JP2584726B2 - ゴム編模様ジャカード丸編機 - Google Patents

ゴム編模様ジャカード丸編機

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JP2584726B2
JP2584726B2 JP6287043A JP28704394A JP2584726B2 JP 2584726 B2 JP2584726 B2 JP 2584726B2 JP 6287043 A JP6287043 A JP 6287043A JP 28704394 A JP28704394 A JP 28704394A JP 2584726 B2 JP2584726 B2 JP 2584726B2
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萬益 陳
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HAKURYU KIKAISHO KOFUN JUGENKOSHI
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一種のゴム編模様ジャカ
ード丸編機に関し、特に、すかし目、移し編組織を有す
るゴム編模様ジャカード編地を形成するものに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴム編機は、二組の編針を組み合わせて
なり、故にその編み出す模様の変化は一組の編針からな
る編機よりも多く、並びに変化の多い編地を提供するこ
とができる。いわゆるジャガード編は、編機のシリンダ
針、板針の針脚の所、或いはシンカの末尾の所に、選針
機構を加え設け、これにより選択式に編針を押し上げ
る、或いはシンカを押し出すことができ、よって布面に
異なる色糸で構成する色彩の異なる模様、縮み、穴、パ
イル等を有する編地を形成することができる。この種の
選針機構を利用し、編針或いはシンカを動かす方式は、
ジャガード織りと呼ばれる。この種の方式により形成さ
れるジャガード紋を有する編物は、ジャガード織布と呼
ばれ、伝統的な技術においてはいずれも、ゴム編機上に
は選針機構が設けられ、これにより一種のゴム編模様ゴ
ム編模様ジャカード丸編機が形成される。
【0003】伝統的なゴム編模様ジャガード編地中で、
移し編組織或いはすかし目組織を有するものは、一種の
移し編針とハーフ針から形成される。そして前述の移し
編針とハーフ針は伝統的なゴム編模様ジャカード丸編機
では、同時にゴム編模様ジャカード丸編機上に配置する
ことはできず、また移し編針とハーフ針は異なるゴム編
模様ジャカード丸編機上に配置されるため、移し編組織
を有するゴム編模様ジャカード丸編機は同時にすかし目
組織を編地上に形成することはできなかった。反対に、
すかし目組織を編み出すゴム編機は当然移し編組織を編
み出すことはできなかった。故に、以上からお分かりの
ように、同一の編地上に同時に移し編組織とすかし目組
織が出現することは不可能であり、よってジャガード編
機の変化性を高めることができず、これが伝統的な技術
において突破しなければならない点であった。
【0004】また別の方面では、前述の移し編針とハー
フ針は構造上同じでなく、故に一台の既に移し編針を配
置されたジャガード編機をハーフ針が配置されたゴム編
模様ジャカード丸編機に変えようとすると、もともとあ
った移し編針を全て取り外さなければならないほか、移
し編針を連動するのに使用されるスライドブロックも同
時にハーフ針を連動するのに使用されるスライドブロッ
クに交換せねばならない。これは僅かに1台のゴム編模
様ジャカード丸編機或いは一組の移し編針を使用する者
にとっては、設備コストがかかり、布地に変化を持たせ
る能力を高めるために相当な負担が掛かることになり、
並びに不便であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
一種の移し編針とハーフ針を同時に配置できるゴム編模
様ジャカード丸編機を提供することであり、同一台のゴ
ム編模様ジャカード丸編機で同一の編地上に移し編組織
とすかし目組織を形成できることである。
【0006】本発明のもう一つの目的は、ゴム編模様ジ
ャカード丸編機の変化能力を高めることにあり、主に、
移し編針、ハーフ針、べら針及び選針機構を設け、並び
に選針機構で選択式に前述の移し編針或いはハーフ針を
押し上げ、べら針との動作を組合せ、進んでは、一種の
多様な紋組織を有するゴム編模様ジャカード編地を編み
出すことである。
【0007】本発明のさらに一つの目的は、一種の多様
な変化機能をぢゅうする多機能型ゴム編模様ジャカード
丸編機の提供であり、また選針機構の更なる運転を経て
前述の移し編針とハーフ針を選んで組み合わせること
で、ゴム編地、ゴム編模様ジャカード編地、すかし目を
有するジャガード編地、移し編組織を有するジャガード
編地、及び片面或いは両面に大小のすかし目組織を有す
るジャガード編地を編み出し、これにより、使用者は複
数の編機を購入せずとも一台のジャカード丸編機上で、
異なる機能を得ることができることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以下のものを包
括する、水平針板上で水平往復動作を行う板針と、シリ
ンダ上に設けられ且つ前述の板針と組み合わせられてル
ープ形成作業を行うシリンダ針と、シリンダ上に設けら
れ並びに前述の板針と組み合わせられ移し編作業を行う
移し編針と、シリンダ上に設けられ並びに前述の板針と
組み合わせられてすかし目形成作業を行うハーフ針と、
2本の、上下の関係にあり並びに環状にシリンダ下縁に
設けられ、並びにシリンダの運転によりそれぞれ対応す
る前述のシリンダ針、移し編針、及びハーフ針の出針或
いは非出針を駆動するスライドブロックで、いずれも上
下の関係にある2本のスライドレールを有し、そのうち
下層に位置するスライドレールは正常な編み作業の駆動
スライドレールであり、上層のスライドレールは前述の
対応する移し編針とハーフ針を駆動しそれぞれ移し編組
織とすかし目の形成作業を行わせ、また前述の上層のス
ライドレール末端は下層のスライドレールと相通じるも
のと、前述のシリンダ下縁に設けられ、並びに選択式に
前述の移し編針とハーフ針を前述の対応すある上層のス
ライドレールに進入させる選針機構で、一つの傾斜花輪
と常態で前述の移し編針とハーフ針に未接触であるが、
前述の傾斜花輪の押し上げを受け移し編針とハーフ針を
前述の対応する上層のスライドレールに進入させる伸針
押し棒を有するもの。
【0009】前述の板針、シリンダ針、移し編針はいず
れもべら針とする。
【0010】
【作用】本発明の提出する一種のゴム編模様ジャカード
丸編機はループを移動させる移し編針と、すかし目を形
成するハーフ針を用い、傾斜花輪が選択式に前述の移し
編針とハーフ針を押し上げるのを組合せ、ループ移動組
織とすかし目など穴組織を同時に有するゴム編模様ジャ
カード編地を形成し、また前述の移し編針及びハーフ針
は必要な編地の模様の違いにより配列を変えられ、穴組
織を持たないゴム編模様ジャカード編地を形成でき、前
述の2種の或いはいずれか1種の穴組織を含むゴム編模
様ジャカード編地及び、両面或いは片面に大小のすかし
目組織を有するジャカード編地を形成し、このため、本
発明は伝統的な技術ではできなかった同時に2項の開孔
組織を有するゴム編模様ジャカード編地を選択式に形成
でき、その編み能力はさらに多様な変化性を有する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を説明する前に、後述の本発
明の編地組織の説明を分かりやすくするために、まず編
機で編地を形成する針の動作方法と編地組織について説
明を行う。
【0012】図1に示されるように、丸編機のべら針
は、編地を形成する上で主要なエレメントであり、べら
針が往復する出針及び収針動作により、糸を引き掛けて
次々と連続ループにより構成される編地を形成する。こ
の一つの動作はループ形成作用と称され、ループ形成運
動は、図1に示されるように、左から右への連続循環動
作とされる。図1に示されるように編針が上昇すると古
いループはべら抜けし、べらの内側にそって下に滑り、
べらの尖端に移動する。つづいて図2に示されるよう
に、編針が持続的に上昇して出針最高点に達すると、古
いループはステム上に滑り落ちる。図3に示されるよう
に編針が下降し収針を開始すると、古いループは同時に
上に滑り始め、この時、糸口を引き掛けて新しい糸を開
いたフックの前に導く。さらに図4に示されるように、
編針が下降を続け、古いループがべらを押し開き、並び
にべらの外側を上へと滑り、上に上の開いたべらにより
フック内の新しい糸へと弾かれて入り、編針を下へと引
き下げる。最後に図5に示されるように、編針が下に移
動して最低点に至ると、古いループは針頭を離脱して編
物組織へと進入し、前述の新しい糸はフックの内でルー
プを形成し、もとの古いループの地位に代わる。このよ
うにして1回のループ形成サイクルを完成する。一端編
針が再度上昇出針する時には、またもう1回のループ形
成運動が開始され、このように絶えず重複循環すること
で一つの編地を形成する。
【0013】このほか、前述の編針の出針位置を制御す
ることで、出来上がった編地組織に変化を生じさせ、さ
らには凹凸、或いは模様の効果を得るために、一般の編
針の出針変化には3種類がある。例えば、図6に示され
るのは、正常な出針位置であるが、このとき編針は完全
に出針して最高位置に達することができ、並びに前述の
ループ形成作用と同様に新しい糸を取り込んで並びに古
いループを脱する作用により、正規の運針方法を形成す
る。この種の方法で形成されるループは図9に示される
ように、前後に形成されるループの連接は間断がない。
【0014】もし編針の出針高度が不足した場合で最高
図7の掛針位置にしか達しない場合は、新しい糸をくわ
えるが、古いループを離脱しない掛糸作用が発生し、図
9に示されるような組織を形成する掛針法は並びに一つ
の掛ループを形成する。
【0015】もし編針が根本的に出針しない、或いは上
昇高度が不足し、図8の空針位置までしか達しない場合
は、新しい糸を加えず、古いループも離脱しない空針作
用を発生し、図10に示されるような空針組織を形成す
る。以上のように、異なる出針位置は異なる編地組織を
形成し、同一種の編地組織が連続的にもう一つの主要な
組織中に出現することで、編地に模様を形成する効果が
ある。このほか、図9中に示されるループはニードルル
ープとシンカループの2個の部分から構成され、所謂ニ
ードルループはループ中の下向きに弯曲する部分であ
り、シンカループはループ中の上向きに弯曲する部分で
ある。
【0016】図11及び図16を参照する。そのうち図
11には本発明により形成されるすかし目組織の構造が
示される。それと、図16の移し編組織の明らかな違い
とわかる所は、すかし目の穴径は比較的大きく、移し編
組織は小さいことであり、このためゴム編模様ジャカー
ド編地上に現れる模様の効果も異なる。
【0017】前述のすかし目組織の形成原理は、主に、
一種のハーフ針(図17のA及びB)に示されるよう
に、左、右の2つのただ対象な金属薄片を包括し、この
金属薄片を合わせて1個とする間に一つのアイホール
(30)の構造が形成され、最前端に1段の出針方向に
突伸する鼻部(31)を有し、鼻部(31)の後縁に密
着して一つの隆起する肩部(32)が連接され、この肩
部(32)は並びに前述の鼻部(31)の上縁表面に一
つの落差を保持する関係を有し、そのうち鼻部(31)
の作用は前述の図11中のシンカループ(23)を得る
ことにあり、肩部(32)は張開したループ(24)
(図11参照)を吊り掛けるために用いられ、アイホー
ル(30)の作用は、前述のループ(24)を張開し、
編針が進入して図11に示されるようなシンカループ
(25)を引き掛けるのに供することである。
【0018】ハーフ針(3)のすかし目形成操作は、図
12のAから図15に示される。その順序は: 1.図12のA、Bのように、ハーフ針(3)が停止
し、第1糸口が糸を引き入れ伸出する板針(4)とシリ
ンダ針(5)の間で、一つの正常な編み段を形成する。 2.図13のA、Bのように、ハーフ針(3)が押し出
され作用位置(ほぼ前述の掛針の位置)に至り、第2、
3の糸口は連続的に2本の糸(26)、(27)(図1
1参照)を前述の板針(4)とシリンダ針(5)の間に
引き入れ、並びに同時にこれら2本の糸(26)、(2
7)を外に伸ばしたハーフ針の鼻部(31)に掛け、シ
リンダ針(50)、(51)が形成された二つの編み段
に引き戻される時、第2、3の2本のシリンダ針(5
0)、(51)の間のシンカループ(23)は、ハーフ
針の鼻部(31)に掛けられているため下降できず、よ
ってハーフ針(3)の獲得するところとなる。 3.図14のA、Bのように、シンカループ(24)を
獲得したハーフ針(3)は継続して外に伸び完全に出針
の位置に至る。そのアイホール(30)の両側の金属片
が広くなるのに従い、シンカループ(24)も逐次拡張
し、並びに開いたシンカループ(24)が左右の二つの
肩部(32)、(32’)上に吊り掛けられる。 4.図15に示されるように、シリンダ針(50)、
(51)が出針して全針位置に至ると、同時に前述のア
イホール(30)と開いたシンカループ(23)を通過
し、針内の古いループ及び二つの掛かったシンカループ
(23)を全て針のステム上に落とす。
【0019】第4糸口が糸(28)(図11参照)を開
いたフック(52)、(52’)内に引き入れた後、ハ
ーフ針(3)及びシリンダ針(50)、(51)は全て
回収され、ハーフ針(3)の退出過程中、その密着した
鼻部(31)、(31’)はアイホール(30)内の2
枚のシリンダ針(50)、(51)により押し開けら
れ、その上に掛けられた2つのシンカループ(23)、
(23’)もまたこれら2本のシリンダ針(50)、
(51)により取られ、シリンダ針(50)、(51)
が適当な程度下降すると、これらの二つのシンカループ
(23)、(23’)は編針の古いループ(29)、
(29’)(図11参照)に従い同時に離脱してループ
を形成し、このように一つのすかし目組織が形成され
る。上述の実施例中のハーフ針(3)は2本のただ左右
に対称な金属薄片を使用し、このため形成されるすかし
目は二つのシリンダ針(50)、(51)の幅を有す
る。同様にもし1つだけの金属薄片を使用し、ならびに
もう一種のすでに真っ直ぐに引っ張られた同形の金属薄
片をもう一つの弯曲した鼻部(31)と肩部(32)を
有する金属薄片に代えると、すかし目の幅は一つの下針
である針(50)或いは(51)が貫通するものとな
る。この種のすかし目組織の穴径は比較的小さく、この
種の変換に基づき、大小の異なるすかし目組織を形成す
ることができ、ゴム編模様ジャカード丸編機の両面編み
の能力と組み合わせて、ゴム編模様ジャカード編地の片
面或いは両面に大小の異なるすかし目組織を形成するこ
とができる。
【0020】移し編針(6)の移し編形成操作について
は図18のA及びBを参照する。これは前述のハーフ針
(3)と同じであるので、簡単に述べる。図に示される
ように、移し編針(6)の前縁にはべら(60)及びフ
ック(61)が設けられ、移し編操作を進行しない時
は、図1のAのようなべら針と同様の正常は編み作業を
進行する。べら針のステム(62)に隣接する後縁には
隆起する一つの突肩(63)が設けられる。この一つの
突肩(63)は開いたループ(64)(図16)を吊り
掛けるのに用いられる。突肩(63)に隣接する側片に
は一つのステム(62)に平行な止め片(66)が設け
られ、この止め片(66)の前縁は常態でステム(6
2)に隣接し、並びに逐次張開する関係でもって後ろ向
きに延伸され、ステム(62)との間に一つのループ移
動穴(65)を形成する。この一つの止め片(66)は
異なる織り段のループ(64)を開くのに用いられ、そ
れと前述のハーフ針(3)の異なる所は、ただ一つの針
のループを開くことができてループ移動穴(65)を貫
通するシリンダ針も僅かに一つだけであり、故にループ
移動穴(65)が形成する移し編組織はすかし目組織よ
り小さいことである。
【0021】本発明は実施上はなおその他の構造を必要
とするが、次に図19から図22を参照して説明する。
【0022】前述のハーフ針(3)及び移し編針(6)
はいずれも丸編機のシリンダ(7)上に配置される。且
つ2辺の金属薄片が構成するハーフ針(3)もまた移し
編針(6)と同様に只1個の針溝の空間を占め、その間
隔或いは配列の関係は穴を開ける模様の位置の必要に応
じて任意に配列する。
【0023】ハーフ針(3)及び移し編針(6)の出針
或いは収針操作は、2本のシリンダ(7)下縁に環状に
配されたスライドブロック(70)、(70’)により
駆動され、ハーフ針(3)と移し編針(6)の操作工程
は並びに異なり、このため対応するスライドブロック
(70)、(70’)上のスライドレール(71)、
(71’)は並びに異なり、また前述のそれぞれ前述の
ハーフ針(3)と移し編針(6)を対応して駆動するス
ライドレール(71)、(71’)はいずれも互いに上
下関係を成す2本のスライドレール(710)、(71
1)及び(710’)、(711’)を有する。その内
下層に位置するスライドレール(710)、(71
0’)は正常な編み工程の駆動スライドレールであり、
前述のハーフ針(3)と移し編針(6)はこの下層のス
ライドレール(710)、(710’)の駆動を受ける
時、並びにすかし目或いは移し編組織の形成動作を行わ
ない。
【0024】反対に、前述のハーフ針(3)と移し編針
(6)が上層のスライドレール(711)、(71
1’)に進入した後には、駆動されてすかし目或いは移
し編組織の形成作業を行い、一回のすかし目或いは移し
編組織の形成作業を完成した後、前述のハーフ針(3)
及び移し編針(6)の突出ブロック(33)、(67)
は上下層のスライドレール(710)、(710’)、
(711)、(711’)の互いに交わる所から下層の
スライドレール(710)、(711)に落ちて戻り、
正常な編み作業を進行する。
【0025】前述のハーフ針(3)と移し編針(6)が
いつ上層のスライドレール(711)、(711’)に
進入するかは、一つの選針機構の制御により進行され、
この一つの選針機構は一つの傾斜花輪(8)及び伸針押
し棒(80)を有し、この伸針押し棒(80)は常態で
は低い位置にあり、すかし目或いは移し編組織の形成作
業を行う時は傾斜花輪(8)は伸針押し棒(80)を押
し上げ、並びに伸針押し棒(80)により対応するハー
フ針(3)或いは移し編針(6)が上層のスライドレー
ル(711)、(711’)に進入する。このため、シ
リンダ(7)に伴い運転するスライドブロック(7
0)、(70’)は相対するハーフ針(3)或いは移し
編針(6)を駆動してすかし目編み或いは移し編を行う
ことができる。
【0026】当然、前文に述べたように、ゴム編模様ジ
ャカード丸編機は二組の編針(べら針)を有し、その中
一組はシリンダ(7)上に配置されるシリンダ針とさ
れ、もう一組は水平な針板上(図22参照)に配置され
る板針とされ、シリンダ針及び板針の正常な編み作業に
より一般の模様或いはすかし目組織を有さない平織りゴ
ム編地が形成される。本発明では前述のハーフ針(3)
及び移し編針(6)を駆動するスライドブロック(7
0)、(70’)を設ける以外に、さらに一般の編針を
駆動するスライドブロック(72)を配し、これによ
り、本発明のシリンダ(7)上には最も多くとも、同時
に、ハーフ針(3)、移し編針(6)、シリンダ針及び
上述の3者を対応駆動するスライドブロック(70)、
(70’)、(72)のみが設けられ、針板上の板針に
至っては、同様に対応するスライドブロック(9)(図
22)により駆動されるが、ここではこれ以上の説明は
省く。
【0027】説明を補充すると、図12のAから図15
に示されるハーフ針(3)が水平針板に配置される場合
を例として説明すると、本発明のハーフ針(3)のシリ
ンダ(7)に設けられる場合の位置とは異なるが、ただ
しそのゴム編模様ジャカード編地を製造する機能に影響
を与えない
【0028】以上述べた内容を総合すると、本発明は、
編みの変化上伝統の技術とは異なる、その全体構造の組
成も新たであり、同一の編地上にすかし目、移し編組織
等の開穴組織を形成する特色を有し、さらにゴム編模様
ジャカード編地の変化に富んでいる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、一種の移し編針とハーフ針を
同時に配置できるゴム編模様ジャカード丸編機を提供
し、同一台のゴム編模様ジャカード丸編機で同一の編地
上に移し編組織とすかし目組織を形成できる。
【0030】本発明はまた、ゴム編模様ジャカード丸編
機の変化能力を高め、主に、移し編針、ハーフ針、べら
針及び選針機構を設け、並びに選針機構で選択式に前述
の移し編針或いはハーフ針を押し上げ、べら針との動作
を組合せ、進んでは、一種の多様な紋組織を有するゴム
編模様ジャカード編地を編み出すことができる。
【0031】本発明はさらに、一種の多様な変化機能を
ぢゅうする多機能型ゴム編模様ジャカード丸編機を提供
し、また選針機構の更なる運転を経て前述の移し編針と
ハーフ針を選んで組み合わせることで、ゴム編地、ゴム
編模様ジャカード編地、すかしジャガード編地、移し編
のジャガード編地、及び片面或いは両面に大小のすかし
目組織を有するジャガード編地を編み出し、これによ
り、使用者は複数の編機を購入せずとも一台のゴム編模
様ジャカード丸編機上で、異なる機能を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のべら針のループ形成作用の連続動作説明
図である。
【図2】従来のべら針のループ形成作用の連続動作説明
図である。
【図3】従来のべら針のループ形成作用の連続動作説明
図である。
【図4】従来のべら針のループ形成作用の連続動作説明
図である。
【図5】従来のべら針のループ形成作用の連続動作説明
図である。
【図6】従来の異なる出針高度の位置にあるべら針の動
作説明図である。
【図7】従来の異なる出針高度の位置にあるべら針の動
作説明図である。
【図8】従来の異なる出針高度の位置にあるべら針の動
作説明図である。
【図9】従来の異なる出針高度の位置にあるべら針によ
る編み目構造図である。
【図10】従来の異なる出針高度の位置にあるべら針に
よる編み目構造図である。
【図11】本発明によるすかし目構造図である。
【図12】本発明によるすかし目構造形成の連続動作説
明図である。
【図13】本発明によるすかし目構造形成の連続動作説
明図である。
【図14】本発明によるすかし目構造形成の連続動作説
明図である。
【図15】本発明によるすかし目構造形成の連続動作説
明図である。
【図16】本発明による移し編構造図である。
【図17】本発明によるハーフ針の構造図である。
【図18】本発明による移し編針の構造図である。
【図19】本発明のシリンダ及び選針機構の配置情景を
示す構造図である。
【図20】本発明のシリンダ及び選針機構の配置情景を
示す構造図である。
【図21】本発明のシリンダ及び選針機構の配置情景を
示す構造図である。
【図22】本発明中の針板部分の構造図である。
【符号の説明】
30・・・アイホール 31・・・鼻部 32、32’
・・・肩部 23、23’・・・シンカループ 24・・・ループ 25・・・シンカループ 3・・・ハーフ針 4・・・板針 5・・・シリンダ
針 26、27・・・糸 50、51・・・シリンダ針
28・・・糸 52、52’・・・フック 29、29’・・・古いル
ープ 6・・・移し編針 60・・・べら 61・・・フッ
ク 62・・・ステム 63・・・突肩 64・・・ループ 66・・・止め片 65・・・ループ移動穴 7・・・
シリンダ 70、70’・・・スライドブロック 71、71’・
・・スライドレール 710、711、710’、711’・・・スライドレ
ール 33、67・・・突出ブロック 8・・・傾斜花輪 8
0・・・伸針押し棒 72・・・スライドブロック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平針板上で水平往復動作を行う板針
    と、 シリンダ上に設けられ且つ前述の板針と組み合わせられ
    てループ形成作業を行うシリンダ針と、 シリンダ上に設けられ並びに前述の板針と組み合わせら
    れ移し編作業を行う移し編針と、 シリンダ上に設けられ並びに前述の板針と組み合わせら
    れてすかし目形成作業を行うハーフ針と、 2本の、上下の関係にあり並びに環状にシリンダ下縁に
    設けられ、並びにシリンダの運転によりそれぞれ対応す
    る前述のシリンダ針、移し編針、及びハーフ針の出針或
    いは非出針を駆動するスライドブロックで、いずれも上
    下の関係にある2本のスライドレールを有し、そのうち
    下層に位置するスライドレールは正常な編み作業の駆動
    スライドレールであり、上層のスライドレールは前述の
    対応する移し編針とハーフ針を駆動しそれぞれ移し編組
    織とすかし目の形成作業を行わせ、また前述の上層のス
    ライドレール末端は下層のスライドレールと相通じるも
    のと、 前述のシリンダ下縁に設けられ、並びに選択式に前述の
    移し編針とハーフ針を前述の対応すある上層のスライド
    レールに進入させる選針機構で、一つの傾斜花輪と常態
    で前述の移し編針とハーフ針に未接触であるが、前述の
    傾斜花輪の押し上げを受け移し編針とハーフ針を前述の
    対応する上層のスライドレールに進入させる伸針押し棒
    を有するもの、 以上を包括する、ゴム編模様ジャカード丸編機。
  2. 【請求項2】 板針、シリンダ針、移し編針はいずれも
    べら針とする、請求項1に記載のゴム編模様ジャカード
    丸編機。
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