JPH01179807A

JPH01179807A - 大容量循環型流動層ボイラ

Info

Publication number: JPH01179807A
Application number: JP33328487A
Authority: JP
Inventors: Yasuo Kojima; 児島　康夫; Kazumasa Nishioka; 西岡　和正; Makoto Kono; 誠河野; Kazuaki Shintani; 新谷　一章
Original assignee: Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Current assignee: Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date: 1987-12-29
Filing date: 1987-12-29
Publication date: 1989-07-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は大容量循環型流動層ボイラに関する。

更に詳しくは、大容量化したにもかかわらずコンバスタ
内の温度や差圧を簡単に均一化できる大容量循環型流動
層ボイラに関するものである。

〔従来技術〕

石炭等の固体燃料を効率的に燃焼させることができるボ
イラとして、燃焼用の１次空気によって流動化されてい
る流動層内に前記固体燃料を投入させて流動状態下で燃
焼させる所謂循環型流動層ボイラがある。

即ち、第２図に示すように、この循環型流動層ボイラは
、主としてコンバスタ１と、このコンバスタ１から流出
するガスｇと循環ベッド材ｒとを分離するサイクロン４
と、このサイクロン４で分離された循環ベッド材ｒを貯
溜する外部熱交換器２と、この外部熱交換器２内の循環
ベッド材ｒをコンバスタ１内に返還させる一対のリサイ
クル管２４．２５とから構成されている。

上記外部熱交換器２は、その底部近傍に流動空気供給管
２１を有し、この流動空気供給管２１から供給される空
気によって外部熱交換器２内の循環ベッド材ｒが流動化
される。また、外部熱交換器２の内部は仕切壁５によっ
てホン１−ウェル６と熱交換部７に仕切られており、循
環ベッド祠ｒに含まれている灰ｄは熱交換部７の上部に
設りられている排出管２３を通って排出される。また、
熱交換部７内には伝熱部２２が設けられ、これに供給さ
れる水Ｗを加熱して水蒸気Ｓを生成させるようになって
いる。

」二記コンバスタ１はデンスベッド領域へとフリーボー
ド領域Ｂとから構成されており、デンスベッド領域へに
は、砂利等からなるデンスベット月８が収容されている
デンスベッド部９が形成されている。このデンスヘット
部９には、固体燃料としての石炭１０及び脱硫作用を担
い、かつ、循環ベッド材ｒの一部となる石灰石１２とが
供給管１１から供給される。

また、コンバスタ１の最下部には、１次空気供給管１３
が設けられ、この１次空気供給管１３から供給される１
次空気ａによってデンスベット月８が流動化される。

他方、コンバスタ１の上部の拡大部分に形成されたフリ
ーボード領域Ｂは、燃焼によって生じたカーボン、灰お
よび微粒子化した石灰石が浮遊循環する循環層１６を形
成している。この循環層１６内には２次空気供給管１７
から２次空気Ｃが供給され、より完全な燃焼が行われる
。

上記のように、石炭１０の燃焼時において発生した循環
ベッド祠ｒ及びガスｇは、連結ダク１〜３を通って上記
サイクロン４内に流入し、ここでガスｇと循環ベッド材
ｒとに分離され、ガスｇは図示しない対流ボイラに供給
されて蒸気発生のエネルギ源として利用される。他方、
循環ベッド材ｒはザイクロン４の下部に連結されている
取出管２０を通って上記ホットウェル６内に供給される
。

上記ホットウェル６と上記コンバスタ１の下部とはホッ
トリサイクル管２４によって連通されている。そして、
上記ホットウェル６内の循環ベッド材ｒが上記ホットリ
サイクル管２４を通ってコンバスタ１内に返還され、コ
ンバスタ１内を所定の温度に維持するのに供される。

他方、上記熱交換部７とコンバスタ１の下部とはコール
ドリサイクル管２５によって連通されている。そして、
熱交換部７において熱交換によって温度低下した循環ベ
ッド利ｒが前記コールドリサイクル管２５を通ってコン
バスタ１内に返還され、コンバスタ１内の燃焼温度が制
御される。

また、」二記外部熱交換器２の頂部には、ガス抜管２７
の一端が接続され、他の一端がコンバスタ１のフリーボ
ード領域Ｂを形成する大径部に接続されており、このガ
ス抜管２７を通って外部熱交換器２内のガスがコンバス
タ１のフリーボード領域Ｂ内に戻される。

ところで、上記循環型流動層ボイラを、例えば４倍にス
ケールアンプする場合、第３図に示すように、スケール
アップする前のコンバスタ１を４基、円型状に配置する
と、スケールアンプ後のコンバスタ１内の温度や差圧を
均一に制御することが非常に難しくなる。

その理由はコンバスタＩＢの横断面積の増大と共に、コ
ンバスタＩＢの外壁２８から該コンバスタＩＢの中心２
９に至る距離りが大きくなるためである。その他にリサ
イクル管２４．２５の長さも長くなり、配置も困難にな
るという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、かかる問題を解消するためになされたもので
あり、循環型流動層ボイラを大容量化したにもかかわら
ずコンバスタ内の温度や差圧の均一化が簡単に行えると
共に、リサイクル管の配置が容易な循環型流動層ボイラ
を提供することにある。

〔発明の構成〕

上記の目的を達成できる本発明の大容量循環型流動層ボ
イラは、コンバスタの横断面を偏平状とすると共に、該
コンバスタにリサイクル管を所定の間隅で配設したこと
を特徴とするものである。

〔実施例〕以下、同面により本発明の実施例につい説明する。

第１図は、本発明に係る循環型流動層ボイラの説明図で
あり、そのコンバスタＩＡは、スケールアップする前の
コンバスタ１を複数個〔図示の場合は４個（第３図のコ
ンバスタＩＢと横断面積を同しにするために４個とした
）〕、横一列に並べたように形成され、その横断面は長
方形状をなしている。

また、外部熱交換器２の各ホットウェル６とスケールア
ップする前のコンバスタ１に相当するコンバスタ部分１
ａ、ｌｂ、ｌｃ、Ｉｄとの間にホットリサイクル管２４
が連通され、また、各熱交換部７と上記コンバスタ部分
１ａ、ｌｂ。

ｌｃ、ｌｄとの間にコールドリサイクル管２５が連通さ
れている。

上記コンバスタ内Ａ内の温度や差圧は、従来通り、ホッ
トリサイクル管２４、或いはコールドリサイクル管２５
を通って返還される循環ベッド材ｒの量を制御すること
によって行われるが、この実施例の場合は、第３図に示
す例に比べて簡単に均一化される。

その理由は、コンバスタＩＡの長手側の側壁３０から該
側壁３０に平行で、かつコンバスタＩＡの中心３１を通
る軸線３２に至る距離ｌが第３図の例に比して小さいか
らである。つまり、β−Ｌ／２になるからである。

また、この実施例では、ホットリサイクル管２４及びコ
ールドリサイクル管２５の長さが第３図の例の場合に比
べて短くなるとともに、配置も簡単になる。

〔発明の効果〕

上記のように、本発明は、コンバスタの横断面を偏平状
とすると共に、該コンバスタにリサイクル管を所定の間
隔で配設したことにより、循環型流動層ボイラを大容量
化したにもかかわらずコンバスタ内の温度や差圧を簡単
に均一化することができる。また、ホットリサイクル管
及びコールドリサイクル管の長さが第３図の例の場合に
比べて短くなり、その配置も簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る大容量循環型流動層ボイラの説明
図、第２図は循環型流動層ボイラのの説明図、第３図は
コンバスタを円型にした場合の説明図である。１・・・コンバスタ、４・・・サイクロン、５・・・外
部熱交換器、２４．２５・・・リサイクル管、ｇ・・・
ガス、ｒ・・・循環ベッド材。代理人　弁理士　小　川　信　−

Claims

【特許請求の範囲】

コンバスタと、該コンバスタから流出するガスと循環ベ
ッド材とを分離するサイクロンと、該サイクロンで分離
された循環ベッド材を貯溜する外部熱交換器と、該外部
熱交換器内の循環ベッド材を前記コンバスタ内のデンス
ベッド部に返還させるリサイクル管とを有する大容量循
環型流動層ボイラにおいて、前記コンバスタの横断面を
偏平状とすると共に、該コンバスタにリサイクル管を所
定の間隔で配設したことを特徴とする大容量循環型流動
層ボイラ。