JP2586502B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2586502B2
JP2586502B2 JP62203306A JP20330687A JP2586502B2 JP 2586502 B2 JP2586502 B2 JP 2586502B2 JP 62203306 A JP62203306 A JP 62203306A JP 20330687 A JP20330687 A JP 20330687A JP 2586502 B2 JP2586502 B2 JP 2586502B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複写機等の静電潜像担体表面に形成されてい
る静電潜像にトナーを供給する現像装置に関するもので
ある。
(従来の技術及びその問題点) 従来、1成分現像剤を使用した現像装置として、弾性
ローラの表面に非磁性トナーを供給すると共に、これに
ブレードを圧接してローラ外周面に荷電トナー薄層を形
成し、該荷電トナー薄層を静電潜像担体の表面に直接接
触させることによりトナー像を形成するものが特開昭52
-143831号公報により提案されている。
しかしながら、前記現像装置では、ローラを軸方向に
亘って均一に静電潜像担体に接触させなければならない
が、ローラや静電潜像担体はそれ自身僅かな反りを有し
ているため、軸方向に亘って両者を均一に接触させると
は難しいという問題点を有していた。
また、前記現像装置では、ローラの表面に荷電トナー
薄層を形成するために、ブレードはある程度以上の圧接
力をもってローラに接触する必要があり、このため弾性
ローラに要求される硬度は比較的高く、逆に、静電潜像
担体との接触部では静電潜像担体の損傷、像の破壊を防
止するために、弾性ローラに要求される硬度は非常に低
い。
しかしながら、このようにまったく相反する性質を兼
ね備えたローラは存在せず、いずれか一方の要求を犠牲
にしなければならないという問題点を有していた。
ところで、表面に導電性薄膜を有し、発泡性の軟質導
電性弾性材からなるローラの表面に、磁気ブラシを用い
てトナーを電気的に付着させ、このトナーを前記ローラ
と静電潜像担体表面との接触によって静電潜像に付着さ
せてトナー像を形成するようにしたものが特開昭55-777
64号公報により提案されている。
しかしながら、このものでも、ローラは発泡材で構成
されているとはいえ、静電潜像担体への圧接力は大き
く、特に、ローラ表面と静電潜像担体表面に周速差を持
たせた場合、静電潜像担体の表面に形成される画像の破
壊現象が生じるという問題点を有していた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決し、トナー供給部において
トナーの帯電位、薄層化を図ることができ、静電潜像担
体との対向部においては、静電潜像担体に軽く接触しな
がらトナーを静電潜像担体に供給しうる現像装置を提供
することを目的としてなされたもので、現像装置に、 i.回転駆動する現像ローラと、 ii.該現像ローラの周長よりも長い周長を有し、前記現
像ローラに外装された筒状の薄膜部材と、 iii.前記現像ローラの外面形状に略対応する断面弧状の
内面により前記薄膜部材上より現像ローラの両端外周面
の対応する部分を押圧し、これにより現像ローラの回転
に従動して薄膜部材を回転させると共に、少なくとも現
像ローラと静電潜像担体との対向部において前記現像ロ
ーラと薄膜部材との間に空間部を形成しかつ該空間部を
覆う薄膜部材の外面を前記静電潜像担体の外周面に密着
させるガイド部材と、 iv.前記現像ローラに接触する薄膜部材の該面に圧接
し、現像ローラとともに回転する薄膜部材の外周面に荷
電トナー薄層を形成する薄層形成手段と、 を設けたものである。
(実施例) 以下、本発明を添付図面を参照して説明する。
第1図は本発明にかかる現像装置(1)を示し、現像
装置(1)は矢印(a)方向に回転駆動する感光体ドラ
ム(100)の側部に配置されている。
現像装置(1)において、現像槽(2)は、底部及び
背面部を覆うフレーム(3)と、両サイドの側板
(4),(4)(第2図参照)と、カバー(5)と、カ
バー(5)の前部に取り付けた支持部(6)とで構成さ
れている。
現像ローラ(10)は、例えばアルミニウム、ステンレ
ス等の導電性部材を円筒状に形成したもの、または、金
属ローラの外周部に導電性の弾性材(ニトリルゴム、シ
リコンゴム、スチレンゴム、ブタジエンゴム等)を設け
たものが使用され、現像バイアス電圧(Vb)が印加され
ている。
薄膜部材(11)は、現像ローラ(10)の外周長よりも
やや長い周長を有する筒状のもので、第3図に示すよう
に、現像ローラ(10)に外装されている。前記薄膜部材
(11)としては、例えばポリカーボネート、ナイロン、
フッ素系樹脂等の樹脂からなる軟質の樹脂シート、前記
樹脂にカーボン又は金属微粉末等を添加したシート、ニ
ッケル,ステンレス又はアルミニウム等の金属薄膜、前
記樹脂シートと金属薄膜とを積層したシート、のいずれ
かが使用される。
薄膜部材(11)を装着された現像ローラ(10)は、第
2図に示すように、支軸(10a)を側板(4),(4)
の軸受孔(7),(7)(一方は図示せず)に挿通して
回転可能に支持されるとともに、図示しない駆動源に駆
動連結されている。また、現像ローラ(10)の両端部は
側板(4),(4)に形成した凹所(8)に位置させて
あり、凹所(8)と現像ローラ(10)に外装されている
薄膜部材(11)との間には、両端ガイド弾性パッド
(9)が薄膜部材(11)を現像ローラ(10)の外周面に
密着させるように介在させてある。前記弾性パッド
(9)としては、例えばポリアセタール、フェノール、
ポリエチレン、ナイロン、フッ素系の樹脂からなるも
の、又は薄膜部材(11)との接触面にポリエチレン、ナ
イロン、テフロンフィルムを設けたもの、もしくは発泡
材の表面に前記フィルムを設けたものが使用される。
しかし、凹所(8)の感光体ドラム(100)側は、側
板(4)の前面(4a)に開放されており、この部分には
弾性パッド(9)は存在しない。
したがって、薄膜部材(11)の弾性パッド(9)と接
触する部分は現像ローラ(10)の外周面に密接し、それ
以外の部分、即ち、側板(4)の前面(4a)に位置する
部分には、現像ローラ(10)の周長よりもやや長く形成
されている薄膜部材(11)の余長部分が集中し、薄膜部
材(11)と現像ローラ(10)との間に空間部(S)が形
成され、該空間部(S)を覆う薄膜部材(11)の外周面
が感光体ドラム(100)の周面に接触している。
なお、弾性パッド(9)、現像ローラ(10)、薄膜部
材(11)としては、現像ローラ(10)の外周面と薄膜部
材(11)の内周面との動摩擦係数をν、薄膜部材(1
1)の外周面と弾性パッド(9)との動摩擦係数をν
としたとき、後に詳述する実験1〜3の結果をもとに、
ν>νの関係を満足するものが選択されている。
このため、現像ローラ(10)が矢印(b)方向に回転
すると、薄膜部材(11)は現像ローラ(10)との間にス
リップを生じることなくこれに従動回転し、空間部
(S)を覆う薄膜部材(11)の外面が適当なニップ幅を
もって感光体ドラム(100)の表面を摺擦する。
ところで、第4図に示すように、弾性パッド(9)で
覆う薄膜部材(11)の中心角(θ)は、薄膜部材(11)
が感光体ドラム(100)と十分なニップ幅を以て接触し
得る範囲でできるだけ大きくするほうが、薄膜部材(1
1)に余分な弛みが生じることなく安定した動作を維持
することができる。
現像ローラ(10)の上部に設けた支持部材(6)の背
面側には、先端に例えばテフロン、又はナイロン等の可
撓性シートを具備したブレード(12)を取り付けてあ
り、該ブレード(12)は現像ローラ(10)の背面側斜め
上部に薄膜部材(11)を介して圧接している。なお、ブ
レード(12)としては、SK鋼、ステンレス、リン青銅か
らなるバネ性の金属薄板、又はシリコンゴム、ウレタン
ゴム等の弾性板、若しくはフッ素系樹脂板、ナイロン
板、又はそれらの複合板であって帯電系列上トナーと離
れたものを使用してもよい。
また、フレーム(3)の現像ローラ(10)と対向する
部分には、例えば発泡ウレタンからなる弾性層の表面に
シリコンゴムシートを設けたトナー均しパッド(13)が
取り付けてあり、該トナー均しパッド(13)は薄膜部材
(11)を介して現像ローラ(10)の外周面に接触してい
る。
現像槽(2)の後部にはトナー収容槽(15)が形成さ
れ、このトナー収容槽(15)にはアジテータ(14)が矢
印(c)方向に回転駆動可能に設けてあり、アジテータ
(14)はトナー収容槽(15)内に収容されているトナー
(To)を矢印(c)方向に移動させつつそのブロッキン
グ等を防止するようにしてある。
なお、トナー(To)は非磁性、正帯電性のものが使用
されている。
以下、前記構成からなる現像装置(1)の動作につい
て説明する。
図示しない駆動源にて現像ローラ(10)、アジテータ
(14)がそれぞれ矢印(b),(c)方向に回転してい
る状態において、トナー収容槽(15)内のトナー(To)
はアジテータ(14)の攪拌作用を受けて矢印(c)方向
に強制移動される。
一方、薄膜部材(11)は現像ローラ(10)との摩擦力
により矢印(b)方向に従動しており、薄膜部材(11)
と接するトナー(To)は薄膜部材(11)との接触及び静
電気的な力によって矢印(b)方向への搬送力を受け
る。そして、トナー(To)は、薄膜部材(11)とブレー
ド(12)の先端部とで形成されるくさび状の取込部(12
a)に取り込まれ、ブレード(12)の圧接部に達する
と、薄膜部材(11)の表面に薄層状に均一に塗布される
と共に、正極性に摩擦帯電される。
薄膜部材(11)上に保持されたトナー(To)は、現像
ローラ(10)に従動する薄膜部材(11)の動作に従って
感光体ドラム(100)との対向部(現像領域(X))に
運ばれると、感光体ドラム(100)の表面電位と現像ロ
ーラ(10)に印加されているバイアス電圧との電圧差に
基づき、感光体ドラム(100)の表面に形成されている
静電潜像に付着してトナー像を形成する。
ここで、感光体ドラム(100)と接する薄膜部材(1
1)は、空間部(S)を介して現像ローラ(10)と非接
触状態にあるため、薄膜部材(11)は感光体ドラム(10
0)にソフトに、しかも適当なニップ幅をもってむらな
く接触し、感光体ドラム(100)の静電潜像に均一なト
ナー像を形成する。また、感光体ドラム(100)の周速
度と薄膜部材(11)の速度との間に速度差をつけた場合
には、非画像部のカブリ除去に効果があり、その際にも
いったん感光体ドラム(100)上に形成されたトナー像
は破壊されることはない。
現像領域(X)を通過したトナー(To)は引き続き薄
膜部材(11)とともに矢印(b)方向に搬送され、トナ
ー均しパッド(13)との間を通過する際に、先程現像領
域(X)で消費されたトナー(To)の消費パターンが消
去されて、表面トナー層の均一化が図られる。
そして、再びブレード(12)の圧接部にて薄膜部材
(11)の表面には均一な帯電トナー薄層が形成され、以
下、前述の動作を繰り返す。
次に、現像ローラ(10)と薄膜部材(11)との間の動
摩擦係数ν、弾性パッド(9)と薄膜部材(11)外周
面との間の動摩擦係数νとの大小関係が現像動作に及
ぼす影響について検討した実験1〜3について説明す
る。
実験1 (a)実験条件: i.薄膜部材(11) ニッケル電鋳膜、厚さ=50μ 表面粗さ:3〜6μ[JIS規格の10点平均粗さ(JIS B 060
1)] ii.現像ローラ(10) アルミニウムローラ iii.弾性パッド(9) ポリアセタール樹脂 v.ブレード(12) SK鋼薄板、厚さ=0.1mm、圧接力=2.0g/mm iv.トナー均しパッド(13) 本 体〜発泡ウレタン弾性体 表面層〜シリコンゴムシート vi.薄膜部材(11)の内面と現像ローラ(10)の表面と
の間の動摩擦係数 ν=0.1〜0.2 vii.薄膜部材(11)の外面と弾性パッド(9)の表面と
の間の動摩擦係数 ν=0.4〜0.5 (b)実験結果 現像ローラ(10)と薄膜部材(11)との間にスリップ
を生じ、トナーを搬送することが出来ず現像不可能であ
った。
実験2 (a)実験条件 i.薄膜部材(11) ニッケル電鋳膜、厚さ=30〜40μ 表面粗さ:3〜6μ[JIS規格の10点平均粗さ(JIS B 060
1)] ii.現像ローラ(10) ネオプレン−ブタジエン−共重合体ラバー、カーボン含
有、導電処理 iii.弾性パッド(9) ポリアセタール樹脂 v.ブレード(12) シリコンゴム、厚さ=2.0mm、圧接力=2.0g/mm iv.トナー均しパッド(13) 本 体〜発泡ウレタン弾性体 表面層〜シリコンゴムシート vi.薄膜部材(11)の内面と現像ローラ(10)の表面と
の間の動摩擦係数 ν=0.6〜0.75 vii.薄膜部材(11)の外面と弾性パッド(9)の表面と
の間の動摩擦係数 ν=0.4〜0.5 (b)実験結果 薄膜部材(11)は現像ローラ(10)との間にスリップ
を生じることなく従動し、安定した現像剤の搬送を行な
うことができた。
実験3 (a)実験条件 i.薄膜部材(11) ポリカーボネート樹脂、厚さ=70〜150μ、 表面粗さ:3〜6μ[JIS規格の10点平均粗さ(JIS B 060
1)] ii.現像ローラ(10) 表面〜シリコンゴム層 カーボン含有、導電処理 iii.弾性パッド(9) ポリアセタール樹脂 v.ブレード(12) ステンレス薄板、厚さ=0.1mm、圧接力=2.0g/mm iv.トナー均しパッド(13) 本 体〜発泡ウレタン弾性体 表面層〜シリコンゴムシート vi.薄膜部材(11)の内面と現像ローラ(10)の表面と
の間の動摩擦係数 ν=0.5〜0.8 vii.薄膜部材(11)の外面と弾性パッド(9)の表面と
の間の動摩擦係数 ν=0.2〜0.4 (b)実験結果 前記実施例2と同様に、薄膜部材(11)は現像ローラ
(10)との間にスリップを生じることなく従動し、円滑
な現像剤の搬送を行なうことができた。
なお、前記実施例において、第5図に示すように、現
像ローラ(10)と感光体ドラム(100)との対向部上下
に薄膜部材(11)を介して現像ローラ(10)に圧接する
ガイドローラ(16),(17)を設け、薄膜部材(11)を
空間部(S)の上下で押さえるようにすれば、軸方向に
亘って均一な空間部(S)が形成される。
《第2実施例》 以下、第6図を参照して第2実施例の現像装置(20)
について説明する。
現像装置(20)は前記第1実施例と同様に1成分現像
剤を使用するもので、現像槽(21)の前部には現像ロー
ラ(23)が設けてある。なお、(22)は凹所、(24)は
薄膜部材、(25)は弾性パッド、(26)はトナー均しパ
ッドで、それらの構成、及び配置は前記第1実施例の現
像装置(1)と同一である。
現像ローラ(23)の後方斜め上部には、例えば発泡ウ
レタンからなる薄層形成ローラ(27)が矢印(g)方向
に回転駆動可能に配置され、該薄膜形成ローラ(27)は
薄膜部材(24)を介して現像ローラ(23)の外周部に圧
接させてある。また、薄層形成ローラ(27)の後方には
ブレード(28)が設けてあり、その先端はローラ(27)
の表面に圧接されている。
現像槽(21)の後部には現像ローラ(23)から後方に
攪拌室(30),(32)が形成され、夫々にトナー供給羽
根(31)、アジテータ(32)が矢印(e),(f)方向
に回転駆動可能に配置されている。
以上の構成からなる現像装置(20)では、攪拌槽(3
0),(32)にはトナーが収容されており、このトナー
はトナー供給羽根(31)、アジテータ(33)の回転に基
づいて混合攪拌されつつ前方に搬送される。
一方、薄膜部材(24)は現像ローラ(23)との摩擦接
触に基づいて矢印(d)方向に従動しており、薄膜部材
(24)と接するトナーは薄膜部材(24)との摩擦接触、
静電気的な力によってその表面に保持されて矢印(d)
方向に搬送される。
そして、薄膜部材(24)の表面に保持されたトナーは
薄層形成ローラ(27)との対向部に搬送され、該ローラ
(27)の接触部を通過する際にトナーの荷電薄層が形成
される。なお、薄層形成ローラ(27)の回転方向は逆に
してもよいし、薄層形成ローラ(27)の周速度を現像ロ
ーラ(23)の周速度と同一又は違えるようにしてもよ
い。ただし、薄膜部材(24)と薄層形成ローラ(27)と
の周速度を違えれば、前記トナー薄層をより均一化する
ことができる。
薄膜部材(24)との接触部を通過した薄層形成ローラ
(27)の表面に残存するトナーは、その回転に基づいて
矢印(g)方向に搬送され、ブレード(28)の先端で掻
き取られて攪拌室(30)内に落下される。
このようにして薄膜部材(24)の表面に形成されたト
ナー薄層は、現像ローラ(23)に従動する薄膜部材(2
4)の回転に基づいて矢印(d)方向に搬送され、現像
領域(X)にて感光体ドラム(100)の表面に軽く接触
して静電潜像を可視像化する。
現像領域(X)を通過したトナーは引き続き薄膜部材
(24)とともに矢印(d)方向に搬送され、トナー均し
パッド(26)との間を通過する際に、現像領域(X)で
消費されたトナーの消費パターンが消去されて、表面ト
ナー層の均一化が図られる。
そして、再びブレード(12)の圧接部にて薄膜部材
(11)の表面には均一な帯電トナー薄層が形成され、以
下、前述の動作を繰り返す。
《第3実施例》 次に、第7図を参照して第3実施例の現像装置(40)
について説明する。
この現像装置(40)は、前記第1,2実施例で示した現
像装置(1),(20)を異なり、トナーとキャリアとか
らなる2成分現像剤を使用するもので、現像槽(41)の
前部には現像ローラ(43)が配置されてある。なお、
(42)は凹所、(44)は薄膜部材、(45)は弾性パッ
ド、(46)はトナー均しパッドで、これらの構成は前記
第1,2実施例と同一である。
現像ローラ(43)の後方には、スリーブ(47)が矢印
(i)方向に回転駆動可能に配置されており、内部には
軸方向に磁極を延設した複数の磁石を周方向に設けた磁
気ローラ(48)が固定状態に配置され、スリーブ(47)
の斜め上部には穂高規制部材(49)が設けてあり、その
先端は所定の穂高規制ギャップを以てスリーブ(47)に
対向している。
スリーブ(47)の後方には、搬送羽根(51),(52)
が並列に配置され、夫々矢印(j),(k)方向に回転
駆動するようにしてある。
現像槽(41)の上部には、トナーを収容したトナーホ
ッパ(53)が設けてあり、内部に攪拌羽根(55)が矢印
(m)方向に回転駆動可能に配置され、下部のトナー補
給口には補給ローラ(56)が矢印(n)方向に回転駆動
可能に配置されている。
以上の構成からなる現像装置(40)は、トナーとキャ
リアとからなる2成分現像剤が搬送羽根(51),(52)
の回転に基づいて混合攪拌され、トナーとキャリアは相
互に摩擦接触することにより互いに逆の極性に帯電し、
一部の現像剤は磁気ローラ(48)の磁力に引かれてスリ
ーブ(47)の表面に磁気的に保持される。
スリーブ(47)に保持された現像剤は、その回転に基
づいて矢印(i)方向に搬送され、穂高規制部材(49)
にて搬送量が規制される。
穂高規制部材(49)との対向部を通過した現像剤は、
磁気ブラシ状態で現像ローラ(43)との対向部に搬送さ
れ、スリーブ(47)に印加されているバイアス電圧(V
b′)と現像ローラ(43)に印加されているバイアス電
圧(Vb)との電圧差に基づいて薄膜部材(44)の表面に
供給され、薄膜部材(44)の表面には均一なトナー薄層
が形成される。
現像ローラ(43)との対向部を通過してスリーブ(4
7)の表面の現像剤は引き続き矢印(i)方向に搬送さ
れ、搬送羽根(51)との対向部でスリーブ(47)の表面
から離脱し、搬送羽根(51)にて混合攪拌されている現
像剤の中に混入される。
薄膜部材(44)の表面に供給されたトナーは、前記実
施例と同様に矢印(h)方向に搬送され、感光体ドラム
(100)の表面に軽く接触して静電潜像を可視像化し、
トナー均しパッド(46)との対向部を通過したのち、ス
リーブ(47)との対向部で新たなトナーが補給され、現
像領域(X)で消費したトナーの消費パターンが消去さ
れる。
このようにして現像動作が繰り返し実行されることに
より現像槽(41)内のトナー量が減少すると、補給ロー
ラ(56)の回転に基づいてトナーホッパ(53)から新た
なトナーが補給される。
なお、本実施例では、スリーブ(47)だけ回転し磁気
ローラ(48)は固定するものとしたが、磁気ローラ(4
8)も回転駆動するようにしてもよく、スリーブ(47)
を回転不可能な状態に固定し、磁気ローラ(48)の回転
だけで現像剤を搬送するようにしてもよく、要するに現
像剤を矢印(i)方向に搬送できるものであればよい。
また、現像ローラ(43)とスリーブ(47)との間に、
スリーブ(47)上の荷電トナーを現像ローラ(43)に電
気的に転移させるようなバイアス電圧を印加してもよ
い。このとき、前記バイアス電圧に交番電界を重畳すれ
ばトナーの供給,回収効率を上げることができる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明にかかる現像装
置は、現像ローラにこれよりも若干長い周長を有する薄
膜部材を外装すると共に、静電潜像担体との対向部にお
いて薄膜部材と現像ローラとの間に空間部を形成し、該
空間部を覆う薄膜部材を静電潜像担体の表面にソフトタ
ッチさせることにより、その表面に保持されているトナ
ーを静電潜像担体の表面に形成されている静電潜像に供
給するようにしている。
したがって、静電潜像担体の表面が損傷することはな
い。また、静電潜像担体と現像ローラとの間のギャップ
が、夫々の反り、ねじれ等により不均一であっても、そ
の誤差は空間部を包む薄膜部材の膨らみの部分に吸収さ
れ、現像ローラと静電潜像担体とのギャップ調整が楽に
なる。さらに、トナー及び薄膜部材は静電潜像担体に軽
く、しかも十分なニップ幅を以て接触し、たとえ静電潜
像担体と現像ローラとの間に周速差を設けても、静電潜
像担体に形成されたトナー像を破壊し、画質を低下する
ことがなく、濃度むらの無い安定した濃度の画像を得る
ことができる。
また、薄膜部材の表面にトナーを塗布する供給部では
薄膜部材と現像ローラとを密着し、薄層形成手段として
ブレードを用いても、これを薄膜部材にハードタッチさ
せることができる。このため、トナー供給部において
は、ブレードの十分な圧接力を確保でき、トナーの帯電
位を所望の値まで向上することができるとともに、均一
なトナー薄層を形成することができる。
他方、現像領域では、薄膜部材は十分なニップ幅をも
って静電潜像担体に接触することができ、静電潜像に均
一にトナーを供給し、濃度むらのない安定した濃度の画
像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる現像装置の断面図、第2図は現
像ローラの支持状態を示す斜視図、第3図は薄膜部材を
外装した現像ローラの斜視図、第4,5図は現像ローラの
断面図、第6図は現像装置の第2実施例を示す断面図、
第7図は現像装置の第3実施例を示す断面図である。 1……現像装置、2……現像槽、9……弾性パッド、10
……現像ローラ、11……薄膜部材、12……ブレード、14
……アジテータ、15……トナー収容槽、27……薄層形成
ローラ、47……スリーブ、100……感光体ドラム、S…
…空間部、X……現像領域。
フロントページの続き (72)発明者 山本 雅史 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動する現像ローラと、該現像ローラ
    の周長よりも長い周長を有し、現像ローラに外装された
    筒状の薄膜部材と、前記現像ローラの外面形状に略対応
    する断面弧状の内面により前記薄膜部材上より現像ロー
    ラの両端外周面の対応する部分を押圧し、これにより現
    像ローラの回転に従動して薄膜部材を回転させると共
    に、少なくとも現像ローラと静電潜像担体との対向部に
    おいて現像ローラと薄膜部材との間に空間部を形成しか
    つ該空間部を覆う薄膜部材の外面を前記静電潜像担体の
    外周面に密着させるガイド部材と、前記現像ローラに接
    触する薄膜部材の外面に圧接し、現像ローラとともに回
    転する薄膜部材の外周面に荷電トナー薄層を形成する薄
    層形成手段と、を備えたことを特徴とする現像装置。
JP62203306A 1986-10-08 1987-08-13 現像装置 Expired - Lifetime JP2586502B2 (ja)

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