JP2584358B2 - 白バランス調整装置 - Google Patents

白バランス調整装置

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JP2584358B2
JP2584358B2 JP3051543A JP5154391A JP2584358B2 JP 2584358 B2 JP2584358 B2 JP 2584358B2 JP 3051543 A JP3051543 A JP 3051543A JP 5154391 A JP5154391 A JP 5154391A JP 2584358 B2 JP2584358 B2 JP 2584358B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像素子から得られる
撮像映像信号を基に、白バランスの制御を行うカラ−ビ
デオカメラの自動白バランス調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラ−ビデオカメラに於いては、光源に
よる光の波長分布の違いを補正するために、白バランス
の制御を行う必要がある。この制御は、赤(以下R)、
青(以下B)、緑(以下G)の三原色信号の比が1:
1:1となるように、各色信号の利得を調節することで
行われる。一般には例えば、特開昭62−35792号
公報(H04N9/73)に示される様に、画面の色差
信号R−Y、B−Yの積分値が零になるように利得を調
節する方式が用いられている。
【0003】図2は、この方式を用いた白バランス調整
回路のブロック図である。この図において、レンズ1を
通過した光は、撮像素子2(CCD)で光電変換された
後、色分離回路3でR、G、Bの3原色信号として取り
出され、Gの色信号は直接、R及びBの各信号はR増幅
回路4、B増幅回路5を経て、カメラプロセス及びマト
リクス回路6に入力され、輝度信号Y、赤及び青それぞ
れの色差信号R−Y、B−Yが作られて、ビデオ回路7
へ送られて周知の信号処理が為される。また、同時に、
二つの色差信号は、それぞれ積分回路17、18で、1
フィールド分についてディジタル積分され、その結果が
現在の色の状態を表す色評価値Vr、Vbとしてフィー
ルド毎に利得制御回路13、14に送られる。利得制御
回路13、14はR、B各々の増幅回路4、5の利得を
補正し、色評価値が零となるように導く。
【0004】ここで、通常の利得制御回路の増幅回路の
利得に対する制御について詳述する。通常、利得制御回
路13、14は、色評価値が完全に零になるまで増幅回
路の利得を制御し続けるのではなく、色評価値に所定の
倍率を乗じて、これを利得の補正目標値とし、現在の利
得の基準利得に対する補正値をこの補正目標値に近付け
るように動作する。
【0005】図3はこの制御動作の一例である。尚、図
3では説明を判りやすくするために色評価値とR、B増
幅回路4、5の夫々の利得の基準利得からの補正値(R
利得、B利得の補正量)を同一座標軸上に示しており、
横軸にはB−Yの色評価値Vb及びB利得の補正値が取
られ、縦軸にはR−Yの色評価値Vr及びR利得の補正
値が取られている。
【0006】補正値が零(一般には屋外晴天での最適利
得に合わせられる)、即ち原点のときに、黄色の光源を
当てると色評価値はB−Y軸上のP点の位置にくる。こ
のとき補正目標値は仮に倍率を4倍とするとP点が存在
する方向とは逆方向に原点より4倍のスケールのQ点の
位置となる。この補正目標値に向けて現在の補正値を変
化させる。この利得の変化過程で色評価値は点線L1で
示す矢印の様に徐々に原点に近付き、これに応じてこの
色評価値の4倍に設定されている目標補正値も一点鎖線
L2で示す矢印のように色評価値の変化速度の4倍の速
度で原点方向に近付き、最終的に補正値が実線L3の矢
印で示す様にR点に達したときに目標補正値に達したこ
とになり、色評価値は原点に近いP2点に達し、次の変
化が生じるまではこの補正値が維持されることになる。
尚、R−Y、B−Yの両色差信号は、屋外晴天(色温度
が5100度)時に、R及びB増幅回路4、5の利得を
基準利得に固定して、言い換えると補正値を原点にして
無彩色の被写体を撮影した際に、零レベルになり、この
場合の色評価値も零となるように設定されている。
【0007】このように動作させることにより、前述の
晴天時の太陽のごとき色温度が基準の光源とは異なる光
源に対して白バランス調整を実行する場合のように、補
正値が予め零でない状態から動作を開始しても、最終的
には同一の状態に導くことができる。図4はその一例で
ある。
【0008】色温度の低い光源に対して動作を行って、
S点のように補正値がR利得を減少、B利得を増加させ
ていたときに、図3と同一の光源を当てると、色評価値
は図3の原点とP点の距離だけS点より左方向の縦軸上
のP点に位置することになり、このP点と原点との距離
の4倍分の大きさを原点より上方向に取ったQ点が補正
目標値となる。この補正目標値に向けて補正値を変化さ
せると、これに追随して色評価値はS点とQ点を結ぶ線
分に平行な点線L1の矢印の如く変化し、補正目標値は
一点鎖線L2上を変化し、最終的には図3と同様に補正
値は実線L3の矢印方向に変化してR点に達し、色評価
値はP2点に達する。このR点及びP2点は図3のそれ
と全く同一位置となり、異光源から同一光源に光源が変
化すると同一補正値に収束することが判る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の方法では、実際
のシステムに於いて、ダイナミックレンジの制約から、
特に所定の倍率(上述の例では4倍)が乗ぜられた補正
目標値は何らかの方法で規制されることが多い。
【0010】また、前述の方式は、例えば、緑の芝生上
の人物を撮影する場合等では、画面全体の色分布を平均
化しても白い画面状態とはならず白バランスが崩れるこ
とになり、このような被写体に対して前述のごとき白い
画面調整を施せば、偏った色を打ち消す方向に利得が変
化して白バランスがその補色側にずれて、適正な色の再
現が行えなくなるという欠点を有している。
【0011】この欠点を軽減するため、補正値の範囲を
制限し、色温度変化と無関係な色、例えば緑、青紫とい
った色に対する補正を抑える処理を施すことが考えられ
る。一般に、光源の色温度変化と各色差信号の関係につ
いて考えると、白い被写体が画面の大部分を占める画
面、または平均的に各色を含んだ画面において、この画
面を照射している光源の色温度が変化した場合、画面全
体の色差信号を平均化した値は、図5の光源色温度軸A
の様に変化する。従って、これら光源色温度軸から大き
く外れた色差信号は、光源の色温度を反映したものでは
なく、白バランス調整を行う際の情報としては考慮しな
い方が好ましい。つまり、図5の第3及び第1象現に存
在する緑色及び青紫色を多く含む画面の色差信号は、光
源色温度軸からのずれが大きく白バランス調整には適さ
ないといえる。
【0012】そこで、第1及び第3象現を中心に規制領
域を設け、この領域内に色評価値がプロットされる画面
については、色評価値のプロット点を原点方向に規制範
囲外までシフトさせるか、更には、色評価値から設定さ
れる補正目標値を規制領域外にシフトさせることによ
り、白バランス調整に不適当な画面の影響を抑制するこ
とが可能となる。
【0013】ところが、上述のように規制領域を設定し
て、補正目標値の制限を行った場合に、従来例のごとく
動作させると、色評価値の軌跡に不都合を生じる。例え
ば、図6に示すように、ハッチングで示す規制領域以外
に補正目標値を制限し、緑、青紫による誤動作を防いだ
場合、補正値が零の状態で黄色の強い光源を当てたとき
には、図3と同様に補正値がR点に、色評価値がP2点
に収束することができるが、図7に示すように色温度の
かなり低い被写体を補正して、補正値がS点のように、
右下によった状態から光源を変えて色評価値がS点の左
方向のP点になったときに、補正目標値はP点と原点と
の距離の4倍の距離を原点に対してS点とは逆方向に取
った位置であるQ点となるが、規制領域内であるため
に、この規制領域外で色評価値を原点方向に変化させる
方向の限界点、即ち原点とQ点とを結ぶ線分と規制領域
の外周辺との交点Mを補正目標値と設定する必要があ
る。
【0014】この補正目標値に向かって補正値を変化さ
せると、これに応じて色評価値は点線L1で示す矢印方
向に逐次変化し、補正目標値はこの色評価値とは原点に
関して逆方向に4倍のスケールで変化しようとするが、
常に規制領域内に補正目標値が設定されることを阻止す
る為に規制領域の外周辺に沿って一点鎖線L2の矢印方
向に変化する。この規制領域に沿った変化により、結果
的に補正値は実線L3の矢印方向にR点まで変化し、色
評価値は回り込むようにして原点に近い最終位置である
P2点に収束する。このように、一旦、色評価値Vbに
ついて過度に負方向に変化した後に、正方向に戻るよう
な色評価値の変化は、実際の画面においては奇妙な印象
を与え、望ましくない。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、撮像映像信号
から、R−Y色差信号量の極性と、該色差信号が得られ
た時点での赤色信号の利得の基準値からの増減の極性が
一致し、且つB−Y色差信号量の極性と、該色差信号が
得られた時点での青色信号の利得の基準値からの増減の
極性が一致する時に、各色信号の利得の変化率を、夫々
の色差信号量の絶対値に比例させることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明は、上述の如く構成したので、補正値に
なんらかの制限が加わる場合にも、違和感の無い白バラ
ンス調整動作が実行可能となる。
【0017】
【実施例】以下、図面に従い、本発明の一実施例につい
て説明する。図1は本実施例による自動白バランス回路
の回路ブロック図であり、図2と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。
【0018】利得制御回路33は、R、B両色の利得の
補正値と色評価値を併せて判断するため、一つにまとめ
られ、積分回路17からのB−Yの色評価値Vb及び積
分回路18からのR−Yの色評価値Vrが入力される。
【0019】利得制御回路33では、現在の補正値と色
評価値の極性がR、B両色共一致するときは、補正値を
色評価値の絶対値に比例して変化させ、それ以外の時に
は補正値と色評価値に所定の倍率を乗じて得られる補正
目標値の差に比例して変化させる。図8にて、この利得
制御回路33の具体的な動作を説明する。
【0020】図7の場合と同様に、色温度のかなり低い
被写体を補正して、補正値がS点のように右下によった
状態から、黄色の強い光源に変えることにより、積分回
路17、18からの色評価値のプロット点がP点とな
る。この状態で補正目標値を設定すると、図7と同様に
規制領域を外すように制限を受けてM点に位置する。
【0021】この状態で利得制御回路33は、R増幅回
路4の補正値と色評価値Vrが同一極性か否かの判断を
為し、同一極性であれば更にB増幅回路5の補正値と色
評価値Vbが同一極性か否かの判断が為す。そして、両
者が共に同一極性を持つと判断されると、言い換える
と、現在の補正値を示すS点と色評価値を示すP点が共
に図8の第1〜第4象現の内の同一象現にあれば、R及
びB利得の補正値が色評価値の絶対値に比例して変化す
るようにR及びB増幅回路4、5の利得制御を行う。
【0022】図8では、S点及びP点は共に第4象現に
あり、B利得の補正値及び色評価値Vbの極性は共に
正、R利得の補正値及び色評価値Vrの極性は共に負で
一致しているので、補正値は補正目標値に向けてではな
く、色評価値が原点に向かう様に、P点と原点を結ぶ直
線に平行な線分L4に沿って補正値を変化させる。こう
して、色評価値のプロット点が原点に達すると同一象現
から外れたことになるので、これ以降は従来通りの動作
となる。つまり、色評価値が原点にあるときに、補正目
標値も原点となり、横軸上のS2点に達していた補正値
は、目標補正値に向けて変化し、これに追従して色評価
値は横軸上を負方向に変化し、最終的に図7と全く同一
のP2点に達し、この時補正値もR点に収束する。
【0023】以上のように、本実施例の方式により補正
値及び色評価値は夫々図7のR点及びP2点と全く同じ
点に収束することになるが、これらの変化経路は図7の
ような不要な回り込み、即ち、色評価値がP2点に収束
する際に、一旦、P2点よりも色評価値Vbが負側に変
化して、B信号が過度に抑圧された後にP2点に戻るこ
とにより撮像画面に奇妙な色変化が生じることを防止し
ている。
【0024】以上の動作は、マイクロプロッセッサによ
り、ソフトウェア的に処理可能であることは言うまでも
ない。
【0025】
【発明の効果】上述のごとく本発明によれば、補正値に
なんらかの制限が加わる場合にも、違和感の無い白バラ
ンス調整動作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路ブロック図である
【図2】従来例の回路ブロック図である。
【図3】色評価値と補正値の変化状態を示す図である。
【図4】色評価値と補正値の変化状態を示す図である。
【図5】色温度軸を説明する図である。
【図6】色評価値と補正値の変化状態を示す図である。
【図7】色評価値と補正値の変化状態を示す図である。
【図8】色評価値と補正値の変化状態を示す図である。
【符号の説明】
4 R増幅回路 5 B増幅回路 17、18 積分回路 33 利得制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像映像信号から、R−Y、B−Y各色
    差信号量を算出し、R−Y色差信号量を基に赤色信号の
    利得を制御し、B−Y色差信号量を基に青色信号の利得
    を制御する白バランス調整装置において、R−Y色差信
    号量の極性と、該色差信号が得られた時点での赤色信号
    の利得の基準値からの増減の極性が一致し、且つB−Y
    色差信号量の極性と、該色差信号が得られた時点での青
    色信号の利得の基準値からの増減の極性が一致する時
    に、各色信号の利得の変化率を、夫々の色差信号量の絶
    対値に比例させることを特徴とする白バランス調整装
    置。
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