JP2582538B2 - インターネット最適経路選定装置および経路選定方法 - Google Patents
インターネット最適経路選定装置および経路選定方法Info
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- JP2582538B2 JP2582538B2 JP6324575A JP32457594A JP2582538B2 JP 2582538 B2 JP2582538 B2 JP 2582538B2 JP 6324575 A JP6324575 A JP 6324575A JP 32457594 A JP32457594 A JP 32457594A JP 2582538 B2 JP2582538 B2 JP 2582538B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、通信プロトコルにお
けるトランスポート層及びネットワーク層のプロトコル
としてＴＣＰ／ＩＰを、またデータリンク層のプロトコ
ルとしてＥｔｈｅｒｎｅｔを利用したインターネット通
信に於ける、動的なインターネット最適通信経路選定装
置および経路選定方法に関する。
けるトランスポート層及びネットワーク層のプロトコル
としてＴＣＰ／ＩＰを、またデータリンク層のプロトコ
ルとしてＥｔｈｅｒｎｅｔを利用したインターネット通
信に於ける、動的なインターネット最適通信経路選定装
置および経路選定方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】現在、インターネット通信に於いて、通
信相手へ電文を送信するのに最適経路を選定する方式と
しては、代表的な方式であるＲＦＣ１０５８における
“ＲＩＰプロトコル”があるが、これは最適な経路の認
識及び通信電文の最適経路への誘導を、インターネット
上に存在するネットワーク間を結ぶゲートウェイ装置
（以下、ＧＷ装置と略記）が行うものである。またその
最適経路の判断規準として通信相手のネットワークに到
るまでに経由するＧＷ装置の数、いわゆるホップカウン
トを用い、この値が最も少ない通信経路を最適な通信経
路としている。またそのホップカウントの確認方式とし
ては、各ネットワーク間を接続するＧＷ装置が、“対象
となるネットワークのアドレス”及び“ホップカウン
ト”を記した経路判定処理用の特別な電文を該当ネット
ワークに隣接する別ネットワークの不特定のＧＷ装置に
対して送信する。これを受信したＧＷ装置は、受信電文
上の“対象となるネットワークアドレス”及び“ホップ
カウント”を記録し、更に電文がＧＷ装置を経由した事
を示す為に、電文中のホップカウントを＋１した後に、
該電文を受信側のネットワークとは別側のネットワーク
の不特定のＧＷ装置に対して該電文を送信する処理を、
インターネットの全ＧＷ装置に対して実施する。各ＧＷ
装置は、該当電文に記されたネットワークへ到るまでの
ホップカウントを認識する仕組である。
信相手へ電文を送信するのに最適経路を選定する方式と
しては、代表的な方式であるＲＦＣ１０５８における
“ＲＩＰプロトコル”があるが、これは最適な経路の認
識及び通信電文の最適経路への誘導を、インターネット
上に存在するネットワーク間を結ぶゲートウェイ装置
（以下、ＧＷ装置と略記）が行うものである。またその
最適経路の判断規準として通信相手のネットワークに到
るまでに経由するＧＷ装置の数、いわゆるホップカウン
トを用い、この値が最も少ない通信経路を最適な通信経
路としている。またそのホップカウントの確認方式とし
ては、各ネットワーク間を接続するＧＷ装置が、“対象
となるネットワークのアドレス”及び“ホップカウン
ト”を記した経路判定処理用の特別な電文を該当ネット
ワークに隣接する別ネットワークの不特定のＧＷ装置に
対して送信する。これを受信したＧＷ装置は、受信電文
上の“対象となるネットワークアドレス”及び“ホップ
カウント”を記録し、更に電文がＧＷ装置を経由した事
を示す為に、電文中のホップカウントを＋１した後に、
該電文を受信側のネットワークとは別側のネットワーク
の不特定のＧＷ装置に対して該電文を送信する処理を、
インターネットの全ＧＷ装置に対して実施する。各ＧＷ
装置は、該当電文に記されたネットワークへ到るまでの
ホップカウントを認識する仕組である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】一般的には、インター
ネットに於いては特殊な場合を除いて、到達時間が最短
な経路を最適な経路とする場合が多い。単純なインター
ネットの場合、経由するＧＷ装置の少ない経路が到達時
間が最短な経路であるので、従来の様な経路選定方式で
あっても問題は生じなかった。しかし、インターネット
が広範囲化・複雑化するに従い、各ＧＷ装置の性能差や
経路のトラヒックの差などの為に、経由するＧＷ装置の
数の最少な経路と到達時間が最短な経路とが異なる場合
がある。
ネットに於いては特殊な場合を除いて、到達時間が最短
な経路を最適な経路とする場合が多い。単純なインター
ネットの場合、経由するＧＷ装置の少ない経路が到達時
間が最短な経路であるので、従来の様な経路選定方式で
あっても問題は生じなかった。しかし、インターネット
が広範囲化・複雑化するに従い、各ＧＷ装置の性能差や
経路のトラヒックの差などの為に、経由するＧＷ装置の
数の最少な経路と到達時間が最短な経路とが異なる場合
がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、イン
ターネットにおける端末装置間の通信を到着時間が最短
となる通信経路を選定する装置と方法を提供することに
ある。
ターネットにおける端末装置間の通信を到着時間が最短
となる通信経路を選定する装置と方法を提供することに
ある。
【０００５】このため、この発明の一つ以上の端末装
置，経路情報を保持する一つの経路情報サーバ装置，経
路情報をそれぞれ保持する複数のゲートウェイ装置を接
続してなる複数のネットワークを含み、前記ネットワー
クの間を一つ以上の前記ゲートウェイ装置によって接続
してなるインターネットにおける発信元ネットワークの
発信元端末装置から相手先端末装置の相手先ネットワー
クに至る経路の内で最短時間で電文を送達する最適経路
を選定するインターネット最適経路選定装置にあって、
前記端末装置は、電文を送信するとき、相手先のネット
ワークのＩＰアドレスに至る最初に前記電文を中継する
ゲートウェイ装置のＭＡＣアドレスを相手先ＭＡＣアド
レスにして、前記電文を送信あるいは受信する電文送受
手段と、前記電文に付加する前記相手先のネットワーク
のＩＰアドレスと最適経路の最初に中継するゲートウェ
イ装置のＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を経路情
報サーバ装置に問合せて取得する経路情報問合せ手段
と、を具備し、前記経路情報サーバ装置は、最適経路の
判定対象ネットワークのＩＰアドレスと前記ＩＰアドレ
スに至る最適経路の最初に中継するゲートウェイ装置の
ＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を保持する最適経
路情報保持手段と、前記経路情報サーバ装置自身が接続
するネットワークの全ゲートウェイ装置に対して、最適
経路を判定する判定対象ネットワークのＩＰアドレスと
シーケンス番号を含む最適経路判定電文をブロードキャ
ストする最適経路判定電文送出手段と、前記経路情報サ
ーバ装置自身が接続するネットワークに接続するゲート
ウェイ装置から最適経路判定電文を受信するとき、前記
最適経路判定電文の判定対象ネットワークのＩＰアドレ
スとシーケンス番号が同一で、かつ最も早い到着の最適
経路判定電文の発信元を最適経路の最初に中継する送信
先ゲートウェイ装置のＭＡＣアドレスと判定する最適経
路判定手段と、端末装置の経路情報問合せに対して、前
記最適経路情報を前記端末装置に応答する経路情報応答
手段と、を具備し、前記ゲートウェイ装置は、最適経路
判定電文の判定対象ネットワークのＩＰアドレスを相手
先ネットワークのＩＰアドレスとして、前記ＩＰアドレ
スに至る最適経路の最初に中継するゲートウェイ装置の
ＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を保持する最適経
路情報保持手段と、前記ゲートウェイ装置自身が電文を
受信したとき、前記最適経路情報に基づいて、前記電文
の相手先のＭＡＣアドレスを前記ＩＰアドレスに対する
最初に中継するゲートウェイ装置のＭＡＣアドレスに、
前記電文の発信元を自身のＭＡＣアドレスにそれぞれ置
換えて前記電文を送信し、あるいは前記ゲートウェイ装
置自身が接続する一方のネットワークから最適経路判定
電文を受信したとき、最も早い到着の最適経路判定電文
の発信元を自身のＭＡＣアドレスに置換え、かつ自身が
接続する他方のネットワークの全ゲートウェイ装置に対
して前記最適経路判定電文をブロードキャストし、最も
早く到着した最適経路判定電文以外を破棄する電文中継
手段と、前記最適経路判定電文の判定対象ネットワーク
のＩＰアドレスおよびシーケンス番号が同一で、かつ最
も早い到着の最適経路判定電文の発信元ＭＡＣアドレス
を最適経路の最初に中継するゲートウェイ装置のＭＡＣ
アドレスと判定し、前記判定対象ネットワークのＩＰア
ドレスを相手先とし、前記ＭＡＣアドレスを前記判定対
象ネットワークのＩＰアドレスに至る相手先ＭＡＣアド
レスとする最適経路情報を前記保持手段に保持させる最
適経路判定手段と、を具備することを特徴とする。
置，経路情報を保持する一つの経路情報サーバ装置，経
路情報をそれぞれ保持する複数のゲートウェイ装置を接
続してなる複数のネットワークを含み、前記ネットワー
クの間を一つ以上の前記ゲートウェイ装置によって接続
してなるインターネットにおける発信元ネットワークの
発信元端末装置から相手先端末装置の相手先ネットワー
クに至る経路の内で最短時間で電文を送達する最適経路
を選定するインターネット最適経路選定装置にあって、
前記端末装置は、電文を送信するとき、相手先のネット
ワークのＩＰアドレスに至る最初に前記電文を中継する
ゲートウェイ装置のＭＡＣアドレスを相手先ＭＡＣアド
レスにして、前記電文を送信あるいは受信する電文送受
手段と、前記電文に付加する前記相手先のネットワーク
のＩＰアドレスと最適経路の最初に中継するゲートウェ
イ装置のＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を経路情
報サーバ装置に問合せて取得する経路情報問合せ手段
と、を具備し、前記経路情報サーバ装置は、最適経路の
判定対象ネットワークのＩＰアドレスと前記ＩＰアドレ
スに至る最適経路の最初に中継するゲートウェイ装置の
ＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を保持する最適経
路情報保持手段と、前記経路情報サーバ装置自身が接続
するネットワークの全ゲートウェイ装置に対して、最適
経路を判定する判定対象ネットワークのＩＰアドレスと
シーケンス番号を含む最適経路判定電文をブロードキャ
ストする最適経路判定電文送出手段と、前記経路情報サ
ーバ装置自身が接続するネットワークに接続するゲート
ウェイ装置から最適経路判定電文を受信するとき、前記
最適経路判定電文の判定対象ネットワークのＩＰアドレ
スとシーケンス番号が同一で、かつ最も早い到着の最適
経路判定電文の発信元を最適経路の最初に中継する送信
先ゲートウェイ装置のＭＡＣアドレスと判定する最適経
路判定手段と、端末装置の経路情報問合せに対して、前
記最適経路情報を前記端末装置に応答する経路情報応答
手段と、を具備し、前記ゲートウェイ装置は、最適経路
判定電文の判定対象ネットワークのＩＰアドレスを相手
先ネットワークのＩＰアドレスとして、前記ＩＰアドレ
スに至る最適経路の最初に中継するゲートウェイ装置の
ＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を保持する最適経
路情報保持手段と、前記ゲートウェイ装置自身が電文を
受信したとき、前記最適経路情報に基づいて、前記電文
の相手先のＭＡＣアドレスを前記ＩＰアドレスに対する
最初に中継するゲートウェイ装置のＭＡＣアドレスに、
前記電文の発信元を自身のＭＡＣアドレスにそれぞれ置
換えて前記電文を送信し、あるいは前記ゲートウェイ装
置自身が接続する一方のネットワークから最適経路判定
電文を受信したとき、最も早い到着の最適経路判定電文
の発信元を自身のＭＡＣアドレスに置換え、かつ自身が
接続する他方のネットワークの全ゲートウェイ装置に対
して前記最適経路判定電文をブロードキャストし、最も
早く到着した最適経路判定電文以外を破棄する電文中継
手段と、前記最適経路判定電文の判定対象ネットワーク
のＩＰアドレスおよびシーケンス番号が同一で、かつ最
も早い到着の最適経路判定電文の発信元ＭＡＣアドレス
を最適経路の最初に中継するゲートウェイ装置のＭＡＣ
アドレスと判定し、前記判定対象ネットワークのＩＰア
ドレスを相手先とし、前記ＭＡＣアドレスを前記判定対
象ネットワークのＩＰアドレスに至る相手先ＭＡＣアド
レスとする最適経路情報を前記保持手段に保持させる最
適経路判定手段と、を具備することを特徴とする。
【０００６】
【作用】この発明は、基本的にはネットワーク間を結ぶ
ＧＷ装置がインターネット上の各ネットワークへの最適
通信経路を特定の手段を用いてあらかじめ認識してお
き、電文が端末装置から発信され発信元ネットワークか
ら途中のネットワークを経由して相手先ネットワークに
到達する経路で、経由する各ＧＷ装置があらかじめ認識
しておいた最適通信経路情報に基づいて、最適な通信経
路に電文を送出していくものである。この概念について
は従来技術と同じであるが、最適通信経路の判定規準及
び最適通信経路をあらかじめ認識する為の方法、及び通
信を行う端末装置自身が通信を行うにあたって最適経路
情報を取得し、その情報に基づいて電文の送受を行う装
置が、従来技術と異なる。
ＧＷ装置がインターネット上の各ネットワークへの最適
通信経路を特定の手段を用いてあらかじめ認識してお
き、電文が端末装置から発信され発信元ネットワークか
ら途中のネットワークを経由して相手先ネットワークに
到達する経路で、経由する各ＧＷ装置があらかじめ認識
しておいた最適通信経路情報に基づいて、最適な通信経
路に電文を送出していくものである。この概念について
は従来技術と同じであるが、最適通信経路の判定規準及
び最適通信経路をあらかじめ認識する為の方法、及び通
信を行う端末装置自身が通信を行うにあたって最適経路
情報を取得し、その情報に基づいて電文の送受を行う装
置が、従来技術と異なる。
【０００７】
【実施例】次にこの発明について、図面を参照し説明す
る。
る。
【０００８】先ず、この発明の一実施例を適用するイン
ターネット１０を例示する図１を参照すると、インター
ネット最適通信経路選定装置１は、ネットワーク１１と
ネットワーク１２を接続するＧＷ装置２１およびＧＷ装
置２２と、ネットワーク１２とネットワーク１３を接続
するＧＷ装置２３と、ネットワーク１１とネットワーク
１３を接続するＧＷ装置２４と、ネットワーク１１の経
路情報サーバ装置２５と、ネットワーク１３の経路情報
サーバ装置２６と、ネットワーク１１に接続する端末装
置２７と、ネットワーク１３に接続する端末装置２８
と、を有する。更に端末装置２７，２８は、電文送信す
るとき、経路情報を自身が接続するネットワーク１１，
１３の経路情報サーバ装置２６，２７に問合せる経路問
合せ手段２７２と、電文を送受信する電文送受手段２７
１とを有する。
ターネット１０を例示する図１を参照すると、インター
ネット最適通信経路選定装置１は、ネットワーク１１と
ネットワーク１２を接続するＧＷ装置２１およびＧＷ装
置２２と、ネットワーク１２とネットワーク１３を接続
するＧＷ装置２３と、ネットワーク１１とネットワーク
１３を接続するＧＷ装置２４と、ネットワーク１１の経
路情報サーバ装置２５と、ネットワーク１３の経路情報
サーバ装置２６と、ネットワーク１１に接続する端末装
置２７と、ネットワーク１３に接続する端末装置２８
と、を有する。更に端末装置２７，２８は、電文送信す
るとき、経路情報を自身が接続するネットワーク１１，
１３の経路情報サーバ装置２６，２７に問合せる経路問
合せ手段２７２と、電文を送受信する電文送受手段２７
１とを有する。
【０００９】経路情報サーバ装置２５，２６は、相手先
のＩＰアドレスと最初に中継するケードウェイ装置のＭ
ＡＣアドレスを含む最適経路情報を保持する最適経路情
報保持手段２５１と、最適経路判定電文４４の到着順か
ら最適経路を判定し、最適経路情報を更新する。最適経
路判定手段２５３と、最適経路判定電文４４を一定時間
毎に送出する最適経路判定電文送出手段２５２と、端末
装置２７からの最適経路問合せに応答する経路情報応答
手段２５４とを有する。
のＩＰアドレスと最初に中継するケードウェイ装置のＭ
ＡＣアドレスを含む最適経路情報を保持する最適経路情
報保持手段２５１と、最適経路判定電文４４の到着順か
ら最適経路を判定し、最適経路情報を更新する。最適経
路判定手段２５３と、最適経路判定電文４４を一定時間
毎に送出する最適経路判定電文送出手段２５２と、端末
装置２７からの最適経路問合せに応答する経路情報応答
手段２５４とを有する。
【００１０】ゲートウェイ装置２１，２２，２３，２４
は、電文あるいは最適経路判定電文を中継する電文中継
手段２２２と、相手先のＩＰアドレスと該ＩＰアドレス
に対する最初に中継するゲートウェイ装置のＭＡＣアド
レスを保持する最適経路情報保持手段２２１と、最適経
路判定電文の到着順から最適経路を判定する最適経路判
定手段２２３とを有する。
は、電文あるいは最適経路判定電文を中継する電文中継
手段２２２と、相手先のＩＰアドレスと該ＩＰアドレス
に対する最初に中継するゲートウェイ装置のＭＡＣアド
レスを保持する最適経路情報保持手段２２１と、最適経
路判定電文の到着順から最適経路を判定する最適経路判
定手段２２３とを有する。
【００１１】次に、電文および最適経路判定電文の形式
を説明する図４を参照すると、Ｅｔｈｅｒｎｅｔフレー
ム４１内にＩＰデータグラム４１３を実装し、その中に
発信元ＩＰアドレス４２１と相手先ＩＰアドレス４２２
とＵＤＰデータグラム４２３が実装される。電文は、Ｕ
ＰＤデータグラム４３内の電文領域４３１に格納され
る。更にＵＰＤデータグラム４２３の中の電文領域４３
１に最適経路判定電文４４を格納する。最適経路の判定
対象ネットワークのアドレスを示す判定対象ネットワー
クのＩＰアドレス４４１及びその電文の送信順序を示す
電文のシーケンス番号４４２とを設定した最適通信経路
判定電文４４は、ブロードキャストによって、データを
送信するＥｔｈｅｒｎｅｔプロトコルの通信手法を用い
て送信される。これを受信した同一ネットワーク上のＧ
Ｗ装置が、該電文を用いて、判定対象ネットワークのＩ
Ｐアドレスへの最適経路の判定及び最適経路情報の更新
保持を行った後に、該電文を別ネットワーク上に更にブ
ロードキャストし、該電文を受信したＧＷ装置が前述の
ＧＷ装置同様に最適経路の判定及び最適経路情報の更新
保持を行った後に、該電文を更にその先のネットワーク
にブロードキャストする。またＧＷ装置と同様に経路情
報サーバ装置も該電文を受信して最適通信経路の判定及
び最適経路情報の更新保持を行う。上述の処理を繰り返
す事によって、インターネット上の全てのＧＷ装置及び
経路情報サーバ装置が最適通信経路の判定及び最適経路
情報の更新保持を行う。また、上述の処理を一定間隔
（例えば６０秒間間隔）で繰り返す事によって全ＧＷ装
置が常に最新の経路情報を最新の状況で認識できる。ま
た、端末装置が相手先の端末装置への電文を送る場合に
は、自身が接続するネットワーク上の経路情報サーバ装
置から相手先ネットワークへの最適通信経路の情報、つ
まり電文を渡すべきＧＷ装置のＭＡＣアドレスを発信の
都度あるいは定期的に入手し、それに基づいて電文を送
信する。
を説明する図４を参照すると、Ｅｔｈｅｒｎｅｔフレー
ム４１内にＩＰデータグラム４１３を実装し、その中に
発信元ＩＰアドレス４２１と相手先ＩＰアドレス４２２
とＵＤＰデータグラム４２３が実装される。電文は、Ｕ
ＰＤデータグラム４３内の電文領域４３１に格納され
る。更にＵＰＤデータグラム４２３の中の電文領域４３
１に最適経路判定電文４４を格納する。最適経路の判定
対象ネットワークのアドレスを示す判定対象ネットワー
クのＩＰアドレス４４１及びその電文の送信順序を示す
電文のシーケンス番号４４２とを設定した最適通信経路
判定電文４４は、ブロードキャストによって、データを
送信するＥｔｈｅｒｎｅｔプロトコルの通信手法を用い
て送信される。これを受信した同一ネットワーク上のＧ
Ｗ装置が、該電文を用いて、判定対象ネットワークのＩ
Ｐアドレスへの最適経路の判定及び最適経路情報の更新
保持を行った後に、該電文を別ネットワーク上に更にブ
ロードキャストし、該電文を受信したＧＷ装置が前述の
ＧＷ装置同様に最適経路の判定及び最適経路情報の更新
保持を行った後に、該電文を更にその先のネットワーク
にブロードキャストする。またＧＷ装置と同様に経路情
報サーバ装置も該電文を受信して最適通信経路の判定及
び最適経路情報の更新保持を行う。上述の処理を繰り返
す事によって、インターネット上の全てのＧＷ装置及び
経路情報サーバ装置が最適通信経路の判定及び最適経路
情報の更新保持を行う。また、上述の処理を一定間隔
（例えば６０秒間間隔）で繰り返す事によって全ＧＷ装
置が常に最新の経路情報を最新の状況で認識できる。ま
た、端末装置が相手先の端末装置への電文を送る場合に
は、自身が接続するネットワーク上の経路情報サーバ装
置から相手先ネットワークへの最適通信経路の情報、つ
まり電文を渡すべきＧＷ装置のＭＡＣアドレスを発信の
都度あるいは定期的に入手し、それに基づいて電文を送
信する。
【００１２】次に、この実施例のインタネット最適経路
選定装置１が最適経路情報を取得するステップを示す図
２を参照し、最適経路判定電文４４の送受経路を説明す
る図３を援用して、説明する。尚、この発明の特徴を明
確にする為、図１および図３のＧＷ装置２４は、他のＧ
Ｗ装置２１，２２，２３より性能が低く、またＧＷ装置
２２よりもＧＷ装置２１のほうが性能が高いとし、その
為にネットワーク１３からネットワーク１１に至る最適
経路はＧＷ装置２１，ＧＷ装置２３を経由する経路であ
るとする。
選定装置１が最適経路情報を取得するステップを示す図
２を参照し、最適経路判定電文４４の送受経路を説明す
る図３を援用して、説明する。尚、この発明の特徴を明
確にする為、図１および図３のＧＷ装置２４は、他のＧ
Ｗ装置２１，２２，２３より性能が低く、またＧＷ装置
２２よりもＧＷ装置２１のほうが性能が高いとし、その
為にネットワーク１３からネットワーク１１に至る最適
経路はＧＷ装置２１，ＧＷ装置２３を経由する経路であ
るとする。
【００１３】先ず、ネットワーク１１の経路情報サーバ
装置２５が判定対象ネットワーク１１のＩＰアドレス及
びシーケンス番号を持った最適経路判定電文４４をネッ
トワーク１１にブロードキャストし（ステップ１）、ネ
ットワーク１１に接続されたＧＷ装置２１，２２，２４
が該電文１１１，１１２，１１３を受信する（ステップ
２）。該電文１１１，１１２，１１３を受信した各ＧＷ
装置２１，２２，２４は、該電文１１１，１１２，１１
３が示すネットワーク１１に関する情報を保持していな
いので（ステップ３のＮ）、該電文１１１，１１２，１
１３をネットワーク１１への最適経路からの電文とし
て、発信元装置のＭＡＣアドレス４１２及び電文４４内
のシーケンス番号４４２を判定対象ネットワークのＩＰ
アドレス４４１とを最適経路情報保持手段２５１に保持
し（ステップ５）、自身がＧＷ装置であるので（ステッ
プ６）、ネットワーク１２，１３に該電文の発信元ＭＡ
Ｃアドレス４１２を各ＧＷ装置のＭＡＣアドレスに置換
えて、再びネットワーク１２，１３にブロードキャスト
する（ステップ７）。ネットワーク１２に接続された各
ＧＷ装置２１，２２が該電文１２１，１２２，１２３，
１２４５を受信する（ステップ２）。最適経路判定電文
４４を受信した各ＧＷ装置２１，２２は、共に該電文１
２１，１２３を受信し、ネットワーク１１に関する最適
経路情報を既に保持しており（ステップ３のＹ）、保持
しているシーケンス番号４４２が該電文のシーケンス番
号４４２と同一であるので、該電文１２１，１２３は、
ネットワーク１１の最適通信経路からの電文ではないと
し（ステップ４の≦）、該電文を保持しない（ステップ
８）。
装置２５が判定対象ネットワーク１１のＩＰアドレス及
びシーケンス番号を持った最適経路判定電文４４をネッ
トワーク１１にブロードキャストし（ステップ１）、ネ
ットワーク１１に接続されたＧＷ装置２１，２２，２４
が該電文１１１，１１２，１１３を受信する（ステップ
２）。該電文１１１，１１２，１１３を受信した各ＧＷ
装置２１，２２，２４は、該電文１１１，１１２，１１
３が示すネットワーク１１に関する情報を保持していな
いので（ステップ３のＮ）、該電文１１１，１１２，１
１３をネットワーク１１への最適経路からの電文とし
て、発信元装置のＭＡＣアドレス４１２及び電文４４内
のシーケンス番号４４２を判定対象ネットワークのＩＰ
アドレス４４１とを最適経路情報保持手段２５１に保持
し（ステップ５）、自身がＧＷ装置であるので（ステッ
プ６）、ネットワーク１２，１３に該電文の発信元ＭＡ
Ｃアドレス４１２を各ＧＷ装置のＭＡＣアドレスに置換
えて、再びネットワーク１２，１３にブロードキャスト
する（ステップ７）。ネットワーク１２に接続された各
ＧＷ装置２１，２２が該電文１２１，１２２，１２３，
１２４５を受信する（ステップ２）。最適経路判定電文
４４を受信した各ＧＷ装置２１，２２は、共に該電文１
２１，１２３を受信し、ネットワーク１１に関する最適
経路情報を既に保持しており（ステップ３のＹ）、保持
しているシーケンス番号４４２が該電文のシーケンス番
号４４２と同一であるので、該電文１２１，１２３は、
ネットワーク１１の最適通信経路からの電文ではないと
し（ステップ４の≦）、該電文を保持しない（ステップ
８）。
【００１４】ＧＷ装置２３は、ＧＷ装置２１，２２の想
定した性能差の為にＧＷ装置２３にはＧＷ装置２１から
の電文１２２が先に到着し、該電文到着時点では、最適
経路判定電文の示すネットワーク１１に関する最適経路
情報をＧＷ装置２３は保持していないので（ステップ３
のＮ）、ネットワーク１１の最適経路情報として、該電
文１２２の発信元であるＧＷ装置２１のＭＡＣアドレス
４１２及びシーケンス番号４４２をネットワーク１１の
ＩＰアドレス４４１と共に保持し（ステップ５）、ネッ
トワーク３に該電文１２２の発信元ＭＡＣアドレス４１
２を自身のＭＡＣアドレスに置換えて、ブロードキャス
トし（ステップ７）、ネットワーク１３に接続されたＧ
Ｗ装置２４および経路情報サーバ装置２６が、該電文１
３１，１３２を受信する（ステップ２）。ＧＷ装置２３
には、ＧＷ装置２２からの電文１２４も到着するが、電
文１２４の示すネットワーク１１に関する最適経路情報
は電文１２２によって、既に保持されており（ステップ
３のＹ）、該電文１２２のシーケンス番号は、電文１２
２のシーケンス番号１２２と同じであるので（ステップ
４の≦）、ネットワーク１１の最適経路情報をもつ電文
ではないとして保持しない（ステップ８）。
定した性能差の為にＧＷ装置２３にはＧＷ装置２１から
の電文１２２が先に到着し、該電文到着時点では、最適
経路判定電文の示すネットワーク１１に関する最適経路
情報をＧＷ装置２３は保持していないので（ステップ３
のＮ）、ネットワーク１１の最適経路情報として、該電
文１２２の発信元であるＧＷ装置２１のＭＡＣアドレス
４１２及びシーケンス番号４４２をネットワーク１１の
ＩＰアドレス４４１と共に保持し（ステップ５）、ネッ
トワーク３に該電文１２２の発信元ＭＡＣアドレス４１
２を自身のＭＡＣアドレスに置換えて、ブロードキャス
トし（ステップ７）、ネットワーク１３に接続されたＧ
Ｗ装置２４および経路情報サーバ装置２６が、該電文１
３１，１３２を受信する（ステップ２）。ＧＷ装置２３
には、ＧＷ装置２２からの電文１２４も到着するが、電
文１２４の示すネットワーク１１に関する最適経路情報
は電文１２２によって、既に保持されており（ステップ
３のＹ）、該電文１２２のシーケンス番号は、電文１２
２のシーケンス番号１２２と同じであるので（ステップ
４の≦）、ネットワーク１１の最適経路情報をもつ電文
ではないとして保持しない（ステップ８）。
【００１５】一方、ＧＷ装置２４は、経路情報サーバ装
置２５から受信した最適経路電文１１３を図２に示すス
テップに従って処理するが、受信した最適経路判定電文
１１３の示すネットワーク１１に関する経路情報を保持
していないので（ステップ３のＮ）、該電文１１３をネ
ットワーク１からの最適経路として、該電文１１３の発
信元である経路情報サーバ装置２５のＭＡＣアドレス４
１２及び電文４４内のシーケンス番号４４２と判定対象
ネットワークのＩＰアドレス４４１とを保持し（ステッ
プ５）、自身はＧＷ装置２４であるので（ステップの
Ｙ）、ネットワーク１３に受信電文１１３の発信元ＭＡ
Ｃアドレスを自身のＭＡＣアドレスで置換えて、ブロー
ドキャスト送信し（ステップ７）、ネットワーク１３に
接続されたＧＷ装置２３及び経路情報サーバ装置２６が
この電文１３３，１３４を受信する（ステップ２）。ま
たＧＷ装置２４は、ＧＷ装置２３からの電文１３１も受
信し、図２に示すステップに従って処理するが、受信し
た判定電文１３１の示すネットワーク１１に関する情報
を電文１１３によって、既に保持しており（ステップ３
のＹ）、シーケンス番号が判定電文１１３のシーケンス
番号１１３と同じであるので（ステップ４の≦）、ネッ
トワーク１１の最適経路からの電文ではないとして保持
しない（ステップ８）。また、ＧＷ装置２３も同様にＧ
Ｗ装置２４からブロードキャストされる電文１３３は保
持しない。
置２５から受信した最適経路電文１１３を図２に示すス
テップに従って処理するが、受信した最適経路判定電文
１１３の示すネットワーク１１に関する経路情報を保持
していないので（ステップ３のＮ）、該電文１１３をネ
ットワーク１からの最適経路として、該電文１１３の発
信元である経路情報サーバ装置２５のＭＡＣアドレス４
１２及び電文４４内のシーケンス番号４４２と判定対象
ネットワークのＩＰアドレス４４１とを保持し（ステッ
プ５）、自身はＧＷ装置２４であるので（ステップの
Ｙ）、ネットワーク１３に受信電文１１３の発信元ＭＡ
Ｃアドレスを自身のＭＡＣアドレスで置換えて、ブロー
ドキャスト送信し（ステップ７）、ネットワーク１３に
接続されたＧＷ装置２３及び経路情報サーバ装置２６が
この電文１３３，１３４を受信する（ステップ２）。ま
たＧＷ装置２４は、ＧＷ装置２３からの電文１３１も受
信し、図２に示すステップに従って処理するが、受信し
た判定電文１３１の示すネットワーク１１に関する情報
を電文１１３によって、既に保持しており（ステップ３
のＹ）、シーケンス番号が判定電文１１３のシーケンス
番号１１３と同じであるので（ステップ４の≦）、ネッ
トワーク１１の最適経路からの電文ではないとして保持
しない（ステップ８）。また、ＧＷ装置２３も同様にＧ
Ｗ装置２４からブロードキャストされる電文１３３は保
持しない。
【００１６】経路情報サーバ装置２６は、ＧＷ装置２３
からの電文１３２が想定によって、先に到着し（ステッ
プ２）、この到着時点では最適経路判定電文の示すネッ
トワーク１１に関する最適経路情報を保持していないの
で（ステップ３のＮ）、該電文１３２を判定対象ネット
ワーク１１の最適経路からの電文として、発信元のＧＷ
装置２３のＭＡＣアドレス４１２及びシーケンス番号４
４２を判定対象ネットワークのＩＰアドレス４４１と共
に保持する（ステップ５）。経路情報サーバ装置２６
は、ＧＷ装置２４からの電文１３４も受信し（ステップ
２）、判定電文１３４の示すネットワーク１１に関する
最適経路情報を既に保持しているので（ステップ３の
Ｙ）、シーケンス番号を比較し、既に同一のシーケンス
番号を受信し保持しているので（ステップ４の≦）、該
電文を保持しない（ステップ８）。図２のステップによ
って、全てのＧＷ装置２１，２２，２３，２４及び経路
情報サーバ装置２６は、判定対象ネットワークのネット
ワーク１１に到る最適経路を認識する。
からの電文１３２が想定によって、先に到着し（ステッ
プ２）、この到着時点では最適経路判定電文の示すネッ
トワーク１１に関する最適経路情報を保持していないの
で（ステップ３のＮ）、該電文１３２を判定対象ネット
ワーク１１の最適経路からの電文として、発信元のＧＷ
装置２３のＭＡＣアドレス４１２及びシーケンス番号４
４２を判定対象ネットワークのＩＰアドレス４４１と共
に保持する（ステップ５）。経路情報サーバ装置２６
は、ＧＷ装置２４からの電文１３４も受信し（ステップ
２）、判定電文１３４の示すネットワーク１１に関する
最適経路情報を既に保持しているので（ステップ３の
Ｙ）、シーケンス番号を比較し、既に同一のシーケンス
番号を受信し保持しているので（ステップ４の≦）、該
電文を保持しない（ステップ８）。図２のステップによ
って、全てのＧＷ装置２１，２２，２３，２４及び経路
情報サーバ装置２６は、判定対象ネットワークのネット
ワーク１１に到る最適経路を認識する。
【００１７】次に、端末装置２７と端末装置２８の間の
電文の送信ステップを示す図５を参照し、電文の経路を
示す図６を援用して、説明する。前述の説明内容を引き
継ぐ形で説明を行う為、ネットワーク１３の端末装置２
７がネットワーク１１の端末装置２８に対して電文を送
信する場合を想定する。
電文の送信ステップを示す図５を参照し、電文の経路を
示す図６を援用して、説明する。前述の説明内容を引き
継ぐ形で説明を行う為、ネットワーク１３の端末装置２
７がネットワーク１１の端末装置２８に対して電文を送
信する場合を想定する。
【００１８】先ず、端末装置２７は、端末装置２８への
電文送信に先立って、経路情報サーバ装置２６に対し
て、相手先のネットワーク１１へ最適経路確認電文５２
１を用いて電文を最初に渡すＧＷ装置を問い合わせる
（ステップ５１）。経路情報サーバ装置２６は判定対象
ネットワークのネットワーク１１のＩＰアドレスに対応
する最適経路情報を認識しているので、端末装置２７に
対してＧＷ装置２３のＭＡＣアドレスを最適経路情報電
文で返答する（ステップ５２）。
電文送信に先立って、経路情報サーバ装置２６に対し
て、相手先のネットワーク１１へ最適経路確認電文５２
１を用いて電文を最初に渡すＧＷ装置を問い合わせる
（ステップ５１）。経路情報サーバ装置２６は判定対象
ネットワークのネットワーク１１のＩＰアドレスに対応
する最適経路情報を認識しているので、端末装置２７に
対してＧＷ装置２３のＭＡＣアドレスを最適経路情報電
文で返答する（ステップ５２）。
【００１９】端末装置２７は、最適経路情報電文５２２
を受信して（ステップ５３）、端末装置２８への電文５
２３をＧＷ装置２３に対して、Ｅｔｈｅｒｎｅｔフレー
ム４１における相手先のＭＡＣアドレス４１１をＧＷ装
置２３のＭＡＣアドレスに置換えて送信する（ステップ
５４）。ＧＷ装置２３はネットワーク１１への最適経路
を認識しているので、電文５２３の相手先がネットワー
ク１１、つまりＧＷ装置２３自身が直接接続しているネ
ットワーク１１でないので（ステップ５７のＮ）、更に
相手先のＩＰアドレスに対する最適経路のＭＡＣアドレ
スを有するＧＷ装置２１に該電文５２４を送信する（ス
テッ５５）。ＧＷ装置２１は電文５２４の相手先である
ＩＰアドレスを有するＧＷ装置２１であるので該電文５
２５を該当する端末装置２８に対して送信し（ステップ
５７のＹ）、端末装置２８は電文５２５を受信し、送達
確認応答を最適経路を逆にたどる経路で、発信元である
ＧＷ装置２１に送信する（ステップ５８）。端末装置２
７は該電文の送信完了を監視し（ステップ５６のＮ）、
送達確認電文が著しく遅れないで受信することによって
（ステップ５９のＮ）、電文送信完了を確認して（ステ
ップ５６のＹ）、終了する。送達応答電文が著しく遅れ
ているとき（ステップ５９のＹ）、再送信のためるステ
ップ５１に戻る。
を受信して（ステップ５３）、端末装置２８への電文５
２３をＧＷ装置２３に対して、Ｅｔｈｅｒｎｅｔフレー
ム４１における相手先のＭＡＣアドレス４１１をＧＷ装
置２３のＭＡＣアドレスに置換えて送信する（ステップ
５４）。ＧＷ装置２３はネットワーク１１への最適経路
を認識しているので、電文５２３の相手先がネットワー
ク１１、つまりＧＷ装置２３自身が直接接続しているネ
ットワーク１１でないので（ステップ５７のＮ）、更に
相手先のＩＰアドレスに対する最適経路のＭＡＣアドレ
スを有するＧＷ装置２１に該電文５２４を送信する（ス
テッ５５）。ＧＷ装置２１は電文５２４の相手先である
ＩＰアドレスを有するＧＷ装置２１であるので該電文５
２５を該当する端末装置２８に対して送信し（ステップ
５７のＹ）、端末装置２８は電文５２５を受信し、送達
確認応答を最適経路を逆にたどる経路で、発信元である
ＧＷ装置２１に送信する（ステップ５８）。端末装置２
７は該電文の送信完了を監視し（ステップ５６のＮ）、
送達確認電文が著しく遅れないで受信することによって
（ステップ５９のＮ）、電文送信完了を確認して（ステ
ップ５６のＹ）、終了する。送達応答電文が著しく遅れ
ているとき（ステップ５９のＹ）、再送信のためるステ
ップ５１に戻る。
【００２０】次に、最適経路に変化が生じた場合につい
て、図１を参照し、最適経路判定電文の送受経路を示す
図７を援用して説明する。前述の説明内容を引き継ぐ形
で説明を行う為、ネットワーク１３からネットワーク１
１へ到る最適経路がＧＷ装置２１，ＧＷ装置２３を経由
する経路から、何らかの要因によってネットワーク１２
とネットワーク１３間の電文が多発し、ＧＷ装置２３の
スループットが低下し、最適経路がＧＷ装置２４を経由
する経路に変化する場合を想定する。
て、図１を参照し、最適経路判定電文の送受経路を示す
図７を援用して説明する。前述の説明内容を引き継ぐ形
で説明を行う為、ネットワーク１３からネットワーク１
１へ到る最適経路がＧＷ装置２１，ＧＷ装置２３を経由
する経路から、何らかの要因によってネットワーク１２
とネットワーク１３間の電文が多発し、ＧＷ装置２３の
スループットが低下し、最適経路がＧＷ装置２４を経由
する経路に変化する場合を想定する。
【００２１】ＧＷ装置２３のスループットが低下し、Ｇ
Ｗ装置２１，ＧＷ装置２３を経由した経路が最適経路で
なくなると、図３で例示した、経路情報サーバ装置２６
に到着するネットワーク１１からの最適経路判定電文の
到着順序が変化し、ＧＷ装置２３からの最適経路判定電
文６３２よりＧＷ装置２４からの最適経路判定電文６３
１のほうが早く到着する。ここで経路情報サーバ装置２
６は、図２に示すステップに従って、ＧＷ装置２３のＭ
ＡＣアドレスに代えて、新たな最適経路として最適経路
判定電文の発信元ＭＡＣアドレス４１２、つまりＧＷ装
置２４のＭＡＣアドレス及びシーケンス番号を判定対象
ネットワークのネットワーク１１のＩＰアドレス４４１
と共に保持する。
Ｗ装置２１，ＧＷ装置２３を経由した経路が最適経路で
なくなると、図３で例示した、経路情報サーバ装置２６
に到着するネットワーク１１からの最適経路判定電文の
到着順序が変化し、ＧＷ装置２３からの最適経路判定電
文６３２よりＧＷ装置２４からの最適経路判定電文６３
１のほうが早く到着する。ここで経路情報サーバ装置２
６は、図２に示すステップに従って、ＧＷ装置２３のＭ
ＡＣアドレスに代えて、新たな最適経路として最適経路
判定電文の発信元ＭＡＣアドレス４１２、つまりＧＷ装
置２４のＭＡＣアドレス及びシーケンス番号を判定対象
ネットワークのネットワーク１１のＩＰアドレス４４１
と共に保持する。
【００２２】端末装置２７が、端末装置２８への電文送
信の必要が新たに生じた場合の最適経路情報確認や端末
装置２８へ電文を送信している最中の定期的な最適経路
情報確認などによって、経路情報サーバ装置２６に対し
て、端末装置２７が最初に電文を渡すべきＧＷ装置を問
い合わせる最適経路確認電文６３３に応答して、経路情
報サーバ装置２６は新たにＧＷ装置２４のＭＡＣアドレ
スを最適経路情報電文６３４で返答する。
信の必要が新たに生じた場合の最適経路情報確認や端末
装置２８へ電文を送信している最中の定期的な最適経路
情報確認などによって、経路情報サーバ装置２６に対し
て、端末装置２７が最初に電文を渡すべきＧＷ装置を問
い合わせる最適経路確認電文６３３に応答して、経路情
報サーバ装置２６は新たにＧＷ装置２４のＭＡＣアドレ
スを最適経路情報電文６３４で返答する。
【００２３】端末装置２７は該電文６３４に従って端末
装置２８への電文６３５をＧＷ装置２４に対して送信す
る事によって、最適経路の変化に対応して、電文送受が
行える。
装置２８への電文６３５をＧＷ装置２４に対して送信す
る事によって、最適経路の変化に対応して、電文送受が
行える。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、インターネットに於いて端末装置間の通信を到達時
間が最短となる最適経路を常時定期的に監視して選定
し、それを用いて電文送受を行う事ができる。
ば、インターネットに於いて端末装置間の通信を到達時
間が最短となる最適経路を常時定期的に監視して選定
し、それを用いて電文送受を行う事ができる。
【図１】この発明の一実施例の構成を示す図である。
【図２】図１の実施例の経路情報サーバ装置およびＧＷ
装置が最適経路情報を取得するステップを示す図であ
る。
装置が最適経路情報を取得するステップを示す図であ
る。
【図３】図２において、最適経路情報を取得する最適経
路判定電文の送受経路を説明する図である。
路判定電文の送受経路を説明する図である。
【図４】最適経路判定電文のフォーマットを例示する図
である。
である。
【図５】端末装置間の電文の送信ステップを示す図であ
る。
る。
【図６】図５における端末装置間の電文の送受を説明す
る図である。
る図である。
【図７】図１において、最適経路が変更されるとき、最
適経路判定電文の送受を説明する図である。
適経路判定電文の送受を説明する図である。
１ インターネット最適経路選定装置 １０ インターネット １１ ネットワーク １２ ネットワーク １３ ネットワーク ２１ ゲートウェイ装置 ２２ ゲートウェイ装置 ２３ ゲートウェイ装置 ２４ ゲートウェイ装置 ２５ 経路情報サーバ装置 ２６ 経路情報サーバ装置 ２７ 端末装置 ２８ 端末装置 ４４ 最適経路判定電文 ２２１ 最適経路情報保持手段 ２２２ 電文中継手段 ２２３ 最適経路判定手段 ２５１ 最適経路情報保持手段 ２５２ 最適経路判定電文送出 ２５３ 最適経路判定手段 ２５４ 経路情報応答手段 ２７１ 電文送受手段 ２７２ 経路情報問合せ手段 ４１１ 相手先ＭＡＣアドレス ４１２ 発信元ＭＡＣアドレス ４２１ 発信元ＩＰアドレス ４２２ 相手先ＩＰアドレス ４４１ 判定対象ネットワークのＩＰアドレス ４４２ シーケンス番号
Claims (4)
- 【請求項１】 一つ以上の端末装置，経路情報を保持す
る一つの経路情報サーバ装置，経路情報をそれぞれ保持
する複数のゲートウェイ装置を接続してなる複数のネッ
トワークを含み、前記ネットワークの間を一つ以上の前
記ゲートウェイ装置によって接続してなるインターネッ
トにおける発信元ネットワークの発信元端末装置から相
手先端末装置の相手先ネットワークに至る経路の内で最
短時間で電文を送達する最適経路を選定するインターネ
ット最適経路選定装置にあって、前記端末装置は、 電文を送信するとき、相手先のネットワークのＩＰアド
レスに至る最初に前記電文を中継するゲートウェイ装置
のＭＡＣアドレスを相手先ＭＡＣアドレスにして、前記
電文を送信あるいは受信する電文送受手段と、 前記電文に付加する前記相手先のネットワークのＩＰア
ドレスと最適経路の最初に中継するゲートウェイ装置の
ＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を経路情報サーバ
装置に問合せて取得する経路情報問合せ手段と、を具備
し、 前記経路情報サーバ装置は、 最適経路の判定対象ネットワークのＩＰアドレスと前記
ＩＰアドレスに至る最適経路の最初に中継するゲートウ
ェイ装置のＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を保持
する最適経路情報保持手段と、 前記経路情報サーバ装置自身が接続するネットワークの
全ゲートウェイ装置に対して、最適経路を判定する判定
対象ネットワークのＩＰアドレスとシーケンス番号を含
む最適経路判定電文をブロードキャストする最適経路判
定電文送出手段と、 前記経路情報サーバ装置自身が接続するネットワークに
接続するゲートウェイ装置から最適経路判定電文を受信
するとき、前記最適経路判定電文の判定対象ネットワー
クのＩＰアドレスとシーケンス番号が同一で、かつ最も
早い到着の最適経路判定電文の発信元を最適経路の最初
に中継する送信先ゲートウェイ装置のＭＡＣアドレスと
判定する最適経路判定手段と、 端末装置の経路情報問合せに対して、前記最適経路情報
を前記端末装置に応答する経路情報応答手段と、を具備
し、 前記ゲートウェイ装置は、 最適経路判定電文の判定対象ネットワークのＩＰアドレ
スを相手先ネットワークのＩＰアドレスとして、前記Ｉ
Ｐアドレスに至る最適経路の最初に中継するゲートウェ
イ装置のＭＡＣアドレスとを含む最適経路情報を保持す
る最適経路情報保持手段と、 前記ゲートウェイ装置自身が電文を受信したとき、前記
最適経路情報に基づいて、前記電文の相手先のＭＡＣア
ドレスを前記ＩＰアドレスに対する最初に中継するゲー
トウェイ装置のＭＡＣアドレスに、前記電文の発信元を
自身のＭＡＣアドレスにそれぞれ置換えて前記電文を送
信し、あるいは前記ゲートウェイ装置自身が接続する一
方のネットワークから最適経路判定電文を受信したと
き、最も早い到着の最適経路判定電文の発信元を自身の
ＭＡＣアドレスに置換え、かつ自身が接続する他方のネ
ットワークの全ゲートウェイ装置に対して前記最適経路
判定電文をブロードキャストし、最も早く到着した最適
経路判定電文以外を破棄する電文中継手段と、 前記最適経路判定電文の判定対象ネットワークのＩＰア
ドレスおよびシーケンス番号が同一で、かつ最も早い到
着の最適経路判定電文の発信元ＭＡＣアドレスを最適経
路の最初に中継するゲートウェイ装置のＭＡＣアドレス
と判定し、前記判定対象ネットワークのＩＰアドレスを
相手先とし、前記ＭＡＣアドレスを前記判定対象ネット
ワークのＩＰアドレスに至る相手先ＭＡＣアドレスとす
る最適経路情報を前記保持手段に保持させる最適経路判
定手段と、 を具備することを特徴とするインターネット最適経路選
定装置。 - 【請求項２】 前記最適経路情報は、 電文の相手先の端末装置が接続する判定対象ネットワー
クのＩＰアドレスと、 前記ＩＰアドレスに対して前記電文を送信するとき、最
適経路の最初に中継するゲートウェイ装置のＭＡＣアド
レスと、 経路情報サーバ装置が前記最適経路判定電文のブロード
キャスト毎に付加するシーケンス番号と、 を含むことを特徴とする請求項１記載のインターネット
最適経路情報装置。 - 【請求項３】 前記最適経路判定電文は、 前記経路情報サーバ装置が一連のシーケンス番号を付加
して一定時間毎にブロードキャストすることを特徴とす
る請求項１記載のインターネット最適経路選定装置。 - 【請求項４】 一つ以上の端末装置，経路情報を保持す
る一つの経路情報サーバ装置，経路情報をそれぞれ保持
する複数のゲートウェイ装置を接続してなる複数のネッ
トワークを含み、前記ネットワークの間を一つ以上の前
記ゲートウェイ装置によって接続してなるインターネッ
トにおける発信元ネットワークの発信元端末装置から相
手先端末装置の相手先ネットワークに至る経路の内で最
短時間で電文を送達する最適経路を選定するインターネ
ット最適経路選定装置の経路選定方法は、 前記経路情報サーバ装置から判定対象ネットワークのＩ
Ｐアドレスに対して最適経路判定電文を前記経路情報サ
ーバ装置自身が接続するネットワークの全てのゲートウ
ェイ装置に対してブロードキャストするステップと、 前記ゲートウェイ装置および前記経路情報サーバ装置が
前記最適経路判定電文を受信するステップと、 前記ゲートウェイ装置および経路情報サーバ装置が前記
最適経路判定電文を受信したとき、前記最適経路判定電
文の判定対象ネットワークのＩＰアドレスを既に保持し
ているか否かを判定するステップと、 前記ゲートウェイ装置および経路情報サーバ装置が前記
判定対象ネットワークのＩＰアドレスを保持していると
き、前記最適経路判定電文のシーケンス番号と既に保持
している経路情報のシーケンス番号を比較するステップ
と、 前記比較の結果、前記最適経路判定電文のシーケンス番
号が前記保持している経路情報のシーケンス番号より大
きいとき、あるいは前記ゲートウェイ装置および経路情
報サーバ装置が前記判定対象ネットワークのＩＰアドレ
スを保持していないとき、前記最適経路判定電文に含ま
れる判定対象ネットワークのＩＰアドレス，シーケンス
番号および発信元ＭＡＣアドレスを最適経路情報とし
て、既に保持している最適経路情報を更新するステップ
と、 前記比較の結果、前記シーケンス番号が保持している経
路情報のシーケンス番号より小さいかあるいは等しいと
き、既に保持している最適経路情報をそのまま保持する
ステップと、 前記最適経路判定電文を受信した装置自身がゲートウェ
イ装置であるかあるいは経路情報サーバ装置であるかを
判定するステップと、 前記判定の結果の基づいて、前記装置自身が経路情報サ
ーバ装置であるとき、前記経路情報サーバ装置自身の最
適経路情報更新動作を終了するステップと、 前記判定の結果に基づいて、前記装置自身がゲートウェ
イ装置であるとき、前記ゲートウェイ装置に前記最適経
路判定電文の受信側ネットワークの別側のネットワーク
の全ゲートウェイ装置および経路情報サーバ装置に対し
て前記最適経路判定電文の発信元ＭＡＣアドレスを自身
のＭＡＣアドレスで置換えてブロードキャストするステ
ップと、 を含むことを特徴とするインターネット最適経路選定装
置の経路選定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6324575A JP2582538B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | インターネット最適経路選定装置および経路選定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6324575A JP2582538B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | インターネット最適経路選定装置および経路選定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08181718A JPH08181718A (ja) | 1996-07-12 |
| JP2582538B2 true JP2582538B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=18167352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6324575A Expired - Fee Related JP2582538B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | インターネット最適経路選定装置および経路選定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2582538B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2327317B (en) | 1997-07-11 | 2002-02-13 | Ericsson Telefon Ab L M | Access control and resourse reservation in a communications network |
| JP4051794B2 (ja) | 1999-01-13 | 2008-02-27 | 富士通株式会社 | 音声ゲートウェイ装置およびその方路選択方法 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6324575A patent/JP2582538B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08181718A (ja) | 1996-07-12 |
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