JP2583049Y2 - 加熱揮散具 - Google Patents

加熱揮散具

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JP2583049Y2 JP1992048800U JP4880092U JP2583049Y2 JP 2583049 Y2 JP2583049 Y2 JP 2583049Y2 JP 1992048800 U JP1992048800 U JP 1992048800U JP 4880092 U JP4880092 U JP 4880092U JP 2583049 Y2 JP2583049 Y2 JP 2583049Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空気中の酸素との接触
による化学反応で発熱する化学反応型発熱剤によって、
芳香、消臭、防臭、殺虫等の揮散性物質を加熱し、揮散
する加熱揮散具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化学反応型発熱剤の発熱によって
薬剤を揮散する加熱揮散具としては、実開昭55−25
004号公報に記載されているものが知られている。こ
れは、図5に示すように、内部に空気との接触によって
発熱する化学反応型発熱剤20を収納する発熱剤容器2
1と、該発熱剤容器21の上部に載置し薬剤を内部に収
納した薬剤容器22とからなり、前記発熱剤容器21の
下面に発熱剤容器21内部に空気を流入する導入口23
を設けた構成となっており、該導入口23には内部に空
気の流入を行うと共に、内部の化学反応型発熱剤20が
外部へ漏洩するのを防止する特殊フィルター24を設け
ている。そして、化学反応型発熱体20が空気と接触す
るのを防止すると共に、薬剤が自然揮散するのを防止す
るためのシート25によって加熱揮散具全体が覆われて
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の加熱揮散具にお
いては、導入口に特殊フィルターを設けているが、この
特殊フィルターは化学反応型発熱剤を通さずに空気を通
すものでなければならないと共に、耐熱性も要求され、
このため材質として高価なものを用いなければならず、
加熱揮散具も高価となってしまうという問題があった。
また、加熱揮散具全体がシートに覆われているので、使
用時、シートをいちいち破って加熱揮散具を中から取り
出すため、その作業に手間がかかるという問題もあっ
た。本考案は、これらの問題を解消することを、その課
題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上部容器と下
部容器とから中空形状の容器本体を形成し、この容器本
体内部に空気と接触することで発熱する化学反応型発熱
剤を収納し、かつ化学反応型発熱体と上部容器との間に
当該化学反応型発熱体と等容積以上の空間部を形成し、
この化学反応型発熱体の下方側に断熱体を設けると共
に、前記上部容器の上壁を通気孔を設けた平坦面とこの
平坦面より下方に窪むようになる載置部とで形成し、こ
載置部に加熱により含浸した薬剤を揮散する担体を固
すると共に、この上壁の平坦面の通気孔を遮蔽し、か
つ載置部の担体を覆って密封するガスバリヤー性剥離紙
上壁の平坦面全体に貼着した構成とする。
【0005】
【作用】本考案は、容器本体内部に空気が流入する通気
孔を容器本体の上部側に設けたことにより、特殊フィル
ターを設けることなく内部の化学反応型発熱剤の漏洩を
防止することができる。また、使用時に上部容器に貼着
したガスバリヤー性剥離紙を剥がすだけで、通気孔を開
口して化学反応型発熱剤を発熱させると共に、載置部に
固着した担体を露出して担体より薬剤を揮散させること
ができる。
【0006】
【実施例】本考案による加熱揮散具の第一実施例につい
て説明する。図1、図2、図3に示すように、容器本体
1は、上部容器2と下部容器3とから中空形状となって
おり、前記上部容器2は、外周側に平坦面を形成して、
この平坦面に上下に連通する通気孔7を円周方向にわた
って等間隔に複数個設けると共に、その中心側に平坦面
より下方に窪んだ円形凹状の載置部8を形成した概略円
形板状の上壁4と、該上壁4の周縁に一体的に設けら
れ、下方に向かって徐々に拡大するようになる周壁5
と、該周壁5の下端に一体的に設けられ、外周側に突出
する環状体6とから下方が開口する概略円錐台形とな
り、また、前記下部容器3は内周側上面に上方に突出す
る環状の保持部11を一体的に成形した概略円形板状と
なっており、該下部容器3の外周側と前記上部容器2の
環状体6とを密着する構成となっている。そして、前記
載置部8に加熱されることにより含浸した薬剤を揮散す
る担体9を載置固着している。該担体9に含浸させた薬
剤としては、芳香、消臭、防臭、殺虫、殺菌等の揮散性
物質である。そして、前記下部容器3の保持部11内周
に化学反応型発熱剤10を収納保持して、前記容器本体
1内に化学反応型発熱剤10を収納する。該化学反応型
発熱剤10は空気との接触によって発熱するものであ
る。また、該化学反応型発熱剤10は、前記上壁4の載
置部8の下面に若干の隙間を形成しながら設けられると
共に、当該化学反応型発熱剤10と通気孔7が設けられ
上部容器2との間に当該化学反応型発熱体10と等容
積以上の空間部12が形成されるように設けられてい
る。そして、前記上壁4にはガスバリヤー性剥離紙13
平坦面全体に貼着し、該ガスバリヤー性剥離紙13は
上壁4の平坦面に設けられた通気孔7を遮蔽して容器本
体を密封すると共に、載置部8を覆って固着した担体9
を密封状態とすることで、容器本体1内部に収納した化
学反応型発熱体10が空気と接触するのを防止すると共
に、担体9中の薬剤が自然揮散するのを防止するように
なっている。また、前記容器本体1の下部容器3の下面
には、全体にわたって断熱体14を固着しており、該断
熱体14としてはガラスウール、ロックウール、および
アルミナ箔等である。そして、前記断熱体14の下面に
は粘着剤15を塗布し、さらに底部剥離紙16を貼着し
ている。
【0007】次に加熱揮散具の使用方法について説明す
る。下部容器3の下面より底部剥離紙16を剥がして、
容器本体1を設置箇所に粘着剤15により固着する。そ
して、上部容器2の上壁4の平坦面に貼着したガスバリ
ヤー性剥離紙13を剥がして、載置部8に固着した担体
9を露出すると共に、通気孔7を開口する。該通気孔7
を開口することで、容器本体1内部に外部より空気を流
入し、化学反応型発熱体10を空気と接触させ、化学反
応することにより発熱させる。該化学反応型発熱体10
の発熱により載置部8に固着した担体9を加熱し、担体
9より含浸した薬剤を揮散するようになっている。
【0008】次に第一実施例における作用効果について
説明する。にのように容器本体1内部に空気を流入する
通気孔7を容器本体1の上壁4の平坦面に設けたことに
より、特殊フィルターを設けることなく、内部の化学反
応型発熱剤10の漏洩を防止することができ、部品点数
が少なくなり安価になる。また、下部容器3の下面に断
熱体14を設けたことにより、容器本体1の下部側が熱
くなることを防止し、かつ化学反応型発熱剤10の熱損
失を少なくすることができると共に、下部容器3の下面
側より底部剥離紙16を剥がして、粘着剤15により容
器本体1が固着され、さらに担体9も粘着剤や上部容器
2に設けられる係止具により固着され、任意の場所に確
実に設置することができる。また、使用時、上部容器2
の上壁4の平坦面に貼着したガスバリヤー性剥離紙13
を剥がすだけで、通気孔7を開口して化学反応型発熱剤
10を発熱させることができると共に、載置部8に固着
した担体9を露出して担体9より薬剤を揮散させること
ができる。さらに、容器本体1内部に化学反応型発熱体
10と通気孔7を設けた上部容器2との間に当該化学反
応型発熱体10と等容積以上の空間部12が形成される
ように設けたことにより、化学反応型発熱体1外周全体
が空気と接触し、化学反応型発熱体1の発熱を効率よく
行うことができる。また、ガスバリヤー性剥離紙13を
上壁4の平坦面全体に貼着したことで、ガスバリヤー性
剥離紙13を安定して上壁4の平坦面に貼着することが
でき、当該加熱揮散具を使用する前、ガスバリヤー性剥
離紙13が剥がれてしまうといったことを確実になくし
て、化学反応型発熱体10が空気と接触して発熱した
り、あるいは担体9より薬剤が揮散するのを確実に防止
することができる。さらに、通気孔7を上壁4の平坦面
に円周方向にわたって等間隔に複数個設け、すなわち、
担体9を固着する載置部8を囲むように載置部8の周囲
に複数設けたことで、上壁4の平坦面の通気孔7から発
生する熱上昇気流により載置部8の担体9の周囲に熱上
昇気流を発生させ、これにより担体9より揮散した薬剤
がこの熱上昇気流に包まれるようにして上昇するように
なり、揮散した薬剤の横流れを低減して上方に良好に揮
散することができる。
【0009】このように構成した加熱揮散具において
は、担体9を載置する載置部8の表面温度を制御するこ
とが必要となるが、これは上壁4に設けた通気孔7の個
数(開口面積)または載置部8の厚みを種々変更するこ
とで可能となり、通気孔7の個数を少なくして容器本体
1内への空気の流入を少なくすると、化学反応型発熱剤
10が空気と接触するのが少なくなり、発熱温度が低
く、載置部8の表面温度は低くなる。また、通気孔7の
個数を多くすると、逆に化学反応型発熱剤10が空気と
接触するのが多くなり、載置部8の表面温度は高くな
る。なお、発熱時間は通気孔7の個数を少なくした時は
長く、通気孔7の個数を多くした時は短い。このように
通気孔7の個数を変更することや、担体9を載置する載
置部8と化学反応型発熱剤10との隙間によっても載置
部8の表面温度を制御することが可能である。すなわち
隙間は0から任意の距離をとることにより目的とする表
面温度にすることができる。また、例えば容器本体1に
プラスチック板を用いた場合、載置部8の厚みを0.1
mmから2mmの範囲で任意に変更することで、載置部
8の表面温度を30゜から150゜の範囲内とすること
が好ましく、担体9に含浸した薬剤にあわせて載置部8
の表面温度を設定することが可能となる。なお、本実施
例において使用する化学反応型発熱剤10に、例えば特
公昭54−37067号公報に記載されている組成物を
用いると、化学反応型発熱剤10を加熱した際、内部に
含まれた水分が水蒸気となって生じて、容器本体1内部
より通気孔7を通って外部に水蒸気が揮散する。これに
より担体9の薬剤の揮散を水蒸気の揮散により助長して
良好に揮散することができる。また、化学反応型発熱剤
10の形態は、錠剤状、顆粒状、または粉体状と任意で
ある。
【0010】次に本考案による第二実施例について説明
する。図4に示すように、容器本体1は、上部容器2と
下部容器3とから中空形状となっており、前記上部容器
2は前述の第一実施例と同様の概略円錐台形状となり、
上壁4に第一実施例と同様に載置部8を形成し、該載置
部8に担体9を固着すると共に、通気孔7を複数個設け
る。そして、前記通気孔7を周壁5にも等間隔に複数個
設けている。下部容器3は下方に環状に突出する下部突
出部17を一体的に設け、その内部に概略円形板状とな
る断熱体14を設け、該断熱体14の上面に上方に突出
する環状の保持部14aを一体的に形成し、該保持部1
4a内側に第一実施例と同様の化学反応型発熱体10を
載置する。そして、上部容器2全体にガスバリヤー性剥
離紙13を貼着し、下部容器3の下部突出部17の下端
面にやはり第一実施例と同様に粘着剤15を塗布し、さ
らに底部剥離紙16を貼着している。
【0011】このように構成することで、第一実施例と
ほぼ同様の作用効果を得ることができると共に、通気孔
7を上部容器2の上壁4と周壁5とに設けたことで、容
器本体1内の熱上昇気流により周壁5に設けた通気孔7
から上壁4に設けた通気孔7へと空気の流れが発生し、
容器本体1内への空気の流入を良好にして、化学反応型
発熱体10の発熱を良好にすることができる。
【0012】次に本考案における担体9を固着する載置
部8の表面温度の試験例について述べる。第一実施例に
示す加熱揮散具を用いて、この容器本体1は上壁4の外
径を26mm、周壁5の下端外径を33mm、上壁4の
載置部の厚みを0.2mmとし、化学反応型発熱剤10
を錠剤1.3g、上壁4に直径1.3mmの通気孔7を
8個設けたもの(図6内に示すA)、化学反応型発熱剤
10を錠剤1.3g、上壁4に直径1.3mmの通気孔
7を16個設けたもの(図6内に示すB)、化学反応型
発熱剤10を粉剤2.5g、上壁4に直径1.3mmの
通気孔7を8個設けたもの(図6内に示すC)それぞれ
を用いて上壁4に設けた担体9を固着する載置部8の表
面温度を測定した。そして、比較として錠剤1.3gの
化学反応型発熱剤10単体で発熱させて、この時の化学
反応型発熱剤10の表面温度を測定した(図6内に示す
D)。その結果について図6に示す。図6に示す結果か
ら明らかなように、化学反応型発熱剤10に接触する空
気量が多いほど化学反応型発熱剤10の発熱温度が高
く、その時間が短期間であることがわかる。
【0014】次に本考案における香料の揮散試験につい
て述べる。第一実施例に示す加熱揮散具を用いて、この
容器本体1は上壁4の外径を26mm、周壁5の下端外
径を33mm、上壁4の載置部8の厚みを0.2mmと
し、化学反応型発熱剤10を錠剤1.3g、上壁4に直
径1.3mmの通気孔7を16個設ける。そして、直径
15mm,厚さ1.6mmの担体9に一定量の香料を含
浸し、室内(3.5m×3.6m×2.5m,室温20
゜〜23゜)で化学反応型発熱剤10により加熱して揮
散し、30分後の室内への揮散量を測定した(表1内に
示すA1、B1、C1)。また、比較として、前述とほ
ぼ同様の担体9を同様の室内に設置し、自然揮散し、3
0分後の室内への揮散量を測定した(表1内に示すA
2、B2、C2)。また、50mm×50mm,厚さ
1,6mmの担体9を用いて、前述と同様に自然揮散
し、30分後の室内への揮散量が化学反応型発熱剤10
により加熱して揮散した場合の揮散量とほぼ同等となる
ための担体9への香料の含浸量を測定した(表1内に示
すA3、B3、C3)。その結果について下記の表1に
示す。
【0015】
【表1】
【0016】上記表1に示す結果から明らかなように、
化学反応型発熱剤10により加熱して揮散した場合は、
室内に短時間に多量の香気が漂い、自然揮散した場合
は、室内に少量のみしか香気が漂わない。
【0017】なお、本考案による加熱揮散具は、あらゆ
る分野に利用可能であり、例えば、担体9に香料等の芳
香液を含浸して使用すれば、防臭芳香揮散具として利用
でき、また、芳香液に代えて担体9に殺虫液、殺菌液、
防虫液、消臭液あるいはこれらの混合液を含浸して使用
すれば、それぞれ殺虫揮散具、殺菌揮散具、防虫揮散
具、消臭揮散具等として利用することができる。
【0018】
【考案の効果】容器本体内部に空気を流入する通気孔を
容器本体の上部容器に設けたことにより、内部の化学反
応型発熱剤の漏洩を防止することができると共に、化学
反応型発熱剤の漏洩を防止するための特殊フィルターを
設ける必要もなく部品点数を少なくすることができ、加
熱揮散具を安価に提供することができる。また、使用
時、上部容器に貼着したガスバリヤー性剥離紙を剥がす
だけで、通気孔を開口して化学反応型発熱剤を発熱させ
ると共に、載置部に固着した担体を露出して担体より薬
剤を揮散させることができ、薬剤の揮散を簡単に行うこ
とができる。また、通気孔を上部容器の上壁と周壁とに
設けたことにより、容器本体内の熱上昇気流により周壁
に設けた通気孔から上壁に設けた通気孔へと空気の流れ
が発生し、容器本体内への空気の流入を良好にして、化
学反応型発熱体の発熱を良好にすることで、載置部に固
着した担体より薬剤を良好に揮散することができる。さ
らに、容器本体内部に化学反応型発熱体を、当該化学反
応型発熱体と通気孔を設けた上部容器との間に当該化学
反応型発熱体と等容積以上の空間部が形成されるように
設けたことにより、空気の流入、流出が良好になり、化
学反応型発熱体外周全体が空気と接触し、化学反応型発
熱体の発熱を効率よく行うことで、薬剤の揮散もすばや
く行うことができる。また、容器本体内部に収納した化
学反応型発熱体の下方側に断熱体を設けたことにより、
容器本体の下部側が熱くなることを防止し、安全性を向
上することができる。また、ガスバリヤー性剥離紙を上
壁の平坦面全体に貼着したことで、ガスバリヤー性剥離
紙を安定して上壁の平坦面に貼着することができ、当該
加熱揮散具を使用する前、ガスバリヤー性剥離紙が剥が
れてしまうといったことを確実になくして、化学反応型
発熱体が空気と接触して発熱したり、あるいは担体より
薬剤が揮散するのを確実に防止することができる。 さら
に、通気孔を上壁の平坦面に、担体を固着する載置部を
囲むように載置部の周囲に複数設けたことで、上壁の平
坦面の通気孔から発生する熱上昇気流により載置部の担
体の周囲に熱上昇気流を発生させ、これにより担体より
揮散した薬 剤がこの熱上昇気流に包まれるようにして上
昇するようになり、揮散した薬剤の横流れを低減して上
方に良好に揮散することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による第一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1の外観斜視図である。
【図4】本考案による第二実施例の縦断面図である。
【図5】従来の加熱揮散具の縦断面図である。
【図6】本考案における担体を固着する載置部の表面温
度の試験例を示すグラフである。
【符号の説明】
1…容器本体、2…上部容器、3…下部容器、4…上
壁、5…周壁、6…環状体、7…通気孔、8…載置部、
9…担体、10…化学反応型発熱剤、11…保持部、1
2…空間部、13…ガスバリヤー性剥離紙、14…断熱
体、14a…保持部、15…粘着剤、16…底部剥離
紙、20…化学反応型発熱剤、21…発熱剤容器、22
…薬剤容器、23…導入口、24…特殊フィルター、2
5…シート。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部容器2と下部容器3とから中空形状
    の容器本体1を形成し、この容器本体1内部に空気と接
    することで発熱する化学反応型発熱剤10を収納し、
    かつ化学反応型発熱体10と上部容器2との間に当該化
    学反応型発熱体10と等容積以上の空間部12を形成
    し、この化学反応型発熱体10の下方側に断熱体14を
    設けると共に、前記上部容器2の上壁4を通気孔7を設
    けた平坦面とこの平坦面より下方に窪むようになる載置
    部8とで形成し、この載置部8に加熱により含浸した薬
    剤を揮散する担体9を固着すると共に、この上壁4の平
    坦面の通気孔7を遮蔽し、かつ載置部8の担体9を覆っ
    て密封するガスバリヤー性剥離紙13を上壁4の平坦面
    全体に貼着したことを特徴とする加熱揮散具。
  2. 【請求項2】 前記上壁4の平坦面に設けた通気孔7
    を、担体9を固着する載置部8を囲むように載置部8の
    周囲に複数設けたことを特徴とする請求項1記載の加熱
    揮散具。
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JP3041450U (ja) * 1997-03-13 1997-09-19 株式会社品川工業所 粘性体の切断装置

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