JP2584437Y2 - タイマ−シャッタ - Google Patents

タイマ−シャッタ

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JP2584437Y2
JP2584437Y2 JP8493292U JP8493292U JP2584437Y2 JP 2584437 Y2 JP2584437 Y2 JP 2584437Y2 JP 8493292 U JP8493292 U JP 8493292U JP 8493292 U JP8493292 U JP 8493292U JP 2584437 Y2 JP2584437 Y2 JP 2584437Y2
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田 忠 博 院
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院田 忠博
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はレンズ付フィルムのよう
な使い捨てカメラ等に装着し、そのカメラのシャッタを
押下作動させる機能を有するタイマ−シャッタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、フィルムを巻取可能に装着した横
長矩形の箱状の容器の前面に小径のレンズを付けると共
に、上面の右側前方にシャッタを設け、更に外部をその
フィルムの種類やメ−カ名、使用方法等を印刷した厚手
の紙で覆ったフィルム主体のレンズ付フィルム、いわゆ
る使い捨てカメラが市販されている。
【0003】このレンズ付フィルムは旅行の際に手軽に
写真撮影ができ、また、日常生活の中でも気軽に使用で
き、しかも手頃な価格であることから爆発的な人気を呼
んでいる。このレンズ付フィルムにはフラッシュを付け
た高機能タイプのものやパノラマ撮影ができるものもあ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし乍ら、レンズ付
フィルムは、フィルムをベ−スとしてこれにレンズを付
け、更にフラッシュを付けるというように発展して来た
ものであって、価格を抑えて使い捨てタイプにしたもの
であるため、通常のカメラが有する機能が一部省略され
ているものが多い。
【0005】高機能タイプのレンズ付フィルムでも上記
のようにフラッシュを付けるところまでで、通常のカメ
ラにあるセルフタイマ−機能を有するシャッタが付いた
ものは、機構が複雑となり低価格を維持できなくなるた
め、未だ市販されていない。そのため、レンズ付フィル
ムを使用するときは、シャッタを押す人が必要となり、
見ず知らずの人に頼んだり、複数の仲間同士の撮影では
一人欠けた状態で撮影せざるを得なかった。
【0006】従って、本考案の課題は、このようなレン
ズ付フィルムを使用するときのセルフタイマ−機能がな
いことに起因した不便,不都合を解消できると共に、使
用したときに被撮影者の驚きや笑いを誘うような意外性
のあるタイマ−シャッタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の課題を解
決することを目的としてなされたもので、その構成は、
気体が抜かれた状態で偏平となり、折曲げられ又は折畳
まれる等して小型化された密閉した袋体の内部に、外部
からの押圧力等による刺激によって開裂し、炭酸ガス等
の気体を発生して前記袋体を拡大膨張させる薬品を封入
した小袋を入れる一方、前記袋体の外部に横長矩形のレ
ンズ付フィルム等のカメラのシャッタ近傍に着脱自在に
装着できるアタッチメント部を取付けると共に、該アタ
ッチメント部を支持部として前記袋体の拡大膨張によっ
て前記シャッタを押下作動させるシャッタ押下機構を設
け、かつ、前記袋体は折曲げられ又は折畳まれ等した状
態から該袋体の拡大膨張時に上方に立上がって漫画等の
キャラクタの顔や動物に模した外形状をなすようにした
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】密閉した袋体が外部からの刺激により内部で発
生する気体によって拡大膨張することにより、レンズ付
フィルム等のカメラのシャッタを一定時間後に押下作動
させると共に、袋体の外形状がこの袋体の縮小時には予
測できない漫画等のキャラクタの顔や動物に模したもの
となるので、意外性がある。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に依り説明す
る。図1は本考案のタイマ−シャッタの第一実施例の斜
視図、図2は同じく第二実施例の側面図、図3は同じく
第三実施例の側面図、図4は同じく第四実施例の側面
図、図5は同じく第五実施例の側面図、図6は同じく第
六実施例の一部切開正面図、図7は同じく第七実施例の
要部の斜視図、図8は同じく第八実施例の要部の斜視図
である。
【0010】図1に於て、1は横長矩形のレンズ付フィ
ルム等の使い捨てカメラ、1aはこのカメラ1のシャッタ
が設けられている側の側面、1bはカメラ1の上面、1cは
同じく前面、2はこのカメラ1の前面1cに設けた撮影用
のレンズ、3は同じく前面1cに設けたフラッシュ、4は
カメラ1のファインダ−における前方側の窓、5はカメ
ラ1の上面1bの右手前方側に設けてあるシャッタであ
る。
【0011】6は本考案に係るタイマ−シャッタの袋
体、6aはこの袋体6の下方部、6bは同じく中間部、6cは
同じく上方部である。ここでは、袋体6の下方部6aの前
記側面1aの対向面はアタッチメント部(図示せず)に形
成してある。即ち、このアタッチメント部は袋体6の下
方部6aの側面に両面接着テ−プの一面を貼着して成り、
該テ−プの他面をカメラ1の側面1aに貼着するものであ
る。7は袋体6の中間部6bに形成してある係合孔、8は
この係合孔7に後端側8aが貫入しているシャッタ5の押
下用の作動部材で、シャッタ5の上方で先端側が下方に
折曲がり、その先端8bがシャッタ5に軽く当接してい
る。8cはアタッチメント部の上端側に設けた支持部材9
の先端に作動部材8の中間部を回動可能に取付けるため
の支持部である。なお、袋体6の上方部6cは、袋体6の
拡大膨張によって漫画のキャラクタ、例えば、ドラエモ
ンやオバQ、ポパイ(いずれも商標名)また、犬,猫,
猿,アヒル,ペンギン等の動物,或は,恐竜やゴジラ
(商標名)を模した外形状になるよう形成されている
が、単なる風船でもよく、また、有名な建造物、例え
ば、東京タワ−のような外形状になるように形成しても
よい。
【0012】10は袋体6の下方部6aの内部に入れてある
炭酸ガス等の気体を発生して袋体6を拡大膨張させる薬
品を封入した小袋である。この小袋10に入れる薬品は、
ここでは粉体の重曹(炭酸水素ナトリウム)と液体のク
エン酸を使用しており、これらが接触しないように小袋
10内に入れておき、小袋10の開裂と同時にこれら薬品が
接触して反応し、炭酸ガスが発生するようにしてある。
酸と重曹が一緒に入っているアルカ・セルツァ−錠(制
酸剤)を小袋10に封入した場合は、袋体の中に水を入れ
ておけば、小袋10を破壊しただけで炭酸ガスが発生す
る。アルカ・セルツァ−錠の代わりに泡の出る入浴剤の
ようなものを用いてもよい。なお、袋体の中で気体を発
生させる方法はこの例のものに限られず、また、発生さ
せる気体としては人体に害を与えないものであれば炭酸
ガス以外のものでよい。更に、小袋10は袋体6の上方部
6cに配置してもよい。この点は以下の実施例においても
同様である。
【0013】而して、図1に示したカメラ1に装着され
ている本考案のタイマ−シャッタは、その袋体6の下方
部6aの内部に入れてある小袋10を袋体6の外部から押圧
すると、小袋10が破損して薬品が流出し、袋体6の内部
に炭酸ガス等の気体が充満するので、袋体6は拡大膨張
して上方部6cが図1の矢印Qで示した方向に立上がり、
一点鎖線11で示したような外形状をなすと共に、袋体6
の中間部6bは作動部材8の後端側8aを押上げるように作
用するので、支持部8cを中心にして先端8bが押下げられ
てシャッタ5を押下げ、これによって写真撮影ができ
る。なお、袋体6の内部に気体が十分充満するまである
程度の時間がかるので、このタイムラグ(時間差)によ
って本考案シャッタはタイマ−として機能することとな
る。
【0014】図2は本考案タイマ−シャッタの第二実施
例の側面図を示すもので、図1と同一の符号は同一部材
を示している。12はカメラ1のシャッタ5側の前面1cに
両面接着テ−プ等で貼着したアタッチメントで、両側に
ガイド12a,12aを設けた縦長の板部材によって形成され
ている。13はアタッチメント12の上端に枢着した側面略
L字状の作動部材、13aはこの作動部材13の水平部の下
側に設けたシャッタ押下部、13bは作動部材13をアタッ
チメント12の上端に回動可能に取付ける枢着部、14はア
タッチメント12の上部前面に設けた両側の取付辺14a,14
aによってアタッチメント12との間に幅広の挿通孔を形
成するように取付けた案内板である。
【0015】15は本考案に係るタイマ−シャッタの袋
体、15aはこの袋体15の下方部、15bは同じく中間部、15
cは同じく上方部である。この袋体15の下方部15aはアタ
ッチメント12の前面側にその側面を両面接着テ−プ等で
貼着してある。袋体15の中間部15bは、袋体15の上方部1
5cを上記アタッチメント12と案内板14の間に形成された
幅広の挿通孔内に通し、作動部材13の垂直部と案内板14
とによって挟持されている。袋体15の上方部15cはここ
ではカメラ1の後方に折曲げられているが、カメラ1の
上面に折畳んで小型化してもよい。
【0016】而して、図2に示したカメラ1に装着され
ている本考案のタイマ−シャッタは、その袋体15の下方
部15aの内部に入れてある小袋10を袋体15の外部から押
すと、小袋10が破損して薬品が流出し、袋体15の内部に
炭酸ガス等の気体が充満するので、袋体15が拡大膨張し
て上方部15cが図2の矢印Rで示した方向に立上がり、
一点鎖線16で示したような外形状をなすと共に、袋体15
の中間部15bは作動部材13の垂直部を後方に押しやるよ
うに作用するので、水平部の下側のシャッタ押下部13a
が押下げられてシャッタ5を押下げるように作用する。
なお、袋体15の内部に気体が十分充満するまである程度
の時間がかかり、タイマ−として機能する点は、図1に
示したシャッタと同じである。また、この例では案内板
14があるため、袋体15の上方部15cの立上がりに際し、
カメラ1の前方側に倒れるおそれはない。
【0017】図3は本考案タイマ−シャッタの第三実施
例の側面図を示すもので、図1と同一の符号は同一部材
を示している。17はカメラ1のシャッタ5側の前面1cに
下部側を両面接着テ−プT等で貼着したアタッチメン
ト、17aはこのアタッチメント17の上部枠体、18は下端
側をアタッチメント17の中間部に折曲げ可能に取付けた
傾動板で、直立させたときアタッチメント17の上部枠体
17a内に嵌まる程度の大きさのものである。18aは傾動板
18の後面に斜め下向に突設したシャッタ押下辺である。
なお、プラスチックの射出成形等により、アタッチメン
ト17と傾動板18をその境に折曲ラインを設け、かつ、シ
ャッタ押下辺18aも一緒に一体に形成することができ
る。19は風船のように拡大膨張する袋体で、下端側をア
タッチメント17の下部前面に係止具20によって取付け、
上方側を傾動板18を少し後傾させてアタッチメント17の
上部枠体17a内に通した後、上部枠体17aの後部上端側に
紙テ−プ等で巻いた状態にして収納することができる
(図示せず)。
【0018】この図3は袋体19の内部の小袋10を袋体19
の外部から破壊して発生した炭酸ガスによって袋体19が
拡大膨張した状態を示しており、袋体19の拡大膨張に際
して、アタッチメント17の上部枠体17aによって袋体19
は一点鎖線Lで示した方向に立上がり、傾動板18を後方
に傾動させてシャッタ押下辺18aの先端がカメラ1のシ
ャッタ5を押下げた状態を示している。なお、袋体19が
拡大膨張して略完全に立上がったときにシャッタ5が作
動するように傾動板18の傾き具合、シャッタ押下辺18a
によるシャッタ5の押下げストロ−クを調整することが
できる。
【0019】図4は本考案タイマ−シャッタの第四実施
例の側面図を示すもので、図1と同一の符号は同一部材
を示している。21はカメラ1のシャッタ5側の前面に下
部側を両面接着テ−プ等で貼着した側面逆L字状のアタ
ッチメントで、このアタッチメント21の正面側の中間部
と上部辺21aの中央部にはそれぞれ袋体22の貫通孔S1,S
2を形成してある。
【0020】この袋体22の下端側は、アタッチメント21
の正面側の貫通孔S1に通してアタッチメント21の下部前
面に係止具23によって取付ける一方、上方側はアタッチ
メント21の上部辺21aの貫通孔S2に通してアタッチメン
ト21の上側において折曲げ、又は、巻いた状態等にして
小型化し、かつ、袋体22の下端側よりの中間部がアタッ
チメント21の上部辺21aの下側にあって、袋体22の拡大
膨張時に拡大したとき、カメラ1のシャッタ5を押下げ
作動させることができるようなシャッタ押圧部24をこの
中間部の側面に形成してある。
【0021】而して、この図4は袋体22の内部に入れて
ある小袋10を袋体22の外部から押圧して破壊し、発生し
た炭酸ガス等の気体により袋体22が拡大膨張してカメラ
1の上方に立上がり、かつ、アタッチメント21の上部辺
21aの下側において、シャッタ押圧部24がカメラ1のシ
ャッタ5を押下げた状態を示している。ここでは、袋体
22が拡大膨張してカメラ1の上方に立上がったときにカ
メラ1のシャッタ5が押下作動されるように調整してあ
るが、シャッタ5が押下作動されるタイミングは、シャ
ッタ押圧部24の厚みや小袋10に入れる薬品の量などを調
整して、適宜設定することができる。
【0022】図5は本考案タイマ−シャッタの第五実施
例の側面図を示すもので、図1と同一の符号は同一部材
を示している。25は袋体、25aは袋体25の下方部、25bは
中間部、25cは上方部で、ここではこの上方部25cは、カ
メラ1の上面1b上に折畳まれて小型化されている。この
袋体25の下方部25aはカメラ1のシャッタ5を覆いカメ
ラ1を包込んで装着できるように形成されている。従っ
て、この例ではアタッチメント部はこの袋体25の下方部
25aに形成したカメラ1の包込用輪の内面側に形成され
ている。この場合は袋体25の下方部25aの上記輪の内面
側に両面接着テ−プ等を設けなくてもカメラ1に装着で
きる。カメラ1の前面からシャッタ5の上方を覆い後面
にかけて包込む、即ち、袋体25の下方部25aをカメラ1
の前面側と後面側に垂れ下がるように形成してカメラ1
の下面を包込まないときは、カメラ1に袋体25の下方部
25aの前後を両面接着テ−プ等によって貼着する必要が
ある。26は袋体25の下方部25aのアタッチメント部とシ
ャッタ5の間に配置したシャッタ押下筒であり、この押
下筒26は袋体25の下方部25aのアタッチメント部をカメ
ラに装着しただけの段階では下面がシャッタ5に軽く当
接している。
【0023】而して、図5に示したようにカメラ1に装
着されている本考案のタイマ−シャッタは、その袋体25
の下方部25aの内部に入れてある小袋10を袋体25の外部
から押圧すると、小袋10が内部で破損して薬品が流出
し、袋体25の内部に炭酸ガス等の気体が充満するので、
袋体25が拡大膨張して上方部25cは図3の矢印Pで示し
た方向に立上がり、一点鎖線27で示したような外形状を
なすと共に、袋体25の中間部25bの拡大膨張によってシ
ャッタ押下筒26が押下げられ、袋体25の上方部25cの拡
大膨張に少し遅れてシャッタ5を押下げるように作用す
る。
【0024】図6は本考案タイマ−シャッタの第六実施
例の一部切開正面図を示すもので、図1と同一の符号は
同一部材を示している。28は袋体、28aは袋体28の下方
部、28bは中間部、28cは上方部である。この袋体28の下
方部28aは図5に示したものと同様にカメラ1のシャッ
タ5を覆いカメラ1を包込んで装着できるように形成さ
れている。従って、袋体28の下方部28aの包込用輪の内
面側がアタッチメント部となる。29はこのアタッチメン
ト部とカメラ1のシャッタ5との間に配設したシャッタ
押下機構のシャッタ押下板、29aはこの押下板29の下面
略中央に垂下させて設けた押下棒、29bはこの押下棒29a
の下端に取付けたシャッタ5の当接板、30は中央部に押
下棒29aの貫通孔が形成されているカメラ1への設置
板、31はシャッタ押下板29と設置板30との間で押下棒29
aを側部から包込むように装着した保護環、32はこの保
護環31に取付けた引張紐、33はこの引張紐32の摘子であ
る。なお、保護環31はシャッタ押下板29と設置板30との
間を一定間隔をあけて保持できるものであればよい。
【0025】而して、図6に示した本考案のタイマ−シ
ャッタは、袋体28の下方部28aのアタッチメント部をカ
メラ1に装着するが、シャッタ押下板29と設置板30との
間に保護環31があるので、この保護環31を引張紐32を引
いて抜かない限り、シャッタ5が押下作動するおそれは
ない。従って、撮影をするときは、引張紐32を引いて保
護環31をシャッタ押下板29と設置板30との間から引抜い
た後、袋体28の下方部28aの内部に入れてある小袋10を
袋体28の外部から押圧すると、小袋10が内部で破損して
薬品が流出し、袋体28の内部に炭酸ガス等の気体が充満
する。従って、袋体28の上方部28cはカメラ1の上方に
立上がり、この上方部28cが略完全に立上がったところ
で、袋体28の中間部28bの拡大膨張によりシャッタ押下
板29が押下げられて押下棒29aが下がり、当接板29bがシ
ャッタ5を押下げるので、袋体28の上方部28cが拡大膨
張して立上がると同時に撮影が完了する。
【0026】図7は本考案タイマ−シャッタの第七実施
例の要部の斜視図を示すもので、図1と同一の符号は同
一部材を示している。34はアタッチメント、34aはこの
アタッチメント34の側面板、34bは同じく上面板で、シ
ャッタ5の上部を切欠部に形成してある。34cはアタッ
チメント34の前面板、34dはこの前面板34cの上端に取付
けた支持辺34eによってカメラ1のシャッタ5の上方を
覆うように取付けた上部覆板、34fは前面板34cの先端か
ら上方に立設した案内板である。なお、35a,35bはア
タッチメント34の側面板34aの表面の左右に設けたガイ
ドであり、また、36は一点鎖線で示したタイマ−シャッ
タの袋体37の下方側37aの側面をアタッチメント34の側
面板34aの表面に取付けるための係止部である。ここで
はアタッチメント34は側面板34aと前面板34cの裏面を両
面接着テ−プTでカメラ1に貼着してあるが、予めこれ
ら側面板34aと前面板34cの裏面に接着層を設け、この接
着層の上に、離型紙を貼着しておき、装着時にこの離型
紙を剥がしてカメラ1に取付けるようにしてもよい。
【0027】次に、この図7に示したタイマ−シャッタ
のシャッタ押下機構について説明する。38は上部覆板34
dとカメラ1のシャッタ5との間に下面の中央部に押下
棒(図示せず)を垂下して設けたシャッタ押下板、39は
このシャッタ押下板38の下側でシャッタ5を覆うように
カメラ1の上面1bに設けたスポンジで、中央部に押下棒
を貫通する孔を形成してあり、シャッタ押下板38を押上
げるように付勢している。このスポンジ39の代わりにバ
ネ等の適宜弾性部材を設けてもよい。シャッタ押下機構
はこれら上部覆板34d、シャッタ押下板38、及び、スポ
ンジ39等と、上部覆板34dとシャッタ押下板38との間に
差入れた袋体37の中間部37bとによって形成されてい
る。なお、袋体37の下方部37aはアタッチメント34の側
面板34aの係止部36に取付けられており、上方部37cはア
タッチメント34の案内板34fのところでカメラ1の側面1
a側に折曲げられている。
【0028】而して、図7に示した本考案のタイマ−シ
ャッタは、袋体37の下方部37aの内部に入れてある小袋1
0を袋体37の外部から押圧すると、小袋10が内部で破損
して薬品が流出し、袋体37の内部に炭酸ガス等の気体が
充満するので、袋体37は拡大膨張して上方部37cが立上
がり、略完全に立ち上がったところで、袋体37の中間部
37bの拡大膨張によってシャッタ押下板38が押下げられ
押下棒が下がってシャッタ5が押下げられる。なお、シ
ャッタ5が押下げられる時点を袋体37の立上がり途中等
に設定することもできる。
【0029】図8は本考案タイマ−シャッタの第八実施
例の要部の斜視図を示すもので、図1と同一の符号は同
一部材を示している。40はアタッチメント、40aはこの
アタッチメント40の側面板、40aは同じく上面板で、シ
ャッタ5の上部を切欠部に形成してある。40cはアタッ
チメント40の前面板、40dは上面板40bの側端に立設した
支持辺40eによってカメラ1のシャッタ5の上方を覆う
ように取付けた上部覆板、40fは前面板40cの後端から上
方に立設した案内板、40gは上部覆板40dに設けた指が入
る程度の大きさのシャッタ孔である。なお、41a,41b
は、アタッチメント40の前面板40cの表面の左右に設け
たガイドであり、また、42は破線で示したタイマ−シャ
ッタの袋体43の下方側43aの側面をアタッチメント40の
前面板40cの表面に取付けるための係止部である。ここ
ではアタッチメント40は側面板40aと前面板40cの裏面を
両面接着テ−プTでカメラ1に貼着してあるが、図7に
示したものと同様に予めこれら側面板40aと前面板40cの
裏面に接着層を設け、この接着層の上に、離型紙を貼着
しておき、装着時にこの離型紙を剥がしてカメラ1に取
付けるようにしてもよい。
【0030】次に、この図8に示したタイマ−シャッタ
のシャッタ押下機構について説明する。44は上部覆板40
dとカメラのシャッタ5との間に下面の中央部に押下棒4
4aを垂下して設けたシャッタ押下板、45はこのシャッタ
押下板44の下側でシャッタ5を覆うようにカメラ1の上
面1bに設けたスポンジで、中央部に押下棒44aが貫通す
る孔を形成してあり、シャッタ押下板44を押上げるよう
に付勢している。このスポンジ45の代わりにバネ等の適
宜弾性部材を設けてもよいことは図7に示したものと同
じである。シャッタ押下機構は、これら上部覆板40d、
シャッタ押下板44、及び、スポンジ45等と、上部覆板40
dとシャッタ押下板44との間に差入れた袋体43の中間部4
3bとによって形成されている。なお、袋体43の下方部43
aはアタッチメント40の前面板40cの係止部42に取付けら
れており、上方部42cはアタッチメント40の案内板40fの
ところでカメラ1の後面側に折曲げられている。
【0031】而して、図8に示した本考案のタイマ−シ
ャッタは、袋体43の下方部43aの内部に入れてある小袋1
0を袋体41の外部から押圧すると開裂して薬品が流出
し、袋体43の内部に炭酸ガス等の気体が充満するので、
袋体43は拡大膨張して上方部43cが立上がると共に、袋
体43の中間部43bの拡大膨張によってシャッタ押下板44
が押下げられて押下棒44aが下がりこの押下棒44aが袋体
43の上方部43cの拡大膨張に遅れてシャッタ5を押下げ
るようになっている。なお、袋体43を拡大膨張させない
ときは、上部覆板40dのシャッタ孔40gから指でシャッタ
5を直接押すことができる。
【0032】
【考案の効果】本考案は以上に述べた通りであって、本
考案のタイマ−シャッタに拠れば、密閉した袋体が外部
からの刺激により内部で発生する気体によって拡大膨張
することにより、レンズ付フィルム等のカメラのシャッ
タを一定時間後に押下作動させると共に、袋体の外形状
がこの袋体の縮小時には予測できない漫画等のキャラク
タの顔や動物に模したものとなるので、意外性があり、
被撮影者の笑みを誘うという格別の効果がある。
【0033】また、本考案のタイマ−シャッタはレンズ
付フィルム等のカメラに簡単に装着して使用でき、しか
も簡単な構造で製作も容易であるので製作費もあまりか
からず、従って、このレンズ付フィルム等のカメラに付
属させて販売するようにすれば、このカメラの販売促進
に大きく寄与するものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のタイマ−シャッタの第一実施例の斜視
図。
【図2】本考案タイマ−シャッタの第二実施例の側面
図。
【図3】本考案タイマ−シャッタの第三実施例の側面
図。
【図4】本考案タイマ−シャッタの第四実施例の側面
図。
【図5】本考案タイマ−シャッタの第五実施例の側面
図。
【図6】本考案タイマ−シャッタの第六実施例の一部切
開正面図。
【図7】本考案タイマ−シャッタの第七実施例の要部斜
視図。
【図8】本考案タイマ−シャッタの第八実施例の要部斜
視図。
【符号の説明】
1 カメラ 2 レンズ 3 フラッシュ 4 窓 5 シャッタ 6 袋体 7 係合孔 8 作動部材 9 支持部材 10 小袋 12 アタッチメント 13 作動部材 13a 枢着軸 14 案内板 15 袋体 17 アタッチメント 18 傾動辺 19 袋体 20 係止具 20 袋体 21 アタッチメント 22 袋体 23 係止具 24 押圧部 25 袋体 26 シャッタ押下筒 28 袋体 29 シャッタ押下板 30 設置板 31 保護環 32 引張紐 34 アタッチメント 37 袋体 38 シャッタ押下板 39 スポンジ 40 アタッチメント 43 袋体 44 シャッタ押下板 45 スポンジ

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体が抜かれた状態で偏平となり、折曲
    げられ又は折畳まれる等して小型化された密閉した袋体
    の内部に、外部からの押圧力等による刺激によって開裂
    し、炭酸ガス等の気体を発生して前記袋体を拡大膨張さ
    せる薬品を封入した小袋を入れる一方、前記袋体の外部
    に横長矩形のレンズ付フィルム等のカメラのシャッタ近
    傍に着脱自在に装着できるアタッチメント部を取付ける
    と共に、該アタッチメント部を支持部として前記袋体の
    拡大膨張によって前記シャッタを押下作動させるシャッ
    タ押下機構を設け、かつ、前記袋体は折曲げられ又は折
    畳まれ等した状態から該袋体の拡大膨張時に上方に立上
    がって漫画等のキャラクタの顔や動物に模した外形状を
    なすようにしたことを特徴とするタイマ−シャッタ。
  2. 【請求項2】 アタッチメント部は袋体の下方側の側面
    に一体に形成した請求項1のタイマ−シャッタ。
  3. 【請求項3】 シャッタ押下機構の作動部材を袋体に一
    体に設けた請求項1又は2のタイマ−シャッタ。
  4. 【請求項4】 シャッタ押下機構はアタッチメント部と
    シャッタとの間に配設した解除可能な保護装置付のシャ
    ッタ押下作動部材から成る請求項1のタイマ−シャッ
    タ。
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