JP2585856Y2 - パティキュレートトラップ装置 - Google Patents
パティキュレートトラップ装置Info
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- JP2585856Y2 JP2585856Y2 JP3795293U JP3795293U JP2585856Y2 JP 2585856 Y2 JP2585856 Y2 JP 2585856Y2 JP 3795293 U JP3795293 U JP 3795293U JP 3795293 U JP3795293 U JP 3795293U JP 2585856 Y2 JP2585856 Y2 JP 2585856Y2
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- Japan
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- filter
- air
- particulates
- pressure air
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ディーゼルエンジン
の排気中に含まれる微粒子を捕捉、除去するパティキュ
レートトラップ装置に関する。
の排気中に含まれる微粒子を捕捉、除去するパティキュ
レートトラップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの排気通路に、排気
中の微粒子(パティキュレート)を捕集する複数のフィ
ルタを設置すると共に、各フィルタの下流に逆洗ノズル
を設けたパティキュレートトラップ装置がある。
中の微粒子(パティキュレート)を捕集する複数のフィ
ルタを設置すると共に、各フィルタの下流に逆洗ノズル
を設けたパティキュレートトラップ装置がある。
【0003】このものは、フィルタの下方に燃焼室を備
え、フィルタの再生時には、該当フィルタに排気を流さ
ないように該当フィルタ下流のバルブを閉じると共に、
逆洗ノズルから高圧エアを吹き出して該当フィルタから
捕集パティキュレートを燃焼室に吹き落とし、燃焼室の
ヒータによって燃焼除去するようになっており、各フィ
ルタを所定の時期に順に再生するようになっている(特
開平2ー188613号、3ー18609号、4ー10
9020号公報等参照)。
え、フィルタの再生時には、該当フィルタに排気を流さ
ないように該当フィルタ下流のバルブを閉じると共に、
逆洗ノズルから高圧エアを吹き出して該当フィルタから
捕集パティキュレートを燃焼室に吹き落とし、燃焼室の
ヒータによって燃焼除去するようになっており、各フィ
ルタを所定の時期に順に再生するようになっている(特
開平2ー188613号、3ー18609号、4ー10
9020号公報等参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、逆洗用の高圧エアにエアリザ
ーバのエアが用いられるため、再生が後になるフィルタ
ほど、逆洗ノズルから吹き出されるエアの圧力が下がっ
て、再生効率が低下するようになる。
うな従来装置にあっては、逆洗用の高圧エアにエアリザ
ーバのエアが用いられるため、再生が後になるフィルタ
ほど、逆洗ノズルから吹き出されるエアの圧力が下がっ
て、再生効率が低下するようになる。
【0005】この考案は、このような問題点を解決する
ことを目的としている。
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、図1に示す
ようにエンジンの排気中のパティキュレートを捕集する
フィルタ1,2を複数設け、所定の期間に各フィルタ
1,2の下流側に設けた逆洗ノズル3,4から順次エア
リザーバ5からの高圧エアを吹き出すことで、捕集パテ
ィキュレートを燃焼室に吹き落とし、各フィルタ1,2
を再生するパティキュレートトラップ装置において、再
生が先に行われるフィルタ1への高圧エアの吹き出し時
間に対して、再生が後に行われるフィルタ2への高圧エ
アの吹き出し時間を長くするエア制御手段6を設ける。
ようにエンジンの排気中のパティキュレートを捕集する
フィルタ1,2を複数設け、所定の期間に各フィルタ
1,2の下流側に設けた逆洗ノズル3,4から順次エア
リザーバ5からの高圧エアを吹き出すことで、捕集パテ
ィキュレートを燃焼室に吹き落とし、各フィルタ1,2
を再生するパティキュレートトラップ装置において、再
生が先に行われるフィルタ1への高圧エアの吹き出し時
間に対して、再生が後に行われるフィルタ2への高圧エ
アの吹き出し時間を長くするエア制御手段6を設ける。
【0007】
【作用】したがって、再生が後になるフィルタへは、再
生が先のフィルタのときよりも長い時間、高圧エアを吹
き出すので、先のフィルタの再生によってエアの圧力が
低下していても、吹き出すエアによって後のフィルタの
再生を確実に行える。
生が先のフィルタのときよりも長い時間、高圧エアを吹
き出すので、先のフィルタの再生によってエアの圧力が
低下していても、吹き出すエアによって後のフィルタの
再生を確実に行える。
【0008】
【実施例】図2は本考案の実施例を示すもので、10は
ディーゼルエンジンの排気通路に設置されるトラップ本
体である。
ディーゼルエンジンの排気通路に設置されるトラップ本
体である。
【0009】トラップ本体10は、本体10内の流路が
2系統に分割され、それぞれ流路にパティキュレートを
捕集するフィルタ11,12が介装される。
2系統に分割され、それぞれ流路にパティキュレートを
捕集するフィルタ11,12が介装される。
【0010】フィルタ11,12の下流側の流路13,
14には、それぞれシャッタバルブ15,16が介装さ
れる。
14には、それぞれシャッタバルブ15,16が介装さ
れる。
【0011】シャッタバルブ15,16は、電磁弁1
7,18が開かれエアリザーバ19からエアが送られる
と、流路13,14を閉じ、電磁弁17,18が閉じら
れエアが遮断されると、流路13,14を開くようにな
っている。
7,18が開かれエアリザーバ19からエアが送られる
と、流路13,14を閉じ、電磁弁17,18が閉じら
れエアが遮断されると、流路13,14を開くようにな
っている。
【0012】トラップ本体10にはフィルタ11,12
の下方に燃焼室20が形成され、燃焼室20にはヒータ
21が設置される。
の下方に燃焼室20が形成され、燃焼室20にはヒータ
21が設置される。
【0013】トラップ本体10のフィルタ11,12の
下流側には、それぞれ逆洗ノズル22,23が設置され
る。
下流側には、それぞれ逆洗ノズル22,23が設置され
る。
【0014】逆洗ノズル22,23には、それぞれ電磁
弁24,25を介してエアリザーバ19からの高圧エア
が送られ、電磁弁24,25が開かれると高圧エアをフ
ィルタ11,12に向けて吹き出すようになっている。
弁24,25を介してエアリザーバ19からの高圧エア
が送られ、電磁弁24,25が開かれると高圧エアをフ
ィルタ11,12に向けて吹き出すようになっている。
【0015】コントローラ26により、定期的にフィル
タの再生要求が発せられ、電磁弁17,18,24,2
5、ヒータ21が制御される。27はバッテリを示す。
タの再生要求が発せられ、電磁弁17,18,24,2
5、ヒータ21が制御される。27はバッテリを示す。
【0016】なお、エアリザーバ19は、図示しないが
エンジンのコンプレッサに接続され、エアリザーバ19
内の圧力が規準値まで下がると、コンプレッサによって
所定高圧になるまでエアが補充される。
エンジンのコンプレッサに接続され、エアリザーバ19
内の圧力が規準値まで下がると、コンプレッサによって
所定高圧になるまでエアが補充される。
【0017】次に、コントローラ26による制御内容を
図3のフローチャートおよび図4のタイミングチャート
に基づいて説明する。
図3のフローチャートおよび図4のタイミングチャート
に基づいて説明する。
【0018】フィルタの再生要求が発生すると、フィル
タ11側の流路13のシャッタバルブ15を閉じ、電磁
弁24を規定時間t11(例えば0.05秒)開く(ス
テップ1,2)。これにより、エアリザーバ19の高圧
エアを逆洗ノズル22からフィルタ11に向けて吹き出
し、フィルタ11の捕集パティキュレートを燃焼室20
に吹き落とす。
タ11側の流路13のシャッタバルブ15を閉じ、電磁
弁24を規定時間t11(例えば0.05秒)開く(ス
テップ1,2)。これにより、エアリザーバ19の高圧
エアを逆洗ノズル22からフィルタ11に向けて吹き出
し、フィルタ11の捕集パティキュレートを燃焼室20
に吹き落とす。
【0019】規定時間t11後、電磁弁24を閉じ、シ
ャッタバルブ15を開く(ステップ3〜5)。燃焼室2
0に落ちたパティキュレートはヒータ21によって焼却
する。
ャッタバルブ15を開く(ステップ3〜5)。燃焼室2
0に落ちたパティキュレートはヒータ21によって焼却
する。
【0020】再生の開始から一定時間(例えば10秒)
が経過すると、フィルタ12側の流路14のシャッタバ
ルブ16を閉じ、電磁弁25を規定時間t12開く(ス
テップ6〜8)。
が経過すると、フィルタ12側の流路14のシャッタバ
ルブ16を閉じ、電磁弁25を規定時間t12開く(ス
テップ6〜8)。
【0021】この場合、電磁弁25はフィルタ11側の
電磁弁24よりも長い時間t12(例えば0.1秒)開
く。これにより、エアリザーバ19の高圧エアを逆洗ノ
ズル23からフィルタ12に向けて吹き出し、フィルタ
12の捕集パティキュレートを燃焼室20に吹き落と
す。
電磁弁24よりも長い時間t12(例えば0.1秒)開
く。これにより、エアリザーバ19の高圧エアを逆洗ノ
ズル23からフィルタ12に向けて吹き出し、フィルタ
12の捕集パティキュレートを燃焼室20に吹き落と
す。
【0022】規定時間t12後、電磁弁24を閉じ、シ
ャッタバルブ16を開く(ステップ9〜11)。燃焼室
20に落ちたパティキュレートはヒータ21によって焼
却する。 再生を終了すると、次の再生要求を待つ。
ャッタバルブ16を開く(ステップ9〜11)。燃焼室
20に落ちたパティキュレートはヒータ21によって焼
却する。 再生を終了すると、次の再生要求を待つ。
【0023】このように各フィルタ11,12を順に再
生すると共に、再生が後になるフィルタ12への高圧エ
アの吹き出し時間を長くするので、各フィルタ11,1
2の再生を的確に行える。
生すると共に、再生が後になるフィルタ12への高圧エ
アの吹き出し時間を長くするので、各フィルタ11,1
2の再生を的確に行える。
【0024】即ち、再生が先に行われるフィルタ11へ
の高圧エアの吹き出しによって、後のフィルタ12を再
生するときに、その分エアリザーバ19内の圧力が低下
するが、この場合エアを長い時間吹き出すので、所定の
エア量、再生時間が確保され、フィルタ12をフィルタ
11と同等に再生できる。
の高圧エアの吹き出しによって、後のフィルタ12を再
生するときに、その分エアリザーバ19内の圧力が低下
するが、この場合エアを長い時間吹き出すので、所定の
エア量、再生時間が確保され、フィルタ12をフィルタ
11と同等に再生できる。
【0025】したがって、エアの圧力差にかかわらず、
フィルタ11,12の再生効率の差を十分に小さくする
ことができ、システム全体の再生効率を向上できると共
に、フィルタ11,12への偏った負担がなくなり、シ
ステムの耐久性、信頼性を向上できる。
フィルタ11,12の再生効率の差を十分に小さくする
ことができ、システム全体の再生効率を向上できると共
に、フィルタ11,12への偏った負担がなくなり、シ
ステムの耐久性、信頼性を向上できる。
【0026】
【考案の効果】以上のようにこの考案は、エンジンの排
気中のパティキュレートを捕集するフィルタを複数設
け、所定の期間に各フィルタの下流側に設けた逆洗ノズ
ルから順次エアリザーバからの高圧エアを吹き出すこと
で、捕集パティキュレートを燃焼室に吹き落とし、各フ
ィルタを再生するパティキュレートトラップ装置におい
て、再生が先に行われるフィルタへの高圧エアの吹き出
し時間に対して、再生が後に行われるフィルタへの高圧
エアの吹き出し時間を長くしたので、先のフィルタの再
生によるエア圧力の低下にかかわらず、各フィルタを同
等に再生でき、高い再生性能を確保できると共に、シス
テムの耐久性、信頼性が向上する。
気中のパティキュレートを捕集するフィルタを複数設
け、所定の期間に各フィルタの下流側に設けた逆洗ノズ
ルから順次エアリザーバからの高圧エアを吹き出すこと
で、捕集パティキュレートを燃焼室に吹き落とし、各フ
ィルタを再生するパティキュレートトラップ装置におい
て、再生が先に行われるフィルタへの高圧エアの吹き出
し時間に対して、再生が後に行われるフィルタへの高圧
エアの吹き出し時間を長くしたので、先のフィルタの再
生によるエア圧力の低下にかかわらず、各フィルタを同
等に再生でき、高い再生性能を確保できると共に、シス
テムの耐久性、信頼性が向上する。
【図1】考案の構成図である。
【図2】実施例の構成図である。
【図3】制御内容を示すフローチャートである。
【図4】制御タイミングチャートである。
10 トラップ本体 11,12 フィルタ 15,16 シャッタバルブ 17,18 電磁弁 19 エアリザーバ 20 燃焼室 21 ヒータ 22,23 逆洗ノズル 24,25 電磁弁 26 コントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの排気中のパティキュレートを
捕集するフィルタを複数設け、所定の期間に各フィルタ
の下流側に設けた逆洗ノズルから順次エアリザーバから
の高圧エアを吹き出すことで、捕集パティキュレートを
燃焼室に吹き落とし、各フィルタを再生するパティキュ
レートトラップ装置において、再生が先に行われるフィ
ルタへの高圧エアの吹き出し時間に対して、再生が後に
行われるフィルタへの高圧エアの吹き出し時間を長くす
るエア制御手段を設けたことを特徴とするパティキュレ
ートトラップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3795293U JP2585856Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | パティキュレートトラップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3795293U JP2585856Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | パティキュレートトラップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710414U JPH0710414U (ja) | 1995-02-14 |
JP2585856Y2 true JP2585856Y2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=12511892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3795293U Expired - Fee Related JP2585856Y2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | パティキュレートトラップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585856Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP3795293U patent/JP2585856Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710414U (ja) | 1995-02-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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