JP2587923B2 - 噴流層炉 - Google Patents

噴流層炉

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JP2587923B2 JP61204780A JP20478086A JP2587923B2 JP 2587923 B2 JP2587923 B2 JP 2587923B2 JP 61204780 A JP61204780 A JP 61204780A JP 20478086 A JP20478086 A JP 20478086A JP 2587923 B2 JP2587923 B2 JP 2587923B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、たとえば、セメント原料粉を造粒させる
噴流層が複数形成された噴流層炉に関するものである。
[従来の技術] この種噴流層炉の先行技術として、たとえば特願昭61
−75131号がある。
すなわち、セメント原料粉を造粒させてセメントクリ
ンカ(造粒物)を製造する噴流層炉は、第4図に示すよ
うに、円筒状のスロート管1と、スロート管1に連通し
た逆円錐状の拡大部2と、拡大部2に連通した円筒状の
胴部3とから構成されており、投入シユート4から投入
されたセメント原料粉P1は、送風機(図示せず)からの
高圧の燃焼用空気G1により拡大部2で浮遊した状態で滞
留し、バーナ7の燃焼熱により溶融されて造粒し、排出
シユート5から造粒物P2が排出されるようになつてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上記先行技術では、単位時間当りの造粒量
を高めようとすれば、複数の噴流層炉を並べて同時に運
転したり、または、噴流層炉自体を大型化したりして、
セメント原料粉P1の投入容量を増大させる必要がある。
ここで、噴流層炉を複数用いる場合には、噴流層炉が円
筒形状であるために炉の設置スペースが著しく拡大する
とともに、設備コストも高くなるという問題がある。
また、噴流層炉自体を大型化する場合には、燃焼用空
気G1の圧力損失の増大を招く。つまり、通常の噴流層炉
では、胴部3における燃焼排ガスG2の風速や拡大部2に
おけるセメント原料粉P1の滞留時間がそれぞれほぼ一定
となるように、スロート管1および胴部3の各内径d,D
が相対的に設定されている。この相対関係を保つよう上
記各内径d,Dを大径化して噴流層炉全体を大型化した場
合、拡大部2における噴流層8の層厚Hは、一般にD
2/3またはA1/3(A=セメント原料粉P1の単位時間当り
の造粒量)に比例して増加する。このとき、噴流層8中
における燃焼用空気G1の圧力損失も上記層厚Hの増加に
比例して増加する。このため、燃焼用空気G1を供給する
送風機を大出力、大風量とする必要が生じるなど、消費
電力の無駄を招き、運転コストの節減が図れないという
問題が生じる。
この発明は、上記従来の問題点を解消するためになさ
れたもので、小型かつ、低コストで、しかも、粉粒体の
造粒速度を高めることができる噴流層炉を提供すること
を目的とする。
[問題点を解消するための手段] この発明に係る噴流層炉は、焼成炉の上部に所定間隔
を存して一列縦隊に配列されかつ上記焼成炉から燃焼用
空気を導入する複数のスロート管と、これら各スロート
管に連通させた長方形状の底部から上方へ末広がり状の
拡大部および直方体状の胴部を形成してなる噴流層炉本
体と、上記拡大部と各スロート管の接続部付近に配設さ
れて上記噴流層炉本体の内部におけるテーパー状空間の
下部に燃料を供給して局部的な高温領域を形成するバー
ナと、上記噴流層炉本体の側壁に配設されて上記局部的
高温領域に原料粉を投入して造粒物を生成する投入シュ
ートと、上記噴流層炉本体の側壁に配設されて上記造粒
物を排出する排出シュートとを具備したことを特徴とす
る。
[作用] この発明によれば、テーパー状の断面を有する拡大部
に複数のスロート管を接続するマルチ噴流層構造とした
ので、たとえば多量のセメント原料粉を各スロート管上
に分散しながら造粒させることができる。これにより、
単位時間当りの造粒量を大幅に増大することができる。
また、セメント原料粉の投入容量に応じて胴部の水平方
向の長さを大きく設定し、スロート管の数を増大するこ
とにより、噴流層の層厚が増大するのを防止できる。こ
れにより、噴流層中における燃焼用空気の圧力損失が小
さく抑えられる。さらに、胴部および拡大部の平面形を
長方形状とするとともに、これら胴部および拡大部を複
数のスロート管が共用する構成としたので、炉全体が小
型で、構造も簡略になる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面にしたがつて説明す
る。
第1図はこの発明に係る噴流層炉の一実施例を示す斜
視図であり、図において、10は流動層型焼成炉11の上部
に設けられたスロート管、12はスロート管10の上部に設
けられた噴流層炉本体である。
スロート管10は、鉛直方向に延びており、水平な直線
M上に一定間隔をあけて複数本配置されている。上記ス
ロート管10の各内径d(第3図参照)は同径に設定さ
れ、流動層型焼成炉11からの高圧の燃焼用空気G1が上記
各スロート管10内に均等に導入されるようになつてい
る。
噴流層炉本体12は、上記各スロート管10に接続された
単一の拡大部13と、この拡大部13の上部に接続された単
一の胴部14とから成り、これら拡大部13および胴部14
は、第2図のように、平面形が上記直線Mに沿つて延び
る長方形状に形成されている。
拡大部13は、長方形状の底部13aと、底部13aの周縁部
に連らなる周壁部13bとから成る。底部13aには、上記各
スロート管10の出口10a(第1図参照)に連通した連通
孔15が形成されている。また、周壁部13bの上記直線M
と直交する断面は、第3図のように、上方へ向かつて広
がるテーパー状に形成されており、この周壁部13bによ
り規制されるテーパー状空間16は、スロート管10を介し
て燃焼用空気G1の供給通路17に連通している。なお、18
は燃焼用のバーナで、第1図の燃料供給管19から分岐し
て、上記拡大部13の下端部における各スロート管10に対
応した位置に個別に接続されている。
胴部14は、その幅l1,高さl2が一定で、長さl3が噴流
層炉の造粒能力(セメント原料粉P1の単位時間当りの造
粒量)の増大に応じて設定され、これにより、テーパー
状空間16における噴流層20の層厚H(第3図)が高くな
るのが防がれている。この胴部14の一側壁14aには、第
2図のように、胴部14の長さ方向に一定間隔でセメント
原料粉P1を投入するための4つの投入シユート21が設け
られ、その他側壁14bには、造粒物P2を排出するための
排出シユート22が設けられている。
上記構成において、第1図に示す噴流層炉を複数のス
ロート管10を有するマルチ噴流層構造とし、各スロート
管10の下方から流動層型焼成炉11で予熱された高圧の燃
焼用空気G1を送り込むようにしたので、投入シユート21
から個別に投入されたセメント原料粉P1にそれぞれ大き
な噴流が与えられる。このとき、セメント原料粉P1は、
拡大部13および胴部14内において、浮遊状態で滞留しな
がらバーナ18の燃焼熱で一部溶融され、造粒される。そ
して、造粒物P2は排出シユート22から排出され、その
後、焼成および冷却工程を経て製品(セメントクリン
カ)として外部に取り出される。ここで、テーパー状の
断面を有する拡大部13に複数のスロート管10を接続した
ので、多量のセメント原料粉P1を各スロート管10上に分
散しながら造粒させることができる。これにより、単位
時間当りの造粒量を増大することができる。つまり、従
来型の円筒状の噴流層炉を複数用いた場合と同様の効果
が得られる。
また、セメント原料粉P1の投入容量の増大に応じて胴
部14の長さl3を大きく設定することにより、噴流層20の
層厚Hが増大するのを防止できる。したがつて、噴流層
20における燃焼用空気の圧力損失を低く抑えることがで
きるので、燃焼用空気を供給する送風機の消費電力の無
駄をなくして、運転コストの節減を図ることができる。
さらに、複数のスロート管10が単一の拡大部13および
胴部14を共用する構成としたので、構造が簡略化され、
製造が容易になる。また、胴部14の平面を長方形状とし
ているから、平面が円形(胴部の直径l1)の従来型の噴
流層炉を直線上に複数並べる場合と比較して、同一の長
さl3であつても、その水平断面積は小さい。したがつ
て、同一の造粒能力があれば、平面が長方形状の拡大部
13および胴部14を備えたこの考案の噴流層炉の方が、長
さl3は小さくなり、それだけ小型化されることになる。
また、複数のスロート管10を直列に配置したので、各
スロート管10へのバーナ18の配設が容易となり、実用性
が向上する。
上記実施例では、単一の拡大部13および胴部14から成
る噴流層炉本体12を1つ用いたけれども、これに限定さ
れず、複数の噴流層炉本体12を用意し、各噴流層炉本体
12に複数のスロート管10を接続してもよい。
上記スロート管10,バーナ18の数、およびセメント原
料粉P1の投入シユート21,造粒物P2の排出シユート22の
数、ならびに位置は、上記実施例に限定されない。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、噴流層炉を
複数のスロートを有するマルチ噴流層構造としたので、
粉粒体の造粒速度を高めることができ、生産性の向上を
図ることができる。また、噴流層中における燃焼用空気
の圧力損失が小さく抑えられることにより、送風機の消
費電力の無駄をなくし、運転コストを節減することがで
きる。さらに、胴部の平面形を長方形状とし、かつ、胴
部および拡大部を複数のスロート管が共用する構造とし
たので、炉全体が小型で構造も簡略になり、これによ
り、設置スペースを狭くできる。さらに、スロート管が
直線上に配置されるので、スロート管へのバーナの配設
を容易に行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図の切断線II−IIに沿つた横断面図、第3図は第1図
の切断線III−IIIに沿つた縦断面図、第4図は先行技術
の噴流層炉を示す縦断面図である。 10……スロート管、11……焼成炉、12……噴流層炉本
体、13……拡大部、13a……底部、14……胴部、16……
テーパー状空間、18……バーナ、20……噴流層、21……
投入シュート、22……排出シュート。 G1……燃焼用空気。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焼成炉の上部に所定間隔を存して一列縦隊
    に配列されかつ上記焼成炉から燃焼用空気を導入する複
    数のスロート管と、これら各スロート管に連通させた長
    方形状の底部から上方へ末広がり状の拡大部および直方
    体状の胴部を形成してなる噴流層炉本体と、上記拡大部
    と各スロート管の接続部付近に配設されて上記噴流層炉
    本体の内部におけるテーパー状空間の下部に燃料を供給
    して局部的な高温領域を形成するバーナと、上記噴流層
    炉本体の側壁に配設されて局部的高温領域に原料粉を投
    入して造粒物を生成する投入シュートと、上記噴流層炉
    本体の側壁に配設されて上記造粒物を排出する排出シュ
    ートとを具備したことを特徴とする噴流層炉。
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