JP2587913B2 - 小型複軸モータ - Google Patents
小型複軸モータInfo
- Publication number
- JP2587913B2 JP2587913B2 JP7005637A JP563795A JP2587913B2 JP 2587913 B2 JP2587913 B2 JP 2587913B2 JP 7005637 A JP7005637 A JP 7005637A JP 563795 A JP563795 A JP 563795A JP 2587913 B2 JP2587913 B2 JP 2587913B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- rotor
- hollow shaft
- stator
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の被動部材を各別
に制御・動作させるための複数種類の回転を取り出すた
めの複数の軸を備えた小型複軸モータに関するものであ
る。
に制御・動作させるための複数種類の回転を取り出すた
めの複数の軸を備えた小型複軸モータに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】小型モータは、例えば、ＯＡ機器のプリ
ンタ等に使用されているが、従来のモータは、１つのケ
ース内に１つのステータと１つのロータを収容し、ロー
タを固定した軸を回転させていたため、１つのモータか
らは１種類の回転しか取り出すことができなかった。
ンタ等に使用されているが、従来のモータは、１つのケ
ース内に１つのステータと１つのロータを収容し、ロー
タを固定した軸を回転させていたため、１つのモータか
らは１種類の回転しか取り出すことができなかった。
【０００３】そのために、ＯＡ機器のプリンタでは、印
字のためのキャリッジ送りおよび戻り制御するモータ
と、用紙の送り、排出を行うプラテンを制御するモータ
を別々に配置する必要があった。
字のためのキャリッジ送りおよび戻り制御するモータ
と、用紙の送り、排出を行うプラテンを制御するモータ
を別々に配置する必要があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような、各別の部
材を各別のモータで制御するような場合には、各別にモ
ータを設置するスペースを必要とし、そのためのスペー
スを大きく取らなければならなかった。また、各モータ
から複数の被動部材に回転力を伝達する為の出力軸の中
心が異なるため、回転力を伝達する装置を配するスペー
スが多く必要になり、機構が複雑化して、全体の価格も
高くなる欠点も生じる。
材を各別のモータで制御するような場合には、各別にモ
ータを設置するスペースを必要とし、そのためのスペー
スを大きく取らなければならなかった。また、各モータ
から複数の被動部材に回転力を伝達する為の出力軸の中
心が異なるため、回転力を伝達する装置を配するスペー
スが多く必要になり、機構が複雑化して、全体の価格も
高くなる欠点も生じる。
【０００５】本発明は、上述した従来の欠点に鑑み、複
数の被動部材を各別に制御・動作させるための複数種類
の回転を取り出すのに適し、設置スペースの減少と機構
の簡素化および低価格化を図った小型複軸モータを提供
することを目的とするものである。
数の被動部材を各別に制御・動作させるための複数種類
の回転を取り出すのに適し、設置スペースの減少と機構
の簡素化および低価格化を図った小型複軸モータを提供
することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によりなされた小型複軸モータは、複数の被動部
材を各別に制御・動作させるための複数種類の回転を取
り出すための複数の軸を備え、同一中心軸に対し、軸方
向に複数のステータを設けると共に各ステータに対して
それぞれにロータを設けた小型複軸モータにおいて、前
記それぞれのステータとロータを各別のケースに収納す
ると共に一方のロータの軸を中空となし、かつ、それぞ
れのケースに設けた軸受でそれぞれのロータの軸を軸受
けさせ、前記一方の中空軸に他方の軸を挿通し、異なっ
た動作をする２以上の軸の中心を同一とするとともに、
前記中空軸の軸受または該中空軸に挿通される軸の軸受
の一方に形成した凸部を、他方に形成した凹部に嵌め込
んで一体化したことを特徴としている。
本発明によりなされた小型複軸モータは、複数の被動部
材を各別に制御・動作させるための複数種類の回転を取
り出すための複数の軸を備え、同一中心軸に対し、軸方
向に複数のステータを設けると共に各ステータに対して
それぞれにロータを設けた小型複軸モータにおいて、前
記それぞれのステータとロータを各別のケースに収納す
ると共に一方のロータの軸を中空となし、かつ、それぞ
れのケースに設けた軸受でそれぞれのロータの軸を軸受
けさせ、前記一方の中空軸に他方の軸を挿通し、異なっ
た動作をする２以上の軸の中心を同一とするとともに、
前記中空軸の軸受または該中空軸に挿通される軸の軸受
の一方に形成した凸部を、他方に形成した凹部に嵌め込
んで一体化したことを特徴としている。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、複数の被動部材を各別に制
御・動作させるための複数種類の回転を取り出すための
複数の軸を備え、同一中心軸に対し、軸方向に複数のス
テータを設けると共に各ステータに対してそれぞれにロ
ータを設けた小型複軸モータにおいて、１つのステータ
とこれに対応するロータを１つのケースに収容し、それ
ぞれのロータを固定した中空軸およびこれに挿通する軸
は、中心を同一とし、しかもそれぞれのケースに設けた
互いに凹凸嵌合する軸受で軸受されるので、設置スペー
スの減少と機構の簡素化および低価格化が図られ、一体
化した両モータの軸受の凹凸嵌合によって中空軸と該中
空軸に挿通される軸との軸心が正確に出されるようにな
って、中空軸及びこれに挿通する軸を安定的に回転で
き、複数の被動部材を各別に制御・動作させるための複
数種類の回転を安定的に取り出すことができる。
御・動作させるための複数種類の回転を取り出すための
複数の軸を備え、同一中心軸に対し、軸方向に複数のス
テータを設けると共に各ステータに対してそれぞれにロ
ータを設けた小型複軸モータにおいて、１つのステータ
とこれに対応するロータを１つのケースに収容し、それ
ぞれのロータを固定した中空軸およびこれに挿通する軸
は、中心を同一とし、しかもそれぞれのケースに設けた
互いに凹凸嵌合する軸受で軸受されるので、設置スペー
スの減少と機構の簡素化および低価格化が図られ、一体
化した両モータの軸受の凹凸嵌合によって中空軸と該中
空軸に挿通される軸との軸心が正確に出されるようにな
って、中空軸及びこれに挿通する軸を安定的に回転で
き、複数の被動部材を各別に制御・動作させるための複
数種類の回転を安定的に取り出すことができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明による小型複軸モータの一実施例を
示し、本実施例においては、中空軸とこれに挿通した軸
とで、２種類の回転を取り出すステッピングモータにつ
いて説明する。
する。図１は本発明による小型複軸モータの一実施例を
示し、本実施例においては、中空軸とこれに挿通した軸
とで、２種類の回転を取り出すステッピングモータにつ
いて説明する。
【０００９】同図において、１，２は第１のケース、第
２のケースを示し、これらにはそれぞれステッピングモ
ータ用のステータ３，４が収容されている。
２のケースを示し、これらにはそれぞれステッピングモ
ータ用のステータ３，４が収容されている。
【００１０】このステッピングモータ用のステータ３，
４は高導磁性板の内周円筒部に設けた歯状凸部の外周
に、コイルを巻回したもので、このステータ３，４に対
応するロータ５，６は、外周を複数の極性に着磁されて
おり、一方のロータ５は中空軸７に、他方のロータ６は
軸８に固定されている。
４は高導磁性板の内周円筒部に設けた歯状凸部の外周
に、コイルを巻回したもので、このステータ３，４に対
応するロータ５，６は、外周を複数の極性に着磁されて
おり、一方のロータ５は中空軸７に、他方のロータ６は
軸８に固定されている。
【００１１】この中空軸７は、ケース１に取付けられて
いる軸受９，１０に軸受され、軸８はケース２に取付け
られている軸受１１，１２に軸受されている。
いる軸受９，１０に軸受され、軸８はケース２に取付け
られている軸受１１，１２に軸受されている。
【００１２】軸８の一方の軸受１１には、凸鍔１１ａが
設けられ、中空軸７の一方の軸受１０には、前記凸鍔１
１ａが嵌め込まれる凹部１０ａが形成されている。
設けられ、中空軸７の一方の軸受１０には、前記凸鍔１
１ａが嵌め込まれる凹部１０ａが形成されている。
【００１３】そして、同図２点鎖線で示すように、この
ような軸８を中空軸７に挿通して、軸受１１の凸鍔１１
ａを軸受１０の凹部１０ａに嵌め込めば、ケース１にケ
ース２が取付けられ、２つのステッピンモータは一体化
され、各ステッピングモータの１回転に要するパルス
数、或いは供給されるパルス数等によって、中空軸７と
軸８とは回転方向、回転速度、停止までの回転数等の異
種の回転を与えることができるものである。
ような軸８を中空軸７に挿通して、軸受１１の凸鍔１１
ａを軸受１０の凹部１０ａに嵌め込めば、ケース１にケ
ース２が取付けられ、２つのステッピンモータは一体化
され、各ステッピングモータの１回転に要するパルス
数、或いは供給されるパルス数等によって、中空軸７と
軸８とは回転方向、回転速度、停止までの回転数等の異
種の回転を与えることができるものである。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、１
つのステータとこれに対応するロータを１つのケースに
収納、すなわちモータ１つ１つが独立したものであるの
で、１つのモータが損傷した場合の交換メンテナンスが
容易に行え、かつ、それぞれのロータを固定した中空軸
およびこれを挿通する軸は中心を同一とし、しかもそれ
ぞれのケースに設けた凹凸嵌合する軸受で軸受けするよ
うにし、それぞれの出力軸の間に軸受を設けていないの
で、全体の軸径が大きくならず小型化が図れ、設置スペ
ースの減少と機構の簡素化および低価格化が図られ、か
つ中空軸と該中空軸に挿通される軸との軸心が正確に出
されるようになって、一体化しても他のモータの部品の
組立精度の影響を受けることがなくステータとロータの
ギャップの安定化が図れ安定した回転特性が得られる。
つのステータとこれに対応するロータを１つのケースに
収納、すなわちモータ１つ１つが独立したものであるの
で、１つのモータが損傷した場合の交換メンテナンスが
容易に行え、かつ、それぞれのロータを固定した中空軸
およびこれを挿通する軸は中心を同一とし、しかもそれ
ぞれのケースに設けた凹凸嵌合する軸受で軸受けするよ
うにし、それぞれの出力軸の間に軸受を設けていないの
で、全体の軸径が大きくならず小型化が図れ、設置スペ
ースの減少と機構の簡素化および低価格化が図られ、か
つ中空軸と該中空軸に挿通される軸との軸心が正確に出
されるようになって、一体化しても他のモータの部品の
組立精度の影響を受けることがなくステータとロータの
ギャップの安定化が図れ安定した回転特性が得られる。
【図１】本発明による小型複軸モータの一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
１，２ ケース ３，４ ステータ ５，６ ロータ ７ 中空軸 ８ 軸 ９，１０，１１，１２ 軸受 １０ａ 凹部 １１ａ 凸鍔（凸部）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−52289（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−42247（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の被動部材を各別に制御・動作させ
るための複数種類の回転を取り出すための複数の軸を備
え、同一中心軸に対し、軸方向に複数のステータを設け
ると共に各ステータに対してそれぞれにロータを設けた
小型複軸モータにおいて、 前 記それぞれのステータとロータを各別のケースに収納
すると共に一方のロータの軸を中空となし、かつ、それ
ぞれのケースに設けた軸受でそれぞれのロータの軸を軸
受けさせ、前記一方の中空軸に他方の軸を挿通し、異な
った動作をする２以上の軸の中心を同一とするととも
に、前記中空軸の軸受または該中空軸に挿通される軸の
軸受の一方に形成した凸部を、他方に形成した凹部に嵌
め込んで一体化したことを特徴とする小型複軸モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7005637A JP2587913B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 小型複軸モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7005637A JP2587913B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 小型複軸モータ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31610390A Division JPH04190664A (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 小型複軸モータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07213007A JPH07213007A (ja) | 1995-08-11 |
| JP2587913B2 true JP2587913B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=11616663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7005637A Expired - Fee Related JP2587913B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 小型複軸モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587913B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7960883B2 (en) | 2009-01-28 | 2011-06-14 | Minebea Motor Manufacturing Corporation | Motor assembly with coaxial shafts |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6052289A (ja) * | 1983-09-01 | 1985-03-25 | 日本精工株式会社 | 駆動ユニツト |
| JPS6142247A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-28 | Isamu Yamauchi | モ−タ |
-
1995
- 1995-01-18 JP JP7005637A patent/JP2587913B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7960883B2 (en) | 2009-01-28 | 2011-06-14 | Minebea Motor Manufacturing Corporation | Motor assembly with coaxial shafts |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07213007A (ja) | 1995-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961008 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |