JP2586506Y2 - 手踊り人形おもちゃ - Google Patents

手踊り人形おもちゃ

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JP2586506Y2
JP2586506Y2 JP1993009384U JP938493U JP2586506Y2 JP 2586506 Y2 JP2586506 Y2 JP 2586506Y2 JP 1993009384 U JP1993009384 U JP 1993009384U JP 938493 U JP938493 U JP 938493U JP 2586506 Y2 JP2586506 Y2 JP 2586506Y2
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doll
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裕朗 原
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株式会社 バースデイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、手踊り人形おもちゃに
関し、さらに詳しくはこの手踊り人形おもちゃを手にし
た操作者の指2本を人形の腕の中に差し込み、残りの指
及び掌は人形を支えるように外部から見えるようにして
人形を把持することができ、その結果人形の腕を2本の
指で動かすと、人形自身があたかも生物感を持って、操
作者の掌の上で自然に動いている様な不思議な感じを与
えることができる手踊り人形おもちゃに関する。また、
人形の腕の中に指を差し込まないときには、腕部の付け
根の差し込み部が封止手段により封止されて、通常の載
置式ぬいぐるみと何ら外観的な相違がないものとなる手
踊り人形おもちゃである。
【0002】
【従来の技術】従来、操り人形や、指人形のごとき人形
おもちゃは、操作者の指先を人形の首や腕の中に差し込
むもので、指先のみならず掌の部分全体を外部から見え
ないように人形の胴体内、あるいは目隠し用スカートの
中に収納させて、人形を操作するものであった。
【0003】また指人形にあっては、指先だけを人形の
胴体中に収納させ、簡単な舞台及び舞台装置の陰に掌の
部分を隠して演技を行うものであった。
【0004】また実開昭52−5689号公報に示され
るように、指先をおもちゃの腹部に形成した穴に差し込
んで遊ぶ「ぬいぐるみ動物おもちゃ」も知られている
が、これはぬいぐるみを載置状態にした際、その底面部
側に指を入れる仕掛があるのではないかと疑われ易く、
そのぬいぐるみを手に取ってひっくり返して底面を見る
と、当然の如く指挿入用の穴がむき出し状態で出現し、
簡単に仕掛が見破られるものであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記の様な操り人形
や、指人形のごとき人形おもちゃ等は、操作者の指先に
人形を載せて操るものであるため、操作者の掌はもちろ
ん、使用していない残りの指先も人の目に触れないよう
隠しているため、過去の多くの例から、人は人形の中に
操作者の指が挿入されているであろうと推測し、人形の
演技を人為的なものと理解し、意外性のある人形の動き
を期待させることができないという問題点があった。も
ちろん、ぬいぐるみ人形としての外観的体裁の点でも、
満足の行くものではなかった。
【0006】本考案は、手踊り人形おもちゃであって、
操作者の2本の指のみが人形の腕の内部に人形の背中方
向から挿入されるもので、残りの指及び掌は人形の外側
から見える状態にあり、人形の腕部内の指を動かすと操
作者の掌の上で人形が自らの意思で動いている様な意外
性のある動きをし、また人形おもちゃを棚上等に載置状
態にした際には、人形の腕部の付け根付近の指の差し込
み部を封止手段で隠蔽できるため、何らの仕掛けもない
ぬいぐるみ人形のように見え、これにより上記の全ての
問題点を解消した手踊り人形おもちゃを提供せんとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、全体
が掌上に載置可能な大きさの人形であって、胴体部の上
端に頭部を取付け、胴体部の左右側面の上部付近に左右
の腕部を振り動自在になるように取付け、この腕部取付
位置よりも下方に位置する胴体部の左右側面付近に左右
の脚部を前方投げ出し状に取付け、前記腕部の中に腕部
の付け根から指が挿入可能となる差し込み部を形成し、
該差し込み部の開口縁部に、この開口縁部を封止して差
し込み部を隠蔽できるボタンまたは面ファスナーからな
る封止手段を設け、この封止手段及び差し込み部の開口
縁部が人形の正面方向から視認できない位置に設けら
れ、座り人形型を呈することを特徴とする手踊り人形お
もちゃをもって、課題解決のための手段とするものであ
る。
【0008】
【作用】上記した本考案の手踊り人形おもちゃによれ
ば、全体的にはフレンチパイルやボア、フェルト等の外
表素材で包被され、これをそのままテーブルや棚上に載
置すると載置安定性に優れ、ぬいぐるみ人形風の普通の
おもちゃとして楽しむことができ、一方封止手段を開封
して差し込み部に指を挿入して残りの指と掌でこの人形
を包み込むように把持し、人形の腕部内に差し込んだ2
本の指をゆっくり動かして遊ぶと、操作者の外部に出て
いる3本の指が見物している人から見えているため、ま
さか操作者の指が人形の中に入っているとは思わず、人
形が自らの意思で腕を自然に動かしているかのように見
え、その人形の不思議なしぐさに感嘆の声をあげるとい
うような楽しい遊び方が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面に従って本考案の実施例を説明す
る。図1において、符号1は人形であり、この人形1は
フレンチパイルやボア、フェルト等からなる外表素材と
その中に詰め込まれる綿やスポンジ、さらにはペレット
体等の適宜弾性体(図示しない)から構成され、通常は
かわいらしい動物や人形の形態のもの、特に熊や犬、猫
の様な四つ足動物のものが好適である。さらにぬいぐる
み人形として安定載置可能とするため、この四つ足動物
が両脚を前方に投げ出して床に座っている格好(座り人
形型)とし、また両脚が前方へ投げ出し状であるため、
両腕もこの両脚と平行状となって大変良いバランスとな
り、この形態下で両腕を振り動させると、その動き方は
一層自然に見えるという効果がある。
【0010】この人形1の胴体部2の上端には頭部3が
載置され、また胴体部2の上部付近の左右側面には左右
の腕部4a、4bが取付けられている。また人形1の胴
体部2の下部付近には左右の脚部5a、5bが前方投げ
出し状態で取付けられている。
【0011】上記した頭部3、腕部4a、4b、脚部5
a、5bと胴体部2との取付方法としては、糸で縫い付
ける縫着や接着剤を介する接着など適宜の方法がある。
何れの方法であっても、人形1の胴体部2から腕部4
a、4bや脚部5a、5bが自然に近い状態で取付けら
れ、かつ特に腕部の根元付近は自然に近い状態で振り動
できるように取り付けられることが重要である。
【0012】また人形の頭部3は、人形の腕部でこれを
触ると首をかしげたり、首を軽く動かせる状態で取付け
られると臨場感が一層向上する。さらに人形には、必要
に応じて、目玉6や耳7、リボン8等の好みの装飾を施
しておくと人形のかわいらしさが醸し出される。
【0013】ついで、図2において人形1の腕部4a、
4bの中には、腕部の付け根位置から指を挿入可能とな
る差し込み部9が形成されている。この差し込み部9
は、例えば滑りの良い裏地等を袋状に縫製して作られ、
好ましくは操作者の指を差し込んだ際に指先まで窮屈で
なく自由に納まる程度の大きさであると扱い易い。
【0014】差し込み部9の開口縁部10は、必要に応
じて封止自在となる封止手段11が設けられており、封
止手段11の一例としては図2に示すようなボタン12
aとボタン孔12b、あるいは図7に示すような面ファ
スナー等を用いることができる。このようにボタン又は
面ファスナーにて封止手段を形成した場合には、単なる
ファスナーによる封止手段を形成したものと比べて、封
止手段形成位置が不自然とならない優れた効果がある。
【0015】開口縁部を封止した状態においては、ボタ
ンとボタン孔の場合には、洋服やシャツの襟部を閉じた
様な飾りボタンと同様の感覚の、アクセントボタンが存
在しているようにとらえられ、同じく面ファスナーの場
合には、開口縁部10が全く見えなくなって目立たなく
なり、何れの場合にあってもその位置に開口縁部という
仕掛があることを隠蔽でき、スマートな感覚が味わえ
る。単なるファスナーの場合には、そこに意味のないフ
ァスナーが存在するため封止手段として違和感が出る。
【0016】本考案は、人形を棚やテーブル等の所定位
置に静かに載置する際には、前記の開口縁部10を封止
しておく。このため、人形の正面方向から自然に人形を
眺める際はもちろんのこと、側面や背面あるいは底面方
向からこれを眺めても、開口縁部10は封止手段11に
隠蔽されて、その存在が見抜かれないため、見慣れたか
わいらしいぬいぐるみ人形が棚やテーブル上に普通の状
態で置かれている様に見える。
【0017】なお、胴体部2の底部と脚部5a、5bの
底部にて、人形が両脚を投げ出して座っている様なポー
ズ(座り人形型)にしているため、人形1載置時の安定
性に寄与する。脚部の取付けに際しては、人形の安定載
置性に好適な形態を採用している。
【0018】ついで、この人形を手にして片手(左右い
ずれでも可能)の掌に載せ、前記開口縁部10の封止状
態を解除し、腕部4a、4bの中の差し込み部9内に2
本の指を差し込み、残り3本の指及び掌でこの人形を包
み込むように把持し、この状態で腕部内に挿入した指を
動かして人形の腕部を動かすと、人形の外側に出ている
3本の指や掌はほとんど動かず、人形の腕部のみが自然
に振り運動をする状態で動き、操作者はもちろん回りで
見ている者にとっても、手品の如く人形の不思議な動き
に魅了されることとなる。このとき、人形の腕部は振り
動自在に取り付けられているため、腕部の動きは円滑と
なり、全く自然に見えることになる。
【0019】
【考案の効果】よって本考案によれば、一つの人形おも
ちゃでありながら、仕掛の全くない普通のぬいぐるみお
もちゃとして楽しむことができ、その場合には載置安定
性に優れる上、正面側からはもちろんのこと、例え背面
や底面側から見ても形態上の不自然さを全く感じさせる
ことがない特徴がある。
【0020】またこの人形を、操作者の掌上で手遊び人
形として遊ぶこともでき、その際の人形の腕部の動きは
あたかも人形自身の意思で自然に動いているかの様な不
思議な感覚を与えるため、今まで自然に載置されていた
普通のぬいぐるみ人形が愛敬のある手踊り人形に突如と
して変化するという、意外性を楽しめる等の優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る手踊り人形の正面図である。
【図2】同背面図である。
【図3】同左側面図である。
【図4】手踊り人形を手で把持してなる状態の斜視図で
ある。
【図5】同平面図である。
【図6】腕部の封止手段をボタンとした場合の腕部の斜
視図である。
【図7】同面ファスナーとした場合の腕部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 人形 2 人形の胴体部 3 人形の頭部 4a、4b 人形の腕部 5a、5b 人形の脚部 6 人形の目玉 7 人形の耳 8 リボン 9 差し込み部 10 開口縁部 11 封止手段 12a ボタン 12b ボタン孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が掌上に載置可能な大きさの人形で
    あって、胴体部の上端に頭部を取付け、胴体部の左右
    面の上部付近に左右の腕部を振り動自在になるように取
    付け、この腕部取付位置よりも下方に位置する胴体部の
    左右側面付近に左右の脚部を前方投げ出し状に取付け、
    前記腕部の中に腕部の付け根から各1本の指が挿入可能
    となる差し込み部を形成し、該差し込み部の開口縁部
    に、この開口縁部を封止して差し込み部を隠蔽できるボ
    タンまたは面ファスナーからなる封止手段を設け、この
    封止手段及び差し込み部の開口縁部が人形の正面方向か
    ら視認できない位置に設けられ、全体が座り人形型を呈
    することを特徴とする手踊り人形おもちゃ。
JP1993009384U 1993-02-12 1993-02-12 手踊り人形おもちゃ Expired - Fee Related JP2586506Y2 (ja)

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JPH0663093U JPH0663093U (ja) 1994-09-06
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