JP2585763Y2 - 粘稠液用のバッグインボックス - Google Patents

粘稠液用のバッグインボックス

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JP2585763Y2 JP1992089129U JP8912992U JP2585763Y2 JP 2585763 Y2 JP2585763 Y2 JP 2585763Y2 JP 1992089129 U JP1992089129 U JP 1992089129U JP 8912992 U JP8912992 U JP 8912992U JP 2585763 Y2 JP2585763 Y2 JP 2585763Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、食品調味料や接着剤や
印刷インキなどの粘稠液用の、粘稠液を吸引しての排出
が容易であって、排出残液量が少ない粘稠液用のバッグ
インボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、食品調味料や接着剤や印刷イ
ンキなどの粘稠液用の、粘稠液を収容した柔軟性を有す
る樹脂フィルム製などの袋体を、剛性を有する段ボール
製や板紙製などの直方体状の箱体内に収容して、箱体の
前側面下部を貫通する口栓体を袋体に取付けた、バッグ
インボックスと通称される液体用複合容器が用いられて
いるものであって、粘稠液を吸引して排出する時に、図
6に示すように、柔軟性を有する袋体(10)が変形縮小し
て、口栓体(30)から空気が侵入することがなく粘稠液(5
0)を排出できるために、特に空気との接触を好まない粘
稠液用に便利に用いられているものである。
【0003】また従来から、粘稠液を吸引しての排出を
容易にするために、例えば実開平4-41848号公報に示す
ような、長さ方向の複数本の凹條部を有する細長板状
の、ディップストリップと通称される導液板が用いられ
ているものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バッグインボックスに収容した粘稠液を、減圧吸引装置
などを用いて吸引、排出する場合は、図6に示すよう
に、柔軟性を有する袋体(10)に収容した粘稠液(5
0)が吸引されて減少するに従って、口栓体(30)の
近傍の袋体(10)が先に変形縮小して、口栓体(3
0)を塞いで吸引、排出できなくなることが問題であっ
て、時間をおいて再吸引する必要があるなどの、粘稠液
の吸引、排出に時間が掛かるものであって、また排出残
液量も少ないものであった。また、前記実開平4−41
848号公報に記載されているようにディップストリッ
プを配置しても、口栓体の内面が開放された状態で粘稠
液を吸引すると、粘稠液の減少に従って袋体により口栓
体の内面が塞がれてしまうという同様の問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本考案は、図1から図4に示すように、柔
軟性を有する樹脂フィルム製などの袋体(10)を、剛
性を有する段ボール製や板紙製などの直方体状の箱体
(20)内に収容して、箱体(20)の前側面下部を貫
通する口栓体(30)を袋体(10)に取付けたバッグ
インボックスにおいて、長さ方向の複数本の凹條部(4
1)を有する細長板状の導液板(40)を、袋体(1
0)の内面下部のほぼ全長に沿うように位置させて、口
栓体(30)の内面(粘稠液側、以下同じ)上部と内面
下部とに通液開孔(31、31)が残るように、屈曲部
(42)を介してこの細長板状の導液板(40)の下面
側を袋体(10)の内面下部に配置したことを特徴とす
粘稠液を吸引しての排出が容易であって、排出残液
量が少ない粘稠液用のバッグインボックスである
【0006】また本考案は、図2,図4に示す細長板状
の導液板(40)が、図5に示すように、上面側と下面側と
に長さ方向の複数本の凹條部(41)を有する細長板状の導
液板(40)であって、この上面側の凹條部(41)と下面側の
凹條部(41)との間に複数個の通液孔(44)を設けたことを
特徴とする、さらに粘稠液を吸引しての排出が容易であ
って、排出残液量が少ない粘稠液用のバッグインボック
スを提供するものである。
【0007】本考案の、柔軟性を有する樹脂フィルム製
などの袋体(10)については、ポリエチレン(PE)やポリプ
ロピレン(PP)やポリエステル(PET)などの、通常の包装
材料用の適宜の厚さの熱融着性樹脂フィルム又はその積
層樹脂フィルムなどを用いて、内容量が0.5〜20リッ
トル程度の、口栓用開孔(符号なし)を設けた通常の三方
シール袋や合掌シール袋や折込みシール袋(ガゼット袋
と通称する)などの袋体(10)を、通常の製袋工程で制約
なく製袋できるものである。
【0008】本考案の、剛性を有する段ボール製や板紙
製などの直方体状の箱体(20)については、通常の段ボー
ル紙や厚手の板紙などを用いて、粘稠液を収容した前記
の袋体(10)を隙間なく収容できる大きさであって、口栓
体(30)用の貫通孔(21)を前側面下部に設けた適宜の構造
の直方体状の箱体(20)を、通常の製箱工程で制約なく製
箱できるものである。
【0009】本考案の、袋体(10)に取付けた箱体(20)の
前側面下部を貫通する口栓体(30)については、通常のポ
リエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などを用いて、袋
体(10)を熱融着する円板状のフランジ部(32)と密閉蓋
(図示せず)などとの嵌合構造部(33)とを有する円筒状の
口栓体(30)を、通常の射出成形方法で制約なく成形でき
るものであって、箱体(20)の前側面下部に設けた口栓体
(30)用の貫通孔(21)を貫通するように、袋体(10)に設け
た口栓用開孔(符号なし)の周辺を円板状のフランジ部(3
2)に熱融着して、箱体(20)の前側面下部を貫通する口栓
体(30)を袋体(10)に取付けるものである。この場合に、
袋体(10)に取付けた口栓体(30)を補強するために、口栓
体(30)周辺の袋体(10)を箱体(20)に貼着することが好ま
しいものである。
【0010】本考案の、長さ方向の複数本の凹條部(41)
を有する片端部が屈曲した細長板状の導液板(40)につい
ては、通常のポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)な
どを用いて、図2,図4に示すように、幅が口栓体(30)
のフランジ部(32)の外径の1〜2倍程度で、長さが袋体
(10)の縦方向(図1,図3では左右方向)長さとほゞ同一
で、それぞれ袋体(10)の内面下部からの、屈曲した片端
部の高さが口栓体(30)の内面中央部の高さとほゞ同一で
あって、長さ方向の複数本の凹條部(41)を有する片端部
が30〜70度に屈曲した、肉厚が0.5〜2.0mm程度の
細長板状の導液板(40)を、通常の射出成形方法や圧空,
真空成形方法などで成形できるものである。この場合
に、袋体(10)の内面下部のほゞ全長に沿うように位置さ
せる細長板状の導液板(40)を保護するために、袋体(10)
の下部を箱体(20)に貼着することが好ましいものであ
る。
【0011】
【作用】本考案の粘稠液用のバッグインボックスにおい
ては、減圧吸引装置などを用いて粘稠液を吸引、排出す
る場合に、図6に示すように、柔軟性を有する袋体(1
0)に収容した粘稠液(50)が吸引されて減少するに
従って、口栓体(30)の近傍の袋体(10)が先に変
形縮小して口栓体(30)を塞ぐことがあっても、また
口栓体(30)の近傍の袋体(10)から順に変形縮小
して細長板状の導液板(40)に密着することがあって
も、図2、図4に示すように、長さ方向の複数本の凹條
部(41)を有する片端部が屈曲した細長板状の導液板
(40)を、袋体(10)の内面下部のほぼ全長に沿う
ように位置させて、口栓体(30)の内面上部と内面下
部とに通液開孔(31、31)が残るように、屈曲部
(42)を介してこの細長板状の導液板(40)の下面
側を袋体(10)の内面下部に配置したことによって
細長板状の導液板(40)の長さ方向の複数本の凹條部
(41)を粘稠液(50)が通って、口栓体(30)の
内面上部に残した通液開孔(31)から、また袋体(1
0)が吸引されて口栓体(30)に密着しても、口栓体
(30)の内面下部に残した通液開孔(31)から連続
して粘稠液(50)を吸引、排出できるものであって、
粘稠液を吸引しての排出が容易であって、排出残液量の
少ない粘稠液用のバッグインボックスを提供できるもの
である。
【0012】また、本考案の粘稠液用のバッグインボッ
クスにおいては、図5に示すように、上面側と下面側と
に長さ方向の複数本の凹條部(41)を有する細長板状の導
液板(40)であって、この上面側の凹條部(41)と下面側の
凹條部(41)との間に複数個の通液孔(44)を設けたことに
よって、細長板状の導液板(40)の上面側と下面側との長
さ方向の複数本の凹條部(41)を粘稠液(50)が均一に通っ
て、口栓体(30)の内面上部と内面下部とに残した通液開
孔(31,31)から、さらに容易に連続して粘稠液(50)を吸
引,排出できるものである。
【0013】なお、粘稠液(50)でない通常の液体をバッ
グインボックスに収容した場合には、柔軟性を有する袋
体(10)に収容した通常の液体が吸引されて減少するに従
って、通常の液体の自重によって、袋体(10)が均一に変
形縮小して口栓体(30)を塞ぐことがないものであって、
本考案の細長板状の導液板(40)を用いなくても、容易に
連続して通常の液体を吸引,排出できるものであって、
また排出残液量も少ないものである。
【0014】
【実施例】<実施例1> 図1は、本考案の実施例1における、粘稠液用のバッグ
インボックスの断面図である。すなわち、500gのグ
ラビアインキ(50)を収容した、柔軟性を有するポリエス
テル(15μm)とポリエチレン(60μm)との積層樹脂フ
ィルム製の袋体(10)を、縦,横,高さがそれぞれ70mm,
100mm,85mmの、剛性を有する板紙製の直方体の箱
体(20)内に収容して、箱体(20)の前側面(図1では左側
面)下部を貫通する、ポリエチレン製の内径10mmの円
筒状の口栓体(30)を袋体(10)に取付けたバッグインボッ
クスにおいて、長さ方向の複数本の凹條部(41)を有する
片端部が屈曲した細長板状の導液板(40)を、袋体(10)の
内面下部のほゞ全長に沿うように位置させて、口栓体(3
0)の内面上部と内面下部とに通液開孔(31,31)が残るよ
うに、この細長板状の導液板(40)の下面側を袋体(10)の
内面下部に熱融着した、実施例1の粘稠液用のバッグイ
ンボックスの断面を示したものである。
【0015】図2は、実施例1の粘稠液用のバッグイン
ボックスにおける、片端部が屈曲した細長板状の導液板
(40)の下面側を袋体(10)の内面下部に熱融着した状態を
示す斜視図である。すなわち、幅が口栓体(30)のフラン
ジ部(32)の外径のほゞ二倍の40mmで、長さが袋体(10)
の縦方向(図1では左右方向)長さとほゞ同一の95mm
で、片端部から15mmの位置に45度の屈曲部(42)を設
けた、肉厚が0.5mmのポリエチレン製の細長板状の導液
板(40)を、袋体(10)の内面下部のほゞ全長に沿うように
位置させて、口栓体(30)の内面上部と内面下部とに半円
形状の通液開孔(31,31)が残るように、この細長板状の
導液板(40)の下面側を袋体(10)の内面下部に熱融着した
状態を示したものである。
【0016】図5(A)は、実施例1の粘稠液用のバッグ
インボックスにおける、長さ方向の複数本の凹條部(41)
を有する細長板状の導液板(40)の形状を示す部分断面図
である。すなわち、上面側と下面側とに長さ方向の六本
の、幅が3mmで深さが2mmの凹條部(41)をそれぞれ有す
る肉厚が0.8mmの細長板状の導液板(40)であって、この
上面側の凹條部(41)と下面側の凹條部(41)との間に、直
径が1mmの4〜6個の通液孔(44)をそれぞれ設けた状態
を示したものである。
【0017】次に、図1,図2,図5(A)に示す本実施例
の、グラビアインキ(50)を収容した粘稠液用のバッグイ
ンボックスにおいて、通常のピストンポンプを用いてグ
ラビアインキ(50)を吸引,排出したところ、口栓体(30)
の近傍の袋体(10)が先に変形縮小して口栓体(30)を塞ぐ
ことがあっても、また口栓体(30)の近傍の袋体(10)から
順に変形縮小して細長板状の導液板(40)に密着すること
があっても、袋体(10)の内面下部に熱融着した細長板状
の導液板(40)の働きによって,連続してグラビアインキ
(50)を吸引,排出できるものであって、排出残液量も少
ないものであった。
【0018】<実施例2> 図3は、本考案の実施例2における、粘稠液用のバッグ
インボックスの断面図である。すなわち、15リットル
のエマルジョン系接着剤(50)を収容した、柔軟性を有す
る厚さ0.5mmのポリプロピレンフィルム製の袋体(10)
を、縦,横,高さがそれぞれ30cm,22cm,26cmの、剛
性を有するA段ボール紙製の直方体の箱体(20)内に収容
して、箱体(20)の前側面(図3では左側面)下部を貫通す
る、ポリプロピレン製の内径32mmの円筒状の口栓体(3
0)を袋体(10)に取付けたバッグインボックスにおいて、
長さ方向の複数本の凹條部(41)を有する片端部が屈曲し
た細長板状の導液板(40)を、袋体(10)の内面下部のほゞ
全長に沿うように位置させて、口栓体(30)の内面上部と
内面下部とに通液開孔(31,31)が残るように、この細長
板状の導液板(40)の屈曲した片端部を口栓体(30)の内面
中央部に熱融着した、実施例2の粘稠液用のバッグイン
ボックスの断面を示したものである。
【0019】図4は、実施例2の粘稠液用のバッグイン
ボックスにおける、細長板状の導液板(40)の屈曲した片
端部を口栓体(30)の内面中央部に熱融着した状態を示す
斜視図である。すなわち、幅が口栓体(30)のフランジ部
(32)の外径とほゞ同一の5cmで、長さが袋体(10)の縦方
向(図3では左右方向)長さとほゞ同一の22.5cmで、片
端部から2cm及び6cmの位置に、それぞれ45度の二個
所の屈曲部(42,42)を設けた、肉厚が1.0mmのポリプロ
ピレン製の細長板状の導液板(40)を、袋体(10)の内面下
部のほゞ全長に沿うように位置させて、口栓体(30)の内
面上部と内面下部とに半円形状の通液開孔(31,31)が残
るように、この細長板状の導液板(40)の屈曲した片端部
を口栓体(30)のフランジ部(32)の内面中央部に熱融着し
た状態を示したものである。
【0020】図5(B)は、実施例2の粘稠液用のバッグ
インボックスにおける、長さ方向の複数本の凹條部(41)
を有する細長板状の導液板(40)の形状を示す部分断面図
である。すなわち、上面側と下面側とに長さ方向の七本
の、幅が6mmで深さが2mmの凹條部(41)をそれぞれ有す
る全体の厚さが5mmの細長板状の導液板(40)であって、
この上面側の凹條部(41)と下面側の凹條部(41)との間
に、直径が3mmの4〜6個の通液孔(44)をそれぞれ設け
た状態を示したものである。
【0021】次に、図3,図4,図5(B)に示す本実施例
の、エマルジョン系接着剤(50)を収容した粘稠液用のバ
ッグインボックスにおいて、箱体(20)に切れ目線で形成
した貫通孔(21)を開孔して、袋体(10)に熱融着して取付
けた口栓体(30)を引出して、通常の減圧吸引装置(40m
mHg,2.4l/min)を用いてエマルジョン系接着剤(50)を吸
引,排出したところ、口栓体(30)の近傍の袋体(10)が先
に変形縮小して口栓体(30)を塞ぐことがあっても、また
口栓体(30)の近傍の袋体(10)から順に変形縮小して細長
板状の導液板(40)に密着することがあっても、口栓体(3
0)の内面中央部に熱融着した細長板状の導液板(40)の働
きによって、連続して吸引,排出できるものであって、
約8分間でエマルジョン系接着剤(50)の吸引,排出が完
了して、排出残液量も少ないものであった。
【0022】
【考案の効果】以上、作用及び実施例に示すとおり、本
考案の粘稠液用のバッグインボックスにおいては、減圧
吸引装置などを用いて粘稠液を吸引、排出する場合に、
柔軟性を有する袋体に収容した粘稠液が吸引されて減少
するに従って、口栓体の近傍の袋体が先に変形縮小して
口栓体を塞ぐことがあっても、また口栓体の近傍の袋体
から順に変形縮小して細長板状の導液板(40)に密着
することがあっても、袋体の内面下部に配置した細長板
状の導液板(40)の働きによって細長板状の導液板
(40)の長さ方向の複数本の凹條部(41)を粘稠液
が通って、口栓体(30)の内面上部に残した通液開孔
(31)から、また袋体(10)が吸引されて口栓体
(30)に密着しても、口栓体(30)の内面下部に残
した通液開孔(31)から連続して粘稠液(50)を吸
引、排出できるものであって、粘稠液を吸引しての排出
が容易であって、排出残液量の少ない粘稠液用のバッグ
インボックスを提供できるものである。
【0023】また、本考案の粘稠液用のバッグインボッ
クスにおいては、上面側と下面側とに長さ方向の複数本
の凹條部(41)を有する細長板状の導液板(40)であって、
この上面側の凹條部(41)と下面側の凹條部(41)との間に
複数個の通液孔(44)を設けたことによって、細長板状の
導液板(40)の上面側と下面側との長さ方向の複数本の凹
條部(41)を粘稠液が均一に通って、さらに容易に連続し
て粘稠液を吸引,排出できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1における、粘稠液用のバッグ
インボックスの断面図である。
【図2】実施例1の粘稠液用のバッグインボックスにお
ける、片端部が屈曲した細長板状の導液板(40)の下面側
を袋体(10)の内面下部に熱融着した状態を示す斜視図で
ある。
【図3】本考案の実施例2における、粘稠液用のバッグ
インボックスの断面図である。
【図4】実施例2の粘稠液用のバッグインボックスにお
ける、細長板状の導液板(40)の屈曲した片端部を口栓体
(30)の内面中央部に熱融着した状態を示す斜視図であ
る。
【図5】実施例1及び実施例2の粘稠液用のバッグイン
ボックスにおける、長さ方向の複数本の凹條部(41)を有
する細長板状の導液板(40)の形状を示す部分断面図であ
る。
【図6】従来のバッグインボックスにおける、収容した
粘稠液(50)を吸引,排出する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 …袋体 11,43 …熱融着部 20 …箱体 21 …貫通孔 30 …口栓体 31 …通液開孔 32 …フランジ部 33 …嵌合構造部 40 …細長板状の導液板 41 …凹條部 42 …屈曲部 44 …通液孔 50 …粘稠液,グラビアインキ,エマルジョン系
接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 池田 則夫 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 審査官 溝渕 良一 (56)参考文献 特表 平4−502600(JP,A) 実開 平4−84168(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 77/06 B65D 33/38

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟性を有する樹脂フィルム製などの袋体
    を、剛性を有する段ボール製や板紙製などの直方体状の
    箱体内に収容して、箱体の前側面下部を貫通する口栓体
    を袋体に取付けたバッグインボックスにおいて、長さ方
    向の複数本の凹條部(41)を有する細長板状の導液板
    (40)を、袋体の内面下部のほぼ全長に沿うように位
    置させて、口栓体(30)の内面上部と内面下部とに通
    液開孔(31、31)が残るように、屈曲部(42)を
    介してこの細長板状の導液板(40)の下面側を袋体の
    内面下部に配置したことを特徴とする粘稠液用のバッグ
    インボックス。
  2. 【請求項2】前記の細長板状の導液板(40)が、上面
    側と下面側とに長さ方向の複数本の凹條部(41)を有
    する細長板状の導液板(40)であって、この上面側の
    凹條部(41)と下面側の凹條部(41)との間に複数
    個の通液孔(44)を設けたことを特徴とする、請求項
    1に記載の粘稠液用のバッグインボックス。」
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