JP2586999B2 - デバイス温度サイクル試験装置 - Google Patents
デバイス温度サイクル試験装置Info
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- JP2586999B2 JP2586999B2 JP6077806A JP7780694A JP2586999B2 JP 2586999 B2 JP2586999 B2 JP 2586999B2 JP 6077806 A JP6077806 A JP 6077806A JP 7780694 A JP7780694 A JP 7780694A JP 2586999 B2 JP2586999 B2 JP 2586999B2
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- signal
- cycle test
- temperature cycle
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- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
- Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デバイスを室温と、
0°C以下の低温とにして温度サイクルによる耐久性な
どを試験するために使用するデバイス温度サイクル試験
装置に関するものである。
0°C以下の低温とにして温度サイクルによる耐久性な
どを試験するために使用するデバイス温度サイクル試験
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデバイス温度サイクル試験は、デ
バイスを室温から液体窒素などの冷却媒体に浸漬させて
0°C以下の低温に冷却した後、デバイスを冷却媒体か
ら引き上げて再度室温に戻す温度サイクルを繰り返し、
デバイスの特性をその都度または所定サイクル毎に測定
する。したがって、デバイスの特性の劣化が見られる温
度サイクルの回数、耐久性を知ることができる。
バイスを室温から液体窒素などの冷却媒体に浸漬させて
0°C以下の低温に冷却した後、デバイスを冷却媒体か
ら引き上げて再度室温に戻す温度サイクルを繰り返し、
デバイスの特性をその都度または所定サイクル毎に測定
する。したがって、デバイスの特性の劣化が見られる温
度サイクルの回数、耐久性を知ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のデバイス温度サ
イクル試験は、デバイスを0°C以下の低温から室温に
戻すのを、単にデバイスを冷却媒体から引き上げて放置
することで行っていた。したがって、冷却媒体から引き
上げられた0°C以下の低温状態のデバイスに空気中の
水分が付着して凍り付くため、氷が溶けなければ、デバ
イスは室温まで上昇せず、氷が溶けるのに長時間を要す
るので、デバイスの温度サイクル試験を短時間で効率よ
く実施することができないという不都合があった。
イクル試験は、デバイスを0°C以下の低温から室温に
戻すのを、単にデバイスを冷却媒体から引き上げて放置
することで行っていた。したがって、冷却媒体から引き
上げられた0°C以下の低温状態のデバイスに空気中の
水分が付着して凍り付くため、氷が溶けなければ、デバ
イスは室温まで上昇せず、氷が溶けるのに長時間を要す
るので、デバイスの温度サイクル試験を短時間で効率よ
く実施することができないという不都合があった。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、デバイスの温度サイクル試
験を短時間で効率よくできるようにしたデバイス温度サ
イクル試験装置を提供するものである。
するためになされたもので、デバイスの温度サイクル試
験を短時間で効率よくできるようにしたデバイス温度サ
イクル試験装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるデバイ
ス温度サイクル試験装置は、0°C以下にデバイスを冷
却する冷却媒体を収容するデュワーと、冷却媒体にデバ
イスを浸漬させたり、デバイスを冷却媒体から引き上げ
る上下動機構と、デバイスが冷却媒体に浸漬する位置に
下降したのを検出して浸漬信号を出力する浸漬検出器
と、デバイスが冷却媒体から所定距離引き上げられた位
置に上昇したのを検出して上昇信号を出力する上昇検出
器と、浸漬信号によって計時を開始して第1所定時間が
経過すると、第1所定時間経過信号を出力する第1タイ
マと、上昇信号によって計時を開始して第2所定時間が
経過すると、第2所定時間経過信号を出力する第2タイ
マと、冷却媒体から引き上げられたデバイスに送風する
送風機と、浸漬信号によってデバイスを冷却媒体に浸漬
させる上下動機構を停止させ、第1所定時間経過信号に
よってデバイスを冷却媒体から引き上げるように上下動
機構を動作させ、上昇信号によってデバイスを冷却媒体
から引き上げる上下動機構を停止させた、第2所定時間
経過信号によってデバイスを冷却媒体に浸漬させるよう
に上下動機構を動作させるコントローラとを備えたもの
である。そして、第1および第2タイマは各所定時間を
可変することができ、デバイスが冷却媒体に浸漬した回
数を浸漬信号または上昇信号に基づいて計数するカウン
タを設けたり、コントローラは、上昇信号が供給されて
いる間中送風機を駆動させたり、冷却媒体を液体窒素と
するのが望ましい。
ス温度サイクル試験装置は、0°C以下にデバイスを冷
却する冷却媒体を収容するデュワーと、冷却媒体にデバ
イスを浸漬させたり、デバイスを冷却媒体から引き上げ
る上下動機構と、デバイスが冷却媒体に浸漬する位置に
下降したのを検出して浸漬信号を出力する浸漬検出器
と、デバイスが冷却媒体から所定距離引き上げられた位
置に上昇したのを検出して上昇信号を出力する上昇検出
器と、浸漬信号によって計時を開始して第1所定時間が
経過すると、第1所定時間経過信号を出力する第1タイ
マと、上昇信号によって計時を開始して第2所定時間が
経過すると、第2所定時間経過信号を出力する第2タイ
マと、冷却媒体から引き上げられたデバイスに送風する
送風機と、浸漬信号によってデバイスを冷却媒体に浸漬
させる上下動機構を停止させ、第1所定時間経過信号に
よってデバイスを冷却媒体から引き上げるように上下動
機構を動作させ、上昇信号によってデバイスを冷却媒体
から引き上げる上下動機構を停止させた、第2所定時間
経過信号によってデバイスを冷却媒体に浸漬させるよう
に上下動機構を動作させるコントローラとを備えたもの
である。そして、第1および第2タイマは各所定時間を
可変することができ、デバイスが冷却媒体に浸漬した回
数を浸漬信号または上昇信号に基づいて計数するカウン
タを設けたり、コントローラは、上昇信号が供給されて
いる間中送風機を駆動させたり、冷却媒体を液体窒素と
するのが望ましい。
【0006】
【作用】この発明におけるデバイス温度サイクル試験装
置は、冷却媒体から引き上げた0°C以下のデバイスに
送風機で室温の空気を送風し、デバイスに付着した空気
中の水分が凍り付くのを防止する。そして、温度サイク
ルの回数をカウンタに表示する。
置は、冷却媒体から引き上げた0°C以下のデバイスに
送風機で室温の空気を送風し、デバイスに付着した空気
中の水分が凍り付くのを防止する。そして、温度サイク
ルの回数をカウンタに表示する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。 実施例1 図1はこの発明の一実施例であるデバイス温度サイクル
試験装置がデバイスを冷却媒体から所定距離引き上げた
状態を示す説明図、図2はこの発明の一実施例であるデ
バイス温度サイクル試験装置がデバイスを冷却媒体に浸
漬させた状態を示す説明図である。
する。 実施例1 図1はこの発明の一実施例であるデバイス温度サイクル
試験装置がデバイスを冷却媒体から所定距離引き上げた
状態を示す説明図、図2はこの発明の一実施例であるデ
バイス温度サイクル試験装置がデバイスを冷却媒体に浸
漬させた状態を示す説明図である。
【0008】これらの図において、1は上方が開放した
デュワーを示し、冷却媒体としての液体窒素2を収容す
るものである。3は支持台を示し、4本の支柱3pと、
この各支柱3pの上端が四隅の下面に取り付けられた天
板3uとで構成されている。4は上下動機構を示し、天
板3uの上面に取り付けられたリニア駆動モータ4m
と、このリニア駆動モータ4mによって天板3uに設け
た孔内を上下方向に移動させられる上下動杆4pと、こ
の上下動杆4pの下端に取り付けられた取付台4sとで
構成されている。そして、上下動杆4pには、押圧部材
4pu,4pdが設けられている。
デュワーを示し、冷却媒体としての液体窒素2を収容す
るものである。3は支持台を示し、4本の支柱3pと、
この各支柱3pの上端が四隅の下面に取り付けられた天
板3uとで構成されている。4は上下動機構を示し、天
板3uの上面に取り付けられたリニア駆動モータ4m
と、このリニア駆動モータ4mによって天板3uに設け
た孔内を上下方向に移動させられる上下動杆4pと、こ
の上下動杆4pの下端に取り付けられた取付台4sとで
構成されている。そして、上下動杆4pには、押圧部材
4pu,4pdが設けられている。
【0009】5は取付台4sの下面に取り付けられたデ
バイス、6は天板3uに取り付けられた浸漬検出器とし
ての第1リミットスイッチを示し、この第1リミットス
イッチ6は、上下動杆4pが下降して押圧部材4pdで
レバーが押されている間、デバイス5が液体窒素2に浸
漬している浸漬信号を出力するものである。7は天板3
uに取り付けられた上昇検出器としての第2リミットス
イッチを示し、上下動杆4pが上昇して押圧部材4pu
でレバーが押されている間、デバイス5が液体窒素2か
ら所定距離引き上げられている上昇信号を出力するもの
である。
バイス、6は天板3uに取り付けられた浸漬検出器とし
ての第1リミットスイッチを示し、この第1リミットス
イッチ6は、上下動杆4pが下降して押圧部材4pdで
レバーが押されている間、デバイス5が液体窒素2に浸
漬している浸漬信号を出力するものである。7は天板3
uに取り付けられた上昇検出器としての第2リミットス
イッチを示し、上下動杆4pが上昇して押圧部材4pu
でレバーが押されている間、デバイス5が液体窒素2か
ら所定距離引き上げられている上昇信号を出力するもの
である。
【0010】8は第1タイマを示し、第1リミットスイ
ッチ6からの浸漬信号によって計時を開始して、例えば
1分が経過すると、時間経過信号を出力するものであ
る。9は第2タイマを示し、第2リミットスイッチ7か
らの上昇信号によって計時を開始して、例えば4分が経
過すると、時間経過信号を出力するものである。10は
右前の支柱3pに取り付けられたドライヤを示し、液体
窒素2から引き上げられたデバイス5に室温の空気を送
風するものである。
ッチ6からの浸漬信号によって計時を開始して、例えば
1分が経過すると、時間経過信号を出力するものであ
る。9は第2タイマを示し、第2リミットスイッチ7か
らの上昇信号によって計時を開始して、例えば4分が経
過すると、時間経過信号を出力するものである。10は
右前の支柱3pに取り付けられたドライヤを示し、液体
窒素2から引き上げられたデバイス5に室温の空気を送
風するものである。
【0011】11はコントローラを示し、第1リミット
スイッチ6から浸漬信号が供給されることによってデバ
イス5を液体窒素2に浸漬させる上下動機構4を停止さ
せ、第1タイマ8から時間経過信号が供給されることに
よってデバイス5を液体窒素2から引き上げるように上
下動機構4を動作させ、第2リミットスイッチ7から上
昇信号が供給されることによってデバイス5を液体窒素
2から引き上げる上下動機構4を停止させ、第2タイマ
9から時間経過信号が供給されることによってデバイス
5を液体窒素2に浸漬させるように上下動機構4を動作
させる制御を繰り返し、第2リミットスイッチ7から上
昇信号が供給されている間中ドライヤ10を駆動させる
ものである。12はカウンタを示し、デバイス5が液体
窒素2に浸漬した回数を第1リミットスイッチ6からの
浸漬信号に基づいて計数して表示するものである。
スイッチ6から浸漬信号が供給されることによってデバ
イス5を液体窒素2に浸漬させる上下動機構4を停止さ
せ、第1タイマ8から時間経過信号が供給されることに
よってデバイス5を液体窒素2から引き上げるように上
下動機構4を動作させ、第2リミットスイッチ7から上
昇信号が供給されることによってデバイス5を液体窒素
2から引き上げる上下動機構4を停止させ、第2タイマ
9から時間経過信号が供給されることによってデバイス
5を液体窒素2に浸漬させるように上下動機構4を動作
させる制御を繰り返し、第2リミットスイッチ7から上
昇信号が供給されている間中ドライヤ10を駆動させる
ものである。12はカウンタを示し、デバイス5が液体
窒素2に浸漬した回数を第1リミットスイッチ6からの
浸漬信号に基づいて計数して表示するものである。
【0012】次に、動作について説明する。まず、図1
に示すように、取付台4sにデバイス5を取り付け、カ
ウンタ12の回数をリセットした状態で、コントローラ
11の制御開始ボタンを操作すると、押圧部材4puが
第2リミットスイッチ7のレバーを押しているので、第
2リミットスイッチ7から出力される上昇信号に基づい
て第2タイマ9が計時を開始する。
に示すように、取付台4sにデバイス5を取り付け、カ
ウンタ12の回数をリセットした状態で、コントローラ
11の制御開始ボタンを操作すると、押圧部材4puが
第2リミットスイッチ7のレバーを押しているので、第
2リミットスイッチ7から出力される上昇信号に基づい
て第2タイマ9が計時を開始する。
【0013】このとき、コントローラ11は、上昇信号
が供給されているので、ドライヤ10を動作させてデバ
イス5に室温の空気を送風させる。そして、第2タイマ
9が4分を計時すると、第2タイマ9は時間経過信号を
コントローラ11に出力するので、コントローラ11
は、上下動杆4pが下降するようにリニア駆動モータ4
mを動作させる。なお、押圧部材4puが第2リミット
スイッチ7のレバーを押さなくなると、コントローラ1
1はドライヤ10を停止させる。そして、制御開始時に
第1リミットスイッチ6から浸漬信号が出力されず、第
2リミットスイッチ7から上昇信号が出力されていない
場合、コントローラ11は、例えば上下動杆4pを下降
させるようにリニア駆動モータ4mを制御する。
が供給されているので、ドライヤ10を動作させてデバ
イス5に室温の空気を送風させる。そして、第2タイマ
9が4分を計時すると、第2タイマ9は時間経過信号を
コントローラ11に出力するので、コントローラ11
は、上下動杆4pが下降するようにリニア駆動モータ4
mを動作させる。なお、押圧部材4puが第2リミット
スイッチ7のレバーを押さなくなると、コントローラ1
1はドライヤ10を停止させる。そして、制御開始時に
第1リミットスイッチ6から浸漬信号が出力されず、第
2リミットスイッチ7から上昇信号が出力されていない
場合、コントローラ11は、例えば上下動杆4pを下降
させるようにリニア駆動モータ4mを制御する。
【0014】次に、上下動杆4pが下降して液体窒素2
にデバイス5が浸漬すると、押圧部材4pdが第1リミ
ットスイッチ6のレバーを押すので、第1リミットスイ
ッチ6から浸漬信号が出力される。したがって、第1タ
イマ8は第1リミットスイッチ6から出力される浸漬信
号に基づいて計時を開始し、コントローラ11はリニア
駆動モータ4mを停止させ、カウンタ12は浸漬信号に
基づいて回数を1と計数して表示する。
にデバイス5が浸漬すると、押圧部材4pdが第1リミ
ットスイッチ6のレバーを押すので、第1リミットスイ
ッチ6から浸漬信号が出力される。したがって、第1タ
イマ8は第1リミットスイッチ6から出力される浸漬信
号に基づいて計時を開始し、コントローラ11はリニア
駆動モータ4mを停止させ、カウンタ12は浸漬信号に
基づいて回数を1と計数して表示する。
【0015】そして、第1タイマ8が1分を計時する
と、第1タイマ8は時間経過信号をコントローラ11に
出力するので、コントローラ11は、上下動杆4pが上
昇するようにリニア駆動モータ4mを動作させる。次
に、上下動杆4pが上昇して液体窒素2からデバイス5
が所定距離引き上げられると、押圧部材4puが第2リ
ミットスイッチ7のレバーを押すので、第2リミットス
イッチ7から上昇信号が出力される。
と、第1タイマ8は時間経過信号をコントローラ11に
出力するので、コントローラ11は、上下動杆4pが上
昇するようにリニア駆動モータ4mを動作させる。次
に、上下動杆4pが上昇して液体窒素2からデバイス5
が所定距離引き上げられると、押圧部材4puが第2リ
ミットスイッチ7のレバーを押すので、第2リミットス
イッチ7から上昇信号が出力される。
【0016】以後は前述した動作が繰り返され、カウン
タ12にデバイス5を液体窒素2に浸漬させた回数が順
次表示される。したがって、カウンタ12に表示された
回数が所望の回数になり、液体窒素2からデバイス5が
所定距離引き上げられ時点でコントローラ11の制御終
了ボタンを操作して停止させ、デバイス5の特性を測定
することにより、耐久性などを知ることができる。
タ12にデバイス5を液体窒素2に浸漬させた回数が順
次表示される。したがって、カウンタ12に表示された
回数が所望の回数になり、液体窒素2からデバイス5が
所定距離引き上げられ時点でコントローラ11の制御終
了ボタンを操作して停止させ、デバイス5の特性を測定
することにより、耐久性などを知ることができる。
【0017】上述したように、この発明の第1実施例に
よれば、液体窒素2から引き上げたデバイス5に室温の
空気をドライヤ10で送風するので、デバイス5に空気
中の水分が付着しても凍り付かず、デバイス5を速く室
温にさせることができる。したがって、デバイス5の温
度サイクル試験を短時間で効率よく実施することができ
る。そして、第1および/または第2タイマ8,9の計
時時間を変化させることにより、変化を持たせたデバイ
ス5の温度サイクルの試験をすることができる。
よれば、液体窒素2から引き上げたデバイス5に室温の
空気をドライヤ10で送風するので、デバイス5に空気
中の水分が付着しても凍り付かず、デバイス5を速く室
温にさせることができる。したがって、デバイス5の温
度サイクル試験を短時間で効率よく実施することができ
る。そして、第1および/または第2タイマ8,9の計
時時間を変化させることにより、変化を持たせたデバイ
ス5の温度サイクルの試験をすることができる。
【0018】上記した実施例では、冷却媒体を液体窒素
2としてデバイス5を超低温まで冷却する例で説明した
が、冷却媒体は、温度サイクル試験の温度に応じてデバ
イス5を0°C以下に冷却できるものであればよい。そ
して、デバイス5は、半導体、集積回路、超低温で使用
するものなどであってもよい。さらに、上下動機構4の
モータをリニア駆動モータ4mとし、上下動杆4pを上
下動させる例で説明したが、上下動杆4pを上下動させ
ることができれば、他の構成であってもよい。
2としてデバイス5を超低温まで冷却する例で説明した
が、冷却媒体は、温度サイクル試験の温度に応じてデバ
イス5を0°C以下に冷却できるものであればよい。そ
して、デバイス5は、半導体、集積回路、超低温で使用
するものなどであってもよい。さらに、上下動機構4の
モータをリニア駆動モータ4mとし、上下動杆4pを上
下動させる例で説明したが、上下動杆4pを上下動させ
ることができれば、他の構成であってもよい。
【0019】また、浸漬検出器を第1リミットスイッチ
6とし、上昇検出器を第2リミットスイッチ7とした例
で説明したが、マイクロスイッチ、近接スイッチ、光電
スイッチとしてもよい。この場合、上下動杆4pの所定
位置に磁石を配設したり、孔などを設ける必要がある。
そして、第1所定時間と第2所定時間とを異ならせて第
1タイマ8と第2タイマ9とを設けたが、第1および第
2所定時間が同じ場合は1つのタイマで兼用できること
は言うまでもない。
6とし、上昇検出器を第2リミットスイッチ7とした例
で説明したが、マイクロスイッチ、近接スイッチ、光電
スイッチとしてもよい。この場合、上下動杆4pの所定
位置に磁石を配設したり、孔などを設ける必要がある。
そして、第1所定時間と第2所定時間とを異ならせて第
1タイマ8と第2タイマ9とを設けたが、第1および第
2所定時間が同じ場合は1つのタイマで兼用できること
は言うまでもない。
【0020】さらに、第1および第2タイマ8,9は各
所定時間を可変できるものを例として説明したが、各所
定時間を可変できないものであってよい。また、カウン
タ12は浸漬信号に基づいて回数を計数する例で説明し
たが、上昇信号に基づいて回数を計数してもよい。そし
て、第2リミットスイッチ7が上昇信号を出力している
間だけドライヤ10を駆動させて消費電力を少なくする
例で説明したが、ドライヤ10を制御開始から制御終了
まで駆動する構成としてもよい。
所定時間を可変できるものを例として説明したが、各所
定時間を可変できないものであってよい。また、カウン
タ12は浸漬信号に基づいて回数を計数する例で説明し
たが、上昇信号に基づいて回数を計数してもよい。そし
て、第2リミットスイッチ7が上昇信号を出力している
間だけドライヤ10を駆動させて消費電力を少なくする
例で説明したが、ドライヤ10を制御開始から制御終了
まで駆動する構成としてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、冷却
媒体から引き上げたデバイスに送風機で送風する構成と
したので、デバイスに空気中の水分が付着しても凍り付
かず、デバイスを速く室温にさせることができる。した
がって、デバイスの温度サイクル試験を短時間で効率よ
く実施することができる。
媒体から引き上げたデバイスに送風機で送風する構成と
したので、デバイスに空気中の水分が付着しても凍り付
かず、デバイスを速く室温にさせることができる。した
がって、デバイスの温度サイクル試験を短時間で効率よ
く実施することができる。
【0022】そして、デバイスを冷却媒体に浸漬させる
時間を計時する第1タイマと、デバイスを冷却媒体に再
度浸漬させる時間(間隔)を計時する第2タイマとを設
けたので、第1および/または第2タイマの計時時間を
変化させることにより、変化を持たせたデバイスの温度
サイクルの試験をすることができる。さらに、デバイス
を冷却媒体に浸漬させた回数を表示するカウンタを設け
たので、カウンタによって容易にデバイスを冷却媒体に
浸漬させた回数を確認することができる。
時間を計時する第1タイマと、デバイスを冷却媒体に再
度浸漬させる時間(間隔)を計時する第2タイマとを設
けたので、第1および/または第2タイマの計時時間を
変化させることにより、変化を持たせたデバイスの温度
サイクルの試験をすることができる。さらに、デバイス
を冷却媒体に浸漬させた回数を表示するカウンタを設け
たので、カウンタによって容易にデバイスを冷却媒体に
浸漬させた回数を確認することができる。
【0023】また、冷却媒体から所定距離引き上げたデ
バイスにめがけて、デバイスがその位置にある間だけ送
風機を駆動するので、消費電力を少なくすることができ
る。そして、冷却媒体を液体窒素としたので、下限温度
を超低温としたデバイスの温度サイクル試験をすること
ができる。
バイスにめがけて、デバイスがその位置にある間だけ送
風機を駆動するので、消費電力を少なくすることができ
る。そして、冷却媒体を液体窒素としたので、下限温度
を超低温としたデバイスの温度サイクル試験をすること
ができる。
【図1】この発明の一実施例であるデバイス温度サイク
ル試験装置がデバイスを冷却媒体から所定距離引き上げ
た状態を示す説明図である。
ル試験装置がデバイスを冷却媒体から所定距離引き上げ
た状態を示す説明図である。
【図2】この発明の一実施例であるデバイス温度サイク
ル試験装置がデバイスを冷却媒体に浸漬させた状態を示
す説明図である。
ル試験装置がデバイスを冷却媒体に浸漬させた状態を示
す説明図である。
1 デュワー 2 液体窒素 3 支持台 4 上下動機構 4pd,4pu 押圧部材 5 デバイス 6 第1リミットスイッチ 7 第2リミットスイッチ 8 第1タイマ 9 第2タイマ 10 ドライヤ 11 コントローラ 12 カウンタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−267418(JP,A) 特開 昭63−292078(JP,A) 実開 平5−73559(JP,U)
Claims (5)
- 【請求項1】 0°C以下にデバイスを冷却する冷却媒
体を収容するデュワーと、 前記冷却媒体に前記デバイスを浸漬させたり、前記デバ
イスを前記冷却媒体から引き上げる上下動機構と、 前記デバイスが前記冷却媒体に浸漬する位置に下降した
のを検出して浸漬信号を出力する浸漬検出器と、 前記デバイスが前記冷却媒体から所定距離引き上げられ
た位置に上昇したのを検出して上昇信号を出力する上昇
検出器と、 前記浸漬信号によって計時を開始して第1所定時間が経
過すると、第1所定時間経過信号を出力する第1タイマ
と、 前記上昇信号によって計時を開始して第2所定時間が経
過すると、第2所定時間経過信号を出力する第2タイマ
と、 前記冷却媒体から引き上げられた前記デバイスに送風す
る送風機と、 前記浸漬信号によって前記デバイスを前記冷却媒体に浸
漬させる前記上下動機構を停止させ、前記第1所定時間
経過信号によって前記デバイスを前記冷却媒体から引き
上げるように前記上下動機構を動作させ、前記上昇信号
によって前記デバイスを前記冷却媒体から引き上げる前
記上下動機構を停止させ、前記第2所定時間経過信号に
よって前記デバイスを前記冷却媒体に浸漬させるように
前記上下動機構を動作させるコントローラと、 を備えるデバイス温度サイクル試験装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデバイス温度サイクル
試験装置において、 前記第1タイマは第1所定時間を可変することができ、 前記第2タイマは第2所定時間を可変することができ
る、 ことを特徴とするデバイス温度サイクル試験装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のデバイ
ス温度サイクル試験装置において、 前記デバイスが前記冷却媒体に浸漬した回数を前記浸漬
信号または前記上昇信号に基づいて計数するカウンタを
設けた、 ことを特徴とするデバイス温度サイクル試験装置。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
のデバイス温度サイクル試験装置において、 前記コントローラは、前記上昇信号が供給されている間
中前記送風機を駆動させる、 ことを特徴とするデバイス温度サイクル試験装置。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
のデバイス温度サイクル試験装置において、 前記冷却媒体は、液体窒素である、 ことを特徴とするデバイス温度サイクル試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6077806A JP2586999B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | デバイス温度サイクル試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6077806A JP2586999B2 (ja) | 1994-03-25 | 1994-03-25 | デバイス温度サイクル試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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