JP2584853B2 - プルトニウムの再抽出方法 - Google Patents

プルトニウムの再抽出方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の対象は有機溶媒中に存在するプルトニウムを
水溶液中に再抽出する方法である。
この方法は特に照射済核燃料の再処理の第1段階にお
いてプルトニウムをウランから分離するために、または
ウラン−プルトニウム分離あるいはプルトニウム抽出の
サイクルの終りに最後の微量のプルトニウムを再抽出す
るために使用することができる。
照射済核燃料の再処理設備を大多数において、まず第
一に燃料を硝酸溶液に溶解させ、それを次に有機溶媒
(例えば、トリブチルホスフアート)の中に抽出するこ
とにより核分裂生成物の大部分からプルトニウムとウラ
ンを同時に分離することから成る抽出の第1サイクルに
かける。次にウラン/プルトニウムの分離作業へと進
み、そしてこれはウラン、プルトニウムおよびある核分
裂生成物を含む有機溶媒を、プルトニウムを(IV)価の
状態から(III)価の状態へ還元することのできる化学
薬剤を含む水溶液と接触させて、ウランが有機溶媒中に
残ることがあつてもプルトニウムを水の相に再抽出する
ことから成る。この作業のために、一般に使用されてい
る還元剤は硝酸ウランであり、しかしそれにヒドラジン
硝酸塩から成る安定剤が添加され、これは機能としてウ
ラン(IV)とプルトニウム(III)の還元種を溶液中に
存在する酸化剤から保護しなければならない、なぜなら
これらの還元種は安定剤の不在のとき安定でないからで
ある。
プルトニウム(III)とウラン(IV)を安定化するた
めにヒドラジン硝酸塩の使用はある不便を示す。
実際に、ヒドラジン硝酸塩は広い範囲の条件で分解し
易く、そして厄介な2種の生成物、すなわちアジ化水素
酸とアンモニウムイオンを生じさせる。
アジ化水素酸の生成はヒドラジン硝酸塩の主特性から
結果として生ずるのであり、すなわち次の反応式に従つ
て亜硝酸と速やかに反応するからである。
N2H5NO3+HNO2→ N3H+HNO3+2H2O 過剰のヒドラジン硝酸塩の存在においてはN3Hが主な
生成物であり、またHNO2が過剰に存在するときにはN3H
が次の反応式に従つてN2とN2Oに分解する。
N3H+HNO2→N2+N2O+H2O アンモニウムイオンの生成は次の結果である。
1゜)次の反応式に従うヒドラジン硝酸塩によるPu(I
V)の還元 Pu4+N2H5 +→ Pu3++NH4 ++1/2N2+H+ 2゜)硝酸基イオンによるヒドラジンの分解、これは照
射済核燃料の再処理の第1段階から有機溶媒中に存在す
るテクネチウムが触媒となつて促進される。
アジ化水素酸の存在は特に厄介であり、それはこれが
不安定なまたは爆発性の塩を生成し易いからである。
プルトニウムを水溶液中へ再抽出する他の1つの方法
はヒドロキシルアミン硝酸塩を使用してPu(IV)のPu
(III)への還元を実施することから成り、同時にはヒ
ドロキシルアミン硝酸塩はPu(IV)の還元剤のおよび水
の相において還元種Pu(III)の安定剤の役割をする。
しかしこの場合に十分な反応速度を得るためには50〜80
℃の温度で操作することが必要である。その代りに、ヒ
ドラジン硝酸塩の使用は必要ではない。その使用はある
場合には同じく考えられるけれども、それは前記のよう
な不便をもたらすのである。さらにこの方法の大きな不
便はヒドロキシルアミン硝酸塩を還元剤として使用する
ことであり、なぜならばこれは硝酸ウラン(IV)よりも
かなり遅く反応するからである。そういうわけで、この
方法の実地は比較的制限される。なぜならばヒドロキシ
ルアミン硝酸塩は実際には限られた作用条件の範囲(弱
酸性、高い温度、長い接触時間など)においてのみ有効
であるからである。
本発明は正確には有機溶媒中に存在するプルトニウム
をプルトニウム(IV)からプルトニウム(III)へ還元
することにより水相へ再抽出する方法を目的とし、そし
てこの方法は、硝酸ウラン(IV)−硝酸ヒドラジン系に
より得られるものと同等の結果を、アジ化水素酸のよう
な厄介な生成物を形成するなしに、得ることを可能にす
るものである。
本発明の方法は、有機溶媒中に存在するプルトニウム
水溶液中に抽出するために、その有機溶媒を、ウラン
(IV)塩とヒドロキシルアミン塩を含む酸溶液から構成
された水溶液と接触させることから成る。
この方法において、ウラン(IV)塩はPu(IV)の還元
剤であり、かつそれはこの還元を速やかにかつ定量的に
行うヒドロキシルアミン塩は酸媒体中でウランの原子価
(IV)およびプルトニウムの原子価(III)を安定化さ
せる薬剤としてここで使用される。以前の技術の方法で
は、ヒドロキシルアミン塩をプルトニウムの原子価(II
I)を安定化する薬剤として既に使用しているが、しか
しどんな場合にもウランの原子価(IV)を安定化する薬
剤として使用していない。かくしてヒドロキシルアミン
塩は、それがPu(IV)をPu(III)へ徐徐に還元する特
性を示すだけにますます、安定剤として以前に使用され
たヒドラジン硝酸塩を有利に代替する。
本発明において、ヒドロキシルアミン塩をウラン(I
V)塩と共に使用することは以前の技術の硝酸ウラン(I
V)−硝酸ヒドラジン系の効果を不都合、すなわち厄介
な生成物の形成なしに得ることを可能にする。
本発明において、一般に使用される水溶液は硝酸の溶
液から成り、そしてそれは0.1〜2.5モル/の硝酸濃度
を示すことが好ましい。
使用されることのできるウラン(IV)塩は非常に多種
である。しかしながら、一般に硝酸ウラン(IV)を使用
することが、特に再抽出用水溶液が硝酸溶液であると
き、好まれる。
再抽出溶液中に存在するウラン(IV)塩の量は特に再
抽出すべきプルトニウムの量に関係し、そしてその量
は、60g/以上に達することができる。一般に2〜150g
/の硝酸ウラン(IV)を含む水溶液が使用される。
本発明の方法において使用されるヒドロキシルアミン
塩は鉱酸または有機酸からの形であることができる。使
用されることのできる塩の例として、ヒドロキシルアミ
ンの硝酸塩、硫酸塩、塩酸塩、リン酸塩、ギ酸塩および
酢酸塩を挙げることができる。好ましくは、ヒドロキシ
ルアミン硝酸塩が、特に再抽出用水溶液が硝酸溶液であ
るときに、使用される。
再抽出用水溶液中に存在するヒドロキシルアミン塩の
量は同様に抽出すべきプルトニウムの量に関係するが、
その結果再抽出溶液中に存在する硝酸ウラン(IV)にも
関係する。ヒドロキシルアミン塩が硝酸ヒドロキシルア
ミンであるときは、水溶液は10-2〜0.5モル/の硝酸
ヒドロキシルアミンを一般に含有する。
プルトニウムを含む有機溶媒を再抽出用水溶液と接触
させることは、すべての慣用の抽出装置、例えば、ミキ
サーデカンター、脈動抽出塔、遠心抽出機などの中で実
施できる。
操作を室温でそして大気圧の下で行うことができる。
しかし室温より高い温度または低い温度も使用すること
ができる。一般に、この接触を室温から40℃までの、例
えば20〜40℃の、全範囲の温度で実施することができ
る。これらの温度の条件は、ヒドロキシルアミンがかな
りの速度で還元剤としての役割を果すために十分高くな
い。
この接触させる操作のために、有機溶媒/水溶液の容
積比は、有機溶媒中のプルトニウムの濃度に応じて、水
溶液中へのプルトニウムのほぼ完全な再抽出を得るよう
に選択される。一般に再抽出用水溶液/有機溶媒の容積
比が1〜0.1になるものを用いることができる。使用さ
れる接触時間は比較的少なくてよく、例えば1分間以上
の程度である。
上記の方法は、ウラン−プルトニウムの分割作業のた
めに先に示されたとおりに使用されることができる。そ
れはまた照射済核燃料の再処理のあるサイクルの最終段
階において、例えばウラン−プルトニウム分割の後また
はプルトニウム分離の完全なサイクルの後で、有機溶媒
中に存在する最後の微量のプルトニウムを再抽出するた
めに使用されることができる。
本発明の方法において使用されることのできるプルト
ニウムを含む有機溶媒はいろいろな種類のものであり得
る。これらの溶媒は一般に不活性希釈剤および有機抽出
剤を包含する。例として、その有機抽出剤は、トリブチ
ルホスフエート、アミン、アミド、ジアミド、有機リン
酸化合物、ホスフイン中性酸化物、アルキルチオリン酸
などの中から選択されることができる。
本発明のその他の特徴および利益は次に述べられる実
施例を添付の図面を参照して読むことにより一層明らか
になる。これらの実施例は説明のためのものであつて限
定するものではないことをよく理解されたい。
実施例1 硝酸水溶液、硝酸ウラン(IV)および硝酸ヒドロキシ
ルアミン(NHA)を次の組成を得るように混合して再抽
出用水溶液を調製する。
−HNO3:1モル/ −U(IV):110g/ −NHA:0.2モル/ この溶液を常温で、光を避けて、2か月間貯蔵してか
ら、次にそのHNO3、U(IV)および硝酸ヒドロキシラミ
ンの含有量を測定する。その結果は次のようである。
−HNO3:1.1モル/ −U(IV):100g/ −NHA:0.19モル/ かくして2か月の貯蔵の後にHNO3、U(IV)および硝
酸ヒドロキシラミンの含有量がほとんど変化しないこと
から硝酸ヒドロキシラミンがウラン(IV)に対して安定
させる良好な能力を有することが認められる。
実施例2 この例では、次の組成を有する再抽出用水溶液を実施
例1と同様にして調製する。
−HNO3:1.1モル/ −U(IV):10.6g/ −NHA:0.2モル/ この溶液中に一酸化窒素を吹込み、そしてウラン(I
V)と硝酸ヒドロキシラミンの濃度を時間と関連して測
定する。その結果は添付の図に示されているが、その図
において −曲線1は時間(分)の関数としての硝酸ヒドロキシラ
ミンの濃度(モル/)の変化を示し、そして −曲線2は時間(分)の関数としてウラン(IV)の濃度
(g/)の変化を示す。
この図において、硝酸ヒドロキシラミンはその溶液中
で形成されるHNO2により分解されるが、ウラン(IV)は
溶液の硝酸ヒドロキシラミンの濃度が0.01モル/以上
である限り酸化されないことが判る。
かくして硝酸ヒドロキシルアミンはウラン(IV)の安
定剤として非常に有効であることが確認される。
実施例3 この例では、次の組成を有する30%のトリブチルホス
フアートを含む脂肪族希釈剤から成る有機溶媒(例えば
TPH)中に存在するプルトリウムを抽出する。
−HNO3:0.144モル/ −U(IV):78.5g/ −Tc:24mg/ −Pu(IV):0.83g/ −ジブチルリン酸(DBP):1g/ プルトニウムの再抽出のために硝酸ウランと硝酸ヒド
ロキシラミンを含む硝酸水溶液で次の組成を有するもの
を使用する。
−HNO3:1モル/ −U(IV):1.66g/ −NHA:0.2モル/ この再抽出を実施するために、3cm3の有機溶媒を3cm3
の再抽出用水溶液と3分間室温で撹拌しながら接触さ
せ、次のその有機溶媒を再抽出用水溶液から分離させて
から、プルトニウム含有量を測定する。次にこの操作を
3度繰返して相次いで4回の接触を行つた。
得られた結果を添付の第1表に示す。
比較例1 この例では、実施例3と同じ組成を有する有機溶媒中
に存在するプルトニウムを再抽出するため実施例3にお
ける同じ操作様式に従うが、再抽出用水溶液として次の
組成を有する硝酸ウラン(IV)と硝酸ヒドラジン(NO3N
2H5)の硝酸溶液を使用する。
−HNO3:1モル/ −U(IV):1.66g/ −N2H5 +:0.2モル/ この条件において得られた結果は第1表に示されてい
る。この表を見ると、硝酸ウラン−硝酸ヒドロキシルア
ミン系により得られた結果は硝酸ウラン−硝酸ヒドラジ
ン系により得られた結果と全く比肩し得るものであるこ
とが認められる。それ故、本発明の系の使用は、それが
ヒドラジンを使用しなけれはならない不便を除去しなが
ら同じ結果を与えるもので有利である。
実施例4 この例では、実施例3と同じ操作様式に従つて、プル
トニウムを含みかつウランを殆ど含まない有機溶媒から
プルトニウムを再抽出する。
再抽出用水溶液として次の組成を有する硝酸ウラン
(IV)と硝酸ヒドロキシルアミンの硝酸溶液から成るも
のを使用して、 −HNO3:1モル/ −U(IV):20g/ −NHA:0.2モル/ 次の組成を有する30%のトリブチルホスフアートを含
有するTPHから成る有機溶媒中に存在するプルトニウム
を再抽出する。
−HNO3:0.3モル/ −Pu(IV):10g/ −ジブチルリン酸:2g/ −U(IV):0.3g/ −Tc:20mg/。
実施例3と同じ操作様式に従つてプルトニウムの再抽
出を実施する。得られた結果は第2表に示されている。
比較例2 この例では、実施例4と同じ操作様式を用いて実施例
4と同じ組成を有する有機溶媒中に存在するプルトニウ
ムを再抽出するが、再抽出用水溶液として次の組成を有
する硝酸ウランと硝酸ヒドラジンの硝酸溶液を使用す
る。
−HNO3:1モル/ −U(IV):20g/ −N2H5:0.2モル/ その得られた結果は第2表に示されている。この結果
を見ると、これらの条件の下に、本発明の再抽出用水溶
液は以前の技術の硝酸ウランと硝酸ヒドラジンの溶液と
等しく有効であることが認められる。
実施例5 この例は脈動抽出塔において室温で、ウラン(VI)の
存在におけるプルトニウム(IV)の再抽出を説明する。
直径25mmおよび高さ4mの脈動抽出塔中に次のように導
入する。
−塔の底部に、6.86/時の供給量で、次の組成を有し
て、仕込まれる有機溶媒 トリブチルホスフアート:TPH中30容量% HNO3:0.24モル/ U:67g/ Pu:1.17g/ −1mの高さの所で、0.15/時の供給量で次の組成を有
する還元剤溶液 HNO3:1モル/ U(IV):100g/ NHA:0.23モル/ −塔の頂部に、0.585/hの供給量で、次の組成を有す
る、プルトニウムダムから来る溶液 HNO3:1.9モル/ NHA:0.12モル/ Pu:0.433g/ U:12g/。
連続的水相で操作して、平衡状態で次のものが得られ
る。
−塔の底部で次の組成を有する水溶液 HNO3:2.13モル/ Pu:11.2g/ U:10g/ −塔の頂部で次のものを含んで排出される溶媒 HNO3:0.183モル/ Pu:0.049g/ U:69.6g/ かくしてプルトニウム濃縮係数として9.04が、そして
プルトニウムに関するウランの除染係数として15.4が得
られる。
実施例6 この例はミキサーデカンターで室温における、ウラン
(IV)の存在でのプルトニウム(IV)の分離抽出を説明
する。そのミキサーデカンターは、実施例5の脈動抽出
塔の頂部へ導入される水溶液がそこから来るプルトニウ
ムダムに相当する。
5段階のミキサーデカンター中へ次のように導入され
る。
−第1段へ、6.86/時の供給量で、TPH中に30%のTBP
を含む有機溶媒で、また次のものを含む。
HNO3:0.183モル/ Pu:0.049g/ U:69.6g/ これは実施例5の脈動抽出塔から出る。
−第5段へ、0.56/時の供給量で、次の組成を有する
再抽出溶液 HNO3:0.2モル/ NHA:0.26モル/ 次の組成を有する還元剤が導入される。
HNO3:1モル/ NHA:0.24モル/ U(IV):100g/ −第1段へ、11ml/時の供給量で、 −第3段へ、5ml/時の供給量で、 −第5段へ、5ml/時の供給量で。
第1段階の出口で次の組成を有する水溶液が得られ
る。
HNO3:1.9モル/ NHA:0.12モル/ Pu:0.433g/ U:12g/、および −第5段階の出口で、次のものを含む有機溶媒、 HNO3:0.048モル/ U:68.5g/ Pu:0.45mg/ が得られる。
これはプルトニウム濃度係数の11.8およびプルトニウ
ムに関するウラン除染係数の109に相当する。
第2図に、実施例5および6に対応する水相と有機相
の循環図が示されている。記号10は実施例5の脈動抽出
塔を、そして記号12は実施例6の5段階のミキサーデカ
ンターを表わす。
比較例3 この例では、脈動抽出塔においてウラン(VI)の存在
でのプルトニウム(IV)の分離抽出およびミキサーデカ
ンターにおいてウラニウム(VI)の存在下でのプルトニ
ウムの分離抽出を実施例5および6と同様に行うが、た
だ還元剤として100g/のウラン(IV)と0.2モル/の
ヒドラジン水加物を含む1M硝酸溶液を用いて実施する。
次の第3表にこれらの条件において得られたプルトニ
ウムの除染係数を集録した。第3表には同じく実施例5
および6において得られた結果も示した。
第3表を見ると、ウラン(IV)とヒドロキシルアミン
塩を含む本発明の還元剤溶液によつて得られた効果は、
還元剤ウラン(IV)をヒドラジンにより安定化するとき
に得られる効果に似ていることが認められる。
第3図に、脈動抽出塔およびミキサーデカンター内に
おける有機溶媒のプルトニウム濃度の変化を脈動抽出塔
の高さおよびミキサーデカンターの段数の関数として表
わした。
この図において、曲線3は本発明に従う実施例5およ
び6によるものであり、一方曲線4は比較例3によるも
のである。
この2つの曲線を比較するとミキサーデカンターの出
口においてプルトニウムの濃度は2つの場合においてほ
ぼ同じであることが認められる。
第4図に、脈動抽出塔およびミキサーデカンター内に
おける水相のH+イオン濃度の変化を脈動抽出塔の高さお
よびミキサーデカンターの段数の関数として表わした。
この図において、曲線5は実施例5および6によるも
のであり、曲線6は比較例3によるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による再抽出用水溶液の中に一酸化窒素
NOを吹込むときに、前記水溶液の変化を時間の関数とし
て表わす図表である。 第2図はその中で本発明の方法を使用する脈動抽出塔お
よびミキサーデカンターを含む装置の図式的表現であ
る。 第3図はある装置のいろいろな場所における有機溶媒の
プルトニウム濃度の変化を表わす図表である。 第4図はある装置のいろいろな場所における水相のH+
度の変化を表わす図表である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−イブ パスクイオ フランス国 ジフ スル イベット,ア レ デ グラビエール デ ラ サルム イユ 43 (56)参考文献 特開 昭47−43798(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機溶媒中に存在するプルトニウムを、前
    記有機溶媒を水溶液と接触させることにより前記水溶液
    中に再抽出する方法であつて、前記水溶液がウラン(I
    V)の塩とヒドロキシルアミンの塩を含む酸溶液である
    ことを特徴とするプルトニウムの再抽出方法。
  2. 【請求項2】水溶液が硝酸の溶液であることを特徴とす
    る請求項(1)記載の方法。
  3. 【請求項3】水溶液が0.1〜2.5モル/の硝酸を含むこ
    とを特徴とする請求項(2)記載の方法。
  4. 【請求項4】ウラン(IV)の塩が硝酸ウラン(IV)であ
    ることを特徴とする請求項(1)〜(3)のいずれか1
    項に記載の方法。
  5. 【請求項5】水溶液が2〜150g/の硝酸ウラン(IV)
    を含むことを特徴とする請求項(4)記載の方法。
  6. 【請求項6】ヒドロキシルアミンの塩がヒドロキシルア
    ミン硝酸塩であることを特徴とする請求項(1)〜
    (5)のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】水溶液が10-2〜0.5モル/のヒドロキシ
    ルアミン硝酸塩を含むことを特徴とする請求項(6)記
    載の方法。
  8. 【請求項8】有機溶媒がウランおよびプルトニウムを含
    有することを特徴とする請求項(1)〜(7)のいずれ
    か1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】有機溶媒が、トリブチルホスフエート、ア
    ミン、アミド、ジアミド、リンを含む酸の化合物、ホス
    フインの中性酸化物、およびアルキルチオリン酸の中か
    ら選択される有機抽出剤を含むことを特徴とする請求項
    (1)〜(8)のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】室温〜40℃の温度に接触させることを特
    徴とする請求項(1)〜(9)のいずれか1項に記載の
    方法。
JP31832888A 1987-12-18 1988-12-16 プルトニウムの再抽出方法 Expired - Lifetime JP2584853B2 (ja)

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FR8717726 1987-12-18
FR8717726A FR2624755B1 (fr) 1987-12-18 1987-12-18 Procede de reextraction en solution aqueuse du plutonium present dans un solvant organique, utilisable notamment pour la partition uranium plutonium

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JPH01203228A JPH01203228A (ja) 1989-08-16
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