来、歯科治療の診断に必要なレントゲン撮影におい
て、被撮影者の顔面を側方向より撮影する撮影方向(通
常セファロ撮影と指称する)があり、この撮影方向にお
いて、X線が透過し易い軟組織部(顔面のこめかみ位置
を通る垂直より前面部分)のX線量と、その他の組織部
分を透過するX線量とをほぼ等しくし、フイルムにおけ
る影像の黒化度を均一化して、撮影精度を高めるため
に、レントゲン装置のX線照射部位置に、X線照射口と
対向して、X線の半透過性の材料例えばアルミニュムか
ら成る軟組織板と、これを横動可能に調整する調整機構
と、その横動位置を指示する目盛とが装備されており、
撮影にあたっては、軟組織板を調整しながら、技者が被
撮影者の軟組織部に対応するであろう位置を目測によ
り、目盛に合わせて設定していた。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来の構成によれば、軟組織板の調整は専
ら技者の感にたよるものであるため、被撮影者の実際上
の軟組織部と、軟組織板により覆われる部分との間に誤
差が生じ、撮影精度を損なうという欠陥があった。
そこで、本願は被撮影者の軟組織位置を実測し、その
実測値に相当して軟組織板を自動的に移動することによ
り従来のものの欠陥を改善することを目的としたもので
ある。
問題点を解決するための手段 本願は、上記した目的を達成するために、被撮影者の
軟組織位置を実測し、その実測値を検知信号として出力
する第1検出手段と、正逆回転の駆動モータによって軟
組織板をX線の照射領域で移動調整すると共に、その移
動量を検知信号として出力する第2検知手段と、前記第
1検知手段の検知出力と、前記第2検知手段の検知出力
とを比較して、その比較信号により、前記駆動モータを
正逆方向に回転制御する比較回路とから構成したのであ
る。
作用 しかして、軟組織板により覆われる領域が、被撮影者
を実測した場合の軟組織部よりも不足しているときは、
第1検知手段における検知信号出力が、第2検知手段に
おける検知信号出力よりも大きく、この差に相当する出
力が、比較回路により出力し、その出力により駆動モー
タは、その差が零になるまで、一方向に駆動する。
また軟組織板により覆われる領域が、被撮影者を実測
した場合の軟組織部より越えているときは、第1検知手
段における検知信号出力が、第2検知手段におてる検知
出力も小さく、その差に相当する出力が、比較回路より
出力し、その出力により駆動モータは、その差が零にな
るまで、前記と逆方向に駆動し、これによって被撮影者
の軟組織板によって正しく覆うことができる。
実施例 以下図面と共に本願の実施例を詳述する。第1図は、
歯列弓に沿って連続撮影するパノラマ撮影機構と、歯列
弓を部分的に撮影するセファロ撮影機構とを具備した歯
科用レントゲン装置の総体を示しており、ベース(1)
上の前後位置に、柱体(2)と、椅子(3)とが設置さ
れている。前記柱体(2)の上部には、一端にX端にX
線照射部(4)を、他端にパノラマ用撮影フイルムを内
蔵したフイルム回転筒(5)を対向状に設けた回動アー
ム(6)を回転駆動する駆動部(7)が設けてあり、ま
た柱体(2)の上部正面には、パノラマ撮影に必要な顎
置台(8)、額受部(10)、下端に耳孔栓を有して顔面
を正立状態に規制する左右方向に移動可能な一対の規制
片(11)及び手持ハンドル(12)が夫々配設してある。
また前記柱体(2)の上部側面には、長尺な固定アーム
(13)が水平状に突設してあり、その先端部に、セファ
ロ撮影用フイルムを装着するフイルム保持板(14)と、
セファロ撮影に必要な前記規制片(11)と同機能をもつ
規制片(15)と、下端に眉間に当接する当接片(16)′
を有して顔面の前後方向の傾きを規制する前後方向に移
動可能な規制片(16)とが夫々配設されており、このセ
ファロ用撮影部の下方には、椅子(17)が配置される。
(18)はレントゲン撮影スイッチである。
このように構成されたレントゲン撮影装置は公知であ
り、パノラマ撮影の際には、被撮影者が椅子(3)に着
座すると共に、その顔面を、顎置台(8)、額受部(1
0)及び一対の規制片(11)によって柱体(2)の前面
に固定する。この状態で、駆動部(7)を駆動すると、
X線照射部(4)とフイルム回転筒(5)とが被撮影者
の頭部を中間にして、その廻りを歯列弓に近似する軌跡
に沿って回動し、かつ、フイルム回転筒(5)が自転し
て、パノラマ撮影が行われる。
またセファロ撮影の際には、回動アーム(6)を回動
して、X線照射部(4)を、フイルム保持板(14)と対
峙させ、かつ、被撮影者が椅子に着座すると共に、顔面
を、各規制片(15),(15)と(16)により固定する。
この状態で、X線照射部(4)を作動すると、X線は、
スリットを介して顔面の側方に照射され、歯列弓の側面
部が撮影される。
本願は上記したレントゲン撮影装置において、第2図
で示すように、被撮影者の軟組織の位置を検知する第1
検知手段(20)と、軟組織板の位置を検知する第2検知
手段(21)とを備え、第1検知手段(20)による検知出
力に対する第2検知手段(21)による検知出力とを比較
回路(22)により比較し、その比較値に相当して、軟組
織板を、駆動モータ(23)により進退方向に移動調整す
るように構成したもので、第3図は、第1検知手段(2
0)として、下端に被撮影者の眉間に当接する当接片(1
6)′を有した前後方向に移動可能な前記規制片(16)
を利用した場合の実施例を示しており、規制片(16)
は、前後方向に延びるスライド杆(25)の先端部に垂設
され、このスライド杆(25)は、ラック(26)と、ツマ
ミ(27)の操作によって回転するピニオン(28)とから
成る水平調整機構部(29)によって前後方向位置が調整
され、またこの水平調整機構部(29)は、図示しないが
ラックとピニオンとから成る垂直調整機構部(30)によ
り上下方向に位置調整されるスライド杆(31)に装着し
てある。
そして本例において、前記水平調整機構部(29)に、
例えばスライド可変抵抗器によって前記スライド杆(2
5)の前後方向の移動量を検知する検知素子(32)が設
けられると共に、こめかみ位置の基準点から当接片(1
6)′が眉間に当接したときのスライド杆(25)の水平
移動量を表示する目盛が付設されている。
また第4図は、第1検知手段(20)として、光学的手
段を用いた場合の他の実施例を示しており、該検知手段
(20)は、左右一対の規制片(15),(15)を左右方向
に移動可能に構成した例えば実公昭58−12171号公報に
示された機構部(30)に、例えばラックとツマミ(31)
の操作によって回転するピニオンとから成る水平方向調
整機構(32)を介して側方に突出した支持アーム(33)
の先端に、被撮影者のこめかみ部に光を指向する発光部
(34)を設け、かつ、前記機構部(32)に、支持アーム
(33)を水平方向に調整して、発光部(34)よりの光線
が、被撮影者のこめかみ部を照射したときの前記支持ア
ーム(33)の移動量を検知する例えばスライド可変抵抗
器或いはポテンショメータなどから成る検知素子(35)
が備えてある。
さらにまたX線照射部(4)とセファロ撮影の被写者
との間には、第2検知手段(21)が装着される。この第
2検知手段(21)は、第5図で示すように、可逆可能な
小形駆動モータ(23)と、これにより駆動され、かつ、
X線照射部(4)からのX線を透過する方形状のスリッ
ト(37)を有した遮蔽板(38)の上方位置で、水平に延
びるネジ杆(39)と、前記スリット(37)の下方位置で
前記ネジ杆(39)と平行する案内杆(40)と、上部に前
記ネジ杆(39)と螺合する筒状の螺合部(41)を、下部
に前記案内杆(40)を摺動可能に嵌合する嵌合部(42)
を対設した例えばアルミニウムから成る軟組織板(43)
と、軟組織板(43)の移動量を検知する例えばスライド
可変抵抗器乃至ポテンショメータから成る検知素子(4
4)とから構成されている。
しかして、使用に際し、水平調整機構部(29)によ
り、スライド杆(25)乃至支持アーム(33)が前後動し
て当接片(16)′を被撮影者の顔面の眉間に当接させ或
いは発光部(34)からの光線が被撮影者のこめかみに照
射させる。するとこめかみの基準点に対するスライド杆
(25)乃至支持アーム(33)の移動量が検知素子(32)
によって検知され、この検知出力V1が比較回路(22)に
入力する。
一方第2検知手段(21)における軟組織板(43)の水
平移動量は、検知素子(44)により検知され、その検知
出力V2は、比較器(22)に入力しており、この検知出力
V2と、前記第1検知手段(20)における検知出力V1とが
比較回路(22)により比較され、被撮影者を実測したこ
めかみ位置と、軟組織板(43)の水平移動量との間に差
が存するときは、比較回路(22)の出力信号により、そ
の差が0になるまで、駆動モータ(23)を駆動するもの
である。
即ち検知出力V2が小さく、軟組織板(43)により覆わ
れる領域が、被撮影者の実測上の軟組織部よりも不測し
ている場合には、比較回路(22)から正の信号が出力
し、この信号により、軟組織板(43)が前進する方向に
駆動モータ(23)を駆動し、また検知出力V1に対し、検
知出力V2が大きく、軟組織板(43)により覆われる領域
が、被撮影者の実測上の軟組織部より越えている場合に
は、軟組織板(43)を、前記とは逆に後退する方向に駆
動モータ(23)を駆動し、この駆動は、検知出力V1=V2
となって比較回路(22)からの出力が零となったとき停
止する。
なお比較回路として中央処理装置を適用してもよいこ
とは勿論である。
発明の効果 本願は叙上のように構成されるものであるから、軟組
織の部分と、その他の部分との撮影フイルムにおける影
像の黒化度が均一に得られ、撮影精度を高めることがで
きるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図はレントゲン
撮影装置の総体斜視図、第2図は制御回路のブロック
図、第3図及び第4図は第1検知手段を示す部分図、第
5図は第2検知手段を示す部分図である。 図中、(20)は第1検知手段、(21)は第2検知手段、
(22)は比較回路、(23)は駆動モータ、(43)は軟組
織板である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被撮影者の軟組織位置を実測し、その実測
    値を検知信号として出力する第1検出手段と、正逆回転
    の駆動モータによって軟組織板をX線の照射領域で移動
    調整すると共に、その移動量を検知信号として出力する
    第2検知手段と、前記第1検知手段の検知出力と、前記
    第2検知手段の検知出力とを比較して、その比較信号に
    より、前記駆動モータを正逆方向に回転制御する比較回
    路とから構成したことを特徴とする歯科用レントゲン装
    置における軟組織の位置設定装置。
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