JP2588342Y2 - 超仕上かんな盤の刃物保持具 - Google Patents

超仕上かんな盤の刃物保持具

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JP2588342Y2
JP2588342Y2 JP1993036842U JP3684293U JP2588342Y2 JP 2588342 Y2 JP2588342 Y2 JP 2588342Y2 JP 1993036842 U JP1993036842 U JP 1993036842U JP 3684293 U JP3684293 U JP 3684293U JP 2588342 Y2 JP2588342 Y2 JP 2588342Y2
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planer blade
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栄一 本多
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、木材の表面を仕上げ切
削する超仕上かんな盤の刃物保持具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来例を図10を用いて説明する。図1
0は従来の刃物台の断面図である。保持具22,23は
刃物台21の刃物取付面21aに取り付けられ、保持具
22,23の後方に調整ねじ29を設け、調整ねじ29
の先端部29aは保持具22の後部下面に形成した凹溝
22aに装着され、調整ねじ29を回転すると保持具2
2,23は矢印G方向に移動する。かんな刃24は保持
具23の貫通孔23aから挿入し、かんな刃24の長手
方向に形成した凸部24aを保持具23の下面に形成し
た凸部23bに当接させ、ボルト28により保持具2
2,23を挾持する。かんな刃4の交換は固定ボルト2
8をゆるめ、バネ26により保持具22,23を開き、
かんな刃24を保持具22,23から抜き取り、新しい
かんな刃を貫通孔23aから挿入し、固定ボルト28を
締めて保持具22,23を挾持していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記したように、かん
な刃24の交換は固定ボルト28をゆるめ、保持具2
2,23から取外し、新しいかんな刃24を貫通孔23
aから挿入する構造であったため、かんな刃24の交換
に時間と手間を要していた。本考案の目的は、上記した
従来技術の欠点を解消し、かんな刃の交換を簡便にする
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、木材の表面を
仕上げ切削するかんな刃と、前記かんな刃を上下方向に
組み合わせた2つの保持具間に装着し、前記保持具を固
定する刃物台を備えた超仕上かんな盤において、上部に
位置する保持具に数個の貫通孔を設け、前記貫通孔を摺
動する数個のピンをバネを介して前記かんな刃に設けた
数個のピン穴に着脱自在に設け、前記かんな刃を複数枚
収納する開口部を前記保持具間に設けたことを特徴とす
るものである。
【0005】
【作用】上記のように構成された保持具からかんな刃を
外すには、まず、ピンを使用済のかんな刃のピン穴から
外し、貫通孔を案内にピンを次に使用するかんな刃の方
向へ摺動させて、次に使用するかんな刃のピン穴にピン
の先端部を嵌合させる。次に、刃物台に保持具を固定し
たままボルトをゆるめる。これによりピンに設けたバネ
で強制的に保持具の先端が開き、かんな刃の挾持を解除
させる。この状態で次に使用するかんな刃に嵌合したピ
ンを保持具の先端側へ移動させてかんな刃を移動し、使
用済のかんな刃を排出させる。排出後、ボルトを締める
ことにより、次に使用するかんな刃は自動的に保持具の
所定位置にセットされる。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例を図1〜図5により説明す
る。図1はかんな刃を保持具に装着し、刃物台に固定し
た状態を示す断面図、図2は図1のA方向から見た矢視
図、図3はかんな刃の平面図、図4は図2のB−B断面
図、図5は超仕上かんな盤の全体正面図である。図5に
おいて、ベース15上方に刃物台1を有するヘッド16
を設け、ヘッド16はコラム17,17、フィードスク
リュ18で支持されている。図示しない電動機でフィー
ドスクリュ18を回転させることにより、ヘッド16は
コラム17,17に案内されながら昇降する。ベース1
5上面に送材ベルト19を設け、送材ベルト19は図示
しない電動機により駆動する。ベース15上面とヘッド
16下面で被切削材を送材する送材路を形成し、該送材
路に被切削材を載せることにより、被切削材は送材ベル
ト19でヘッド16側に送材され、後述するかんな刃で
被切削材の上面が切削される。図1において、刃物台1
内の一方に傾斜面を持つ刃物取付面1aを形成し、他方
に固定ボルト13により刃口金12が取り付られてい
る。保持具2,3間にかんな刃4を挾持し、保持具2,
3はボルト8で固定している。さらに、保持具2,3は
図4に示す皿バネ11を介して固定ボルト10で刃物取
付面1aに取り付けられる。保持具2の後部(刃先と反
対側)下面に凹溝2aを形成し、刃物台1の保持具2,
3後方に調整ねじ9を設け、調整ねじ9の先端部9aは
凹溝2aに係合している。かんな刃4の刃先位置を調整
する場合、調整ねじ9を回転させて、保持具2,3を前
後に移動させる。保持具3の両端に図2において左右方
向に延び、上下方向に貫通した貫通孔3aを形成し、図
3に示すようにかんな刃4の両端にピン穴4aを形成し
ている。保持具2,3を組み合わせた状態において、保
持具3の貫通孔3aにバネ6を介してピン5を設け、ピ
ン5の上端につまみ7を固定している。ピン5は貫通孔
3aを案内に左右、上下方向に摺動し、ピン5の先端部
5aはピン穴4aに嵌合している。保持具2,3間には
開口部14が設けられ、この開口部14内にはかんな刃
4が複数枚(本実施例は3枚)挿入されている。本考案
のかんな刃4の交換方法について図6〜図9を用いて説
明する。図6〜図9はそれぞれ動作を示す断面図で、図
6はかんな刃からピンを抜いた状態を示す断面図、図7
は保持具の貫通孔内をピンが移動する状態を示す断面
図、図8はピンを次のかんな刃のピン穴に装着した状態
を示す断面図、図9はピンを移動し、使用済のかんな刃
を排出する状態を示す断面図である。かんな刃4を交換
する時は、図6でかんな刃4に設けたピン穴4aからつ
まみ7を持ってピン5を矢印C方向に抜く。図7でピン
5を保持具3の貫通孔3a内を矢印D方向に移動させ
る。さらに図8でピン5を矢印E方向に移動し、次に使
用するかんな刃4のピン穴4aに装着する。図9のよう
にボルト8をゆるめると、バネ6で保持具3が開き、こ
の状態でピン5を矢印F方向に移動することにより、次
に使用するかんな刃4も一緒に移動し、次に使用するか
んな刃4が使用済のかんな刃4を押し出して、保持具
2,3から排出する。また、この状態でボルト8を固定
することにより、かんな刃4は自動的に所定の位置にセ
ットされる。従って、かんな刃4を1枚ずつ取り出して
新しいかんな刃4の挿入して交換する必要はなく、ピン
5を移動するだけで、使用済のかんな刃4から新しいか
んな刃4に交換することができる。
【0007】
【考案の効果】本考案は上記した構成により、かんな刃
を交換する際、かんな刃を取出し新たに1枚装着する必
要はなく、保持具内に複数枚収納したかんな刃をピンで
移動するだけで使用済のかんな刃を排出し、次に使用す
るかんな刃は自動的に所定の位置にセットされるため、
かんな刃の交換を簡単、かつ迅速にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す刃物台の断面図であ
る。
【図2】図1のA方向から見た矢視図である。
【図3】かんな刃の平面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】超仕上かんな盤の全体正面図である。
【図6】かんな刃からピンを抜いた状態を示す断面図で
ある。
【図7】保持具の貫通孔内をピンが移動する状態を示す
断面図である。
【図8】ピンを次のかんな刃のピン穴に装着した状態を
示す断面図である。
【図9】ピンを移動し、使用済のかんな刃を排出する状
態を示す断面図である。
【図10】従来技術を示す刃物台の断面図である。
【符号の説明】
2,3は保持具、3aは貫通孔、4はかんな刃、4aは
ピン穴、5はピン、6はバネ、7はつまみ、8は固定ボ
ルト、14は開口部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材の表面を仕上げ切削するかんな刃
    と、前記かんな刃を上下方向に組み合わせた2つの保持
    具間に装着し、前記保持具を固定する刃物台を備えた超
    仕上かんな盤において、上部に位置する保持具に数個の
    貫通孔を設け、前記貫通孔を摺動する数個のピンをバネ
    を介して前記かんな刃に設けた数個のピン穴に着脱自在
    に設け、前記かんな刃を複数枚収納する開口部を前記保
    持具間に設けたことを特徴とする超仕上かんな盤の刃物
    保持具。
JP1993036842U 1993-06-10 1993-06-10 超仕上かんな盤の刃物保持具 Expired - Fee Related JP2588342Y2 (ja)

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JPH072004U JPH072004U (ja) 1995-01-13
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