JP2587670B2 - 開閉アタツチメントの過負荷吸収機構及び該機構を有するクラムシエルバケツト - Google Patents

開閉アタツチメントの過負荷吸収機構及び該機構を有するクラムシエルバケツト

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は船艙内の粉粒状貨物や浄化槽体の汚泥などを
掬い上げる開閉アタツチメントの過負荷吸収機構及び該
機構を有するクラムシエルバケツトに関し、特に開閉バ
ケツトなどのアタツチメントに下から大きな抵抗がかか
ると開閉アタツチメントの回動支点が上方に移動し、抵
抗を吸収しながら閉じるようにした過負荷吸収機構及び
この機構を利用したクラムシエルバケツトに関する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ロツドの先端に開閉バケツトなどのアタツチメントの
開閉ユニツトを取付けるとともに、該ロツドの軸体に沿
って摺動可能に取付けた可動油圧シリンダと開閉バケツ
トをリンクで連結し、可動シリンダの上下動でユニツト
を開閉するようにした装置が土砂等の掘削や、粉粒物積
込みの掬い上げ装置として広く使用されている。
この種の装置はシリンダをロツドに沿って押出するこ
とによってバケツトを閉じ、引き戻すことによってバケ
ツトを開くものであるが、ロツドの上端を荷役機械本体
アームに固定してあるためシリンダを押出すとバケツト
はそのままの高さで枢着部を支点にして下方へ回動す
る。
この動作は土砂等を掘削するには都合が良いが、船艙
ら浄化槽のような建造物の中のものを掬う場合はバケツ
トを閉じるときに船底や浄化槽の底を壊すことが多く、
オペレータに過大な注意力を強めていた。
本発明はこの問題を解消するためになされたもので、
開閉アタツチメントのユニツトの回動抵抗が大きくなる
と開閉アタツチメントのユニツトの回動支点が上方へ変
位して抵抗を吸収する渦負荷吸収機構を提供することを
目的とし、さらには該機構を用いて船艙の底壁等を傷つ
けずにバケツトが閉じるようにしたクラムシエルバケツ
トを提供することを目的とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記第1の目的を達成するために、本発明の特徴は、
先端に開閉アタツチメントのユニツトを枢着し、上部と
中間にピストン部を形成したシリンダロツドの上部ピス
トン部を固定油圧シリンダ内に摺動自在に支持させ、シ
リンダロツドの中間ピストン部を含む軸体に可動油圧シ
リンダを摺動自在に嵌装するとともに、可動油圧シリン
ダと開閉アタツチメントのユニツトを該可動シリンダの
摺動によりアタツチメントを開閉する作動リンクで連結
し、固定油圧シリンダの伸長側油圧室と可動油圧シリン
ダの引側油圧室間、及び固定油圧シリンダの圧縮側油圧
室と可動油圧シリンダの押側油圧室間をそれぞれ各別の
油路を介して連通させたことにある。
固定シリンダの伸長側油圧室と可動シリンダの引側油
圧室間の油路、及び固定シリンダの圧縮側油圧室と可動
シリンダの押側油圧室間の各油路はシリンダロツドの軸
体に貫通して設けるのが好ましい。
また、本発明の前記第2の目的はクラムシエルバケツ
トの駆動機構に本発明の過負荷吸収機構を適用すること
によって達成される。
〔発明の効果〕
本発明は上記達成になるので、固定油圧シリンダの伸
長側油圧室またはこれと連通する可動油圧シリンダの引
側油圧室に油圧を供給すると、シリンダロツドは伸び且
つ可動シリンダは手前(図の上方)へ引かれる。従っ
て、シリンダロツドが最長に延びた状態で開閉アタツチ
メントが全開となる。次いで油圧供給ポートを切換えて
固定油圧シリンダの伸縮側油圧室またはこれと連通する
可動油圧シリンダの押出側油圧室に油圧を供給すると可
動シリンダはシリンダロツドに沿ってその先端方向へ押
出され開閉アタツチメントを閉じようとする。この場
合、ユニツトの下方に処理物が充分に残っていて開閉ユ
ニツト先端への抵抗が比較的小さいときは、シリンダロ
ツドはそのままの位置で開閉ユニツトのみが閉じる。従
ってユニツトの先端は処理物に食い込んで掬い取る。
他方、ユニツト先端が船艙や浄化槽の底壁に当たって
抵抗が大きくなると油圧は可動油圧シリンダの押出側圧
室よりも固定油圧シリンダの圧縮側油圧室に多く流れる
ようになり、その結果ユニツトはシリンダロツドととも
にその回転支点を上方に変位させながら閉じる。従っ
て、開閉ユニツトの先端は底壁に沿って処理物を騒き集
めるようにして閉じられ、底壁を傷つけることがない。
〔発明の実施例〕
以下に、添付図面を参照して本発明の一実施例を詳細
に説明する。
1は上部に土木機械、荷役機械等のアームに連結する
ための取付孔を形成した固定油圧シリンダ、2は先端ブ
ラケツトにクラムシエルバケツトなどの開閉アタツチメ
ント3の開閉ユニツト3a,3bを支点Pを中心にして回動
自在に枢着したシリンダロツドである。シリンダロツド
2は上端部と中間にそれぞれピストン部4a,4bを一体形
成してあり、上部ピストン4aを前記固定油圧シリンダ1
内に嵌装して摺動自在に支持されている。かくして、固
定シリンダ1はシリンダロツド2の上部ピストン4aによ
って伸長側油圧室1aと圧縮側油圧室1bに液密に区画さ
れ、伸長側油圧室1aと圧縮側油圧室1bに荷役機械本体油
圧源からの油圧を供給するためのポート5a,5bを具備し
ている。シリンダロツド3の軸体中間には中間ピストン
部4bを囲むようにして可動油圧シリンダ6が摺動自在に
嵌装され、可動シリンダ6内部はシリンダロツド2の中
間ピストン部4bによって引側油圧室6aと押油圧室6bに液
密に区画されている。
この可動油圧シリンダ6とシリンダロツド2先端の開
閉バケツト3には開閉バケット3の開閉ユニツト3a,3b
に対応するリンク7a,7bが両端を軸8a,8bによって枢着さ
れており、可動シリンダ6の上下移動によりリンク7a,7
bを介して開閉アタツチメントと開閉ユニツト3a,3bが支
点Pを中心にして回動し、アタツチメント3を開閉する
ようになっている。
固定油圧シリンダ1の伸長側油圧室1aと可動油圧シリ
ンダ6の引側油圧室6a間には油路9aが形成され、作動軸
が流通するようになっているとともに、同様に固定油圧
シリンダ1の圧縮側油圧室1bと可動油圧シリンダ6の押
側押圧室6b間にも別の油路9bが形成され両油圧室1b,6b
間に作動油が流通するように構成されている。図の実施
例ではこれらの油路9a,9bをシリンダロツド2の軸に貫
設してある。この構造は外部配管を少なく、装置をコン
パクトにする上で有利である。もっとも本発明はこの構
造に限定されるものではなく、外部配管によってこれら
の油路9a,9bを形成する場合を含むことはもちろんであ
る。
また、図では油圧源からの油圧ポート5a,5bを固定油
圧シリンダ1に設ける場合を例示したが、これとは逆に
可撓油圧管を介して可動油圧シリンダ6に接続すること
も可能である。
さらに、シリンダロツド2を固定油圧シリンダ1に安
定に支持するために第2図のように固定油圧シリンダ1
内の軸方向に補強用の案内部材10aを一体形成するとと
もにシリンダロツド2の先端から軸方向に溝10bを設
け、この溝10bと補強案内部材10aを嵌合させてもよい。
尚、図の実施例は本発明の過負荷吸収機構をクラムシ
エルバケツトに適用した場合を例示して説明したが、本
発明の開閉アタツチメント用過負荷吸収機構はクラムシ
エルバケツトに限らず、同様に複数の開閉ユニツトを用
いて物をすくい、寄せ集め、あるいは掴む各種の開閉ア
タツチメントに広く適用されるものである。
次に本発明の作用を第1図実施例に基づいて説明す
る。
第1図のように、ポート5aから固定シリンダ1の伸長
側油圧室1aに油圧を供給すると、シリンダロツド2は最
長に伸びるとともに、油圧室1aの作動油は可動シリンダ
6の引側油圧室6aに流れ、リンク7a,7bを介してユニツ
ト3a,3bが上方へ回動し、開閉アタツチメント3が開
く。
この状態で油圧供給をポート5bに切換えると第3a図乃
至第3b図のように作動油は可動油圧シリンダ6の押側油
圧室6と固定油圧シリンダ1の圧縮側油圧室1bに流れ、
ユニツト3a,3bを下方へ回動させて開閉アタツチメント
3が閉じるように作用する。この場合、ユニツト3a,3b
の下方回動抵抗が小さく、固定シリンダ1の圧縮側油圧
室1bよりも可動シリンダ6の伸側油圧室6bの抵抗が小さ
いと作動油は可動シリンダ6の伸側油圧室6bへより多く
流れる。従って、シリンダロツド2の上昇よりも可動シ
リンダ6の下降が早くなり、ユニツト3a,3b先端は下方
に食い込むようにして閉じる。ユニツト下方の抵抗が小
さき程食い込みは深くなる。
他方、処理物が少なくなり、ユニツト3a,3bの先端が
底壁に当たって抵抗が大きくなると、可動シリンダ6の
押側油圧室6bの圧力が上昇し、作動油は固定シリンダ6
の圧縮側油圧室1bへより多く流れるようになり、ユニツ
ト3a,3bはシリンダロツド2とともにその回動支点を上
方へ移動させながら下方へ回動する。従って、ユニツト
3a,3bの先端は底壁に沿って引き寄せられ、その結果、
開閉アタツチメント3は処理物を寄せ集めるように閉じ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明は開閉アタツチメントの掘下げ
抵抗が大きくなるとシリンダロツドとともにその回動支
点が上方に変位し、抵抗を吸収する。従って、バケツト
先端で底壁を破壊するおそれはなくなり、同時にオペレ
ーターの気苦労が著しく軽減される。
しかも、処理物が充分残っているときは開閉アタツチ
メントに掘削作用が働くので処理能率が低下する心配は
まったくない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の実施例を示す要部縦断面図、第2
図は本発明の他の実施例による第1図相当図、第3a図乃
至第3b図は本発明装置の作動説明図である。 1……固定油圧シリンダ、2……シリンダロツド、3…
…開閉アタツチメント、3a,3b……開閉ユニツト、5a,5b
……ポート、6……可動油圧シリンダ、7a,7b……作動
リンク、9a,9b……油路、10a……補強用案内部材。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に開閉アタツチメントのユニツトを枢
    着し、上部と中間にピストン部を形成したシリンダロツ
    ドの上部ピストン部を固定油圧シリンダ内に摺動自在に
    支持させ、シリンダロツドの下部ピストン部を含む軸体
    に可動油圧シリンダを摺動自在に嵌装するとともに、可
    動油圧シリンダと開閉アタツチメントのユニツト間を該
    可動シリンダの摺動によりアタツチメントのユニツトを
    開閉する作動リンクで連結し、固定油圧シリンダの伸長
    側油圧室と可動油圧シリンダの引側油圧室間、及び固定
    油圧シリンダの圧縮側油圧室とを可動油圧シリンダの押
    側油圧室間をそれぞれ各別の油路を介して連通させたこ
    とを特徴とする開閉アタツチメントの過負荷吸収機構。
  2. 【請求項2】固定シリンダの伸長側油圧室と可動シリン
    ダの引側油圧室間の油路、及び固定シリンダの圧縮側油
    圧室と可動シリンダの押側油圧室間の油路の一方または
    双方をシリンダロツドの軸体に形成したことをさらに特
    徴とする請求項第1項記載の開閉アタツチメントの過負
    荷吸収機構。
  3. 【請求項3】先端にクラムシエルバケツトの開閉ユニツ
    トを枢着し、上部と中間にピストン部を形成したシリン
    ダロツドの上部ピストン部を固定油圧シリンダ内に摺動
    自在に支持させ、シリンダロツドの下部ピストン部を含
    む軸体に可動油圧シリンダを摺動自在に嵌装するととも
    に、可動油圧シリンダと前記開閉ユニツト間を該可動シ
    リンダの摺動により該開閉ユニツトを開閉する作動リン
    クで連結し、固定油圧シリンダの伸長側油圧室と可動油
    圧シリンダの引側油圧室間、及び固定油圧シリンダの圧
    縮側油圧室と可動油圧シリンダの押側油圧室間をそれぞ
    れ各別の油路を介して連通させたことを特徴とするクラ
    ムシエルバケツト。
  4. 【請求項4】固定油圧シリンダ内の軸方向に補強用案内
    部材を一体形成するとともに、シリンダロツドの先端か
    ら軸方向にこの案内補強部材と係合する溝を形成し、シ
    リンダロツドの先端部を補強案内部材に摺動自在に係合
    させたことを特徴とする請求項3記載のクラムシエルバ
    ケツト。
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