JP2584925B2 - コマ型コンクリートブロックおよびその製造方法 - Google Patents

コマ型コンクリートブロックおよびその製造方法

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JP2584925B2
JP2584925B2 JP3329183A JP32918391A JP2584925B2 JP 2584925 B2 JP2584925 B2 JP 2584925B2 JP 3329183 A JP3329183 A JP 3329183A JP 32918391 A JP32918391 A JP 32918391A JP 2584925 B2 JP2584925 B2 JP 2584925B2
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俊介 荒井
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KUBOTA KONKURIITO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコマ形コンクリートブロ
ックおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築、機械基礎用のぐり石とし
て、従来、コマ型のコンクリートブロックが提案されて
いる。これは、コマ形のブロック本体と軸脚とをコンク
リートで一体に成形したものであり、ブロック本体の円
錐形面の作用により直截荷重を横方向に分散できる効果
を有するものである。
【0003】また従来、たとえば特開昭61−242227号公
報においては、上記ブロック本体と軸脚とを別体で構成
して、互いに着脱自在としたものが提案されている。こ
のような構成によれば、軸脚を地中の所定位置に打ち込
んだ後に、この軸脚にブロック本体を取り付けること
で、良好に据え付けを行うことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のものでは、ブロック本体はコンクリートの詰まった
コマ形すなわち円錐形に形成されているため、その重量
が大きく、また運搬時や保管時に複数のブロック本体を
積み上げようとしても、その安定が悪くて積み上げが困
難となり、運搬性や保管性が悪いという問題点がある。
さらにブロック本体や軸脚は形枠を用いて製造されてい
るため、量産性が悪く、寸法精度があまり良くないとい
う問題点もある。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、ブロック本体の積み上げ性が良く、しかも量産性、
寸法精度ともにすぐれたコマ型コンクリートブロックお
よびその製造方法を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、コマ形のブロック本体と軸脚とを別体で構成
したコマ型コンクリートブロックにおいて、前記ブロッ
ク本体の上面の中央に凹部を形成するとともに、このブ
ロック本体の中央部に前記軸脚の上部が入り込む孔部を
形成して、この孔部の内周面と軸脚の上部外周面との間
に、弾性体リングを装着したものである。
【0007】また本発明は、上記ブロック本体と軸脚と
をプレス成形により製造するものである。
【0008】
【作用】このような構成によれば、コマ形すなわち円錐
形のブロック本体の上面の中央に凹部を形成したため、
この凹部に他のブロック本体の先端部を挿入すること
で、複数のブロック本体を安定に積み上げることが可能
であり、その運搬時や保管時にあまりスペースを要しな
いことになって、その運搬性や保管性が良好になる。ま
たブロック本体の中央部に軸脚の上部が入り込む孔部を
形成して、この孔部の内周面と軸脚の上部外周面との間
に弾性体リングを装着したため、この弾性リングを適度
に圧縮変形させることで、ブロック本体と軸脚との接合
がしっかりと行われる。
【0009】ブロック本体と軸脚とはプレス成形により
製造されるため、少人数で大量生産することが可能で、
また製品の寸法精度が良くなる。
【0010】
【実施例】図1において、1は円錐状に形成されたコン
クリート製のコマ形のブロック本体、2はコンクリート
製の軸脚である。ブロック本体1の円錐面3は45度に形
成され、またこのブロック本体1の上面の中央には、45
度のすり鉢面状の凹部4が形成されている。ブロック本
体1の中央部には、その中心軸上において下広がりとな
るテーパ孔5が貫通して形成されている。このテーパ孔
5の周囲におけるブロック本体1の内部には、リング状
の補強鉄線6が埋め込まれており、このテーパ孔5の周
囲を補強している。
【0011】軸脚2には、テーパ孔5にはまり合う先細
り状のテーパ部7が形成されて、これらブロック本体1
と軸脚2とは、互いに着脱自在となっている。軸脚2に
は、ブロック本体1の下端におけるテーパ孔5の周縁に
係り合い可能な段部8が形成され、テーパ孔5内へ軸脚
2が過度に入り込まないようにされている。9は吊りフ
ックで、図2にも示すように、軸脚2内に長さ方向に埋
め込まれる鉄筋部材10の一部分によって構成されてい
る。11のは軸脚2の先端シューで、鉄部材やプラスチッ
ク部材によって笠形に形成されるとともに、図2に示す
ように鉄筋部材10と一体化されている。
【0012】図3および図4に示すように、テーパ孔5
に軸脚2を挿入した場合におけるこのテーパ孔5の内周
面と軸脚2のテーパ部7の外周面との間には、軸脚2の
長さ方向の1〜2箇所の位置で、弾性体リング12が、あ
る程度圧縮変形された状態で装着されている。
【0013】このような構成によれば、ブロック本体1
と軸脚2とを別体で製造し、軸脚2のテーパ部7に所定
数の弾性体リング12を装着して、このテーパ部7をブロ
ック本体1のテーパ孔5に挿入することで、図3に示す
ようにコマ型コンクリートブロックが完成する。このと
き、テーパ孔5の内周面とテーパ部7の外周面との間で
弾性体リングが適度に圧縮変形されることで、これらテ
ーパ孔5の内周面とテーパ部7の外周面とを直接接触さ
せる場合に比べ、ブロック本体1と軸脚2との接合がし
っかりと行われる。またブロック本体1は、テーパ孔5
の周囲が補強鉄線6によって補強されているため、軸脚
2を挿入したときの応力にもとづく割れの発生が防止さ
れる。
【0014】このようなブロック本体1と軸脚2との結
合は、コマ型コンクリートブロックの敷設現場で行われ
るのが常であり、この敷設現場までは両者は別体であ
り、図5に示すように別々に運搬されることが多い。ま
た製造後の保管時にも、図5の形態がとられることが多
い。このとき、図1および図3に示すように、ブロック
本体1の中央に擂鉢面状の凹部4が形成されていること
から、図えに示すようにあるブロック本体1の凹部4に
他のブロック本体1の先端部を挿入することで、複数の
ブロック本体1を安定状態で積み上げることが可能とな
る。このため、ブロック本体1の運搬性と保管性とが良
好なものとなる。また凹部4を形成することで、肉盗み
が行われ、ブロック本体1を軽量化することが可能とな
る。
【0015】ブロック本体1および軸脚2はプレス成形
によって製造されており、以下、その製造方法について
説明する。図6〜図11は、ブロック本体1の製造方法を
示す。図6において、21は上型、22は下型であって、上
型21には、ブロック本体1の円錐面3を成形するための
凹部30が形成されている。下型22は枠23の内部に設けら
れており、この枠23の内部に投入される成形材料として
のモルタル24を支持するための水切り構造を備えてい
る。また下型22は、ブロック本体1の凹部4を形成する
ための突部25を有している。ブロック本体1のテーパ孔
5を形成するための中子26が、下型22の中央部から上向
きに設置されている。
【0016】このような構成において、ブロック本体1
を製造する際には、まず図6に示すように枠23内にモル
タル24を投入する。そして、図7に示すように上型21を
下降させ、モルタル24をプレス加圧することで、ブロッ
ク本体1を成形する。
【0017】次に脱型作業を行う。まず図8に示すよう
に枠23を降下させてブロック本体1の外周面を露出さ
せ、次に図9に示すように上型側に設けられた製品クラ
ンプ装置27でブロック本体1の外周面をクランプし、上
型21を上昇されることでブロック本体1を下型から脱型
させて持ち上げる。そして、この持ち上げられたブロッ
ク本体1を、図10に示すように製品受取装置28の受け台
29を上昇させることでこの受け台29によって受け取り、
図11に示すように受け台29を降下させれば、上型21から
のブロック本体1の脱型が完了する。
【0018】図12〜図17は、軸脚2の製造方法を示す。
図12に示された上型31、下型32、枠33は、それぞれ図6
〜図11に示すものと同様であるが、上型31および下型32
には、円柱状の軸脚2を形成するための凹部34、35がそ
れぞれ形成されている。モルタル36はあらかじめ樋状の
受け具37に供給されており、この受け具37は、外側の水
切り鉄板38と内側の水切り部材39とで構成されている。
水切り部材39は、瀘布と金網とによって構成されてい
る。
【0019】このような構成において、軸脚2を製造す
る際には、まず図12に示すようにモルタル36が供給され
た受け具37を準備し、図13に示すようにこれを下型32内
に設置するとともに、枠33を上昇させる。そして図14に
示すように上型31を下降させ、プレス成形によって軸脚
2を成形する。
【0020】成形が終了したなら、図15に示すように上
型31を上昇させるとともに枠33を降下させ、軸脚2の上
部半周を露出させて、図16に示すようにこの露出部に受
け鉄板40を設置する。そして、この状態のものを図17に
示すように反転させ、マグネチックチャック41などを用
いて受け具37を取り外せば、軸脚2の脱型が完了する。
【0021】このようにプレス成形にてブロック本体1
と軸脚2とを製造することで、従来のような型枠を用い
た作業が不要となり、量産に適するとともに寸法精度の
良好な製品が得られる。また、このため作業者の数を低
減することができ、しかも工場面積を小さくできる利点
さえある。さらに、プレス成形することで、材料が圧密
された製品を得るこどかでき、高強度の製品を短時間で
製造することができる。さらにプレス成形することで、
製品の外観が美麗となる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、ブロ
ック本体の上面の中央に凹部を形成したため、この凹部
に他のブロック本体の先端部を挿入することで、複数の
ブロック本体を安定に積み上げることができ、その運搬
時や保管時にあまりスペースを要しないことになって、
その運搬性や保管性を良好なものとすることができる。
ブロック本体の孔部の内周面と軸脚の上部外周面との間
に弾性体リングを装着したため、この弾性リングを適度
に圧縮変形させることで、ブロック本体と軸脚との接合
をしっかりと行うことができる。
【0023】また本発明によると、ブロック本体と軸脚
とをプレス成形により製造するため、少人数で大量生産
を行うことができ、製品の寸法精度を良好なものとする
ことができ、工場面積を小さくすることができ、さらに
高強度の製品を短時間で製造することができ、さらに製
品の外観を美麗にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のコマ型コンクリートブロッ
クを示す図である。
【図2】図1における鉄筋部材および先端シューを示す
図である。
【図3】図1のコマ型コンクリートブロックの組立図で
ある。
【図4】図3における要部の拡大図である。
【図5】同コマ型コンクリートブロックの運搬または保
管時の状態を示す図である。
【図6】ブロック本体の製造工程を示す図である。
【図7】ブロック本体の製造工程を示す図である。
【図8】ブロック本体の製造工程を示す図である。
【図9】ブロック本体の製造工程を示す図である。
【図10】ブロック本体の製造工程を示す図である。
【図11】ブロック本体の製造工程を示す図である。
【図12】軸脚の製造工程を示す図である。
【図13】軸脚の製造工程を示す図である。
【図14】軸脚の製造工程を示す図である。
【図15】軸脚の製造工程を示す図である。
【図16】軸脚の製造工程を示す図である。
【図17】軸脚の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1 ブロック本体 2 軸脚 4 凹部 12 弾性体リング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コマ形のブロック本体と軸脚とを別体で
    構成したコマ型コンクリートブロックであって、前記ブ
    ロック本体の上面の中央に凹部を形成するとともに、こ
    のブロック本体の中央部に前記軸脚の上部が入り込む孔
    部を形成して、この孔部の内周面と軸脚の上部外周面と
    の間に、弾性体リングを装着したことを特徴とするコマ
    型コンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコマ型コンクリートブロ
    ックを製造するための方法であって、ブロック本体と軸
    脚とをプレス成形により製造することを特徴とする。
JP3329183A 1991-12-13 1991-12-13 コマ型コンクリートブロックおよびその製造方法 Expired - Lifetime JP2584925B2 (ja)

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