JP2582700Y2 - 射出成形機におけるスクリュシャフトとスクリュシリンダー内周面との間の間隙調整装置および複列の射出シリンダー間の長さバランス調整装置 - Google Patents

射出成形機におけるスクリュシャフトとスクリュシリンダー内周面との間の間隙調整装置および複列の射出シリンダー間の長さバランス調整装置

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JP2582700Y2
JP2582700Y2 JP3482392U JP3482392U JP2582700Y2 JP 2582700 Y2 JP2582700 Y2 JP 2582700Y2 JP 3482392 U JP3482392 U JP 3482392U JP 3482392 U JP3482392 U JP 3482392U JP 2582700 Y2 JP2582700 Y2 JP 2582700Y2
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cylinder
screw
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adjusting device
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隆 沼沢
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株式会社松田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、射出成形機における
クリュシャフトの先端外周面とスクリュシリンダーの内
周面との間隙調整を簡易化ならしめた装置および複列の
射出シリンダー間の長さのバランス調整を簡易化ならし
めた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機のスクリュシャフトの先端は
断面略三角形の傾斜面(前者)を有し、該傾斜面とスク
リュシリンダーの内周面(後者)間の間隙は可塑材料の
変更に対応すべくスクリュシリンダー側を前進若しくは
後退せしめて調整する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、スクリュシ
ャフト側を固定し、スクリュシリンダー側を移動せし機
構は複雑であるため、時間と手間を要し、非能率であ
る。
【0004】また、前記スクリュシリンダーの両サイド
に平行して配列される射出シリンダーの長さにわずかな
差異がある場合にはいずれかに偏荷重が生じ、捩じれ現
象がおこり得る欠点を有する。
【0005】そこで、スクリュシャフトの先端外周面と
スクリュシリンダー内周面との隙間の微調整並びに複列
の射出シリンダー間の長さバランス調整が容易にして、
かつ迅速に行うにはどのような手段を講じればよいかが
本考案の技術的課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るための手段は次の通りである。すなわち、軸方向中心
にシャフト嵌挿孔が設けられている有孔ボルトの後端
を、非可動部材に固定し、スクリュシリンダー内を前進
若しくは後退するスクリュシャフトの後端を、上記有孔
ボルトの嵌挿孔に嵌挿すると共に、該有孔ボルトの外周
にダブルナットが螺合され、該ダブルナットの回転にと
もなってスクリュシャフトの先端外周面と前記スクリュ
シリンダーの内周面間の隙間を調整する。また、スクリ
ュシリンダーを前後進せしめる射出シリンダーが、スク
リュシリンダーと平行して両サイドに複数配設され、該
両サイドの各射出シリンダー毎に有孔ボルトが備えら
れ、該夫々の有孔ボルトは、後端が非可動部材に夫々固
定されていると共に、軸方向中心に設けられているシャ
フト嵌挿孔に各射出シリンダーのピストンロッドが夫々
嵌挿されており、該有孔ボルトはその外周にダブルナッ
トが螺合され、該ダブルナットの回転により両サイドの
各射出シリンダーの長さのバランスを調整する。
【0007】
【作用】ダブルナットを螺合した有孔ボルトの嵌挿孔
に、射出成形機のスクリュシャフトの後端(反ノズル
側)を嵌合すると共に、該有孔ボルトのフランジが非可
動部材に固着されているので、射出シリンダーの押切状
態で、前記ダブルナットを非可動部材側へ戻しておき、
ついで可塑材料の変更に対応すべく前記スクリュシャフ
トの先端外周面とスクリュシリンダーの内周面間の隙間
が適正値になるまで、スクリュシャフトを前進若しくは
後退せしめ、適正値に達したらダブルナットを進退せし
めて位置決めを行うことにより、隙間調整が容易にして
かつ迅速に行うことができる。
【0008】
【実施例】以下図に基づいて本考案の一実施例を説明す
る。101は射出成形機のスクリュシリンダーで、該ス
クリュシリンダー101はその内部に溶融樹脂の背圧に
押し戻されるスクリュシャフト102が嵌挿されてい
る。
【0009】該スクリュシャフト102は先端が断面略
三角形の傾斜面1021が形成され、そして該傾斜面1
021と略同じ傾斜面1022を有するノズル1023
が取り付けられ、該スクリュシャフト102の後端(反
ノズル側)は、ダブルナット1031.1032が螺合
された有孔ボルト1033の軸方向中心に設けた嵌挿孔
1037に嵌挿されており、そして該有孔ボルト103
3の後端(フランジ)1034を、駆動装置のブロック
本体の如き非可動部材1035にビス1036を介して
固着されている(図1参照)。
【0010】401.402は前記スクリュシリンダー
101側のブロック本体1011と一体的に形成された
複列の射出シリンダー(複列の可動シリンダーともい
う。)で、該射出シリンダー401.402は、その内
周にピストン4011を配すると共に、該ピストン40
11に一端が固着され、他端がエンドキャップ4012
の貫通孔に嵌合されるピストンロッド4013を有し、
該ピストンロッド4013の後端はダブルナット401
8.4019が螺合された有孔ボルト4014の軸方向
中心に設けた嵌挿孔4020に嵌挿されると共に、その
有孔ボルト4014の後端(フランジ)4015が非回
動部材4016の前面にボルト4017を介して固着さ
れている(図2参照)。
【0011】図面中符号501はスクリュシリンダー1
01のノズル1023のノズルタッチ用シリンダー、5
02はノズルタッチ用シリンダー501のピストンロッ
ド、503はリニヤガイド、504はガイドレール、5
05.506は射出シリンダー401.402加圧油の
供給口兼排出口である。
【0012】上記実施例において、ノズルタッチ用シリ
ンダー501の作動によってノズル1023を金型にタ
ッチせしめ、加圧油を射出シリンダー401の供給口兼
給排出口505に供給すると、該射出シリンダー401
に矢印方向に前進し、スクリュシリンダー(加熱シリン
ダー)内に溶融樹脂を金型内に射出せしむる。
【0013】可塑材料の変更にともなってスクリュの先
端の傾斜面とスクリュシリンダー内周面との間隙調整に
はダブルナット1031.1032を回転せしめた後ス
クリュシャフトを前進若しくは後退せしむることによっ
て隙間が容易にして、かつ迅速に調整できる。
【0014】また、前記射出シリンダー側に位置ずれな
どがある場合には、該射出シリンダーを押しきった状態
で、ダブルナット4018.4019を回転せしめて、
該射出シリンダーの位置ずれを修正することができる。
【0015】
【考案の効果】複列の射出シリンダーを押し切った状態
において、まずスクリュシャフトの先端外周面とスクリ
ュシリンダーの内周面間の隙間はダブルナットを逆転せ
しめて戻しておき、ついでスクリュシャフトを適正値に
なるまで前進せしむることによって調整が完了した後、
ダブルナットを正転せしむるのみでよい。
【0016】従って、可塑材料が例えば熱可塑性樹脂材
料から熱硬化性樹脂に切換(変更)るときは、前記ダブ
ルナットを逆転若しくは正転せしむることによってスク
リュシャフトの位置調整がスクリュシリンダーの移動に
くらべて簡単にして、かつ容易に調整することができ、
きわめて実用的である。
【0017】また、前記スクリュシャフトの調整にあわ
せて複列の射出シリンダー間の位置ずれがある場合は、
シャフトに嵌挿されたダブルナットを逆転若しくは正転
せしめて双方のシャフトの位置を計測の上、該ダブルナ
ットを回転することにより簡単にして、かつ迅速に調整
することができるので、作業能率を一段と高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置が組込まれた射出成形機の一部断面
正面図である。
【図2】本考案装置が組込まれた射出成形機の一部省略
平面図である。
【図3】図2の一部断面側面図である。
【符号の説明】
101;スクリュシリンダー 102;スクリュシャフト 1033.4014:有孔ボルト 1031.1032.4018.4019:ダブルナッ
ト 401.402:射出シリンダー 4013:ピストンロッド

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向中心にシャフト嵌挿孔が設けられ
    ている有孔ボルトの後端を、非可動部材に固定し、スク
    リュシリンダー内を前進若しくは後退するスクリュシャ
    フトの後端を、上記有孔ボルトの嵌挿孔に嵌挿すると共
    に、該有孔ボルトの外周にダブルナットが螺合され、該
    ダブルナットの回転にともなってスクリュシャフトの先
    端外周面と前記スクリュシリンダーの内周面間の隙間を
    調整する射出成形機におけるスクリュシャフトとスクリ
    ュシリンダー内周面との間の間隙調整装置。
  2. 【請求項2】 スクリュシリンダーを前後進せしめる射
    出シリンダーが、スクリュシリンダーと平行して両サイ
    ドに複数配設され、該両サイドの各射出シリンダー毎に
    有孔ボルトが備えられ、該夫々の有孔ボルトは、後端が
    非可動部材に夫々固定されていると共に、軸方向中心に
    設けられているシャフト嵌挿孔に各射出シリンダーのピ
    ストンロッドが夫々嵌挿されており、該有孔ボルトはそ
    の外周にダブルナットが螺合され、該ダブルナットの回
    転により両サイドの各射出シリンダーの長さのバランス
    を調整する射出成形機における複列の射出シリンダー間
    の長さバランス調整装置。
JP3482392U 1992-04-08 1992-04-08 射出成形機におけるスクリュシャフトとスクリュシリンダー内周面との間の間隙調整装置および複列の射出シリンダー間の長さバランス調整装置 Expired - Lifetime JP2582700Y2 (ja)

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JPH0580725U JPH0580725U (ja) 1993-11-02
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