JP2583160B2 - カード照合方法 - Google Patents

カード照合方法

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JP2583160B2 JP3180316A JP18031691A JP2583160B2 JP 2583160 B2 JP2583160 B2 JP 2583160B2 JP 3180316 A JP3180316 A JP 3180316A JP 18031691 A JP18031691 A JP 18031691A JP 2583160 B2 JP2583160 B2 JP 2583160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば駅の改札業務に
使われている自動改札機等の磁気カード処理装置におい
て、使用時に磁気カードから個別の磁気カード識別情報
も読取り、これを装置内その他に予め記憶しておいた使
用不許可券等の照合すべき複数の磁気カード識別情報と
比較して一致したとき、磁気カード回収等を行う場合等
に用いる磁気カードやその他のカードの照合方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば鉄道における自動改札
機や銀行カードシステム等の磁気カードを媒体として所
定処理を行う磁気カード処理装置が用いられているが、
これに伴い正当な磁気カードであっても正当な使用者に
よらない不正行使がなされることがあり、これを防止す
るための対応がされている。これは、磁気カードに限る
ものではなく、ICカード等各種カードを処理する装置
においても同様である。例えば、磁気カード(定期券
等)を読取り処理する装置である鉄道用の自動改札機で
は、従来より盗難あるいは紛失等により正当な使用者以
外の第三者による磁気カードの不正使用を回避して、不
正使用者を発見し当該磁気カードを回収するために、紛
失の旨届け出があった磁気カードを使用不許可券とし
て、これらに記録されている個々の磁気カード固有の券
識別情報(発券番号或いはID番号等)を自動改札機内
の記憶手段に複数件記憶しておき、磁気カードが自動改
札機に投入(提示)された時にこの磁気カードから前記
券識別情報情報を読取り、記憶しておいた使用不許可券
の複数の券識別情報と照合して何れかと一致した場合
(判定アウト)に磁気カードの回収等を行うことが各種
提案されている(例えば実開昭58−113169号、
「自動改札装置」)。
【0003】この種装置の一例を図5に概略的に示す。
また、図6はこの装置の照合部要部のブロック図であ
る。図5の装置は、いわゆる自動改札機能に加えて定期
券等に記録された券固有の情報と、記憶された固有情報
群とを比較して判定する機能及び判定結果に基づき(一
致した場合)警報、表示、ドアの閉塞により第三者の券
の不正使用を防止する機能を有している。この装置は概
略、改札口に設置されて旅客の通路41a、41b、…
を形成する複数対の自動改札機42a、42b、…と、
これらの自動改札機に信号回線を通じて入力情報を送信
し記憶させるための入力端末(制御装置)8と、この制
御装置8に接続され、自動改札機によって不正使用券と
判定されたとき、異常内容を表示して係員に知らせるた
めの係員操作盤(図示せず)とを有しており、上記自動
改札機42a、42b、…にはそれぞれ入口側に券類の
投入口43a、43b、…がまた出口側に券類の取出口
44a、44b、…が設けられ、かつ通路41a、41
b、…の出口に開閉可能な一対のドア45a、45b、
…がそれぞれ枢着されている。自動改札機42a、42
b、…の内部には定期券の購入情報として記録されてい
る券固有の券識別情報を記憶する照合記憶部4と投入さ
れた定期券CDの券識別情報を読み取る磁気ヘッド1と
これに後続する磁気情報読取部2、上記照合記憶部4に
記憶されている内容(券識別情報群)と投入された定期
券CDの券識別情報とを比較して判定する照合判定部と
を含む照合部要部50が設置されている。定期券の紛失
者や被盗難者が駅もしくは定期券発行所にその旨と券識
別情報を届け出ると、係員は制御装置(入力端末)8を
用いて、届出がされた使用不許可券の券識別情報を入力
して各自動改札機の照合記憶部4に記憶させておく。そ
して、使用不許可券が使用されると、読み取られた券識
別情報と照合記憶部4に記憶されている券識別情報群と
が照合判定部5にて比較され判定される。照合判定部5
からの出力は第一処理回路3及び第二処理回路6に接続
されており、磁気カード識別情報の一致が見られない場
合には、第一処理回路3が装置本来の目的である所定処
理を行う。一方、磁気カード識別情報が一致し不正使用
と判定された場合には第二処理回路6が届出カード発見
時の所定処理、すなわち、自動改札機42a、42b、
…により制御装置8を介して係員操作盤の表示部に表示
し係員に知らせるとともにドア45a、45b、…を閉
塞し不正使用者の通過が阻止される。不正使用券は係員
により回収され元の所有者に返却され、その券の券識別
情報は照合記憶部4の記憶より削除される。すなわち、
ここには固有情報を装置の記憶部に記憶させておきこれ
らと券から読み取った固有情報を照合するとの技術思想
が開示されている。
【0004】ところで、近年自動改札機の普及が進みこ
れにともない磁気カードの発行枚数も膨大な数となり、
これにともない紛失や盗難により定期券等の磁気カード
を第三者が不正使用することも増え、使用不許可とすべ
き券を識別する固有情報も増加の一途をたどっている。
然るに、既存の自動改札機では記憶容量が充分ではない
ため照査判定するための券識別情報の数が充分ではな
く、全ての不正使用を発見することはできない。また、
仮に記憶容量を充分なものとした場合でも、装置が要求
される処理速度が決まっていて照査判定に使える時間に
は制限があり(例えば極めて短時間に処理を次々と行わ
なければならない自動改札機であれば、0.6秒程度で
全ての処理を完了しなければならない)、この面でも照
査判定が可能な券識別情報の数は限られることになる。
この結果、照合すべき個別情報(券識別情報)のうち全
数は照合できず残りについては看過せざるを得ないのが
現状であるが、不正使用の発見と抑止は社会的要請であ
り看過を回避する方策が必要とされていた。なお、上述
状況は別段自動改札機に限るものではなく、磁気カード
処理装置が遍く抱える問題である。また、磁気カードを
例に説明したがこれ以外にも例えばICカードや非接触
カード等の磁気カードと同等機能を有するカードを用
い、これをカード処理装置にて扱う各種システムに於い
ても全く同様の問題を抱えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な事
情に鑑みてなされたもので、自動改札機やその他の種々
のカード処理装置に於いて、従来に比しより多くのカー
ド識別情報をに基づいて照合判定を行うことができ従っ
て照合能力の高い磁気カードの照合方法を提案すること
を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願第一のカード照合方法は、カード処理装置用のカ
ード夫々に個別のカード識別情報を予め記録しておくと
ともに、照合すべき母体カード識別情報群を予め記憶装
置に記憶しておき、前記照合すべき母体カード識別情報
群より所定の抽出規則に基づき抽出した子カード識別情
報群を保持しておき、カード処理装置に提示されたカー
ドのカード識別情報と、前記子カード識別情報群とを照
合する過程を含み構成される。
【0007】また本願第二の発明のカード照合方法は、
上述第一の方法に於いて、複数のカード処理装置に同一
母体カード識別情報群に基づき抽出した同一でない子カ
ード識別情報群を夫々割当てて保持する、という過程を
含み構成される。
【0008】更に本願第三の発明のカード照合方法は、
上述第一または第二の方法に於いて、単一の母体カード
識別情報群に基づく子カード識別情報群を複数のカード
処理装置に夫々割当てて保持する、との過程を含み構成
される。
【0009】
【作用】上述した第一の方法によれば、照合すべき全て
のカード識別情報(母体カード識別情報群)から所定数
のカード識別情報(子カード識別情報群)を抽出して保
持しこれと、カード処理装置に提示(挿入、投入等)さ
れたカードから読み取ったカード識別情報とを照合する
が、上述抽出過程が所定規則に基づき行われ照合される
カード識別情報群が入れ替わるので、長期的観点では照
合すべきカード識別情報全てを照合対象とするのと等価
な照合結果が得られる。また、上述第二の方法によれ
ば、同一内容の母体カード識別情報群より抽出時に複数
の子カード識別情報群を決定し、これらを複数のカード
処理装置で同一期間に照合するので一時に照合されるカ
ード識別情報の総数を増すことができ、照合能力が等価
的に上がる。また、上述第三の方法によれば、多くの記
憶容量を必要とする母カード識別情報の記憶とこれに基
づく抽出過程を単一装置で行い、子カード識別情報群を
抽出した結果のみを複数のカード処理装置にて保持すれ
ば良いことになり、カード処理装置の構成が簡単とな
る。また、照合すべきカード識別情報の削除或いは追加
等の変更は単一の母カード識別情報群に対して行うのみ
で済む。
【0010】
【実施例】以下、本願発明を添附図面に沿って詳細に説
明する。図1は、本発明のカード処理方法の一実施例に
係るフローチャートであり、図2は本願他の発明のカー
ド処理方法の一実施例に係るフローチャートであり、図
3及び図4はこれら方法に夫々対応する装置(磁気カー
ド処理装置)の照合部要部の例を示すブロック図であ
る。図3に示す磁気カード処理装置の照合部要部10は
図5で示した自動改札機等に内蔵されるもので、従来装
置と同様に磁気カードCDから記録された磁気情報を読
取るための磁気ヘッド1及び後続する磁気情報読取部2
と、不正磁気カードを発見するために照合される複数の
磁気カード識別情報を保持(記憶)しておくための照合
記憶部4、記憶された磁気カード識別情報群の全てと読
取られた磁気カード識別情報とを照合し一致する場合を
判定する照合判定部5とを有している。なお、照合判定
部5からの出力は第一処理回路3及び第二処理回路6に
接続されており、磁気カード識別情報の一致が見られな
い場合には、第一処理回路3が装置本来の目的である所
定処理を行う。一方、磁気カード識別情報が一致した場
合には第二処理回路6が届出カード発見時の所定処理
(警報、表示、通報、通過の阻止等)を行う。
【0011】上述部分に加えて図3の照合部要部10
は、母体記憶部21と抽出制御部22からなるカード識
別情報抽出手段20を有している。母体記憶部21は、
不正磁気カードを発見するために照合される磁気カード
毎に固有の磁気カード識別情報を母体磁気カード識別情
報群として多数(望ましくは、入手可能な磁気カード識
別情報の全数)記憶しておくための部分である。この母
体記憶部21に新たに磁気カード識別情報を追加した
り、訂正や削除したりするには入力端末(図示せず)よ
り操作者が行っても良いし、中央装置で一括して操作さ
れた内容を各磁気カード処理装置に送信して変更するよ
うにしてもよい。前記母体記憶部21に記憶された磁気
カード識別情報群のなかから所定規則に従って、磁気カ
ード処理装置が照合可能な所定数の磁気カード識別情報
が抽出制御部22の制御下に抽出(サンプリング)され
て前記照合記憶部4に保持される。ところで上述の所定
規則とは、母体磁気カード識別情報群から磁気カード処
理装置が照合可能な数の磁気カード識別情報を決定し子
磁気カード識別情報群として抽出するがこの時、常に前
回の抽出結果とは異なる子磁気カード識別情報群となる
ように抽出し、従って複数回の抽出に依って母体磁気カ
ード識別情報群の全てのものが子磁気カード識別情報と
して抽出されることが期待できるものとする。なお抽出
の時間は規則やその運用に応じて適宜設定される。
【0012】上記所定規則の例を以下列挙する。 1)磁気カード識別情報群を、磁気カード識別情報群A
と磁気カード識別情報群Bとに2分割し、日付に基づき
偶数日には識別情報群Aを、また奇数日には識別情報群
Bを順に抽出する。この場合には2回の抽出により母体
磁気カード識別情報が一巡して全ての磁気カード識別情
報が照合されることになる。抽出を行う所定時間を1日
とすれば2日にて、全数の照合が可能となる。 2)照合する母体磁気カード識別情報の数が多く2分割
では処理できない場合には、磁気カード識別情報に含ま
れる発行日のような日付情報に基づき、例えば日付末尾
数により末尾1の日の磁気カード識別情報群、末尾2の
日の磁気カード識別情報群、末尾3の日の磁気カード識
別情報群、…、…を順に抽出する。この場合には10回
の抽出により母体磁気カード識別情報が一巡して全ての
磁気カード識別情報が照合されることになり、抽出を行
う所定時間を1日とすれば10日にて、全数の照合が可
能となる。 3)母体磁気カード識別情報の整列順に基づきn個おき
の抽出を順次1つずらして行う。この場合にはn回の抽
出により母体磁気カード識別情報が一巡して全ての磁気
カード識別情報が照合されることになる。 4)乱数に基づき、必要な数の子磁気カード識別情報を
決定し抽出する。この場合にも、多数回の抽出により略
全ての磁気カード識別情報を抽出できることが期待でき
る。なお、運用に当たっては届けられた日付が新しいも
のについては早くあるいは頻繁に子磁気カード識別情報
として抽出する等の配慮をし、より有効な抽出規則とす
ることもできる。また、磁気カードが定期券であれば毎
日一度の使用が想定されるので、抽出時間間隔を24時
間とすると効率的である。
【0013】以上述べた抽出規則では、抽出を行う時間
間隔は固定的なものとしているが、この限りではない。
また、子磁気カード識別情報群の数(抽出数)について
も一定とする必要はない。すなわち、例えばカード処理
装置の利用頻度に応じて、照合のための時間を延長して
良いような場合(自動改札機であれば、時間帯による乗
降客の多少があり、少ない場合には処理時間を数倍程度
延長することが考えられる。)であれば、適宜手段によ
り装置の利用頻度を検出して検出結果に応じて抽出数を
変え照合を行うことができる。利用頻度が低いことを検
出した時点で、抽出数を多くして子カード識別情報を抽
出して照合を行い、反対に利用頻度が高いことを検出し
た時点では、より少ない抽出数で子カード識別情報を抽
出して照合を行うようにする。このようにすれば、より
多くのカード識別情報と照合を行うことができる。な
お、上述した装置利用頻度が低い場合により多くの照合
を行う目的のためには、本願提案の記述した抽出を二重
に行ってもよい。すなわち、抽出した子カード識別情報
群を照合する際に、装置の利用頻度が高い場合には全て
の子カード識別情報と照合することなく、その中の一部
を所定規則に基づき抽出して(言わば、孫カード識別情
報群を決定し)、これらと読取りカード識別情報との照
合を所定時間内で行うようにする。一方、装置の利用頻
度が低い場合には、子カード識別情報群全てを照合に用
いるか、或いは混雑時より多くのカード識別情報を子カ
ード識別情報群より抽出して、これらと読取りカード識
別情報との照合を相応の時間で行うようにする。
【0014】本願第一発明のカード照合方法は、例えば
上述構成を持つ磁気カード処理装置を用いて実施するこ
とができ、 イ)カード処理装置用のカード夫々に個別のカード識別
情報を予め記録して発行する。しかる後、図1のフロー
チャートにて示すように、 ロ)照合すべき母カード識別情報群を予め記憶しておく
(P1、P2)。 ハ)照合すべき母体カード識別情報群より同一抽出結果
が連続しない所定抽出規則に基づき抽出した(P3、P
4)所定数の子カード識別情報群を保持する(P5)。 ニ)カード使用時にカードからカード識別情報を読取る
(P6、P7)。 ホ)読取られたカード識別情報と、子カード識別情報群
とを照合しいずれかと一致する場合を判定する(P8、
P9)。 との各過程を含み構成される。
【0015】ところで、上述方法は主としてカード処理
装置が単独で用いられる場合を想定したものであるが、
カード処理装置が複数連係して稼働している場合(駅の
改札口等)には短期間に多くの件数が照合可能で、更に
効率的なカード照合を行うことができる。即ち、本願第
二発明のカード照合方法では、上述方法に於いて、複数
のカード処理装置に対して同一母体カード識別情報群に
基づき抽出した同一でない子カード識別情報群を夫々割
当てて保持するようにする。なお、同一母体カード識別
情報群は内容が同じものを複数個用意してもよい。この
ようにすれば、一度の抽出過程で更新され照合対象とな
る子磁気カード識別情報の数が総体として増加する。な
お、カードが定期券の場合であれば、比較的短時間の間
に単一カードを乗車駅と下車駅双方で使用(2回の使
用)が期待できるので異なる駅で夫々異なる子磁気カー
ド識別情報群を保持し照合を行えば照合が効果的に行え
る。また、定期券であれば一日で往路と帰路の2回の使
用が想定されるので、同一駅の異なる自動改札機で夫々
異なる子カード識別情報群を保持させると相応に照合能
力が上がる。また、抽出過程を2回とし朝夕で同一自動
改札機の子カード識別情報群を変更しても照合能力が上
がる。各カード処理装置で抽出する規則は各装置を夫々
操作して設定してもよいが、夫々の装置の抽出制御部2
2を連係させて集中的に管理してもよい。
【0016】次に、本願第三発明のカード照合方法につ
いて説明する。既に述べたカード照合方法ではいずれ
も、母体カード識別情報群をカード処理装置が夫々記憶
する必要はなく、単一の母体カード識別情報群を共有し
これに基づき子カード識別情報群を抽出して複数のカー
ド処理装置に夫々割り当てて子カード識別情報群のみを
送出し、各カード処理装置では夫々割り当てられ受信し
た子カード識別情報群を記憶する構成としてもよい。抽
出する子カード識別情報群を複数とし各々異なるように
してもよいことは勿論である。このような方法の一実施
例に係るフローチャートを図2に、また対応するカード
処理装置(磁気カード処理装置)の一例を図4に夫々示
す。図4の装置では、中央装置30が単一の母体記憶部
21を有しており母体カード識別情報群を記録していて
抽出制御部22により複数の磁気カード処理装置10で
照合を行うための複数の子カード識別情報群を適宜決定
抽出して送受信部31、通信線32を介して磁気カード
処理装置10夫々に送出する。各磁気カード処理装置1
0では送受信部7で受信した割当てられた子カード識別
情報群を照合記憶部4に記憶し、これに基づき既に述べ
たと同様手順で照合を行う。即ち、本願第三発明のカー
ド照合方法では、前述した2つのカード照合方法の何れ
かに於いて、単一の母体カード識別情報群に基づく子カ
ード識別情報群を複数のカード処理装置に夫々割当てて
保持するようにする。
【0017】以上、本願発明について説明したが各発明
は共に照合の基準となる多数のデータからの抽出(サン
プリング)に基づいている。一方、従来のカード処理装
置あるいは方法においても、例えば特公昭52−461
20号或いは特公昭52−28037号(照合対象磁気
カード処理装置をサンプリングにて間引く)等、抽出
(サンプリング)を使用したものが見られるが、従来提
案されたものは全て照合対象とする流通券側に対しサン
プリングを行い処理対象を制限するものである。しかる
に本願発明の提案は、照合の基準となる多数のデータ群
側からの抽出(サンプリング)であり、サンプリングを
含む従来のカード照合方法とは一線を画するものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した本願発明の3つの磁気カー
ド照合方法は何れも、カード処理装置用のカード夫々に
個別のカード識別情報を予め記録しておくとともに、照
合すべき母体カード識別情報群を予め記憶装置に記憶し
ておき、前記照合すべき母体カード識別情報群より所定
の抽出規則に基づき抽出した子カード識別情報群を保持
しておき、カード処理装置に提示されたカードのカード
識別情報と、前記子カード識別情報群とを照合する過程
を含むので、使用する装置の、カード識別情報の記憶容
量の制限や処理速度の制限によらず、従来の方法に比し
てより多くのカード識別情報を照合対象とすることがで
き装置やシステムの照合能力が向上する。
【0019】更に、本願第二発明のカード照合方法で
は、上記方法に於いて、複数のカード処理装置に同一母
体カード識別情報群に基づき抽出した同一でない子カー
ド識別情報群を夫々割当てて保持するようにしたので、
より速やかに全体のカード識別情報を照合する、あるい
はより多くの照合チャンスを期待することができる。ま
た、本願第三発明のカード照合方法では、上記2方法の
何れかに於いて、単一の母体カード識別情報群に基づく
子カード識別情報群を複数のカード処理装置に夫々割当
てて保持するようにしたので、各カード処理装置が備え
る記憶部が簡易なものでよく、抽出制御部も不要とな
り、システムが安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の磁気カード照合方法に係るフローチ
ャートである。
【図2】本願他の発明のカード照合方法に係るフローチ
ャートである。
【図3】本願発明に係るカード処理装置の照合部要部の
一例を示すブロック図である。
【図4】本願他の発明に係るカード処理装置の照合部要
部の一例を示すブロック図である。
【図5】本願発明に係るカード処理装置である自動改札
機の一例を示すブロック図である。
【図6】従来のカード処理装置の照合部要部の一例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1…磁気ヘッド、2…磁気情報読取部、4…照合記憶
部、5…照合判定部、20…カード識別情報抽出手段、
21…母体記憶部、22…抽出制御部、42a、42b
…磁気カード処理装置、CD…カード(磁気カード)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード処理装置用のカード夫々に個別の
    カード識別情報を予め記録しておくとともに、 照合すべき母体カード識別情報群を予め記憶装置に記憶
    しておき、 前記照合すべき母体カード識別情報群より所定の抽出規
    則に基づき抽出した子カード識別情報群を保持してお
    き、 カード処理装置に提示されたカードのカード識別情報
    と、前記子カード識別情報群とを照合する過程を含むカ
    ード照合方法。
  2. 【請求項2】 複数のカード処理装置に同一母体カード
    識別情報群に基づき抽出した同一でない子カード識別情
    報群を夫々割当てて保持する請求項1記載のカード照合
    方法。
  3. 【請求項3】 単一の母体カード識別情報群に基づく子
    カード識別情報群を複数のカード処理装置に夫々割当て
    て保持する請求項1または請求項2に記載のカード照合
    方法。
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