JP2588629Y2 - マットレス兼用敷ふとん - Google Patents

マットレス兼用敷ふとん

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JP2588629Y2
JP2588629Y2 JP1993073812U JP7381293U JP2588629Y2 JP 2588629 Y2 JP2588629 Y2 JP 2588629Y2 JP 1993073812 U JP1993073812 U JP 1993073812U JP 7381293 U JP7381293 U JP 7381293U JP 2588629 Y2 JP2588629 Y2 JP 2588629Y2
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JP
Japan
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bags
cover
mattress
cassette
double
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JP1993073812U
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JPH0737150U (ja
Inventor
彰良 似鳥
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有限会社シンボリックアトリー
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は病院に設置されているベ
ッドに用いることによって、看護作業の手間が著しく軽
減され、且つ病室の衛生管理面の効率が向上し、使用す
る患者に好適なマットレス兼用敷ふとんに関する。
【0002】
【従来の技術】国内の各病院において用いられているマ
ットレスの構造と管理方法について記述すれば、昭和3
0年頃迄は病院に設置されているベッド台と同じ寸法に
て常備されており、この上に中素材に綿を用いた敷布団
を使用し、時期的に側地の洗濯と綿の打ち直しを行なっ
ていた。
【0003】しかし、上述の布団では中素材の構造によ
る欠点が発生した。それは綿を打ち直しても使用した綿
に浸透した雑菌類を完全に除去されず、繁殖させること
になり衛生管理上から問題化されるに至った。
【0004】国内においても昭和30年以後より綿と比
較して洗濯、消毒、修理など容易に可能にして、通気性
とクッション効果の優れた中素材の開発が進んできたこ
の条件に対応した公知技術の一例は昭和31年特許公告
第3544号による表面が凹凸状に成形し、通気性が良
いウレタンフォームが開発され、病院のマットレスの中
素材は殆どこれを用いるように転換した。
【0005】上述の如く、中素材の材質による欠点は排
除されるに至ったが、構造においては使用者の頭部、腰
部、足部が一体となった長方形に成形されているので、
例えば病人が失禁などにより汚損した場合や、長時間の
使用により体重の押圧を受けた部分が扁平状になった際
にはマットレス全部を取り替えなければならないことに
なり交換などの手間と病院の管理上からの労力の省力化
と作業時間の短縮が望まれていた。
【0006】上述した点に鑑み、本考案者は実用新案公
告平成3年第44188号の如く、カバー内にクッショ
ンを装着させ、公知の布団を三等分にし、洗濯と消毒に
便利なクッションやシーツなどの取り替え操作を容易に
した、「マットレス兼用敷ふとん」として病院基準寝具
設備承認商品となり利用度が増大した。然し、これに対
応する病院では更に作業時間用の短縮化と使用する患者
に好適なマットレスを要望している。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記の目的を満足させ
るには下記の成形の欠点を排除する必要がある。 イ.上記のマットレスはコンビネーションカバーとシー
ト体の組み合わせに成形されているので、汚損により洗
濯などのために取り替え作業を行なう場合にコンビネー
ションカバーには従来から3種類のサイズ(幅)により
仕分けしなければ成らなかった。また、サイズ毎にコン
ビネーションカバーを必要していたので二人は必要で、
手間と人数が倍加する。 ロ.本体かカバーの上部、中部、下部袋の上面布地の裏
側に施してある滑り止め隆起体のみで、カセットカバー
とが使用中のズレの安定が確保され難いので患者の病気
の状態よっては看護人の監視を必要とする。 ハ.従来から使用されているマットレスの芯材であるウ
レタンフォームでは雑菌の繁殖による感染率の防御は不
能なので、看護人が常に汚損状態を注意していなければ
ならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記解決手段として下記
の如く成形した。 イ.カセットBを装着するための本体カバーを右側面を
1A、左側面を1Bに分離し、上部袋1C、2C、中部
袋1D、2D、下部袋1E、2Eにそれぞれを設け、取
り替え作業が一人で簡単で早く可能な構造にした。 ロ.本体カバーの上部、中部、下部袋の底面の端部左右
にそれぞれ開口部5を設け、更にカセットカバーの左右
の端部には接合布8を取り付け装着するとき、この接合
布を本体カバーの開口部5より引き出し、両面粘着式テ
ープ下7と本体カバーに付いている両面粘着式テープ上
6とを簡単に接着し、ズレの安定の確保が手早く済む構
造にした。 ハ.芯材4は抗菌性のウレタンフォームを使用したので
病院内での菌による感染率を最小限に抑える衛生管理上
と労力の省力化をはかった。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例について図面を参照し詳細
に説明する。図1〜図4において本体カバー1A、1B
は防水処理加工を施された布地を素材に用いて、市販さ
れている一般の布団の寸法に類似した平面視長方形状に
して、適厚より成り右側1A、左側1Bとに分離され、
カセットBに装着する。それぞれが状差し状に成形さ
れ、その深さは図4の芯材4の左右に設けられている平
端部4Aが隠れる深さとし、その底面の左右端部は切り
開いた状態の開口部5を設け、横脇にはカセットを接合
するための両面粘着式テープ上6が接着されている。
【0010】上部袋1C、2Cと中部袋1D、2Dに下
部袋1E、2Eは図5の(E)に示す如く、それぞれ分
岐点を成形して結合されている。該各袋には図6に示す
如く発泡剤を混入したゴム液、または合成樹脂液を本体
カバー1A、1Bの組織に圧入した適宜な形態の滑り止
め隆起体3を上面の裏側と底面、左右側面と正面、背面
に相互に僅かな間隔をつくって配設されている。成形さ
れた隆起体は弾力性と伸縮性にも富んでいる。
【0011】カセットカバー(2)は防水加工を施した
布地を素材として、図5、8、9に図示の如く、一般の
敷布団を横に三等分した位の長方形の袋状より成り、該
カセットカバー内には表面が凹凸状にして、左、右端部
は表面より低い段差があり、幅は60mm位より成る平
端部(4A)が設けられている坑菌性ウレタンフォーム
より成る芯材(4)が挿入され包まれてあり、3枚を以
て一組とする、この状態を示したのが図5のカセットB
である。以上の形状より成るマットレス敷ふとんである
ので、芯材が従来の如く両端部が凹凸状の連続になって
いる形態では、その部分が敷布団の端部に当たり、患者
が使用に際し、その部分が伸縮して危険な状態が発生す
る恐れがあるために、本考案は図4の如く左、右端部を
適厚にして60mm位より成る平端部(4A)を設けた
ものである。
【0012】上記の芯材4に関しては、病院では雑菌発
生などの衛生上の管理面から定期的に洗濯を施す必要が
あり、これに要する手間と労力と経費も多大であった。
本考案はこれを考慮して最近開発されている抗菌性のウ
レタンフォームも用いたので病院内に於ける感染率も抑
えられ、また、洗濯回数も低減される。
【0013】本考案はマットレス兼用敷ふとんにつき病
院に於いてこれを常時用いる患者は内科や外科などの患
者の病体によって傾斜状にすることもあるが、その場合
に使用患者の動きによってシートが滑り、カセットと本
体カバーとのズレが発生し不快感となるのが従来の形状
であったので、本考案はこの点に重点を置き、前述した
如く本体カバー1A、1Bの底面に開口部5を設け、直
ぐ横の側面に両面粘着式テープ上6が貼着してある。ま
た、カセットBのカセットカバー2(図8、図9)の
左、右の端部には接合布8が取り付けられており、この
布に両面粘着式テープ下が取り付けられているので、カ
セットを本体カバーに装着する場合、カセットカバーの
接合布8を本体カバーの開口部5より引き出して接合布
の両面粘着式テープ下と本体カバーに付いている両面粘
着式テープ上を接着すると、ズレの安全が倍加し使用す
る患者に好適なマットレスとなる。
【0014】
【考案の効果】1.基準寝具設備に承認されている敷ふ
とんに付き、ベッドパットを必要としないマットレス兼
用敷ふとんである。三つ折りとなり全体が軽く、持ち運
びが容易である。 2.本体カバーの装着口を左右に分離されているので、
初心者でも簡単に交換が可能で、本体カバーとカセット
を両面粘着式テープを用いて固定が可能なのでズレ、歪
みが防止される。 3.芯材に抗菌性のウレタンフォームを使用してあるの
で、病院内での感染率を最小限に抑える事が可能で安全
性の向上となる。 4.芯材に抗菌性のウレタンフォームを使用してあるの
で、洗濯回数の減となり、労力の省力化と経済性の効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体カバーにカセットを装着した斜視図であ
る。
【図2】本体カバーにカセットを装着した底面斜視図で
ある。
【図3】本体カバー左、右側とカセットBの斜視図であ
る。
【図4】ウレタンフォームの芯材の斜視図である。
【図5】図3のイ部分の拡大図である。
【図6】図3のロ〜ロ矢の断面図である。
【図7】滑り止隆起体の断面図である。
【図8】カセットカバーの斜視図である。
【図9】カセットカバーの平面図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を具備する本体カバー(1
    A、1B)とカセットカバー(2)から成ることを特徴
    とするマットレス兼用敷ふとん。 イ.上記の本体カバー(1A、1B)は防水加工を施し
    た布地を素材として、芯材(4)の左、右の平端部(4
    A)と厚さをコの字状に覆い被さる状態に形成されてい
    る。また、平面視における左及び右縁に袋状より成る上
    部袋(1C、2C)を一対と中部袋(1D、2D)を一
    対、下部袋(1E、2E)一対がそれぞれを対向した状
    態に縫い合せて設けられ、該上、中、下部袋の分岐点に
    は側部に開口する開口部(5)を設け、側部には両面粘
    着式テープ(8)が貼着しており、なお、左右の上、
    中、下部袋の上面の裏側と側面および背面には発泡剤を
    混入したゴム液、または合成樹脂液を組織に圧入か、接
    着させ、円筒状か、皿状、または、これに類した滑り止
    隆起体(3)を相互に僅かな間隔をつくって全面に配設
    されていること。 ロ、上記のカセットカバー(2)は防水加工を施した布
    地を素材として、一般の敷布団を横に三等分した位の長
    方形の1つの芯材が入る袋状に成されており、3枚を以
    て一組となる該カセットカバー内には、表面が凹凸状に
    して、左、右端部は表面より低い段差を有した幅60m
    m位より成る平端部(4A)を設けた坑菌性ウレタンフ
    ォームより成る芯材(4)を挿入包まれている。背面に
    は滑り止隆起体(3)を設け、更に本体カバー(1A、
    1B)に挿入し装着する左右の側面の両端部には、三角
    状の接合部(8)が取り付けられてあり、その表面には
    両面粘着式テープ(7)が接着されていること。
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JPH0737150U JPH0737150U (ja) 1995-07-11
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