JP2587470Y2 - 包装装置における被包装物のはみ出し防止機構 - Google Patents
包装装置における被包装物のはみ出し防止機構Info
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- JP2587470Y2 JP2587470Y2 JP1993075938U JP7593893U JP2587470Y2 JP 2587470 Y2 JP2587470 Y2 JP 2587470Y2 JP 1993075938 U JP1993075938 U JP 1993075938U JP 7593893 U JP7593893 U JP 7593893U JP 2587470 Y2 JP2587470 Y2 JP 2587470Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、包装フィルムを袋状に
成形しつつ野菜等の被包装物を包装する包装装置におい
て、被包装物の一部がはみ出すのを防止するはみ出し防
止機構に関する。
成形しつつ野菜等の被包装物を包装する包装装置におい
て、被包装物の一部がはみ出すのを防止するはみ出し防
止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、ほうれん草やねぎ等の野菜生
産農家が鮮度保持や、見栄え等を考慮して野菜を包装し
て出荷するようになり、その包装装置として実開昭4ー
62603号等が知られている。
産農家が鮮度保持や、見栄え等を考慮して野菜を包装し
て出荷するようになり、その包装装置として実開昭4ー
62603号等が知られている。
【0003】これは野菜を横向きにして入れ込む包装通
路内に2枚の包装フィルムを繰り出して両フィルム間に
野菜を挟むとともに、上記フィルムを野菜を三方で包囲
するように溶着して袋状に成形した後に取り出すように
構成されている。この場合、包装通路の上部で野菜の側
方を横ヒート部材により融着するときに、図10に示す
ように、野菜40の一部41が横ヒート部材による融着
部42からはみ出してしまうことがあり、この場合はみ
出し部分41は融着されないので、包装不良が発生す
る。また、横ヒート部材による融着部は包装後に切断さ
れるが、その一部は切断された後も融着維持され、次に
成形される袋の一部を構成するものであるから、2枚の
袋が続けて不良になってしまう。
路内に2枚の包装フィルムを繰り出して両フィルム間に
野菜を挟むとともに、上記フィルムを野菜を三方で包囲
するように溶着して袋状に成形した後に取り出すように
構成されている。この場合、包装通路の上部で野菜の側
方を横ヒート部材により融着するときに、図10に示す
ように、野菜40の一部41が横ヒート部材による融着
部42からはみ出してしまうことがあり、この場合はみ
出し部分41は融着されないので、包装不良が発生す
る。また、横ヒート部材による融着部は包装後に切断さ
れるが、その一部は切断された後も融着維持され、次に
成形される袋の一部を構成するものであるから、2枚の
袋が続けて不良になってしまう。
【0004】
【考案の目的】本考案は前記欠点を解消し、野菜等の被
包装物の一部が融着部からはみ出すことがないように確
実に包装することができる包装装置における被包装物の
はみ出し防止機構を提供することをその目的とする。
包装物の一部が融着部からはみ出すことがないように確
実に包装することができる包装装置における被包装物の
はみ出し防止機構を提供することをその目的とする。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係る包装装置における被包装物のはみ出し
防止機構は、被包装物を上方から下方に通過させる包装
通路と、該通路の上端投入口の両端から包装通路内に1
対のロール状フィルムを繰り出すフィルム繰り出し手段
と、上記包装通路の両側上部及び一側部にそれぞれ対向
配置された横ヒート部材と縦ヒート部材とを当接離反可
能に備え、両ヒート部材の離反時には、前記一対のフィ
ルムを前記包装通路内に繰り出して該フィルム間に前記
被包装物を受容し、両ヒート部材の当接時には、前記横
ヒート部材により前記包装通路の上端部において該包装
通路内に繰り出された一対のフィルムをその巾方向に沿
って融着及び切断し該切断後も両切断端部を融着維持す
るとともに、前記縦ヒート部材により前記横ヒート部材
の下方において前記包装通路内に繰り出された一対のフ
ィルムの長さ方向に沿う一側部を融着してなる包装装置
において、上記横ヒート部材の上方位置に、上記ヒート
部材が離反状態から当接状態に移動するまでの間にわた
り、上記包装通路内で上記1対のフィルム内に受容され
た被包装物に向かって吹き付けるエアの吹き出し手段を
設けたことを特徴とする。
め、本考案に係る包装装置における被包装物のはみ出し
防止機構は、被包装物を上方から下方に通過させる包装
通路と、該通路の上端投入口の両端から包装通路内に1
対のロール状フィルムを繰り出すフィルム繰り出し手段
と、上記包装通路の両側上部及び一側部にそれぞれ対向
配置された横ヒート部材と縦ヒート部材とを当接離反可
能に備え、両ヒート部材の離反時には、前記一対のフィ
ルムを前記包装通路内に繰り出して該フィルム間に前記
被包装物を受容し、両ヒート部材の当接時には、前記横
ヒート部材により前記包装通路の上端部において該包装
通路内に繰り出された一対のフィルムをその巾方向に沿
って融着及び切断し該切断後も両切断端部を融着維持す
るとともに、前記縦ヒート部材により前記横ヒート部材
の下方において前記包装通路内に繰り出された一対のフ
ィルムの長さ方向に沿う一側部を融着してなる包装装置
において、上記横ヒート部材の上方位置に、上記ヒート
部材が離反状態から当接状態に移動するまでの間にわた
り、上記包装通路内で上記1対のフィルム内に受容され
た被包装物に向かって吹き付けるエアの吹き出し手段を
設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】前記構成によれば、投入口で先端が融着した一
対のフィルム上に野菜を載せて包装通路内でフィルム間
に被包装物を挟み、横ヒート部材と縦ヒート部材とを当
接させて通電すると。横ヒート部材の加熱により、被包
装物の上方において一対のフィルムをその幅方向に沿っ
て融着すると同時に切断し、切断後も両切断端部を融着
維持する。縦ヒート部材の加熱により、一対のフィルム
を被包装物の根の側の縦方向に沿う側部を融着する。こ
うしてフィルムは被包装物の三方をシールして袋状に融
着するとともに切断されて取り出される。残されたフィ
ルムの下端部は融着されているので、次段の包装工程に
おいて投入口を塞ぐことになる。以上の動作を繰り返し
て野菜が包装される。
対のフィルム上に野菜を載せて包装通路内でフィルム間
に被包装物を挟み、横ヒート部材と縦ヒート部材とを当
接させて通電すると。横ヒート部材の加熱により、被包
装物の上方において一対のフィルムをその幅方向に沿っ
て融着すると同時に切断し、切断後も両切断端部を融着
維持する。縦ヒート部材の加熱により、一対のフィルム
を被包装物の根の側の縦方向に沿う側部を融着する。こ
うしてフィルムは被包装物の三方をシールして袋状に融
着するとともに切断されて取り出される。残されたフィ
ルムの下端部は融着されているので、次段の包装工程に
おいて投入口を塞ぐことになる。以上の動作を繰り返し
て野菜が包装される。
【0007】ところで、横ヒート部材の上方位置に設け
られたエアの吹き出し手段により、上記ヒート部材が離
反状態から当接状態に移動するまでの間にわたって上記
包装通路内で上記1対のフィルム内に受容された被包装
物に向かってエアが吹き付けられるので、このエア圧に
より被包装物は下方に押し付けられる。その後にフィル
ムの融着が行なわれる。
られたエアの吹き出し手段により、上記ヒート部材が離
反状態から当接状態に移動するまでの間にわたって上記
包装通路内で上記1対のフィルム内に受容された被包装
物に向かってエアが吹き付けられるので、このエア圧に
より被包装物は下方に押し付けられる。その後にフィル
ムの融着が行なわれる。
【0008】
【実施例】図1、図2は野菜の包装装置を示すもので、
ハウジング1の上面には、中央部に投入口2が開口形成
され、例えば、ほうれん草やねぎ、小松菜等の、いわゆ
る葉物と呼ばれる野菜3がそこから供給されるようにな
っている。
ハウジング1の上面には、中央部に投入口2が開口形成
され、例えば、ほうれん草やねぎ、小松菜等の、いわゆ
る葉物と呼ばれる野菜3がそこから供給されるようにな
っている。
【0009】4は、袋の素材となる一対のロール状に巻
装された包装用のフィルムであり、投入口2の外方の左
右両側に対向位置されている。各フィルム4は、前後方
向に沿って配され、ロールの軸部5の両端部はハウジン
グ1の上面に突設した支持板6のU型溝7に係合してい
る。また、フィルム4は案内ローラを介して投入口2の
両側に配置された案内板8上を通過して包装通路9内に
繰り出されるように構成されている。
装された包装用のフィルムであり、投入口2の外方の左
右両側に対向位置されている。各フィルム4は、前後方
向に沿って配され、ロールの軸部5の両端部はハウジン
グ1の上面に突設した支持板6のU型溝7に係合してい
る。また、フィルム4は案内ローラを介して投入口2の
両側に配置された案内板8上を通過して包装通路9内に
繰り出されるように構成されている。
【0010】なお、包装用フィルム4としては、遠心ポ
リプロピレン(OPP)等の防曇フィルムが、内部に野
菜3を入れた場合に、その水分に伴う内部の曇りを防止
し、商品価値を高め、鮮度を保持し、腐敗を防止する点
で好ましい。
リプロピレン(OPP)等の防曇フィルムが、内部に野
菜3を入れた場合に、その水分に伴う内部の曇りを防止
し、商品価値を高め、鮮度を保持し、腐敗を防止する点
で好ましい。
【0011】ハウジング1の投入口2の下方の左右両側
には方形の壁部材10、11が対向配置され、該壁部材
10、11の間に被包装物の包装通路9が形成されてい
る。そして、包装通路9は上記壁部材10、11を当接
離反可能に設けることにより開閉方向に移動するように
構成されている。
には方形の壁部材10、11が対向配置され、該壁部材
10、11の間に被包装物の包装通路9が形成されてい
る。そして、包装通路9は上記壁部材10、11を当接
離反可能に設けることにより開閉方向に移動するように
構成されている。
【0012】図2に示されるように、壁部材10、11
の上部には横ヒート部材12が、壁部材10、11の一
側には縦ヒート部材13が上下方向に配置されている。
横ヒート部材12及び縦ヒート部材13には、図示を省
略するニクロム線が設けられ、これに通電することによ
り加熱が行われる。また、縦ヒート部材13の側部には
スポンジ状の押え部材14が配置されている。さらに、
壁部材10、11の中央は野菜3を受け入れ可能に凹状
に形成され、ここにもスポンジ状の弾性部材が配設され
ている。
の上部には横ヒート部材12が、壁部材10、11の一
側には縦ヒート部材13が上下方向に配置されている。
横ヒート部材12及び縦ヒート部材13には、図示を省
略するニクロム線が設けられ、これに通電することによ
り加熱が行われる。また、縦ヒート部材13の側部には
スポンジ状の押え部材14が配置されている。さらに、
壁部材10、11の中央は野菜3を受け入れ可能に凹状
に形成され、ここにもスポンジ状の弾性部材が配設され
ている。
【0013】上記包装装置の作動態様について説明する
と、まず両ヒート部材を離反させて包装通路9を開いた
状態のときに、先端4aを融着して投入口2を塞ぐよう
に繰り出された一対のフィルム4上に野菜3を載せる
と、一対のフィルム4が包装通路9内に繰り出され、野
菜3は包装通路9の下方に送られ、フィルム4間に野菜
3が受容される。そこで、横ヒート部材12と縦ヒート
部材13とを図1の矢印で示されるように互いに接近方
向に移動させて当接させ、両ヒート部材に通電する。図
2に示すように、横ヒート部材12の加熱により野菜3
の上方において一対のフィルム4をその幅方向に沿って
融着すると同時に切断し、融着部15は切断後も両切断
端部は融着維持される。縦ヒート部材13の加熱によ
り、横ヒート部材12の下方において上記一対のフィル
ム4を野菜3の根元側の縦方向に沿う側部16を融着す
る。こうして、フィルム4は野菜3の三方をシールして
袋状に融着するとともに切断され、フィルム4の縦方向
を幅方向とする袋が成形されるとともに、内部に野菜3
が包装された状態で自重により落下し、包装通路9から
その下部のシュータ17を通って落下する。残されたフ
ィルム4の下端部は融着されているので、次段の包装工
程において投入口2を塞ぐことになる。以上の動作を繰
り返して野菜3が包装される。
と、まず両ヒート部材を離反させて包装通路9を開いた
状態のときに、先端4aを融着して投入口2を塞ぐよう
に繰り出された一対のフィルム4上に野菜3を載せる
と、一対のフィルム4が包装通路9内に繰り出され、野
菜3は包装通路9の下方に送られ、フィルム4間に野菜
3が受容される。そこで、横ヒート部材12と縦ヒート
部材13とを図1の矢印で示されるように互いに接近方
向に移動させて当接させ、両ヒート部材に通電する。図
2に示すように、横ヒート部材12の加熱により野菜3
の上方において一対のフィルム4をその幅方向に沿って
融着すると同時に切断し、融着部15は切断後も両切断
端部は融着維持される。縦ヒート部材13の加熱によ
り、横ヒート部材12の下方において上記一対のフィル
ム4を野菜3の根元側の縦方向に沿う側部16を融着す
る。こうして、フィルム4は野菜3の三方をシールして
袋状に融着するとともに切断され、フィルム4の縦方向
を幅方向とする袋が成形されるとともに、内部に野菜3
が包装された状態で自重により落下し、包装通路9から
その下部のシュータ17を通って落下する。残されたフ
ィルム4の下端部は融着されているので、次段の包装工
程において投入口2を塞ぐことになる。以上の動作を繰
り返して野菜3が包装される。
【0014】なお、フィルム4の繰り出し機構、ヒート
部材12、13の駆動機構と加熱タイミング回路等は前
述の実開昭4ー62603号公報に示された構成を利用
すればよい。
部材12、13の駆動機構と加熱タイミング回路等は前
述の実開昭4ー62603号公報に示された構成を利用
すればよい。
【0015】ところで、上記包装装置には野菜3の葉の
一部がはみ出すのを防止するはみ出し防止機構が設けら
れている。この機構は、図1に示されるように、圧縮エ
アの吹き出しノズル20と、該吹き出しノズル20にエ
アチューブ21を介して接続されたエアコンプレッサ2
2と、上記エアチューブ21を開閉する開閉弁装置23
とから構成されている。
一部がはみ出すのを防止するはみ出し防止機構が設けら
れている。この機構は、図1に示されるように、圧縮エ
アの吹き出しノズル20と、該吹き出しノズル20にエ
アチューブ21を介して接続されたエアコンプレッサ2
2と、上記エアチューブ21を開閉する開閉弁装置23
とから構成されている。
【0016】吹き出しノズル20は包装通路9の投入口
2の上方に配置され、投入口2に向かって開口してい
る。
2の上方に配置され、投入口2に向かって開口してい
る。
【0017】開閉弁装置23は図3に詳しく示されるよ
うに、ハウジング1に横方向に配置された支持部材24
に固定された開閉弁25とこれを開閉作動させるアクチ
ュエータ26とから構成されている。開閉弁25の上部
25aは装置本体23aの上方に突出し、装置本体23
aに回動自在に配置されたアクチュエータ26の中間部
の下面に対向する位置に設けられている。アクチュエー
タ26の一端はバルブハウジング27の上面に上下に回
動自在に支持され、他端にはローラ27が取り付けられ
ている。アクチュエータ26は常時上方にバネ付勢され
ている。
うに、ハウジング1に横方向に配置された支持部材24
に固定された開閉弁25とこれを開閉作動させるアクチ
ュエータ26とから構成されている。開閉弁25の上部
25aは装置本体23aの上方に突出し、装置本体23
aに回動自在に配置されたアクチュエータ26の中間部
の下面に対向する位置に設けられている。アクチュエー
タ26の一端はバルブハウジング27の上面に上下に回
動自在に支持され、他端にはローラ27が取り付けられ
ている。アクチュエータ26は常時上方にバネ付勢され
ている。
【0018】これに対し、一方の壁部材10には制御板
28が固定されている。制御板28の両端には上向きに
弯曲した案内部28a、28bが形成されている。な
お、上記アクチュエータ26は制御板28の移動軌跡上
に配置されている。また、制御板28の取り付け部には
長孔29が形成され、横方向に移動調整できるように形
成されている。
28が固定されている。制御板28の両端には上向きに
弯曲した案内部28a、28bが形成されている。な
お、上記アクチュエータ26は制御板28の移動軌跡上
に配置されている。また、制御板28の取り付け部には
長孔29が形成され、横方向に移動調整できるように形
成されている。
【0019】上記構成の開閉装置によれば、両側の壁部
材10、11を互いに接近方向に移動させると、その途
中でアクチュエータ26のローラ27が制御板28のガ
イド部28aに係合し(図4参照)、その下面に案内さ
れて下方に押圧され、このためにアクチュエータ26が
下方に回動し、その下面で開閉弁25の上部25aを押
圧してエアチューブ21を開放させる。そして、両側の
壁部材10、11が当接して縦横のヒート部材がフィル
ム4を融着する直前にアクチュエータ26のローラ27
が上記制御板28の反対側のガイド部28bに案内され
てバネにより再上昇し(図5参照)、開閉弁25に対す
る押圧が解除されてエアチューブ21が閉鎖するように
設定されている。なお、壁部材10、11が開放移動す
るときは、図6に示すようにアクチュエータ26の先端
部26aが折れて開閉弁25を作動させないように形成
されている。また、開閉弁25の作動タイミングは上記
制御板28を移動させて調整すればよい。
材10、11を互いに接近方向に移動させると、その途
中でアクチュエータ26のローラ27が制御板28のガ
イド部28aに係合し(図4参照)、その下面に案内さ
れて下方に押圧され、このためにアクチュエータ26が
下方に回動し、その下面で開閉弁25の上部25aを押
圧してエアチューブ21を開放させる。そして、両側の
壁部材10、11が当接して縦横のヒート部材がフィル
ム4を融着する直前にアクチュエータ26のローラ27
が上記制御板28の反対側のガイド部28bに案内され
てバネにより再上昇し(図5参照)、開閉弁25に対す
る押圧が解除されてエアチューブ21が閉鎖するように
設定されている。なお、壁部材10、11が開放移動す
るときは、図6に示すようにアクチュエータ26の先端
部26aが折れて開閉弁25を作動させないように形成
されている。また、開閉弁25の作動タイミングは上記
制御板28を移動させて調整すればよい。
【0020】このように、野菜3が一対のフィルム4に
挟まれた状態で包装通路9の下方に降りて包装通路9が
閉じる途中でアクチュエータ26が作動して開閉弁25
が開き、エアコンプレッサ22から圧縮エアが送られて
吹き出しノズル20から吹き出す。図7のように、この
吹き出しエアのエア圧により野菜3の上部の葉3aは下
方に押し付けられる。その後にフィルム4の融着が行な
われ、ほとんど同時にアクチュエータ26が再作動して
開閉弁25が閉じ、エアの吹き出しが終了する。したが
って、野菜3の葉の一部3aが融着部からはみ出すこと
は良好に防止される。
挟まれた状態で包装通路9の下方に降りて包装通路9が
閉じる途中でアクチュエータ26が作動して開閉弁25
が開き、エアコンプレッサ22から圧縮エアが送られて
吹き出しノズル20から吹き出す。図7のように、この
吹き出しエアのエア圧により野菜3の上部の葉3aは下
方に押し付けられる。その後にフィルム4の融着が行な
われ、ほとんど同時にアクチュエータ26が再作動して
開閉弁25が閉じ、エアの吹き出しが終了する。したが
って、野菜3の葉の一部3aが融着部からはみ出すこと
は良好に防止される。
【0021】なお、吹き出しノズル20からのエア吹き
出し方向は垂直に限定されない。野菜3の根元側から葉
先側に斜め下方に吹き出すようにしてもよい。
出し方向は垂直に限定されない。野菜3の根元側から葉
先側に斜め下方に吹き出すようにしてもよい。
【0022】また、被包装物は野菜に限定されない。他
の種類のものであってもよい。
の種類のものであってもよい。
【0023】図8は上記はみ出し防止装置におけるエア
の吹き出し手段の他の例を示すもので、この例において
は投入口2の上方にファン30とモータ31とを配置
し、モータ31と電源32とを結ぶ回路にリミットスイ
ッチ33を設け、該リミットスイッチ33をハウジング
1の支持部材34に固定し、前述の例と同様に、リミッ
トスイッチ33を一方の壁部材10に固定された制御板
28によりオンオフ作動させて電磁弁を作動せるように
構成したものである。
の吹き出し手段の他の例を示すもので、この例において
は投入口2の上方にファン30とモータ31とを配置
し、モータ31と電源32とを結ぶ回路にリミットスイ
ッチ33を設け、該リミットスイッチ33をハウジング
1の支持部材34に固定し、前述の例と同様に、リミッ
トスイッチ33を一方の壁部材10に固定された制御板
28によりオンオフ作動させて電磁弁を作動せるように
構成したものである。
【0024】また、図9はファン30からのエアをエア
ダクト35を介して吹き出すようにしたもので、このよ
うにブロアとして構成してもよい。
ダクト35を介して吹き出すようにしたもので、このよ
うにブロアとして構成してもよい。
【0025】
【効果】本考案によれば、被包装物が一対のフィルムに
挟まれた状態で包装通路の下方に降りて包装通路が閉じ
る途中でエアが送られ、このエア圧により被包装物の上
部は下方に押し付けられる。その後にフィルムの融着が
行なわれ、エアの吹き出しが終了する。したがって、被
包装物の葉の一部が融着部からはみ出すことは良好に防
止される。
挟まれた状態で包装通路の下方に降りて包装通路が閉じ
る途中でエアが送られ、このエア圧により被包装物の上
部は下方に押し付けられる。その後にフィルムの融着が
行なわれ、エアの吹き出しが終了する。したがって、被
包装物の葉の一部が融着部からはみ出すことは良好に防
止される。
【0026】また、エア圧により被結束物を下方に押し
つけることにより、そのすぐ上部でフィルムの溶着が行
なえるため、フィルムの使用量を節減することができ
る。
つけることにより、そのすぐ上部でフィルムの溶着が行
なえるため、フィルムの使用量を節減することができ
る。
【図1】本考案に係る包装装置の要部の側面図
【図2】図1のXーX線上の断面図
【図3】はみ出し装置の要部の拡大図
【図4】はみ出し装置の作動態様説明図
【図5】はみ出し装置の作動態様説明図
【図6】はみ出し装置の作動態様説明図
【図7】エアの吹き付け態様説明図
【図8】はみ出し装置の他の例の側面図
【図9】はみ出し装置のさらに別の例の側面図
【図10】従来の包装装置による包装態様説明図
2 投入口 3 野菜(被包装物) 4 フィルム 9 包装通路 12 横ヒート部材 13 縦ヒート部材 20 エアの吹き出しノズル(エアの吹き出し手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 被包装物を上方から下方に通過させる包
装通路と、該通路の上端投入口の両端から包装通路内に
1対のロール状フィルムを繰り出すフィルム繰り出し手
段と、上記包装通路の両側上部及び一側部にそれぞれ対
向配置された横ヒート部材と縦ヒート部材とを当接離反
可能に備え、両ヒート部材の離反時には、前記一対のフ
ィルムを前記包装通路内に繰り出して該フィルム間に前
記被包装物を受容し、両ヒート部材の当接時には、前記
横ヒート部材により前記包装通路の上端部において該包
装通路内に繰り出された一対のフィルムをその巾方向に
沿って融着及び切断し該切断後も両切断端部を融着維持
するとともに、前記縦ヒート部材により前記横ヒート部
材の下方において前記包装通路内に繰り出された一対の
フィルムの長さ方向に沿う一側部を融着してなる包装装
置において、 上記横ヒート部材の上方位置に、上記ヒート部材が離反
状態から当接状態に移動するまでの間にわたり、上記包
装通路内で上記1対のフィルム内に受容された被包装物
に向かって吹き付けるエアの吹き出し手段を設けたこと
を特徴とする包装装置における被包装物のはみ出し防止
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993075938U JP2587470Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 包装装置における被包装物のはみ出し防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993075938U JP2587470Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 包装装置における被包装物のはみ出し防止機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740409U JPH0740409U (ja) | 1995-07-18 |
JP2587470Y2 true JP2587470Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13590693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993075938U Expired - Lifetime JP2587470Y2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 包装装置における被包装物のはみ出し防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587470Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59115704U (ja) * | 1983-01-21 | 1984-08-04 | 株式会社東京自働機械製作所 | 製袋充填包装機 |
JPH078404Y2 (ja) * | 1990-10-09 | 1995-03-01 | マツクス株式会社 | 包装装置 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP1993075938U patent/JP2587470Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0740409U (ja) | 1995-07-18 |
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