JP2588055Y2 - 電気式産業車両の油圧パワーステアリング装置 - Google Patents

電気式産業車両の油圧パワーステアリング装置

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JP2588055Y2
JP2588055Y2 JP1991051849U JP5184991U JP2588055Y2 JP 2588055 Y2 JP2588055 Y2 JP 2588055Y2 JP 1991051849 U JP1991051849 U JP 1991051849U JP 5184991 U JP5184991 U JP 5184991U JP 2588055 Y2 JP2588055 Y2 JP 2588055Y2
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澄夫 浦部
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東洋運搬機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、荷役装置を備えた電気
式産業車両の油圧パワーステアリング装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、上記電気式フォークリフトに代表
される電気式産業車両では、油圧式パワーステアリング
(PS)用に別置きの専用ポンプとその駆動用モータが
使用されている。このPS用モータは、キースイッチあ
るいは方向スイッチの投入により、PS不操作時にもP
S用ポンプからPS作動に必要な流量のオイルが供給さ
れるように駆動されており、たとえば荷役作業が行われ
ているときは全くPS用としては利用されず、油タンク
にドレンされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようにPS用モー
タが常時PS作動に必要なオイルが供給されるように駆
動されていることにより、PS不作動時には無駄な電流
を流すことになり、また騒音および油温の上昇に伴うオ
イルの劣化、パッキン類、配管類に与える悪影響は計り
知れないものがあった。
【0004】またこれを改善するために、方向スイッチ
を中立に戻す、あるいは方向スイッチが前進または後進
位置に入ってもタイマーによりPSを使用しないと、P
S用モータを停止させる形式のものがあるが、この形式
によると、わざわざPS用モータをオフするために方向
スイッチを中立に戻すのは煩わしく、またタイマー使用
では長い直進時などに突然PSが効かなくなり危険でさ
えあった。
【0005】またPSを使用しないときの省エネルギー
を図るために、PS用モータをハンドル操作時にだけ運
転することも考えられるが、実際にはショックが大きく
使用に耐えるものではないことが経験として判ってい
る。
【0006】本考案は上記問題を解決するものであり、
PS不作動時にも必要最低限の流量のオイルの供給を続
けることができるとともに、騒音を低減し、省エネルギ
ーを実現できる電気式産業車両の油圧パワーステアリン
グ装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案の電気式産業車両の油圧パワーステアリング装
置は、電気式産業車両のパワーステアリング用ポンプよ
りオイルが供給されるパワーステアリングコントロール
バルブの入口にパワーステアリングの作動を検出する油
圧スイッチを設け、この油圧スイッチの動作時パワース
テアリングに必要な流量のオイルを前記バルブに供給す
るよう前記ポンプを高速で駆動し、前記油圧スイッチの
不動作時必要最低限の流量のオイルを前記バルブに供給
するよう前記ポンプを低速で駆動するモータを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記本考案の構成によると、パワーステアリン
グの不作動時必要最低限の流量(スタンバイ流量)のオ
イルがパワーステアリング用ポンプよりパワーステアリ
ングコントロールバルブに供給され、パワーステアリン
グ作動時には、パワーステアリングコントロールバルブ
の入口に設けた油圧スイッチによりパワーステアリング
の作動が検出され、パワーステアリングに必要な流量の
オイルが供給される。また、パワーステアリングの不作
動時、パワーステアリング用モータは低速でよいことか
ら、騒音が低減され、省エネルギーが実現される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案の一実施例を示す電気式産業車両
の油圧パワーステアリング装置の系統図である。なお、
図1に示すパワーステアリング(PS)は、ステアリン
グコントロールバルブとパワーシリンダが分離された公
知のセミインティグラル形式を使用している。
【0010】図1において、1はPS用モータ2で駆動
されるPS用ポンプであり、油タンク3からオイルをス
テアリングコントロールバルブ4へ供給する。このステ
アリングコントロールバルブ4はステアリングギヤーケ
ースの下部に一体に取付けられ、ステアリングの操作に
したがってパワーシリンダ5を操動させ、オイルを油タ
ンク3に戻している。また、ステアリングコントロール
バルブ4の入口には、PS作動、不作動を検出する油圧
スイッチ6が設置されている。
【0011】上記PS用モータ2は、2界磁を内蔵し、
一方を低速用、他方を高速用として使用できる2界磁モ
ータであり、モータ低速時PS用ポンプ1からPS不使
用時のスタンバイ流量である流量6〜7リットル/分
(圧力20〜30kg/cm2 )のオイルが供給され、モー
タ高速時PS用ポンプ1からPS使用時流量である流量
12〜16リットル/分(圧力70〜90kg/cm2 )のオイ
ルが供給されるよう、PS用モータ2とPS用ポンプ1
の容量が選択されている。油圧スイッチ6は、PS作動
を上記圧力20〜30kg/cm2 以上で動作することで検
出する。
【0012】図2に上記PS用モータ2の駆動回路図を
示す。油圧スイッチ6の検出接点61の一端はバッテリ7
の正極(プラス側)に接続され、他端はエミッタがバッ
テリ7の正極に接続されたトランジスタ8のベースに接
続され、またトランジスタ8のコレクタはコンタクタ9
の励磁コイル91に接続されている。またヒューズ10の一
端がバッテリ7の正極に接続され、他端がPS用モータ
2の低速用界磁コイル21と高速用界磁コイル22の接続点
に接続されている。高速用界磁コイル22の他端にはコン
タクタ9の一端が接続され、このコンタクタ9の他端は
低速用界磁コイル21の他端とPS用モータ2のアマチャ
ア23の一端に接続され、さらにアマチャア23の他端はキ
ースイッチ11の一端に接続されている。
【0013】上記構成による作動を説明する。キースイ
ッチ11が投入されると、PS用モータ2は低速用界磁コ
イル21により発生する界磁により低速で回転し、PS用
ポンプ1から最低必要限のスタンバイ流量のオイルがス
テアリングコントロールバルブ4に供給される。
【0014】次に、ステアリングの操作により油圧スイ
ッチ6が作動し、その検出接点61が動作(オン)する
と、トランジスタ8を介してコンタクタ6が動作(オ
ン)し、高速用界磁コイル22に電流が流れ、PS用モー
タ2は高速で回転し、PS用ポンプ1からPS作動に必
要な流量のオイルがステアリングコントロールバルブ4
に供給される。
【0015】また、ステアリングの操作が停止すると、
油圧が下がり、油圧スイッチ6の検出接点61はオフとな
り、よってコンタクタ6がオフとなり、高速用界磁コイ
ル22に流れる電流が遮断され、PS用モータ2は低速と
なり、PS用ポンプ1から最低必要限のスタンバイ流量
のオイルがステアリングコントロールバルブ4に供給さ
れる。
【0016】このように、ステアリングコントロールバ
ルブ4の入口に設置した、PS作動、不作動を検出する
油圧スイッチ6により、PS用ポンプ1のPS用モータ
2の速度を切り換えることによって、PS不作動時には
必要最低限のスタンバイ流量のオイルを供給するように
運転され、PS作動時にはPS作動に必要な流量のオイ
ルを供給するように運転される。上記のように、PS不
作動時には低速でよいことから、騒音を低減でき、かつ
省エネルギーを実現でき、さらに油温の上昇に伴うオイ
ルの劣化、パッキン類、配管類に与える悪影響を排除で
き、寿命を延ばすことができる。
【0017】なお、本実施例では、パワーステアリング
にセミインティグラル形式を使用しているが、他のパワ
ーステアリング、たとえば全油圧式パワーステアリン
グ、インティグラル形式のパワーステアリングを使用し
てもよい。また、キースイッチ11を使用しているが、方
向スイッチを使用してもよい。さらに、トランジスタ8
とコンタクタ6はアマチャア23に流れる電流が小さいと
きは省略して、油圧スイッチ6の検出接点61で直接高速
用界磁コイル22の投入、引きはずしを行うことができ
る。
【0018】
【考案の効果】上記構成の本考案によると、パワーステ
アリングの作動を検出する油圧スイッチの動作に応じ
て、パワーステアリングの不作動時必要最低限の流量の
オイルをパワーステアリング用ポンプよりパワーステア
リングコントロールバルブに供給でき、パワーステアリ
ングの作動時パワーステアリングに必要な流量のオイル
を供給できる。また、パワーステアリングを不作動時、
パワーステアリング用モータは低速でよいことから、騒
音を低減でき、省エネルギーを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す電気式産業車両の油圧
パワーステアリング装置の系統図である。
【図2】同電気式産業車両の油圧パワーステアリング装
置のパワーステアリング用モータの駆動回路図である。
【符号の説明】
1 パワーステアリング用ポンプ 2 パワーステアリング用モータ 3 油タンク 4 ステアリングコントロールバルブ 5 パワーシリンダ 6 油圧スイッチ 7 バッテリ 8 トランジスタ 9 コンタクタ 11 キースイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気式産業車両のパワーステアリング用
    ポンプよりオイルが供給されるパワーステアリングコン
    トロールバルブの入口にパワーステアリングの作動を検
    出する油圧スイッチを設け、この油圧スイッチの動作時
    パワーステアリングに必要な流量のオイルを前記バルブ
    に供給するよう前記ポンプを高速で駆動し、前記油圧ス
    イッチの不動作時必要最低限の流量のオイルを前記バル
    ブに供給するよう前記ポンプを低速で駆動するモータを
    設けたことを特徴とする電気式産業車両の油圧パワース
    テアリング装置。
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JPS58188752A (ja) * 1982-04-28 1983-11-04 Mazda Motor Corp パワ−ステアリング装置

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